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【アクセンチュア】アクセンチュアがオープンイノベーションの新組織、「企業・組織・業界をまたいだ協業を促す」

アクセンチュアは2015年12月10日、オープンイノベーションを支援する組織「アクセンチュア・オープンイノベーション・イニシアチブ」を設立した。大企業とベンチャー企業、教育・研究機関、自治体や地域社会など、様々な組織つなぐ橋渡し役を担う。例えば、優れた技術を持つベンチャー企業を大企業に紹介したり、課題を抱える自治体に対し、課題の解決策を有する企業を紹介したりする。

　「デジタル化が進展し、単なる“モノの販売”から“顧客体験の提供”に企業競争の主戦場が移り始めた。新たな顧客体験を創出するには、企業・組織・業界をまたいだ、オープンな協業が必要だ。そのためのエコシステムを当社が提供する」。アクセンチュア・オープンイノベーション・イニシアチブを統括する立花良範執行役員（写真）はこう話す。

　アクセンチュア・オープンイノベーション・イニシアチブは、同社の様々な事業部に所属する人材を集めたバーチャル組織。大企業向け「カタリスト・ユニット」、ベンチャー企業向けの「サーチライト・ユニット」、政府や自治体など向けの「ソーシャルシフト・ユニット」から成る。これら三つのユニットが案件の特性に応じて連携して動く。

　カタリスト・ユニットは、大企業に対してイノベーション組織の設立支援や新規事業の立ち上げ支援などを行う。サーチライト・ユニットは、ベンチャー企業向けに、ビジネスを拡大させるための支援を実施。ソーシャルシフト・ユニットは、地域社会の課題を洗い出し、デジタル活用による解決策を自治体などに提示する。各ユニットは常時3件ほどの継続的案件に取り組む見込み。そこから派生する個別プロジェクトを既存の事業部が受け持つ体制になるという。

2015年 12月10日
IT　pro

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