アビーム　コンサルティング、約１週間で企業価値・事業価値を評価

【リリース・サービス業】アビーム　コンサルティング、約１週間で企業価値、事業価値を
簡易評価する「１ｗｅｅｋバリュエーション」サービスを開始

大手コンサルティング会社のアビーム　コンサルティング（以下：アビーム　コンサルティング、本社：東京都千代田区、代表取締役社長：西岡一正、旧デロイト　トーマツ　コンサルティング／ブラクストン）は、約１週間で企業価値、事業価値、株主価値等を簡易評価する「１ｗｅｅｋバリュエーション（注１）」サービスを本日より開始します。

【背景】
「バリュエーション」とは、企業価値／事業価値／株主価値等の価値を算定することです。企業買収や営業権譲渡等のＭ＆Ａの際の売買価格は、アビーム　コンサルティングをはじめ、さまざまなコンサルティング会社、証券会社、監査法人など第三者によるバリュエーションに基づき、当事者間で決定されます。バリュエーションは、株主をはじめとした多くのステークホルダーの利害に係わるものであり、数値の妥当性など詳細な検討も含め、１件の評価には１ヵ月以上の期間を要することが多いのが現状です。
しかし、昨今事業環境の急速な変化に対応するために、多くの企業で事業の統廃合、新規事業の創出など再編を加速しており、精緻な金額である必要はないが、売却対象となる企業・事業の売買概算値を手早く算定したいという要望が増えてきています。

【「１ｗｅｅｋバリュエーション」サービスについて】
「１ｗｅｅｋバリュエーション」サービスは、財務情報や将来の事業計画、競合他社の情報等をもとに、約１週間で企業価値を算定するものです。通常のバリュエーションより簡便なものですが、２つの算定方法（ディスカウントキャッシュフロー法および類似会社比準法）を用い、割引率（ＷＡＣＣ：Ｗｅｉｇｈｔｅｄ　Ａｖｅｒａｇｅ　Ｃｏｓｔ　ｏｆ　Ｃａｐｉｔａｌ）を対象企業ごとに評価するなど、信頼性の高いバリュエーションを実施します。事業ポートフォリオの再編を検討している企業、また、株主価値の向上を目指す企業のニーズに応え、単に数値的な価値評価だけでなく、その企業の内包している課題、株主価値を向上させるための諸策について、財務コンサルタントおよび戦略コンサルタントのアドバイスを加えてフィードバックする点も大きな特長です。サービス価格は、評価対象１件あたり、１００万円からとなります。

アビームコンサルティングは、株主価値向上を目指す中小企業や、グループ内企業の企業／事業／株式の概算値を知りたい企業、不良債権処理の一環として多数の企業の価値を算定したい地銀等を対象に、今後１年間で１００社程度へのサービスの提供を見込んでいます。

【本サービスの流れ】
依頼企業には、アビームコンサルティングよりお送りする申込書及び基本情報記入フォーム（売上高、営業利益等）に記入・捺印の上、過去３年分の財務諸表とあわせてご返送いただきます。企業評価を専門とするコンサルタントが１週間程度で２０〜３０ページの報告書を作成し、依頼主に送付します。

なお、アビーム　コンサルティングでは、企業の要望に応じて本サービスに加え、通常のバリュエーション、デュー・ディリジェンス（企業／事業精査）、企業／事業再編スキームの策定、企業／事業再編実施支援（ＰＭＯ：　Ｐｒｏｊｅｃｔ　Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ　Ｏｆｆｉｃｅ）等のサービスを提供しています。本サービスの責任者である戦略＆ファイナンス事業部長である岡俊子は「自分の会社の価値の源泉がどこにあるのか、自分の会社の価値は果たしていくらなのかを認識しておられる経営者は意外と少ないのではないでしょうか。企業価値を向上させるための第一歩は、自分の会社の価値を正しく認識することだと思います。」と申しております。

（注１）本サービスは簡易算定ですので、企業／事業／株式等売買時の正式な評価算定書としてはご使用いただけません

アビーム　コンサルティング株式会社
（旧デロイト　トーマツ　コンサルティング／ブラクストン）について
アビーム　コンサルティングは、アジア、北米を中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームです。戦略、ＢＰＲ、ＩＴ、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約２０００名のコンサルタントを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、公共などの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供しています。年間連結売上高（２００３年５月期）は３０５億円。

問い合わせ先
アビーム　コンサルティング株式会社　　戦略＆ファイナンス事業部　岡　俊子
ＴＥＬ：０３−５５１２−６２００（部門代表）　Ｅ−ｍａｉｌ：ｃｆｓ．ｖａｌｕａｔｉｏｎ＠ａｂｅａｍ．ｃｏｍ

2004年 6月7日
日刊工業新聞

アビームコンサルティング
1981年4月に等松・青木監査法人（現有限責任監査法人トーマツ）マネジメントサービス部門より独立、等松・トウシュロスコンサルティングとして設立された。その後、2003年に監査法人トーマツと資本関係を解消、デロイト トウシュ トーマツからも脱退し、同時にデロイトコンサルティンググループから離脱した台湾オフィスと共同で独立したコンサルティングファームを形成する。外資系コンサルティングファームとは異なり、意思決定は全て日本で行い、日本特有の文化・慣習を熟知したコンサルティングファームとして、多くの日本企業の経営改革や海外進出をサポート。特にアジア圏におけるグローバル戦略において、幅広い実績を挙げている。

アビームコンサルティングについて

コンサルティング業界の最新ニュースをお伝えします。最先端の業界で何がどう動いているのかをWatchすることで、広くビジネス界全体の今後の動きを展望することができるはずです。