アビーム　コンサルティング、上海浦東ソフトウェアパークに新拠点

アビーム　コンサルティング株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：西岡一正、以下：アビーム　コンサルティング）は、ソフトウェアの設計と開発、ＥＲＰ（統合基幹業務システム）のアプリケーションマネジメントのための新拠点を、中国・上海浦東（プードン）に開設し、２００５年２月１日から本格稼動します。当社が独自のオフショア（海外）開発およびアウトソーシング受託拠点を海外に開設するのは初めてで、中国などアジアへ進出する日本企業向けのコンサルティング事業及びアウトソーシング事業の拡大を目指します。今回のセンター新設に伴い、当社上海事務所も同拠点に移転しました。

＜背景＞
アビーム　コンサルティングは、アジア発のコンサルティング会社として、日本・台湾・上海をベースに企業の経営戦略の策定から、製造・販売・ロジスティクス等の改革およびこれらを支えるＩＴ基盤の構築、運用・サポートまでトータルで支援するべくサービスの拡充を図ってきましたが、中国進出を目指す日本企業からのコンサルティングおよびシステム開発のアウトソーシング需要の高まりを受け、より本格的な受託拠点の開設に至りました。

＜アビーム・グローバル・ディベロップメント・センターの開設について＞「アビーム・グローバル・ディベロップメント・センター（以下、アビームＧＤＣ）」が開設された地域は、“浦東ソフトウェアパーク（ＳＰＳＰ）”と呼ばれる中国政府が進めるソフトウェア産業の集積基地です。敷地面積は１５万平方メートルにおよび、上海浦東国際空港に近接するなど利便性が高く、国内外のソフトウェア企業が数多く入居しています。
今回稼動するアビームＧＤＣは、主に日本企業のシステム開発業務とアプリケーションマネジメントを受託する際のサポート拠点となります。具体的には、顧客企業のプロジェクトに必要な新規アプリケーション及び既存システムの設計・開発などを行います。アプリケーションマネジメントについては、ＥＲＰ導入後のアプリケーションの障害対応、モディフィケーション（変更）、アップグレードなど、システム運用上発生するあらゆる対応を行います。
これに加え、日本語・英語・中国語の３言語で、ＥＲＰシステムの高度な技術的問題の解決を図るヘルプデスクとしても機能します。
アビームＧＤＣでは、２００５年末までに従業員数を１５０名以上にする予定です。

アビームＧＤＣの設立について、アビーム　コンサルティングの中国事業の責任者であるジョン・マードック（アビーム上海有限公司　総経理）は、「当社は今回の中国でのオフショアビジネス拠点開設に大きな期待を抱いています。中国の技術者は高いスキルを持っていますので、地理的に日本に近い点や日本語で対応できる点なども考え併せると、日本企業にとって大変魅力的なサービスを提供できると確信しています。近年の欧米諸国でのオフショア開発のニーズの高まりには目を見張るものがありますが、当社のＧＤＣセンター開設で、日本企業の間でも同様のニーズが今後すぐに高まっていくものと考えています」とコメントしています。

2005年 11月2日
Yahoo News

アビームコンサルティング
1981年4月に等松・青木監査法人（現有限責任監査法人トーマツ）マネジメントサービス部門より独立、等松・トウシュロスコンサルティングとして設立された。その後、2003年に監査法人トーマツと資本関係を解消、デロイト トウシュ トーマツからも脱退し、同時にデロイトコンサルティンググループから離脱した台湾オフィスと共同で独立したコンサルティングファームを形成する。外資系コンサルティングファームとは異なり、意思決定は全て日本で行い、日本特有の文化・慣習を熟知したコンサルティングファームとして、多くの日本企業の経営改革や海外進出をサポート。特にアジア圏におけるグローバル戦略において、幅広い実績を挙げている。

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