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2010-08-12 - インタビュー

神川貴実彦 ムービン・ストラテジック・キャリア代表取締役

神川貴実彦 ムービン・ストラテジック・キャリア代表取締役

神川貴実彦 ムービン・ストラテジック・キャリア代表取締役

徹底したカウンセリングで
面接の通過率を高める

景気回復が期待された2010年。求人意欲が徐々に回復する中、順調に業績を伸ばす人材紹介会社と低迷したままの会社に二極化しつつある。こうし た状況の中で、コンサルティング業界に特化した人材紹介で強みを発揮しているのがムービン・ストラテジック・キャリアだ。業界の採用需要と同社のコンサル ティング方針について神川貴実彦代表に聞いた。


景気回復が期待された今年も下半期に入りましたが、
コンサルティング業界の採用需要はどうなっていますか。


好 況でも不況でも、コンサルティングファームには、何がしかの仕事があります。好況期には、M&A、新事業をやろうといった前向きな話があり、不況期には、 コスト・カットや事業改善というテーマで受注することができますから、他の産業に比べると採用需要の変動もなだらかになります。

とはい え、やはりリーマン・ショックの影響は大きく、2009年はそれ以前に比べると大きく落ち込みました。今年も年初の立ち上がりが悪く心配したのですが、春 以降、採用需要は回復してきて、盛り上がってきました。まだ、すべてを取り戻すところまではいかないでしょうが、下半期、さらに来年に向けて期待できる状 況です。

戦略系、IT系、会計系、組織人事系といった
コンサルティング分野ごとの違いはありますか。


特 定の分野に偏っていることはなく、全体的に採用は良くなっていますね。もともと人の出入りが激しい業界ですので、この一年間、採用を絞っていたコンサル ティングファームでは、コンサルタント数が純減しています。ここに来て、コンサルティングの受注が増えてきたために、必要な人材が不足する状況になってき ています。

しかし、2007年頃までは業界未経験者でも採用されることもあったのですが、現状はコンサルティング業界経験者が優先で、次 に、コンサルティング業界と近い領域で仕事をしている人材が採用されているレベルですので、本格的な回復とはいえません。事業会社が新しい投資を始める段 階ではないと思いますが、業績の回復とともにコンサルティングファームの受注も増えてくるため、今後、人材の不足感が出てくるのは間違いありません。

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