クラウドエンジニア

クラウドビジネスの現状

クラウドサービスのビジネスシーンへの浸透が進んでいる。
特に、iPhone、Androidスマートフォンの普及や、「evernote」、「Dropbox」といったクラウドサービスの一般化により、ITリテラシーの高いエンジニアやIT技術を積極的に取り入れようとするビジネスパーソンだけでなく、一般ユーザーの利用が進んでおり、未知から既知の技術に変わりつつあることが、クラウドビジネスを推進している。
これまで確かな技術を持った大手Sierやソフトウェアベンダーの専売特許であったのだが、技術基盤が安定してきたこともあり、クラウドビジネスを手がける企業も増えてきている。今後もクラウドビジネスの拡大は見込めることであろう。

クラウドエンジニアの魅力と求められる能力

クラウドエンジニアの最大の魅力は、いままでにないビジネスを構築することにある。 これまでクラウドの魅力は、サーバやネットワークといったIT 機器や、システムを運営・管理する人件費のコストカットといった会計上の資産から費用に移すことによる財務上のメリットが注目されてきた。 そのため、ITの技術だけでなく、クラウド化を行うにあたってのビジネス知識が必要とされ、ITとビジネスの融合がクラウドのひとつの特徴であったかと思う。 しかし、今後はこれまで実現することの難しかったビジネスや新しいサービスを企画する企画力が求められている。 コストセンターからの脱却だけでなく、プロフィットセンターになりつつあることが魅力であり、そのための技術力だけでなく企画力が求められる。

クラウドエンジニアの転職市場

クラウド市場が隆盛するのに合わせて、クラウドエンジニアの需要も高まっている。
ただ、これまで通りの開発スキル一辺倒だけではなく、技術に疎い人物への説明能力などのコミュニケーション能力や、これまでにないビジネスを構築する企画力を持ったエンジニアが必要とされている。
しかし、実際に企画などを行ったことのあるエンジニアは限られており、ビジネス経験を問うのではなく、素養もしくは意欲が重視されているのが特徴である。
現在の状況を有意義に活用して、開発スキルだけでなく、その他の領域まで手を広げようとする積極性のあるエンジニアが重要視されている。





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