コンサルティングファームから事業会社への転職では残念ながら失敗もあります。入社間もないタイミングでご登録いただく方、短期でコンサルティングファームに出戻りする方は少なからずいらっしゃいます。
失敗の定義は難しいですが、ここでは短期で離職してしまった事例を失敗とします。以下、皆さんが失敗しないようにいくつか失敗事例を記載させていただきます。

これはよくある話です。日系企業はジョブディスクリプションがない場合が多いので職務内容は口頭で聞くだけの場合が多いです。入社前にオファー面談を実施するなどして、極力仕事内容についてのディスカッションを行い、齟齬がないようにすることが重要です。
一方で会社の状況が変われば、面接時に聞いていたことと違う業務内容を任せられることはあります。それは転職時に限らず、同じ会社に勤めていたとしてもあり得ることです。したがって、時間が経てば変化することはあることは想定したうえでそれでもその会社に入社したいと思えるかどうかが重要なポイントです。転職活動時は盛り上がって近視眼的になりがちですが、一方で冷静に判断する目も持っておくことが重要なので同僚やエージェント、など第三者に意見をもらうこともしてみましょう。

これもよくある話です。特に新卒でコンサルティングファームに入社し、事業会社経験がない方にありがちです。事業会社では良くも悪くも、論理的に正しいこと、頭が良いことが正義とは限りません。コンサルティングファームのように短期間で成果を上げる方、上昇志向がある方ばかりが在籍しているわけではありません。そうした環境である事はしっかり理解して入社することが重要です。似たような人、自分と気が合う人とだけ付き合うのではなく、日ごろから多様な人間関係を作っておける方がフィットすると思います。
会社選びの判断も重要です。コンサルティングファーム出身者が活躍している会社や環境であればコンサルティングファーム的な仕事の進め方やコミュニケーションが浸透している確率が高いです。また、コンサル出身の相談できる同僚や上司がいれば心強いです。一方で、全くコンサル出身者がいない環境に行くのであれば自分自身がゼロから仕事を始める覚悟で行く必要があるでしょう。

コンサルティングファームはプロジェクトを期限内に完了することにコミットし、終わったらすぐ次のプロジェクトに入るの繰り返しです。新しい知識を入れる時間も必要だし、常にスピードをもって業務にあたります。
事業会社に入社して定時で仕事が終わる、似たような仕事を毎日行う、ということを繰り返すとヒマなことに違和感を覚え、それがストレスになる方もいます。ワークライフバランスを整えたい、といって事業会社に入社したのに逆に体調を崩してしまう方などもたまにいます。実際に感じてみないとわからないことではありますが、ヒマな生活が向いていない方は刺激的な環境を求めてコンサルティングファームに戻ることがあります。

いかがでしたでしょうか？
コンサルティングファームに長くいると一度は事業会社に行ってみたいという思いは誰しも抱くものだと思います。
事業会社に入社することでやはり自分はコンサルタントが向いていたんだと再認識するのも1つだと思いますが、確認できる点は確認したほうがよいです。

弊社ではコンサルタントの方の転職支援を常に行っておりますので実際の転職成功事例、失敗事例は具体例をもってご紹介可能です。
今の会社から転職しようかなと思ったらまずはお気軽にご相談ください。

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