コンサルからの転職 その転職先・キャリアは?
コンサルタントの方が転職する際に、知っておくこととしてどんなことがあるのでしょうか。
中途採用において国内、外資含め多くの事業会社、ベンチャー企業ではコンサルタントを積極的に採用しようという動きは前から盛んであり、さらにはPEファンド、投資銀行でも優秀人材の確保のためコンサルタント経験者(特に戦略コンサルタント・FAS系のコンサルタント)を求めています。
またコンサルティングファームも例外ではなく、コンサル経験者=即戦力として、条件面でも各社ランクアップ・昇進確約や給与アップでコンサルtoコンサルの採用を積極化しています。
このようにコンサルタントを求める企業が多く、引く手あまたの状態となっていますが、だからこそ転職先選び、転職活動の進め方に注意しなくてはいけません。
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バックグラウンドにあわせた転職情報
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バックグラウンドにあわせた転職情報
十数年前、コンサルタント後は実はそれほどオポチュニティーがあったわけではありません。
多くの場合、外資系メーカーなどのマーケティングマネージャーやITマネージャー、たまにお客さんのオーナーに気に入られて社長補佐、色々転職活動はしたけれど結局は同業他社などといったところが多かったようです。外資系の事業会社に移って実績を出し、役員・社長…というのが上手く行ったケースで、そうでない場合はオーナーと喧嘩別れをしたり、独立したものの上手く行かずにまたコンサル業界に戻ってくる人も多かったです。
しかし、近年ではそのキャリアも変化が現れ、未公開ベンチャーや店頭・マザーズ上場企業に役員で迎えられ、ストックオプションで結果的に数億を手に入れたり、大企業のグループ会社の役員として引っ張られる。プライベートエクイティーファンドで投資家の道に進む方もいれば、ファンドの投資先の経営者として企業再生に辣腕を振るう方。起業しても、以前は失敗するケースが多かったのが、うまく行く確率も徐々に上がってきているようです。
その理由としては、
などがあるかと思われます。つまりは、"コンサルタントである必要はないが、コンサルタントに象徴される思考法やワークスタイルからは多く学べることがある"ということでしょう。 近年では大手コンサルティングファームのパートナー経験者が独立して立ち上げたコンサルティングファームも数多くありますし、コンサルティングファーム出身の経営者(ベンチャー・上場企業含め)もかなり出てきており、多様なポストコンサルマーケットができつつあります。
転職先としては以下のような会社があります。(代表例のみ掲載しています)
1.PEファンド
2.投資銀行
3.日系大手企業
4.外資系企業
5.ミドル企業
6.ベンチャー企業
7.他コンサルティングファーム
カーライル、KKRなどといったPEファンドは戦略系コンサルタントにとって人気のある会社の1つです。これまでのコンサルティングスキルを基に投資先でのバリューアップを行うことが主な業務ですが、コンサルティングファームよりも、より深く企業に入り込むことが出来ること、ある程度長期間で企業経営に携われること、Exitなど目に見える結果があること、などが人気の理由となっています。また投資先企業が成長して、業績が上がればキャリーボーナスも支給されるため、報酬面も大きな魅力の一つとなっています。
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転職事例
戦略系コンサルティングファーム(シニアコンサルタント 28歳)
→日系PEファンド マネージャー
年収1200万円
新卒の頃から将来的にPEファンドでのキャリア形成をご志向されていた方で、英語力が弱かったために投資銀行での縁が無かったものの戦略コンサルティングでの経験を積まれてきた方です。
戦略コンサルでは事業評価などのプロジェクトにも積極的にアサインしてもらい、キャリアを積まれてきました。転職をされた時期はPEファンドのマーケットは冷え気味の状態でしたが、戦略コンサルのご経験が非常に評価され、実質的には職位を上げる形で入社となりました。中長期的にキャリア形成を考えて行動を取られていたことが功を奏した転職事例となります。
FAS系コンサルティングファーム(マネージャー 35歳)
→日系PEファンド マネージャー
年収1300万円
転職意識はあまり高くない方でしたが、弊社で積極募集をお願いされた日系PEファンドでの案件に情報をご紹介差し上げたところ、日本を再生していくという社会的意義を強く感じられ、ご興味をもたれて応募された方になります。
やはり積極採用であったため正直ハードルが下がっていた、ということもあり、すんなり面接を通過していき、オファーまで至りました。うまく採用の波に乗って内定まで至ったいい例になります。
ゴールドマンサックス、モルガンスタンレーなどといった外資系投資銀行では、コンサルティングファーム以上の給与水準が期待できること、M&A支援などに携われる点において人気があります。ある程度シニアなコンサルタントより、20代若手のポテンシャル人材を好む傾向にあります。また、投資銀行の採用は少数であり、ポジションがオープンになってもすぐに埋まってしまうことがほとんどです。転職エージェントと密に連絡をとりチャンスを逃さないようにした方がいいでしょう。
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転職事例
戦略系コンサルティングファーム(コンサルタント 26歳)
→外資投資銀行 アナリスト
年収1000万円
新卒時に投資銀行へのキャリアが歩みたかったものの、縁がなく、戦略コンサルティングファームでの勤務を行われてきた方です。投資銀行のマーケットはあまり活況を呈していない状況ではありましたが、得意の英語力を生かしてどうにか入り込みたい、というご希望があり、4社の選考に挑みました。
面接に進んだのは1社のみでしたが、無事難関の面接をクリアし、内定を勝ち取りました。
国内大手事業会社でもポストコンサルタントのポジションは多くあります。皆さんが思い浮かべやすいのは自動車、商社、ヘルスケアなどの業界における経営企画職ではないでしょうか。最近はDX化を課題に上げる会社が多い為、DX推進部、デジタル戦略室など業務・IT・デジタルに強いコンサルタントの方のニーズが増えてきています。なかにはコンサル時代にクライアントとして入っていたところから声を掛けてもらい転職する例もあったりします。資本力の大きな組織で大きな仕事を推進できる、落ち着いて仕事に取り組める、ワークライフバランスを整えながら仕事ができる点などが魅力です。
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転職事例
シンクタンク(シニアマネージャー 35歳)
→大手情報通信企業 商品企画 マネージャー
年収1000万円
シンクタンク系のコンサルティングファームにおいて情報・IT分野における戦略策定等のプロジェクトでご活躍されていました。
ご年齢的な面から今後は事業会社で自らサービスを作り出して世の中に発信していきたいという考えをお持ちでした。
その考えを実現すべく、事業会社を幅広く検討、積極採用中だった大手事業会社におけるITを活用したBtoCの商品・サービスを企画するポジションに転職されました。
総合系ファーム(シニアコンサルタント 30歳)
→大手Sier 経営企画
年収800万円
新卒でコンサルティングファームに入り、転職当時は日系企業の新興国進出支援を中心に活躍されていました。
自分の考えたプロジェクトを主体者として実行したいというお考えから事業会社の企画系ポジションを探されるという典型的なポストコンサル転職の事例です。
特定の業界や職種に対する思い入れがなく、コンサルティングファームでの経験しかなかったため、当初は面接においても苦戦されましたが、社長直下で新たにプロジェクトを走らせるというコンサル出身者向きのポジションにおいて社長と意気投合し、ご入社されました。
外資系企業は昔からコンサルタントの転職先としてメジャーなキャリアパスとなっています。一例ですがAmazon、P&G、ディズニー、マクドナルド、MSD、ノバルティスなどグローバルでも業界を代表する顔ぶれの企業が挙げられます。職種としてはマーケティングや経営企画、営業推進、社内コンサルなどの募集が多いです。外資系コンサルの方にとってはカルチャーとしても馴染みやすい環境です。また、日系の大企業に比べると高年収、ワークライフバランスの充実、英語を使う頻度が多いなどが魅力な点になります。
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転職事例
戦略コンサル→FAS系コンサル(マネージャー39歳)
→外資IT企業 セールスプランニング
年収1500万円
新卒でクレジットカード大手に入社され、営業・マーケなど広くご経験された後、MBAを取得され戦略コンサルで3年弱経験され、FASファームで事業再生のコンサルティングに2年従事されていた方です。お得意の英語が活きる会社で、コンサルスキルを活かせる案件にて、金融業界を中心に活動を開始されましたが活動には苦戦されていました。あまり志望は高くない外資IT企業に試しに面接に行ったところ印象が非常に良く、給与もアップとなったため、ご転職を決意されました。
業務系コンサルティングファーム(コンサルタント 25歳)
→外資消費財 アシスタントブランドマネージャー
年収550万円
新卒ではコンサルティングファームでの勤務のみを志向されて活動を行われた方ですが、業務を行なっていくうちに消費財のマーケティング職への興味が高まり、大手外資消費財の英語のできるポテンシャル採用のポジションにおいて無事オファーを獲得されました。一点突破の選考となりましたが、弊社からのアドバイスをもとに難関の面接をくぐり抜けていきました。
業務IT系コンサルティングファーム(シニアコンサルタント 30歳)
→外資医療機器企業 マーケティング
年収750万円
新卒で業務IT系コンサルティングファームへ入社され、5年という方でした。
大学を海外で経験されたため、得意の英語を活かせるポジションにて転職をお考えでした。日系大手製造業や日系WEB企業などにチャレンジされましたが残念ながらご縁が無かった際に、たまたま出てきた外資系医療機器メーカーでのマーケティングポジションで無事オファーとなりました。このポジションは基本的に医療機器でのマーケティングのご経験が無ければ難しいポジションだったのですが、弊社からの強い推薦により選考に乗ることができ、ほぼポテンシャル採用という形でオファーとなりました。
売上100~1000億前後の事業会社に転職する流れは増えてきています。例えばオーナー企業や地域NO1の会社などです。ミドル企業の魅力は全社的な視点で裁量をもって仕事をすることができる、コンサルタントとしてのスキルが重宝される、早く成果を出すことで早期に役員を目指せるなどがあります。有名コンサルティングファームに在籍したことがある人は会社のブランド力や知名度よりも何ができるのか、面白い仕事ができるかを重視する方も多いため、転職先として選ばれます。早く成果を残せる点はプロ経営者を目指したい方にとって魅力的なキャリアです。
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転職事例
外資系戦略ファーム(シニアコンサルタント 29歳)
→中堅製薬メーカー マーケティング
年収1400万円
新卒で外資系戦略ファームに入社し、リーダーまで勤められました。
30歳を迎えるにあたり、事業会社で長く責任を持って働ける機会を求めて転職活動をされていました。製薬業界の経験はありませんでしたが元々興味のある業界だったこと、日本ではまだ規模が小さい会社だったため、今後の成長性とご自身の裁量が大きいことからご入社を決められました。
FAS系コンサルティングファーム(シニアアソシエイト 31歳)
→日系WEB企業 M&Aポジション
年収800万円
新卒で大手監査法人に入所された後、FAS系のコンサルティングファームへ転籍となり、M&Aのアドバイザリーに関わられていました。日本発で海外を目指すような事業に関われる会社、ということで日系WEB系企業を中心に日系製造業なども広く応募され、最終的には大手WEB企業のM&Aポジションに入社されました。
ベンチャー企業への転職も年々増えている傾向にあります。 DeNA、リクルート、楽天などをはじめとするメガベンチャーだけでなく、上場前後の会社や立ち上げ間もない会社までコンサルタント出身者は多様なベンチャー企業で活躍しています。ポジションも経営企画、新規事業責任者、マーケティング、管理部長まで様々です。自分の仕事が会社の成長に直結するという点は実業をやりたかったコンサルタントの方にとって魅力的な環境になります。IPOにおけるストックオプションも魅力の一つです。
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転職事例
国内戦略ファーム(マネージャー 32歳)
→ベンチャー企業(ファンド投資先)
年収1200万円
新卒でコンサルティングファームに入社し、大手企業のブランディング・マーケティング業務を推進。その後ハンズオン系のコンサルティングファームへと移り事業立て直しなどに従事されていました。
ご自身が裁量を持って事業を進められるポジションをご志向で、メガベンチャーからファンド投資先のベンチャーまで幅広くご提案。元々事業会社の場合には年収ダウンを考慮していたため給与面ではなく、やりがいという部分で投資先ベンチャーへの転職を決断されました。
総合系コンサルティングファーム(コンサルタント 26歳)
→AIベンチャー
年収750万円
新卒で大手総合系コンサルティングファームに入社、コンサルタントに昇進したタイミングで転職活動を始められました。
最初からベンチャー、特にAI領域へのご志向が強く、複数社ある中からリーディングカンパニーとして有名なAIベンチャーに即決。ストックオプションもあったため結果的には年収アップでの転職となりました。
他のコンサルティングファームに移るという選択肢も非常に多いです。自分の専門性を極めていきたい、専門領域を変えたい、年収を上げたい、レベルの高い環境で挑戦したい、プロモーションしやすい環境に移りたいなど様々な理由があります。コンサルティングファームへの転職はすぐに役に立つことができる、給与を下げなくてもよい、雰囲気をイメージしやすい、知人がいるなどデメリットやリスクが少ない転職先となります。
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転職事例
戦略系コンサルティングファーム(コンサルタント 25歳)
→再生系コンサルティングファーム コンサルタント
年収600万円
ファンドでのキャリアを第一でお考えの方でした。ファンドもいくつか応募したものの、内定まで至る会社は無く、最終的には「事業再生に関わる」という視点で、再生に特化したコンサルティングファームへの転職を果たされました。当初の希望するキャリアとは異なりましたが、結局は面接を重ねていくに連れてご自身の希望が「再生」である事に気づき、満足のご転職となりました。
国内大手コンサルティングファーム(マネージャー 33歳)
→外資系コンサルティングファーム
年収1300万円
IT、経営コンサルと新卒から約10年、コンサル畑でキャリアを歩んできたとき、このままコンサルなのか、それとも事業会社なのか悩み、弊社にご相談に参りました。
過去の経験・強みから事業会社よりも「コンサル×グローバル」が合っており志向性にも一致するのではないかという提案をさせて頂き、見事外資系コンサルティングファームへの転職に成功されました。
コンサルタントの方は基本的に常時忙しいです。転職活動も一般的なそれに対して大変な部分も多いかと思います。しかし、1つのプロジェクトに入って仕事に没頭していると半年、1年あっという間に経過してしまうという話はよく聞きます。また、1つのプロジェクトが終わるとまたすぐ次のプロジェクトが始まりますので前もって計画しておかなければいつまで経っても転職活動が行えません。また、事業会社の求人は1枠しかないものが多いため、応募したいと思った案件には即応募しないと無くなってしまいます。
その為には、人材紹介会社への登録やレジュメの作成はできるうちに行っておきましょう。そして、忙しくても応募だけはできるような準備が必要です。ちなみに、転職活動に充てる時間がどうしても取れない方は長めのお休みをもらってその間に転職活動を進めてしまう方もいらっしゃるようです。
また、事業会社の重要なポジションやベンチャー企業への転職の場合、早期の入社を求められることがあります。コンサルティングファームへの転職のように、余裕を持った転職ができない可能性もありますので意識しておきましょう。
転職後に思っていたのと違う、聞いていたのと違うと言った声も他Webサイトで見られますが、転職先選びは様々なポイントから考えるべきでしょう。いくつか注意点をご紹介いたします。
ご自身で情報収集や面接において確認することも必要ですが、失敗しないポストコンサル転職を実現するためにも内情に詳しい転職エージェントに是非聞いてみてください。
事業会社の場合は1つの商材・サービスや特定の業界でビジネスを行っている会社が多いです。化粧品、自動車、医薬品などを通じて社会に貢献していますのでその会社が作っているモノやサービス、所属している業界が大好きな方が多くいます。その点はいろいろな業界にプロジェクト単位で関わることができるコンサルティングファームとは大きく違います。同じ熱量とは言わないまでも、ある程度興味があるビジネスを行っている会社なのかは考えておいたほうが良いです。
コンサルティングファームは年収が高い業界です。事業会社に行く場合は年収が下がる会社のほうが多いです。年収を下げられるのか、下げられるとしたら最低ラインはどこか、それとも生活水準は落とすことができないのかはある程度考えておくとよいでしょう。また、家族をお持ちの場合、旦那さん、奥さんと事前に相談しておきましょう。内定段階になって、妻が年収を下げることに反対しているなどとなっては、やってきたことがすべて水の泡となります。コンサルティングファームへの転職であっても今までとは違う領域に挑戦する場合は年収や職位を下げて入社する可能性もあります。相場は前もってエージェントなどに確認しておくとよいでしょう。
コンサル出身者ということでオープンポジションや立ち上げ間近のスタートアップ、ベンチャー企業など、詳しい採用情報や、ジョブディスクリプションがない会社もあるため職務内容は口頭で聞くだけとなりやすいです。
入社前にオファー面談の機会をつくり実施するなどして、極力仕事内容についてのディスカッションを行い、齟齬がないようにすることが重要です。また、会社の状況が変われば、面接時に聞いていたことと違う業務内容を任せられることもあり得ます。(これは転職時に限らず、同じ会社に勤めていたとしてもあり得ることです。)
したがって、時間が経てば変化があることは想定したうえでそれでもその会社に入社したいと思えるかどうか自分に問うてみるのがよいでしょう。転職活動時は盛り上がって近視眼的になりがちですが、一方で冷静に判断する目も持っておくことが重要なので同僚やエージェント、など第三者に意見をもらうこともしてみましょう。
これも重要なポイントです。例えば、新卒でコンサルティングファームに入社し、事業会社経験がない方の場合が事業会社に入社後、しばらく戸惑うという話はよく聞きます。事業会社では論理的に正しいことが毎回通用するとは限りません。コンサルティングファームのように短期間で成果を上げる方、上昇志向がある方ばかりが在籍しているわけではありません。そうした環境である事はしっかり理解して入社することが重要です。
似たような人、自分と気が合う人とだけ付き合うのではなく、日ごろから職場において多様な人間関係を作っておける方がフィットすると思います。(事業会社の多くのポストコンサルポジションはマネジメントや役員級のポジションもあります。新卒から就職しその企業で働いてきた社員から、コンサルだから優遇されていると妬まれるケースもあるそうです。)
ミッションやビジョンを重視している会社も多くあります。自分自身が会社の掲げている考え方に共感できるかどうかも重要です。
コンサルティングファーム出身者が活躍している会社や環境であればコンサルティングファーム的な仕事の進め方やコミュニケーションが浸透している確率が高いです。また、コンサル出身の相談できる同僚や上司がいれば心強いです。一方で、全くコンサル出身者がいない環境に行くのであれば自分自身がゼロから仕事を始める覚悟で行く必要があるでしょう。
コンサルティングファームはプロジェクトを期限内に完了することにコミットし、終わったらすぐ次のプロジェクトに入るの繰り返しです。新しい知識を入れる時間も必要だし、常にスピードをもって業務にあたります。
事業会社に入社して定時で仕事が終わる、似たような仕事を毎日行う、ということを繰り返すとヒマなことに違和感を覚え、それがストレスになる方もいます。働き方を考えワークライフバランスを整えたい、といって事業会社に入社したのに逆に体調を崩してしまう方などもいます。これについては実際に経験しないとわからないことではありますが、安定した生活が向いていない方が刺激を求めてコンサルティングファームへの出戻ることはよくあります。
ご自身が次の転職先に何を求めているのか、例えば家族との時間を増やしたい、さらにコンサルとしてのスキルを活かしたキャリア形成がしたい、経験してきた分野・領域などの専門性についてさらにコミットした仕事がしたいなど、明確にしておくべきでしょう。
弊社でご支援させて頂いた、ポストコンサル転職事例を一部ご紹介致します。多くは20代後半から30代前半でコンサル経験3~10年程度の方が多く、若いご年齢では、新卒コンサル1年半の方から40代の方もいらっしゃいます。
31歳 | FAS系コンサルティングファーム シニアアソシエイト |
→ | 日系WEB企業 M&Aポジション |
39歳 | 戦略コンサル→FAS系コンサル マネージャー |
→ | 外資IT企業 セールスプランニング |
30歳 | Big4系コンサルティングファーム シニアコンサルタント |
→ | 外資医療機器企業 マーケティング |
25歳 | 総合系コンサルティングファーム コンサルタント |
→ | 外資消費財 アシスタントブランドマネージャー |
32歳 | 日系シンクタンク 戦略コンサル マネージャー |
→ | 日系WEB企業 新規事業開発 |
25歳 | 戦略系コンサルティングファーム コンサルタント |
→ | 再生系コンサルティングファーム |
29歳 | 外資系戦略ファーム シニアコンサルタント |
→ | 中堅製薬メーカー マーケティング |
43歳 | 総合系ファーム→大手メーカー マネージャー |
→ | 日系専門商社 マーケティング |
36歳 | 総合系コンサルティングファーム マネージャー |
→ | 外資保険会社 社内コンサルタント |
38歳 | 戦略系コンサルティングファーム マネージャー |
→ | ファンド投資先製薬企業 社長室長 |
41歳 | 人事系コンサルティングファーム シニアマネージャー |
→ | 外資製薬企業 HRスペシャリスト |
28歳 | 戦略系コンサルティングファーム シニアコンサルタント |
→ | 日系PEファンド マネージャー |
28歳 | 業務IT系コンサルティングファーム シニアコンサルタント |
→ | 外資IT企業 アカウントマネージャー |
26歳 | 戦略系コンサルティングファーム コンサルタント |
→ | 外資投資銀行 アナリスト |
30歳 | 総合系ファーム シニアコンサルタント |
→ | 大手Sier 経営企画 |
35歳 | シンクタンク シニアマネージャー |
→ | 大手情報通信企業 商品企画 マネージャー |
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