マーケティング・企画職への転職特集！営業からコンサルへの架け橋

今回は営業職でコンサルティング業界を目指している方に、コンサル以外の選択肢としてマーケティング・企画職をおすすめしたいと思っております。
なぜコンサルではなく、マーケティング・企画職なのか、とそもそも疑問に感じるかと思います。最終的にはコンサルタントを目指すことに変わりはありませんが、その理由として、まずコンサルティングファームへの転職についてお話いたします。

コンサルティングファームへの転職は人気職ということもあり、非常に門戸が狭く、多くのファームの採用条件はハイポテンシャルの方もしくはコンサル業務と親和性がある経験を有していることが条件となっていることが多くなっています。営業経験のみの場合、なかなか業務の親和性も薄いため、より合格率を上げるためにコンサルと親和性のある「マーケ・企画」への転職をおすすめしたいと考えております。

それでは「コンサルと親和性ある経験」とはどのような経験でしょうか。
実際に以下のような業務となります。

・プロジェクトベースで業務を進めていった経験
・人間関係の構築だけではなく、情報収集、データ分析、アクションプラン策定等の企画業務経験
・Client（企業でも医療機関でもOK）が存在し、Clientから課題に関して相談を受け、課題に対し、仮説を立案した経験
・仮説のpriority付けをしアクションを設定し、実行した経験
・上記のPDCAサイクルを回し、成果を定量化した経験

上記を高速で行える業務に携わっていると、コンサルティングファーム側もその候補者のスキルセットを判別しやすくなり、かつ親和性が高いとみなされることが多くなります。
マーケティング・企画職というのはこれらの業務を実際に経験できる場面が営業職よりも圧倒的に多いため、コンサルを目指す営業職の方にはマーケティング・企画職への選択肢も考えて頂きたいと思っています。

マーケティング・企画職を志望される方にお話を伺うと、製薬会社のマーケティング・企画職志望の方もいれば、特に業界や会社規模にこだわらずマーケティング・企画職を志望される方もいて、同じマーケティング・企画職といってもイメージされるのは人によって様々のようです。
まずは、どういった業界・会社で採用事例があるのかを見ていきましょう

（1）製薬企業、医療機器メーカーのマーケティングや企画職
現在はマーケティング・企画経験者を対象とした求人がほとんどです。営業経験のみの方を対象とした求人もごくまれに存在しますが、現状出現比率もかなり少なく現実的ではありません。
実際にマーケティング・企画職を狙うのであれば、社内異動を検討されたほうが現実的かもしれません。非常に難易度の高い選択肢と言えるでしょう。

（2）マーケティングリサーチ会社、マーケティング支援を行っている事業会社
マーケティングが拡大しているオンライン調査会社や、ヘルスケア業界に特化した外資系のマーケティングリサーチ会社などで、営業出身者を採用している事例が多く見られ、積極的に採用している企業があります。特にヘルスケア業界に特化したマーケティングリサーチ会社の場合はリサーチャーとしてキャリアをスタートするケースが多く、営業からデータ収集・分析・レポーティングまで一気通貫で担当します。マーケティングリサーチャーとして活躍後に、外資件コンサルティングファームや外資系製薬メーカーのアナリティクス部門やマーケティング部門へご転職されるケースも多く見受けられます。
また直近では製薬会社向けにプロダクトマーケティングだけでなく、デジタルマーケティング支援などを行っている企業も誕生しており、これらの企業でも積極的に営業出身者を募集しています。プロジェクトベースで製薬企業のマーケティング部門に入り込みながら、製品戦略を練っていくこととなり、非常にコンサルティングファームに親和性のある経験が積めます。

（3）ベンチャー企業のマーケティング・企画職
成長中のヘルスケアベンチャー企業では、人員がまだまだ足りていない背景もあり、営業兼事業企画など幅広い業務に関わることが出来ます。大企業と異なり部門別に縦割りで業務が分業されていないパターンも多く、幅広い業務を担当することが出来ます。
また、事業が軌道に乗った際は事業責任者のポストが用意されたり事業開発に関わることが出来る場合も多く、これらの経験もコンサルティングファームにかなり親和性の高い経験ができます。 ただし、しっかりデータを分析し考え戦略的に営業活動を行ってきたかどうかなど、適性の高さは重視されます。日頃から、そういった点を意識して活動されると良いでしょう。

今回は上記のようなコンサルティングファームに親和性のある業務に携われる求人をご紹介します。
是非コンサルティングファームと併せて、第2の選択肢としてご検討してみてください。