医師から他業種への転職 - 医師以外で活躍できる転職先をご紹介!
医師という職種は「なりたい職業ランキング」で常に上位にランクインするほど憧れの職種であり、従来は別な病院への転職や、独立(クリニック開業)などが主なキャリアパスでした。
しかし近年、
・戦略系や総合系コンサルティングファームを経て、医療系のベンチャーを立ち上げ
・臨床医として週2日勤務を続けながら、残りをヘルスケア系のコンサルとして従事
など、幅広いキャリアを選択される医師の方が増えてきています。
今回は「医師からの転職先」をテーマに、どのようなキャリアチェンジの可能性があるのかをご紹介させていただきます。
弊社ムービンには医療・ヘルスケア業界出身者が在籍しており医師からの転職支援実績も豊富です。個別相談会となっていますのでお気軽にお申し込みください。
弊社ムービンには医療・ヘルスケア業界出身者が在籍しており医師からの転職支援実績も豊富です。個別相談会となっていますのでお気軽にお申し込みください。
医師の転職タイミング
ご年齢
20代中盤から後半の方(研修医の方含む)でご転職をお考えの方はすぐに転職エージェントにコンタクトを取った方が良いと考えます。
30代以降になるとビジネス経験が全く無い点が不利に働いてくることが多くなります。
20代であれば、ビジネス経験が無くともポテンシャルで採用する企業がありますので、チャンスは広がっているでしょう。
また給与の面でも20代の方がギャップは少ないと考えられます。医師は30歳を超えると1000万円を超えるケースは珍しくありません。他業界と比較するとやはり医師は高給与になるため転職後の給与ダウンの可能性は大いにあります。
自分が転職したい時期≠転職のタイミング
ご自身が転職したいと思っても、転職したいポジションなかったり、行きたい企業が採用していなかったら?
医師として順風満帆にキャリアを重ね、いざ他業界へ挑戦しようと思い、転職エージェントに相談した際に、求人サイトを見たら自分が思っていた求人とはかなり違っていた、、、ということもあります。求人は水もので、時期によっては同ポジションでも条件が厳しかったり、緩和されたり、また採用オープンは一定時期のみ、という求人もございます。
「転職はしたいけど、まだまだ先かな」とお考えの方もまずは信頼できる転職エージェントを見つけ、都度転職タイミングを計るための情報収集を行いましょう。
詳しくはこちらの「医師からの転職で最適なタイミング」の記事をご覧ください。
医師の主な転職先
医師の方のポテンシャルは高く、採用したい企業も多いです。
以下で医師の主な転職先をご紹介いたします。
産業医
産業医は、企業の労働者が健康で快適な労働環境で働けるように指導・助言を行う医師のことを指します。
具体的には、健康診断の実施やストレスチェック、面接指導などを行い、労働者の健康維持に勤める役割を担います。認定産業医資格の取得が必要になりますが、医師経験を十分に活かせる転職先です。
病院勤務医よりも年収は下がってしまいますが、勤務時間や休日などのワークライフバランスは非常に取りやすいのがメリットです。
医師から産業医への転職
健診医
健診医は、健康診断や人間ドックなどで問診や診断結果を説明する医師のことです。
基本的にはアルバイトやスポットでの求人が多く、臨床医として働くより収入は下がることが多いです。
しかし、健診医は診断人数が決まっているので残業が少なく、プライベートの時間をしっかりと確保することができます。家事や育児を両立したい医師の方におすすめの仕事です。
医師から健診医への転職
研究医
研究医は、医療データを収集して病気の原因究明、治療法の確立を行うのが主な仕事です。
自身の研究によって原因の究明、新薬の開発、治療法の進化を通じて、患者さんの病気を改善できることは研究医だからこそのやりがいと言えます。
大学病院や大学院に勤務する医師の場合、研究と臨床の両立を求められることがありますが、医学の発展に貢献できるという点で研究医になるという方も少なくありません。
医師から研究医への転職
公衆衛生医師
公衆衛生医師は、公衆衛生、予防医学の視点に立って地域社会全体の健康を守る行政の医師のことを指します。
保健所や自治体、国の公的機関で働き、感染症の予防や生活習慣病やがんの予防、地域住民への健康指導など業務範囲は多岐にわたります。
公衆衛生医師は公務員なので、福利厚生が充実しており、ワークライフバランスの取れた働き方が可能です。土日祝日は休日で夜勤や当直もなく、働き方に魅力を感じて転職を決意する医師の方もいらっしゃいます。
医師から公衆衛生医師への転職
コンサルティングファーム
意外と知られていない転職先であり、ちょっと縁がないのではと敬遠してしまう方もいらっしゃいますが、十分転職可能性のある業界です。
医師でご経験された医療業界における知識と経験は高く評価される傾向にあり、実際に弊社でもコンサルタントへの転職支援実績も多数ございます。
コンサルティングファームのカテゴリーとして2つあります。
・戦略系/総合系コンサルティングファーム
門戸が非常に狭くハードルの高いファームとなります。
基本的にポテンシャル採用を行っていますので、学歴・年齢、及び高い論理的思考能力を見られます。面接においてもコンサル独特の面接がありますので、しっかりとした選考対策が必要になります。
給与面ではコンサルティングファームの中では高い傾向にあり、現収維持若しくは少々のダウンで済むこともありますが、業務量は多いので一定の覚悟は必要となります。
・ヘルスケア系コンサルティングファーム
これまでの医療業界における知見が活かしやすいため、戦略系/総合系よりもハードルは低くなります。
ただし、低いとはいえ高い論理的思考力は求められますので対策は必須です。
給与面では戦略系/総合系よりも低い傾向にあるため、年収はダウンする可能性が高いですが、その後のキャリアパスが広がることを考えれば投資としては良いのではないかと考えます。また業務量も戦略系/総合系と比較すると少ない傾向にあります。
ファームによっては医師として勤務しながらコンサルティング業務に従事することの出来るユニークなファームもありますので、是非ご相談ください。
さらに詳しく知りたい方はこちらから(医師からコンサル業界への転職特集)
IT・ヘルスケアベンチャー
医師としてのバックグラウンドを持つ社長が経営する企業が多い業界です。
AIなど最先端技術を使い医療における課題解決を行うことを目標に掲げる企業が多く、これまで通り医療業界に貢献できるほか、新しいビジネスを国内、世界に広めていくというやりがいも大きいでしょう。多くが営業ポジションとなりますので、ポジションとしては数多くあるわけではありませんが、医師としての知見を活かせるポジションがある企業もあります。
ただし、給与の面ではダウンする可能性は高く、将来性という部分でも不透明な部分があるのは確かです。これから自分自身で企業を大きくして、自社のサービスをどうにかして広めていこう、という覚悟が重要です。
医師からIT・ヘルスケアベンチャーへの転職
いくつか代表的な転職先をご紹介いたしましたが、重要なことは「情報」です。
前述しましたが転職にはタイミングも必要であり、そのタイミングを知るためにも情報は非常に大事になってきます。
ですので業界に精通した転職エージェントを頼ってください。
ご自身がやりたいこと、目指したいもの、それに向かい何をするべきなのか、二人三脚でサポートさせて頂きます。弊社では多くの医師の方の支援実績がありますので、まずはご相談頂ければ幸いです。もちろん、まだ漠然と転職を考えているという方でも結構です。今後のキャリアについて、どんな可能性があるのか是非ご相談ください。
弊社ムービンには医療・ヘルスケア業界出身者が多く在籍しており、医師の転職支援実績も豊富です。個別相談会となっていますのでお気軽にお申し込みください。
弊社ムービンには医療・ヘルスケア出身者が在籍しており医師の転職支援実績も豊富です。個別相談会となっていますのでお気軽にお申し込みください。
転職成功事例・体験談
前職 |
年齢 |
→ |
転職先 |
基幹病院 医師 |
27歳 |
→ |
戦略コンサルティングファーム |
都内基幹病院 医師 |
28歳 |
→ |
ヘルスケアコンサルティングファーム |
公立病院 初期臨床研修医 |
26歳 |
→ |
戦略コンサルティングファーム |
基幹病院 医師 |
31歳 |
→ |
総合系コンサルティングファーム |
大学病院 臨床医 |
28歳 |
→ |
総合系コンサルティングファーム |
大学病院 初期臨床研修医 |
25歳 |
→ |
ヘルスケアベンチャー |
転職体験談
書類・面接対策のポイント
書類・面接対策のポイントを押さえることで、選考通過率が大きく変わってきます。
以下でそれぞれのポイントについて、ムービンでご支援させていただいた医師の方の対策方法も交えてご説明いたします。
書類対策
履歴書・職務経歴書は、応募先毎に合わせた内容にしましょう。
職務経歴をただ羅列するのではなく、応募先ポジションの可能な限り親和性のある内容にできるとベターです。
「〇〇の手術を数多く成功させてきました。」を書くのはもちろん、その成果を出すまでにどのような課題があって、どのようにして解決をしたのか、そしてそれを応募先ポジションでどのように活かせるのかまで記載するようにしましょう。
採用担当者が「この人に会ってみたい!」と思わせる内容にすることが大切です。
ムービンでご支援させていただいた方に書類対策のポイントを聞いてみました。
Mさん 26歳(戦略コンサルティングファームへ転職)
自身の経歴の棚卸しや自己分析を徹底的に行い、応募先で自身の強みやスキルをどのように活かせるのかを常に考えていました。その上で、ムービンさんからのフィードバック、修正を繰り返し行うことが転職成功に繋がったと思います。
Rさん 29歳(ヘルスケアコンサルティングファームへ転職)
これまで職務経歴書を作成したことがなかったので、実績のあるキャリアコンサルタントが揃っているムービンさんに助力いただきました。何回も添削していただきながら、何とか満足いくものに仕上げることができました。
Yさん 28歳(ヘルスケアベンチャーへ転職)
何で転職という決断に至ったのか、なぜその業界なのか、なぜその企業なのかなどを掘り下げることが大切だと感じました。
【医師からの転職】志望動機を書くポイントやケース別で例文をご紹介!
面接対策
面接では、転職理由などから深堀質問をされるため、簡潔に分かりやすく話せるように準備しておくことが大切です。
そのためには、自己分析・経歴の棚卸しを行うことはもちろん、いざ本番で話せるように模擬面接等で慣れておくことが必要になります。
自身で動画を撮って話し方などを確認することも大切ですが、一番は模擬面接を行ってフィードバックをもらって修正していくとベターです。
ムービンでご支援させていただいた方に面接対策のポイントを聞いてみました。
Iさん 27歳(戦略コンサルティングファームへ転職)
民間企業の面接を受けたことがなかったので、複数回模擬面接をしていただきました。ビジネスマナーといった基本的なことから回答内容の具体的なところまで、フィードバックをしていただいたことが自身のウィークポイントの発見・改善に繋がりました。
Kさん 31歳(戦略コンサルティングファームへ転職)
コンサルティングファームへの転職を希望していたので、ケース面接対策に力を入れていました。基本的な考え方を身に付けるためにケース面接の書籍を複数読み、ムービンさんから頂いた例題を解いて、フィードバックを繰り返し行ったことが良かったです。
Sさん 28歳(ヘルスケアベンチャーへ転職)
応募業界・企業のことを知るために書籍やHPなどを参考にして、自身の経歴やスキルをどのように活かせるのかというようなイメージを膨らませていきました。
【厳選求人】医師からのキャリアチェンジ
キャリアコンサルタントお薦めの求人をご紹介いたします。積極採用中のファームや、医師バックグラウンドの方を求めている求人などを集めてみました。
下記以外にも求人は多数御座いますので、ご自身に合う求人を知りたい方や、現在どんな求人がオープンしているのか知りたい方は、是非一度弊社までお問合せ、ご相談ください。
外資戦略ファームで医療業界経験・募集中!
社名 | ボストン コンサルティング グループ(BCG) |
職種 | コンサルタント |
職務内容 | 経営戦略に特化した世界初のコンサルティングファームとして1963年に設立され、始めて「戦略」という概念を経営に導入し、競争相手に対する企業の「差別化」「優位性」の必要性をいち早く提唱。
その超有名戦略コンサルティングファームにて、製薬・医療機器メーカー向けの戦略コンサルタントとして活躍していただきます。
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応募要件 | ・ロジカルな発想ができる方 ・医療業界経験者 |
外資ブティックの戦略ファームでヘルスケア人材を積極募集!
社名 | アーサー・ディ・リトル(ADL) |
職種 | 戦略コンサルタント |
職務内容 | ヘルスケア分野に強みを持つ女性パートナーの下で、主に食品や消費財、ヘルスケア分野でのビジョン構築、事業戦略、中長期経営計画、研究開発、商品開発のコンサルティングに関わっていただきます。
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応募要件 | ・有名大卒以上 ・ヘルスケアバックグラウンドをお持ちの方で戦略コンサルティングに高い関心をお持ちの方 |
世界最大級のコンサルティングファームにて、医師バックグラウンドの方を積極採用中!
社名 | アクセンチュア |
職種 | コンサルタント |
職務内容 | 国内外の大手製薬企業や医療機器メーカーなどをクライアントとし、得意とするデジタルトランスフォーメーションを武器として、戦略策定から実行まで行っていただきます。
クライアントがグローバルに展開しており、複数の国と協働するプロジェクトが多いことが特徴です。
今後確実に拡大が見込まれるヘルスケアマーケットにて、自身のマーケットバリューを上げていくための経験を積むことができます。
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応募要件 | ・医師経験などの業界における知見・経験・専門性 ・コミュニケーション能力 |
有名シンクタンクにて、ヘルスケア向けの経営コンサルタントを募集中!
社名 | 野村総合研究所(NRI) |
職種 | 経営コンサルタント(ヘルスケア) |
職務内容 | 医薬品・医療機器・医薬品卸・医療IT等のヘルスケア産業における、事業戦略・営業改革・経営改革等に関するコンサルティング業務に関わっていただきます。
また、医療・介護・予防に関連した中央官庁、及び地方自治体向けの調査・コンサルティング業務を行っていただきます。
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応募要件 | ・有名大学卒以上 ・ヘルスケアバックグラウンドをお持ちの方 |
病院向けの戦略コンサルタントとして、医師を積極採用中!
社名 | 監査法人トーマツ |
職種 | コンサルタント |
職務内容 | 日本で最大級の会計事務所の監査法人トーマツは、ヘルスケア分野において、監査・コンサルティング・税務・アドバイザリー等のサービスを幅広く提供しています。
業務内容としては、民間病院及び自治体病院の中期経営計画の策定、経営改善施策の実行、病院グループの病床再編戦略策定、厚生労働省等の全国調査事業、協議会PMO業務、外資系大手製薬企業の市場分析、事業戦略策定など幅広く行っていただきます。
|
応募要件 | ・医療業界の知見をお持ちの方 |
医師が他業種に転職するメリット・魅力
医師を採用したい企業が多い
医師の方は優秀な方が多いので、医師を採用したい企業は非常に多いです。
特に、コンサルティングファームのヘルスケア部門や医療ベンチャーなど、医師の専門知識が活かせる企業で需要が高まっています。
企業は専門的な知識を活用し、より信頼性の高い製品やサービスを提供でき、自社ひいてはクライアントの利益を最大化させることが可能です。そのため、医師を積極採用している企業が多く、採用活動においても有利といえるでしょう。
ビジネススキルを高められる
医師から他業種へ転職することで、ビジネススキルを高めることができます。
医療現場では、臨床のスキルや医療知識が中心ですが、他業種では経営、マーケティング、プロジェクトマネジメントといったビジネスに関する知識が求められます。
例えば、医療系コンサルティング会社に転職すれば、医療システムの効率化や病院経営のサポートを通じて、経営戦略や財務分析のスキルを習得が可能です。
また、企業のマーケティング部門で働くことで、市場分析や顧客ニーズに応じた戦略立案といった、より広範なビジネススキルを磨けます。
ビジネススキルを身に付けることで今後のキャリアアップも期待できるので、医師以外の仕事をやってみたい方は早めに動き出したほうが良いでしょう。
多様な働き方ができる
医師から他業種へ転職することで、多様な働き方を実現できる点も大きな魅力です。
医師の仕事は、病院での厳しい勤務スケジュールや夜勤が付きものですが、転職後の企業によってはリモートワークやフレックスタイム制など、より柔軟な勤務形態を選ぶことができます。
例えば、コンサルティングファームや医療ベンチャーはリモートワーク・フレックスタイム制などを取り入れている企業が多く、自分のペースで仕事を進めながら、プライベートの時間も充実させることが可能です。
医師としての経験を活かしつつ、家族との時間や趣味に充てる時間を大切にしながら、多様なキャリアを築いていけるでしょう。
医師からの転職理由
ご転職、キャリアチェンジを考える理由は様々だと思いますが、弊社にご相談に来られる方の中で多いのが以下3つの理由です。
ビジネスの世界から医療業界の課題を解決したい
ご存知の通り、医療業界は非常に規制が多い業界となっています。医師として働く中で、やりがいを感じながらもどこかもどかしさを感じていらっしゃる方も多いのでは無いでしょうか。
例えば以下のようなお話を伺ったことがあります。
・目の前の患者様を助けるのはもちろんだが、重症化する前に受診してもらう仕組みをつくることで、より多くの患者様を助けることは出来ないか・・・
・日本の総人口が減少し、併せて患者数も減少していくことが想定される中、ただでさえ赤字病院が多い現状を打開することは出来ないか・・・
これらの課題感を持ち、ビジネスの世界からその課題を解決したい、という想いでご相談にいらっしゃる20代後半~30代前半の方が多い印象を持っています。
ワークライフバランスを改善したい
医師が他業種へ転職を考える理由の一つとして、ワークライフバランスの改善が挙げられます。
医師という職業柄、不規則な勤務時間や長時間労働になりがちです。夜勤や緊急手術、休日出勤も発生することもあるため、プライベートの時間が確保しづらく、家族や趣味の時間が限られてしまいます。
一般企業であれば基本的には日勤で、プライベートの時間も確保しやすいので、医師から転職される方も非常に多いです。
医療業界だけでなく、広く業界を見てみたい
こちらは20代中盤の研修医の方に多いご相談です。医師は前述の通り憧れの職業であり、ハードルも高いことから、学生時代に成績が良かった方が「医師も良いかもしれない」という感覚で医師を目指しているケースが比較的多くあります。
その場合、いざ研修医になったものの、医療業界以外の業界も見てみたいという気持ちが生まれ、ご相談に来られることが多い印象です。
今以上の年収を狙いたい
こちらも20代前半の研修医の方に加えて、大学病院の医師に多い転職理由の1つです。
以下、厚生労働省が出している医師全体の平均年収のデータをご覧ください。
年代 | 平均年収 |
25~29歳 | 781万円 |
30~34歳 | 1,063万円 |
35~39歳 | 1,258万円 |
40~44歳 | 1,546万円 |
45~49歳 | 1,708万円 |
50~54歳 | 1,848万円 |
出展:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
上記表から30歳以上で年収1,000万円を超え、45歳以降になると年収1,000後半に突入し、他業界・他業種と比較しても高水準といえます。
ただ一般的に高年収の医師ですが、医師のカテゴリーだと研修医期間や大学病院の医師の平均年収は低めに位置づけられるため、医師年収の理想とのギャップによって転職を考える方が多いです。
そのため、医師の高いポテンシャルを活かして年収の高い他業界・他業種へ転職をされる方もいらっしゃいます。
詳細はこちら:大学病院の給料は安い?各科の年収ランキングも紹介!
医師を辞めるべき人の特徴
医師を辞めるべき人の特徴として、主に以下の2つが挙げられます。
激務で体調を崩すことが多い
医師という職業柄、心身共に負荷がかかることも多いと思います。
特に当直や夜勤、人員不足による長時間労働によって、体調を崩してしまうケースがあります。以下の勤務実態調査をご覧ください。
出展:厚生労働省 医師等働き方改革推進室 「医師の働き方改革について」
上記を見ても分かる通り、週平均労働時間が60時間ほどで、労働基準法で定められている40時間を大幅に超えています。
医師の働き方改革が叫ばれてはいますが、人口減少・高齢化によって医師不足が加速し、今後も労働時間が長引いてしまう可能性も十分に考えられます。
健康あってこその人生なので、仕事で体調を崩しがちな方は、転職などで環境を変えるということも必要になるでしょう。
現職では理想のキャリアを実現できない
自身の思い描くキャリアを描けないのであれば、迷わず転職をするべきでしょう。
弊社が転職支援した医師の方で、医師業務を行う中、業務効率化の課題を抱えており、日々どうにかできないかと考えていました。知人の医師に話を聞くと医療業界全体として課題が散見していることが分かり、解決するためには別の手段をとる必要があると考え、転職を決意したそうです。
上記は業務に関連することでしたがワークライフバランスを重視したい場合も、現職で達成することが難しければ転職を考える必要があります。
まずは、現職で解決できないかしっかりアプローチをすることが大切ですが、転職という手段で理想のキャリアを達成できる可能性もあることは頭に入れておきましょう。
医師が他業種へ転職する際に気を付けるべきこと
応募先の選定を徹底しないと年収が下がる可能性がある
医師は元々年収等の条件が良いので、他業界・業種へ転職する際に応募先の選定を徹底しないと条件が下がってしまう可能性がある点に注意しましょう。
特に年収面は、国税庁のデータから日本の平均年収が458万円に対して、医師の平均年収は約1400万円とかなり高額です。
そのため、応募先の選定を怠ると現年収よりもかなり下がった年収になってしまい、今までの生活水準を保つことが難しくなります。
ただしあくまで選定先を怠った場合の話であり、医師の方のポテンシャルは非常に高く、医師の方を採用したい企業は非常に多いです。
自己分析で自身の強み・特徴などを洗い出し、希望条件とマッチする企業を網羅的に調べて応募するようにしましょう。
出来る限り若いうちに転職した方が良い
未経験業界・業種への転職となるので、理想としては30代前半までが望ましいです。
20代から30代前半までなら経験・スキルよりもポテンシャル面を重視する傾向が多く、将来的に会社を引っ張る立場としても期待されます。
実際、求人の要件を見て年齢について言及していなくても、企業側の採用ターゲットとして30代前半までとするケースが多く、仮に40代以上となると相応の経験・スキルが必須となることが多いです。
少しでも転職を検討しているのであれば、すぐ行動に移すことをおすすめします。
自己分析を徹底的に行い、自身の強みを把握する
自己分析を徹底的に行い、自身の強みやスキルセット、価値観を明確にしておきましょう。
医師経験は評価されますが、それだけでは選考通過するのは難しく、なぜ転職をしようと思ったのか、強みやスキルを活かしてどう活躍してくれるのか、など論理的に回答する必要があります。
そのためには、自己分析を行って自身のことを知ることが必須です。医師としての専門知識や臨床経験はもちろん、問題解決能力、チームワーク、コミュニケーション能力など医療現場で培ったスキルをしっかり洗い出しましょう。
転職FAQ 皆様からよくあるご質問
コンサルへの転職に関してよくある質問をFAQ形式でご紹介します。
医師のためのキャリア相談会
日程 |
いつでも!(担当キャリアコンサルとご相談ください)
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場所 |
弊社オフィス(遠方の場合や、ご都合がつかない場合にはお電話/Skypeでも可能です)
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費用 |
無料(一切かかりません)
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対象 |
20代、30代の医師の方々で今後のキャリアについて悩んでいる方。
今後のキャリアについてのご相談もお受けしております。
※弊社がご提供するサービスはすべて無料です。
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内容 |
本相談会では、ざっくばらんな意見交換・ご相談をさせて頂きながら、キャリアチェンジ・キャリアアップ機会のご紹介、転職成功のためのアドバイスをさせていただいております。
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備考 |
直近、ご転職支援させて頂いた方の入社実績としまして、
・戦略コンサルタント
・医療コンサルタント
・医療業界向けソリューション企業
などがあります。
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弊社ムービンには医療・ヘルスケア業界出身者が多く在籍しており、医師の転職支援実績も豊富です。個別相談会となっていますのでお気軽にお申し込みください。
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【医師転職】記事まとめ こちらも合わせてご覧ください
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医師の方でコンサルタントへの転職にご興味のある方へ、まずはコンサル業界という理解から、コンサルになるためにどんな対策すればいいのか、また直近にて積極採用しているコンサルティングファームの求人をご紹介できればと思っております。
医師からコンサルタントへの転職 - その対策方法とは?
医師の方でコンサルタントへの転職にご興味のある方へ、まずはコンサル業界という理解から、コンサルになるためにどんな対策すればいいのか、また直近にて積極採用しているコンサルティングファームの求人をご紹介できればと思っております。
【随時開催中】キャリア相談会
医療・ヘルスケア業界出身者の方へ。今後のキャリアについてざっくばらんに話せるプライベートキャリア相談会を随時実施しています。お気軽にご相談ください。