コンサルティング、或いはコンサルタントという言葉をテレビやメディア、書籍等で耳にしたことがあるかと思います。
しかし、なんとなくイメージは湧いても、具体的にどの様な仕事なのか知っている方は多くはないでしょう。
コンサルティングとは企業や政府、地方自治体などのクライアントに対して専門知識を生かし、クライアントの課題の解決を補助することをいいます。その業務を行っている会社をコンサルティングファームといい、その業務を担当している方のことをコンサルタントと言います。
それでは、なぜ企業は自社の課題を自分たちで解決せず、コンサルティングを利用するのでしょうか?
もちろん自社で課題解決を行っている企業も存在しますが、コンサルティングを利用することには大きなメリットがあるからです。
戦略立案・業務改善など専門的スキルを持った外部人材を短期で効率的に確保できる
プロジェクトの管理・進行の円滑化と成功率の向上
社内や企業文化にしがらみがないコンサルタントからの客観的な最善の意見
コンサルティング企業のノウハウや権威による改革案・事業案の品質の保証
自社社員へのスキル・ノウハウ・マインドの波及効果
コンサルタントは企業からの相談を受け、プロジェクトチームを結成し、情報収集と分析、提案書の作成、仮説の構築と検証、課題解決方法の策定、結果報告を行いクライアントの課題解決を行っています。
法律の制定や経済状況、技術の発展に伴って様々なコンサルティング案件が増え、日本におけるコンサルティング業界の規模は年々伸びています。近年では企業のグローバル展開やM&A、ビッグデータ関連など新たな案件が増加し、採用も活発化しています。
また、成功報酬型のコンサルティングなど、実行支援を重視したコンサルティングファームも増えてきています。
コンサルティングファームは戦略立案から業務改善、IT、組織人事、コスト削減、M&A、事業再生、ブランディングなどそれぞれ様々な得意分野を持っています。それらのファームがどのような特徴を持っているかについて分類ごとにご紹介いたします。
コンサルティングファームでは職位ごとに業務内容が分かれています。「コンサルタント」とはコンサルティング業務を行う人全般のことを指す場合と、職位を指す場合があります。
各職位の呼び方はファームごとに異なる場合がありますが、基本的に以下の4つに分けられます。
アナリスト コンサルタントとしてのキャリアのスタートポジションになります。主な仕事は情報収集・分析と資料作成でありコンサルタントの指示の下で経験を積みます。
コンサルタント プロジェクト全体の一定範囲の業務を担当し、アナリストを使いながら課題を解決する仮説の構築・検証作業を進めていきます。
マネージャー プロジェクト全体の管理に責任を持ちます。顧客との折衝・報告や、プロジェクトの予算管理も行います。プロジェクトの成否を左右するため責任の重い役職です。
パートナー パートナーはファームの共同経営者であり、一般企業でいう役員クラスです。主な業務はプロジェクトの受注とファームの経営であり、ファームの方向性や人材育成も担います。
基本的に明確な所属部署はなく、プロジェクト毎に編成されるチームに参加してプロジェクト内の業務を担当します。そのため、プロジェクトごとに一緒に働く上司や同僚が変わることもあり、海外や地方へ出張して働いたりすることもあります。また、担当するプロジェクトの内容や進行状況によっては忙しい時もあります。
多様な業種で幅広い経験を積める環境や海外案件などグローバルに活躍できる機会、プロジェクトを完遂したときの達成感、顧客からの感謝といったやりがいに魅力を感じる方が多いです。
その他に全般的に高い年収や、身に付けたコンサルティングスキルを生かした更なるキャリアアップの可能性など報酬やポストキャリアも大きな魅力の一つと言えます。
現役コンサルタントが語る「コンサルタントの魅力」
やはり自分が手掛けてきたプロジェクトが無事カットオーバーして成果が出たときですね。これにかぎります。
お客さんから、例え社交辞令だったとしても「ウチの会社に来て一緒に 仕事をしてみないか」と誘われたときは本当に嬉しかったです。
若くしてトップマネジメントと仕事をする機会を得られますし、経営の視点を現場で体現することができる。これは何にも変えがたい面白味だと思います。
「時代を先取りする姿勢」や、課題解決のための方法論など「ナレッジを世界中で共有できる仕組み」があるのは、大きな魅力ですね。
コンサルタントはプロジェクト中に、人間関係や時間的制約といった様々な問題に直面することがあります。それらを乗り越えてプロジェクトを成功させるためには、肉体的・精神的にタフであることに加え、下記のようなスキルが必要となってきます。
1.クライアントとの信頼を構築し、チームのメンバーと協力するためのコミュニケーション能力
2.スケジュールを管理し、仕事を効率化するためのマネジメント能力
3.課題を追求して考えるための論理的思考能力
4.高い職業倫理感や責任感といったプロフェッショナルマインド
これらのスキルは日々仕事する中で意識してトレーニングすることで身についていきます。
上記スキルの他にもコンサルティングファームの採用に関する事項があります。
英語 一概に必要とは言えませんが、プロジェクトやファームによっては英語は必要になってきます。また、ファーム内での昇進やキャリアアップにおいても必要になってくる場合があります。今は出来なくても今後勉強していく姿勢が大切です。
資格 資格はコンサルティングファームで必須ではありませんが、公認会計士や中小企業診断士などの資格は基礎知識を持っていると判断されたり、即戦力と判断されるなど選考に有利になる場合があります。
学歴 学歴はコンサルタントに必要な頭の良さを計る一つの指標として考慮されます。文系理系は問われませんが、東京一工早慶上智ICUまでがコンサルティングファームに採用される学歴の一つの目安になります。また、MBAを持っている場合は選考に有利になることがあります。
年齢 20代であればコンサル未経験者でもポテンシャルでの採用、30代であればコンサルティングファームでのご経験やそれに準ずる経験やスキルが必要になってくる傾向にあります。
Movinを利用してコンサルタントへ転職し、ご活躍されている方の例
前職 | 年齢 | 学歴 | 転職先 | |
---|---|---|---|---|
官庁 国家公務員 | 30代 | 有名国立大学 | → | 戦略コンサルティングファーム |
大手メーカー エンジニア | 20代 | 有名国立大学 | → | 戦略コンサルティングファーム |
外資系保険会社 営業/教育担当 | 20代 | 有名私立大学 | → | 人事系コンサルティングファーム |
大手国内生保 営業企画 | 20代 | 有名国立大学 | → | シンクタンク系コンサルティングファーム |
コンサルティングファームは会社ごとに社風や選考方式が異なったり、求人が一般に公開されていなかったりと転職のための情報収集や対策が難しく、また選考突破率もわずか数%と非常に低いため、個人ではスムーズな転職活動は難しいです。
そのため、コンサルティングファームへの転職は転職エージェントを利用するのが一般的になっています。
Movinは日本で初めてのコンサルティング業界に特化した転職エージェントであり、業界出身者がキャリアコンサルタントとして転職のご支援をさせて頂いております。コンサルタントになりたいけどどうすればいいか分からない方、自分にコンサルタントへの適性があるかどうか知りたい方、将来的にコンサルティングファームへの転職も考えているという方は是非一度当社へご相談ください。
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