5分でわかるコンサルティング業界

現在人気職種の一つとなっている「コンサルタント」 コンサルタントといっても戦略、IT、人事、財務アドバイザリーなど様々な領域に特化したコンサルタントが存在していますが、
すべてのコンサルタントの役割は企業の様々な経営上の課題を明らかにし、解決策を提示し、その実現を支援することです。
しかし、人気職種の一つとはいえ、コンサルティング業界をあまり良く知らない方も多いのが事実。
コンサル業界を知るために簡単ではありますが導入編としてご覧いただければ幸いです。

そもそもコンサルティングとは?

そもそもコンサルティングとは

コンサルティングとは一般的に「企業の様々な経営上の課題を明らかにし、解決する助言をする」ことを指し、経営層・経営者の意思決定の手伝いをしています。コンサルティングファームで活躍するコンサルタントは、ヒト、モノ、カネ、情報、制度、仕組み、システムなどあらゆる要素が絡み合う経営課題を様々な視点から総合的にとらえ、複雑で困難な経営課題の解決に取り組んでいます。
具体的には中立的な立場で所謂上流領域である企業の中長期の戦略立案から新規事業戦略策定、M&A、現場での業務オペレーション改善まで、企業の収益が上がるように支援しています。
企業の経営環境は著しく変化していくなかで、収益を最大化する施策を提案し実行することは簡単ではありませんが、プレッシャーを乗り越えてプロジェクトを完遂した達成感は何物にも代えられません。

コンサル業界の市場動向と将来性

IT専門調査会社「IDC Japan」によると国内ビジネスコンサルティング市場、2021年においては前年比11.4%増の5,724億円となったそうです。
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、経済不安から新規案件の停滞や継続案件の凍結といった影響を強く受けましたが、一方でコロナ禍による経済活動の変化からデジタル関連の需要が増えると共に、新たな顧客層によるDXへの取り組みの開始の両面で市場成長を牽引、結果的には二桁の成長率に押し上げました。
このトレンドは2023年に入っても変わらず、DXの需要や、アフターコロナを見据えた取り組みから高成長軌道となっており、IDCでは同市場の2021年〜2026年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は8.8%で、2026年に8,732億円になると予測しています。


IDC Japan参照 国内ビジネスコンサルティングサービス市場 支出額予測: 2021年〜2026年



サービスセグメント別では、2021 年は戦略、財務/経理、業務改善、組織/変革、GRC(Governance, Risk, and Compliance)その他コンサルティングのすべてのセグメントで2020 年から成長率を大きく回復。特に、顧客接点や営業/CRM(Customer Relationship Management)や、サプライチェーン、エンジニアリング/製造といった幅広い業務プロセス変革やオペレーションの見直しに向けた需要が牽引した業務改善コンサルティングや、COVID-19 によるマイナス影響からの反動増があった戦略コンサルティングが相対的に高成長となっています。業態・産業分野別においても活発なコンサルティング需要が続いており、今後は全産業でのESG(Environmental, Social, and Governance)関連/社会課題解決に向けた案件の増加も予想されており、まだまだ高成長を継続すると予測しています。
こうした背景からどのコンサルティングファームでも人手不足が続いており、コンサル業界全体の採用動向も2020年のコロナ渦と比べると人材獲得に向けた競争が過熱、売り手市場へと大きく転換しています。

コンサルティング業界の今後やトレンドテーマの詳細は以下の記事でご参照ください。
コンサルティング業界の今後やトレンドテーマ

“コンサル”の歴史

「コンサルティング」というビジネスは19世紀末アメリカで誕生しました。
当時、技術者であったフレデリック・テイラー氏が工場での作業に「作業単位の分割」と「単位ごとの時間」に基づく「科学的管理」を取り入れ、見事工場を蘇らせました。その後、同氏がこの考え方を様々な工場に導入する支援を行ったことがコンサルティングの始まりだと言われています。
この時代は個人でコンサルティングを行う人がほとんどで、現在のようなコンサルティングファームはありませんでしたが、次第に個々が集まり共同事務所を開くようになり、徐々に「コンサルティング」というものが社会に浸透していくようになります。

その後、1886年マサチューセッツ工科大学のアーサー・D・リトル博士によって米国で設立された「アーサー・D・リトル」をはじめマッキンゼーやA.T.カーニー、ボストンコンサルティングなど現在も業界をリードする外資系大手コンサルティングファーム各社が誕生してきました。
日本でも日本能率協会のように20世紀半ばから独立系のコンサルティングファームが活動してきましたが、外資系戦略ファームは1966年のボストンコンサルティンググループが2番目の拠点として日本支社を設立。
それに続いて、マッキンゼー、A.T.カーニー、アーサー・D・リトルなど著名ファームが進出するようになり、コンサルティング業界の認知が広まっていきました。

20世紀、パソコンの普及やITの台頭により、戦略領域のみならずERPパッケージ導入やITを活用した業務効率化などのコンサルプロジェクトも増え業務・IT領域のコンサルにも注目が集まり始めます。さらに21世紀に入り社会・経済情勢を取り巻く企業の課題は複雑化、様々なコンサルティングテーマが出てきており、日々コンサルティング市場は拡大しています。

コンサルティングファームの種類

コンサルティング業界を理解するうえで、まずはコンサルティングファームをご紹介していきます。成り立ちや得意とするコンサルティング領域によって大きく分けて8つに分類することが出来ます。それぞれの特徴や強み、代表的なコンサルティングファームをご紹介していきます。

コンサルティングファームの種類

戦略系コンサルティングファーム グローバルに展開をしているファーム(主に欧米発)が大半で、知名度も高くその歴史も深いファームが並んでいます。プロジェクトもCEOなどの経営陣をカウンターパートとし全社における経営戦略、新規事業戦略、M&A戦略などトップテーマがほとんどです。近年では単に戦略の絵を描くだけでなく、企業内に入り込んで実行まで支援するファームが増えています。
マッキンゼー・アンド・カンパニー
ボストン コンサルティング グループ
ベイン・アンド・カンパニー
A.T. カーニー 他多数

総合系コンサルティングファーム 元々は旧会計系ファーム(Big4)が主体となっており、上流の戦略立案のフェーズから、業務改善、システム導入、そしてアウトソーシングまで企業全体の経営課題に対してあらゆるコンサルティングサービスを幅広く手掛けています。多くのファームでは他メンバーファームやグローバルオフィスとの連携で、1ファームでは成し得ないプロジェクトを協働できる強みを持っています。
デロイトトーマツコンサルティング
アクセンチュア
PwCコンサルティング
アビームコンサルティング 他多数

シンクタンク系ファーム 大手企業・金融機関が立ち上げたファームで、その基盤を活かした官公庁向けのリサーチや経営・ITコンサルティングを提供しています。近年ではグローバルプロジェクトも多く、実態としてシンクタンクだからという垣根はなくマネジメントコンサルティングという純粋な経営コンサルティングを手掛けています。
NTTデータ経営研究所
三菱UFJ リサーチ&コンサルティング
野村総合研究所
日本総合研究所 他多数

IT系コンサルティングファーム 独自の強み等を活かして、大企業だけでなく中堅〜中小・ベンチャー企業へのIT戦略策定や業務改革支援等比較的上流フェーズのコンサルティング〜システム導入支援を手掛けたりしています。ITプロジェクトはもちろん、近年では戦略部隊を設立し最上流からのコンサルティングを手掛けるファームも出てきており、ITをさらなる武器として展開するファームが目立ってきています。
フューチャーアーキテクト
ウルシステムズ
ケンブリッジテクノロジーパートナーズ 他多数

人事系コンサルティングファーム 企業の組織ビジョン・人事戦略の策定〜人事制度構築・導入等、"人と組織を変えることで企業を変える"ことを専門的に各種人事に関する問題解決、コンサルティングを手掛けています。有名ファームにおいては外資系が多いですが、国内においても日本独特の人事風土を理解したファームも多く、大手企業を中心に活動しています。
マーサージャパン
タワーズワトソン
コーンフェリー・ジャパン
エーオンジャパン 他多数

FAS系(金融)コンサルティングファーム M&Aアドバイザリー、財務を中心としたデューデリジェンス、バリューエション、PMIなどのサービスを展開している。M&A関連の業務に関してはクロスボーダー案件が多くなってきており、ファームによっては再生やフォレンジック、PPP/PFIなどの公共領域のプロジェクトも手掛けています。
PwCアドバイザリー
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー
KPMGFAS
EYTAS 他多数

国内独立系コンサルティングファーム 高度経済成長をきっかけに設立されたファームが多く、主に中小企業を対象としたより実践的なコンサルティング業務を軸とし、生産性向上や品質管理など現場レベルでの競争力増強に強みを持っているところが多いです。全国各地にオフィスを構えるファームが多く地域に根付いたコンサルを提供していることも特長的。
船井総合研究所
タナベ経営
リッジラインズ
リブ・コンサルティング 他多数

新興系コンサルティングファーム 2000年以降、大手ファーム出身者や、大企業を母体としグループ企業として、その企業のソリューションや強みを活かしたコンサルを提供するコンサルティングファームも増えてきました。ここ数年で爆発的に従業員を増やし、そのプレゼンスを高めており今後のコンサル業界のキープレイヤーに成長していくかもしれません。
リッジラインズ
ドルビックスコンサルティング
イグニション・ポイント
グロービング 他多数

特化系コンサルティングファーム 激化するグローバル競争への対応を求められる業界において製造業、コスト削減、PMOなど各種様々な業界・業種に特化した専門家プロフェッショナルファームが登場しており、各社一段の差別化に取り組んでいます。より深く入り込んだコンサルティングを提供できることが強みとなっています。
フィールドマネージメント
ZSアソシエイツ
シンプレクス
IGPI ものづくり戦略カンパニー 他多数

外資系、日系、それぞれコンサルティングファームの違いは?
様々な種類に分けることができるコンサルティングファームですが、外資系・日系の違いについても少し触れていきます。
「コンサルティングを提供する」という点において、その役割の違いはありませんが、以下項目においてご紹介します。

【企業風土】
外資系ではUP or OUTの文化があるのではと思っている方がいらっしゃいますが、現在のファームではありません。日系も含め育成制度が充実しており「人を育てていく」という文化が根付いています。
また外資系・日系どちらも実力成果主義で昇格プロモーションしていくため、年齢で、経験数で、という違いもありません。
特質すべき点としては、日系の方がやや穏やかでマイルドな方が多い印象です。どちらも「待ち」というタイプより積極的に自ら手を挙げて挑戦できる、成長志向の方が多く、外資系・日系での違いはほとんどなく、個々のファームによってカルチャーが違うと言った方が適当かと思います。

【プロジェクトの進め方】
プロジェクトの進め方も外資系・日系だから違うということがほとんどなく、ファームのコンサルティングスタイルによって違うと言った方が正しいでしょう。
ただ日系の中小企業向けコンサルでは、チームではなく1人で経営者と対峙しながらコンサルティングを進める場合もあったり、企業内部に入り込んでハンズオンで企業の伴走者としてコンサルティングを進めるスタイルもあります。

【求められる能力・スキル】
外資系・日系ともに「コンサル適性」は同じく必須ですが、やや外資系の方がグローバル案件が多いため、英語力があったほうが評価が上がる可能性はあります。
ただし日系においてもグローバル展開するファームも増えてきており、且つコンサルタントのキャリア形成、さらにはビジネスパーソンとしてのキャリア形成上、英語力は当然あった方が良いので、苦手な方は外資・日系限らず勉強していった方がいいでしょう。


外資系・日系コンサルティングファームの違いを述べてきましたが、外資系・日系の業界ランキングについてまとめた記事があるので、ご紹介いたします。
日系コンサルティング業界ランキングは弊社のページ閲覧数や登録などから算出、外資系も含めたランキングはvault.comというサイトがファーム内部の調査をして決めたランキングなので、各コンサルティングファームの質を決めるものではありませんので、ご注意ください。
日系コンサルティングファームランキング
外資系含めたコンサルティングファームランキング

コンサルタントの役職と仕事内容

コンサルタントの役職と仕事内容

コンサルティングファームは多種多様にありますが、コンサルタントの基本的な役職、仕事内容は変わりません。まずは役職(キャリアパス)から見ていきましょう。
各職位の呼び方はファームごとに異なる場合がありますが、基本的に以下の4つに分けられます。昇格については各ファームで決められた基準によって決められています。

コンサルタントの役職 ◆パートナー
(ディレクター、ヴァイスプレジデント、プリンシパルなど)
パートナーの大きな仕事は案件の獲得(営業)とコンサルティングファームの経営です。パートナーだけがコンサルティングの真の魅力を味わえるポジションです。

◆マネージャー
(プロジェクトマネジャー、マネージコンサルタントなど)
プロジェクトの管理、顧客との折衝、予算管理が仕事の中心。プロジェクト全体に責任を持つポジションです。

◆コンサルタント
(シニアアソシエイト、アソシエイトなど)
コンサルタントには、実作業+マネジメントスキルが重視されます。仮説を立てて検証していくことが大きな仕事です。未経験からの中途入社の場合はこの職位からのスタートになることが多いです。

◆アナリスト
(アソシエイト、リサーチャーなど)
アナリストの仕事には地味なものが多いが、現場にもっとも近い役割を担う。新卒入社の場合コンサルタントキャリアのスタートととなるポジション。中途入社の場合でもこの職位からスタートすることがあります。

基本的に明確な所属部署はなく、プロジェクト毎に編成されるチームに参加してプロジェクト内の業務を担当します。そのため、プロジェクトごとに一緒に働く上司や同僚が変わることや、海外や地方へ出張して働いたりすることもあります。 コンサルタントの役職と仕事内容

コンサルティング業界の年収

平均年収の高いコンサル業界の中でもトップクラスの給与水準を誇るのが戦略コンサルティングファームです。
20代後半〜30代前半でコンサルタントとして中途入社した場合900万円-1300万円位が見込まれます。
昇格しマネージャーになると年収は固定給(ベース給)+業績賞与(ボーナス)で年収は2000万円を超え、新卒入社や第二新卒クラスで入社した場合、20代後半でマネージャーになる方も多くいらっしゃいますので、20代で年収2000万円を達成することも可能です。
デロイト、アクセンチュア、PwCなど有名コンサルが多い総合コンサルティングファームでは、若手クラスでは戦略コンサルティングファームと同等です。戦略コンサルのようにマネージャーで一気に2000万円クラスとはいきませんが、それでも賞与込みで1800万円後半くらいまで行く方もいらっしゃいます。

とはいえ、どのファームでも最上位のパートナークラスまで行くと給与は青天井になり、数億を稼ぎ出すコンサルタントもいらっしゃいます。
年収についてもっと詳しくしたい方は以下の記事をご確認ください。
コンサルティング業界の年収

コンサルティングプロジェクトの進め方(コンサルタントの仕事)

コンサルティングプロジェクトの進め方(コンサルタントの仕事)

コンサルティング案件はパートナークラスの営業や、直接コンサルティング会社への依頼、競合他社とのプレゼンテーションで受注が決まります。

プレゼンテーション 企業のおかれている状況、問題の背景、解決へのアプローチ、取組体制、プロジェクト期間など、プロジェクトの提案書を作り、企業の経営層へのプレゼンテーションを行います。プレゼンでは複数のコンサルティングファームとコンペを行うこともしばしばあります。

案件受注 クライアントに提案を受け入れてもらい正式にプロジェクトを受注します。ここでコンサルティングファーム側でメンバーが選出されプロジェクトチームが組まれます。また同時にクライアント側でもプロジェクトメンバーの選出を依頼し、社内の推進役を務めてもらうようにします。

キックオフ・ミーティング チーム発足後、全員で集まり顔合わせと、プロジェクト全体の体制、スケジュールなどの確認を行います。

インタビュー・仮説 問題解決の仮説構築のため、クライアント社内や社外の専門家にインタビューをしたり、ファーム内の知見・ノウハウを活用しながらデータ収集をし材料を集めていきます。問題解決に向けて仮説を立て、検証するサイクルを繰り返し、クライアントとも議論しながら進めて行きます。

課題解決方法の決定 これまで集めた情報・データを基に最終的な課題解決方法を策定していきます。チーム内で議論し最終的に提案すシナリオを固め、中身を充実させてから最終報告、提案に臨みます。

提案・実行支援 最終的な結論を経営層に報告・発表します。この報告が終われば、ひとまずプロジェクトは終了です。近年では策定した課題解決方法を実行するため、クライアントと一緒に実行支援まで行うコンサルティングスタイルが多くなっています。クライアントに成果が出るよう定着に向けて改善を図りながら支援していきます。

コンサルティングプロジェクトのテーマ・種類

コンサルティングプロジェクトのテーマ・種類

コンサルティングと言っても様々なプロジェクト種類があります。一部ですがいくつか下記にご紹介いたします。
最近では戦略、IT、人事などこれまでのテーマに加えて、DXやビッグデータ分析、サイバーセキュリティ、サステナビリティ(SDGs・ESG)など多様化しています。

経営戦略 経営戦略 クライアント企業の経営ビジョンを明確にし中長期戦略を策定していきます。全社レベルで行うこともあれば1事業部門のみの場合もありますが、近年では策定だけでは終わらず実行支援までも行っています。

IT戦略・ITマネジメント IT戦略・ITマネジメント 企業内のIT業務やCIO、情報システム部門に対してのコンサルティング、また最先端テクノロジーを利用することで実現できるビジネス変革などをサポートしています。

人事 人事 企業の人材関連のコンサルティングを行います。テーマは多岐にわたり、今後の企業成長に向けて、次世代リーダーの育成、人事制度、組織改革、研修から近年のグローバル化からクロスボーダーでの組織人事再編、改革などのプロジェクトも増えています。

財務アドバイザリー 財務アドバイザリー 企業の財務戦略、投資ポートフォリオ策定などから、経理部門における決算や会計、また予算・原価管理などのコンサルティングまで幅広いテーマを支援している。

CRM CRM マーケティング、営業(販売)、顧客サービスといった企業とその顧客との接点活動において革新的な価値提供を行うために、戦略策定・業務モデルの設計から変革の実現までを支援している。

SCM(サプライチェーンマネジメント) SCM(サプライチェーンマネジメント) 製品・サービス開発から調達・生産・物流・営業支援など多岐にわたる企業活動の中でバリューチェーンにおけるコンサルから全社、事業部門の業務改善といったテーマまで行っている。

DX(デジタルトランスフォーメーション) DX(デジタルトランスフォーメーション) デジタルや最先端技術により業務プロセスを変革させるDXコンサルティング。一部のファームではDX専門部隊としてチームを立ち上げたり、コンサル業界の中でもDXはビッグワードとして注目されています。

M&A M&A M&A業務にかかわる戦略、デューデリジェンス、バリュエーション、PMIなどのアドバイザリーサービスを提供。FAS系ファームの他、一部フローを専門的に扱うコンサルティングファームもある。

ファームによって違うコンサルティング手法・スタイル
ファームによっては、上記プロジェクトにおいて、クライアント企業に対して提供するコンサルティングスタイルが異なります。

■チーム・個人
多くのコンサルティングプロジェクトでは、クライアント企業とファーム側からメンバーが選ばれ、プロジェクトチームが組まれます。
ファーム側からはパートナーをはじめマネジャー、コンサルタント、アナリストと各職位のメンバーが数人参画し、プロジェクトの目標が達成したところでチームは解散し、メンバーはまた違うプロジェクトにアサインされていきます。
一方で、クライアント企業が中小企業などの場合、チームではなく個人、1人で経営者と伴走しながらコンサルティングを進めます。
ちなみにチームでのコンサルティングにおいて大規模プロジェクトの場合1000人単位で参画する大プロジェクトも存在します。

■プロジェクト期間
多くの場合にはクライアントとのキックオフでプロジェクト期間が定められ、経営課題の状況から3か月や半年といった形で企業のサポートを行います。
期間が終われば、プロジェクト修了になりますが、次の課題解決のため企業からリピートでファームに再依頼することもしばしばあります。
一方で期間の定めなく、例えば月1回、クライアント企業に訪問し財務状況の確認、業務における問題点などの現況ヒアリングからのサポートや、すでにプロジェクト推進しており、その後の実行支援のためのサポートを行っているファームもあります。

■ハンズオン・リモート
プロジェクトによってはハンズオン、つまりは企業に直接コンサルタントが入り込んでコンサルティングサービスを提供するスタイルもあります。特に再生系に多いスタイルであり、緊急性があり、日での決断を求められる場面もあるため、経営陣として一緒になってサポートする例もあります。
またコロナ渦によりリモートも進んであり、クライアント企業と一度も直接対面することなく、例えば調査案件などはリモートでキックオフミーティングがはじまり、最終的なプレゼンもリモート行われる場合も少なくありません。

■ソリューション・システム導入
時にコンサルティングにおいてはソリューションやシステム導入などツールを用いたコンサルティングも展開しています。世界的に有名なSAPやOracleをはじめ、最近でクラウドが注目されておりSalesforceやazure、AWSなどの導入や、その他SaaS系サービスや、独自のシステム開発・導入を手掛ける場合もあります。

コンサルタントの仕事の魅力

コンサルタントにおける魅力は人それぞれかもしれませんが、
・若いうちから経営というテーマの仕事が出来ること
・誰もが知っている企業の経営支援が出来ること
・プロジェクトを完遂したときの達成感
・顧客からの感謝
といったことに、やりがいや魅力を感じる方が多いです。

また、
・海外案件などグローバルに活躍できる機会
・高い年収
・身に付けたコンサルティングスキルを生かした更なるキャリアアップの可能性
なども大きな魅力のひとつでしょう。
コンサルティング業界の魅力について以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
コンサルティング業界の魅力

近年日本でも「コンサルティング」が浸透し2000年当初から比べると案件の量や、規模、コンサルティングファーム自体の数も非常に多くなりました。現状、ほとんどのコンサルティングファームでは通年で中途採用を行っていますので、コンサルタントへのキャリアをお考えの方にとっては、非常にチャンスかと思います。

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