会計士からコンサルタントへの転職

会計士の方でコンサルティングファームを目指される方が年々増えているように感じます。

・監査という「過去の経営の結果」を見る業務ではなく、コンサルとして「将来の経営方針」を考える業務してみたい
・会計士としての経験を活かし、コンサル、CFOなどより事業に近い領域に行きたい
・今後会計士の監査業務がAIに取って代わられる可能性もあるので早いうちに自身のスキルアップのためにコンサルタントになりたい

などコンサルティングファームを目指す方の理由は様々ですが、
一様に会計監査での経験、ファイナンススキルの強みを活かし、ご自身のキャリアアップを図りたいという面が強いようです。

新卒や、第二新卒クラスでの中途入社の方がこのポジションになります。
まずはコンサルタントとしての基礎スキルをしっかりと学びつつ、情報収集や分析、資料作成などがメイン業務となってきます。地味な仕事が多いかと思いますが、プロジェクトを進める上で重要な役割を担っており、生の情報と向き合っているからこそミーティングでの発言は貴重であり、その意見はどんどん採用されていきます。

未経験から中途入社した方の多くがこのポジションになります。
コンサルタントの職位は、一般的にイメージされるコンサルティングの仕事そのものになります。プロジェクトの大半の実作業を担当し経営課題を解決するための仮説構築・検証を進めていきます。コンサルタントは問題解決の手段をすべて自分で決めるため、「セルフマネジメント能力」が重要になってきます。

未経験からの中途入社でもこれまでの経験によってはマネジャー採用されることもあります。
プロジェクト全体の管理からクライアント折衝、予算管理などが主な仕事になり、各メンバーとディスカッションしながら軌道修正したりプロジェクトを成功に導いていかなくてはいけません。時には自身も実作業に参加することもあり、仕事もハードで責任も重い職位になってきますがその分やりがいも達成感も大きいといえます。
またメンバーの育成、採用も大きな仕事の1つです。アナリスト、コンサルタントクラスのメンバーが早く一人前のコンサルタントになれるようアドバイスをしたり、ファームの採用など内部管理も期待されているポジションです。

パートナーはファームの共同経営者としてファーム経営の意思決定や、プロジェクト案件の獲得、最終責任者のポジションです。
ファーム経営としてはどのような分野に注力していくのか、採用・育成はどうするか、他グローバルオフィスとどのようなやりとりをしていくのかなど今後の方向性を決める仕事になります。プロジェクト案件獲得はその名の通り営業活動で、書籍の執筆やセミナー開催、個人の人脈からアプローチして提案書を作成受注します。売上が自身の報酬に反映することが多いです。
パートナーになれるのはほんの一握りであり、「パートナーにならないとコンサルティングの真の魅力はわからない」とも言われています。

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