医療機器業界は成長を続ける業界として、転職市場においてとても注目を集めています。特に業界未経験からでも挑戦しやすい医療機器メーカーの営業職は転職先としてとても人気があります。
そこで今回は、現在注目を集めている医療機器営業についてご説明いたします。

高齢化の加速、それによる医療費の増加を背景に近年特に成長している医療業界。その中でも医療機器メーカーは安定して売り上げを上げており、日本国内の市場規模は平成29年時点で約3兆円と、医療費の約7％を占めています。

業界の特徴として、ジョンソン＆ジョンソン、メドトロニック、ベクトンディッキンソン、などの国際的に展開している外資系企業が売り上げランキングの上位に多く名を連ねており、国内においても外資系企業の日本法人の存在が大きいです。

日系企業は特定の分野に特化した製品を製造している企業多いです。特に、診断機器に強みを持ち、消化器内視鏡の世界シェア70％を占めているオリンパスなどがその代表格です。
日系の医療機器メーカーには国際市場での競争力を高めていくことが期待されています。

医療器機メーカーは成長企業が多く、多くの人材を積極採用しています。
世界においては、新興国の発展や人口増加により医療機器の需要は大幅に拡大しています。また、国内においても、高齢化や医療の進歩によりその需要は高まっています。
そのため、医療機器メーカーは製造や販売において、多くの人材を必要としており、採用活動が活発に行われています。

医療機器営業は未経験者であっても積極的に採用している企業が多くあります。
医療機器の分野は細分化しており、同業界経験者だからと言って必ずしも前職の知識や経験を活かせるわけではない為、業界不問で幅広く優秀な方を募集していることが理由です。
そのような企業では、入社後に3ヶ月-半年といった長期間の研修が設けられており、専門的な知識を身につけることになります。
以上のことから選考においては、積極的に学ぶ姿勢や意欲が問われることが多い傾向にあります。

医療機器営業は個人で活動することが多くなります。自分の担当エリアをまわり、医師や看護師に対して医療機器の営業活動を行います。
手術立ち合い、セミナー企画・運営などを行うことで、医師や看護師との信頼関係を築き、それらを基盤にして担当施設に製品を採用してもらいます。
常に高い売上実績が求められる為、厳しい環境ではありますが、それに見合った高い営業力を養うことができます。
医療機器営業は、実力主義・成果主義の環境下で、高い成長と報酬を求めている方にお勧めです。

医療の専門家である医師や看護師と対等に話すために、常に手術・解剖・機械の勉強をしていく必要があります。時には手術に立ち会い、医師や看護師に医療機器の使い方を指導する必要もあります。 大変な業務も多くありますが、高い成長と報酬、そして人の命を助けることに繋がっているという大きなやりがいを得ることができる職業です。 医療機器営業への転職に少しでもご興味がございましたら、是非弊社までご相談いただけますと幸いです。

医療機器営業の年収は他業界と比較しても高水準です。特に外資系医療機器メーカーでは新卒初任給が年収500万円以上に設定されている企業も少なくはありません。
また、インセンティブ制度が設けられている企業も多く、営業成績に応じて高額なインセンティブが支払われます。TOP10％の営業成績を達成すれば、インセンティブだけで500万円-800万円以上支払われることもあり、20代で年収1000万円以上稼ぐことも夢ではありません。一方で、営業成績が悪ければ、給与が上がることもないため、楽して稼げる甘い環境ではありません。