ウェブ上の風評監視、トーマツ系が企業向けに

デロイト　トーマツ　リスクサービス　Ｗｅｂ上の風評検知サービスを提供開始

リスクマネジメントの第一歩であるリスクの識別に効果


　デロイト　トーマツ　リスクサービス株式会社（以下ＤＴＲＳ、　東京都千代田区　代表取締役社長　久保惠一　０３−６２１３−１３００）は、Ｗｅｂ上のソーシャルメディア等（Ｔｗｉｔｔｅｒ、国内の主要なブログ・ニュースサイト・掲示板）における風評を自動で検知し収集する「Ｗｅｂモニタリング」サービス（　http://www.tohmatsu.com/wm　）を２０１１年４月より提供します。

　近年、利用者が増加しているソーシャルメディアは、より気軽に発信が可能で、拡散しやすいメディアとして、世論を形成する力をつけています。一方で、一度Ｗｅｂ上で発信された情報は、その正確さに関係なく容易に複製され抹消することが難しいといった特徴を持っており、企業はＷｅｂ上の風評を監視する必要性が増しています。

　風評の監視はリスクマネジメントの第一歩であるリスクの識別に役立ち、これにより企業は社会で関心を集める前の小さな火種のうちにリスクを認識することが可能になります。また、「Ｗｅｂモニタリング」はＤＴＲＳの内部・外部通報の受付窓口サービス「ホットライン」と併用することで、デジタルとアナログの両面で、社内・外から伝達される風評を知ることが可能となります。


特徴１―広範なサイトを対象に、多彩なキーワードに基づき独自クローラーで検索
　ＤＴＲＳの「Ｗｅｂモニタリング」は、ソーシャルメディア等で発信される情報を、事前に定める８つの主な収集キーワードと、多数の排除キーワードに基づき、独自のクローラー（検索ロボット）で収集・保管します。どのキーワードが、どのサイトで、いつ何件書き込みがあるのかが一目でわかり、風評のいち早い把握が可能です。

特徴２―直感的な操作画面と、加工が容易なデータ提供
　一般的なクローラーで発生していた過去の書き込みや重複の検索結果は排除されており、自動でグラフに書き込みの件数が表示され、推移を時系列で確認できます。また、元サイトの参照も可能で、実際の書き込みの体裁やサイト全体を確認することもできます。さらに直近３か月分が保存され、データの一括ダウンロードにより、高度な検索や分析を行うこともできます。

特徴３―「ホットライン」（内部・外部通報の受付窓口サービス）、リスク診断、リスク評価などの同時提供が可能
　従来からの、人から人へ伝達される不満や口コミといったアナログな情報を収集する機能として内部・外部通報制度を併用して活用できます。ＤＴＲＳでは通報の大多数を占めると言われる愚痴などにも十分に時間をかけて、通報の本質を引き出す内部・外部通報の受付窓口サービス「ホットライン」の提供もしています。さらに、認識されたリスクに対しての評価やその他の潜在的なリスクについてチェックするリスク診断なども行っており、体系的なリスクマネジメントの構築の支援もします。

2011年 3月28日
日経ﾌﾟﾚｽﾘﾘｰｽ

デロイト　トーマツ　リスクサービス
デロイトのメンバー企業の一つで、主に情報セキュリティ、ITマネジメント、事業継続管理（BCM）等に関するセキュリティ＆プライバシーサービスを提供しているアドバイザリーファーム。また、有限責任監査法人トーマツと連携し、総合的なエンタープライズ リスク サービスを提供している。

デロイト　トーマツ　リスクサービスについて

コンサルティング業界の最新ニュースをお伝えします。最先端の業界で何がどう動いているのかをWatchすることで、広くビジネス界全体の今後の動きを展望することができるはずです。