医師の方からよくご相談いただく質問特集 キャリアコンサルタント特集コラム

さて、今回は医師の方からよくいただく質問特集と題して皆様が転職をお考えになる際に質問をいただく点について３つお伝えさせていただきます。

１．兼業しながらコンサルタントはできるのか？
こちらの質問は医師の業務を続けながら腕を落とさないでいられるか、専門医の資格を維持するために診療時間の確保をしたいというような背景からよくいただきます。
結論としてはコンサルティングファームによります。
ただ、大まかに戦略系ファームですと副業は基本的に難しいかもしれません。規定で副業禁止が定められている場合が多いです。
総合系ファームについてもスタート時は難しいかもしれません。副業について相談に乗っていただける企業もあるのですがキャリアチェンジになりますので実際はハードルが高い印象です。
ではすべてのファームでかなわないかというとそういうわけではなく病院向けコンサルティングを提供しているファームでは医師の副業は叶うところが多いです。
週に何日か臨床を行い、空いた日にコンサルタントとして経営改善に携わることができます。
最終的には個社ごとの判断となりますので、実際に副業が叶った事例など具体的な企業名等はご面談時に詳細をお伝えさせていただきます。

２．未経験でもチャレンジできるコンサルティングファームはあるのか？
医師としての経験を積まれている中でいざ別のキャリアをお考えになった時に自身の強みとほかの仕事では業務の相違点が少なく、キャリアチェンジは難しいのでは？とご相談をいただくことも多々あります。
こちらについての回答としてヘルスケアに関連するファームであれば多くのコンサルティングファームでWelcome！です。
医師としてのご経験より実際の現場知識をお持ちかと思います。病院や製薬・医療機器などに関わるヘルスケアのプロジェクトにおいて現場の意見を取り入れることができるというのは問題点や施策を考えるうえで有益です。ご経歴によるところもありますが、多くのファームではそうした知識・ご経験を求めておりますのでキャリアチェンジはポジティブにお考えいただけると思います。

３．どんなコンサルティングファームなら目指せる？
未経験ですと医師積極採用というのを掲げているファームも多くないので、実際の市場観的にどうなんだろうかという疑問をお持ちになる方も多いです。
結論としては戦略系・総合系・シンクタンク・特化型ファームでヘルスケア系のプロジェクトを行っているところは幅広く可能性があります。
２．の回答とも重複しますが医師としての現場のご経験や知識はクライアントが求める現実に落とし込んだ施策を提案するうえで非常に重宝されます。
また、クライアントとのお顔合わせや提案書への経歴記載の際に医師のご経験があることで医療業界のクライアントには医師の経験があるのなら信頼できる方であるとポジティブに初めから受け入れられることもあり、クライアントとの信頼関係を気付くことへの一助になります。
そうした背景からヘルスケアに関するクライアントを支援しているコンサルティングファームを目指すことができます。
具体的なクライアントとしては中央省庁では厚生省や経産省・内閣府・外郭団体等、製薬メーカー、医療機器メーカー、他業界からのヘルスケア参入を目指すIT企業や化学メーカー、医療機関、保険会社などの企業が挙げられます。
具体的な企業名については多くありますので、ご経験やどんな課題解決をされたいかなどのご志向に合わせてご相談いただけましたら候補者様ごとにご紹介をさせていただきます。