・面接官に質問する
面接官はまずケースの概要を説明しますので、ケースを正確に理解するために必要な質問をしてください。また、面接官はケースを通じてさまざまなアドバイスをしますので、遠慮せずにメモを取ってください。
・理解が曖昧なまま分析に入らない
面接官は、思考が整理できるように議論を進めますので、遠慮せずに質問して自分の理解を確認してください。
・課題の構造化と、課題解決の枠組みを意識する
ケースの全体像を把握したら、課題を論理的に構造化し、課題解決の枠組みを設定してください。それにより、課題解決のステップと必要な分析が明らかになります。
・優先順位を考える
複数の論点がある場合、クライアントにとってインパクトが大きいものにフォーカスしてください。その際は、優先順位の理由も説明してください。
・考えてから話す
すぐに結論に至らずに、思考を整理してから話してください。
・課題解決の仮説を立てる際にクリエイティビティを意識する
課題の解決法を考えるにあたり、ビジネスのルールやこれまでの業界構造を変えるような革新性が重要です。
・定型の枠組みにとらわれない
ビジネス書にあるような枠組みは、必ずしも適切ではない場合もあります。
・実際のビジネスにおけるリアリティを考慮する
ケースでは、限定的な情報しか提供しません。限られた情報をベースに、実際のビジネスでの実現性を意識してケースに取り組んでください。
・素早く正確に計算する
ケースでは、計算を求められることがあります。ここでは計算能力よりも、数字を使って効果的に思考をまとめ、意思決定することを意識してください。
・複数の考えを統合し、分析から結論を引き出す
最後に、自分なりに導き出した仮説と選択肢をまとめ、クライアントの課題に対して、解決策を提示してください。
・答えがはっきりしなくてもうろたえない
ケースに正解はなく、面接官は、どのように課題解決にアプローチするかを見ているので、自分の思考プロセスをディスカッションするようにしてください。
・自分の考えに拘らない
面接官が異なる意見や疑問点を提示した場合、自分の考えに拘りすぎないでください。面接官は、思考が深まるよう新たな視点を提示していきますので、それに応じて自分の発想を見直してみてください。
・一人で考えない
ケース・インタビューでは、面接官との対話が重要です。自分のロジックや思考プロセスをコミュニケーションすることを意識してください。
・ケース情報を外に流したり、事前知識を用いたりしない
面接では、新しいコンサルティングのケースや新しいデータを頻繁に取り入れています。ですから、聞き覚えのあるケースでも、以前の候補者と同じアプローチでうまく解決できるとは限りません。自身の思考や視点に基づき、独自の結論を導き出してください。
・自然体でケース・インタビューを楽しむ
面接官とのディスカッションに知的なおもしろさを感じることができれば、BCGの仕事も楽しんでいただけることでしょう。