1979年に創設されたガートナーは、米国コネチカット州スタンフォードに本拠地を置く業界最大規模のITアドバイザリー企業。
世界に85の拠点を持ち、約1,200人のリサーチ・アナリストおよびコンサルタントを含む4,400人以上のアソシエイツで構成されている。
ガートナーのサービスは、ITプロフェッショナル向けのリサーチ・アドバイザリ・サービス、世界規模で開催されるイベント、CIOや情報担当者に特化したエグゼクティブ プログラム、そして各顧客向けにカスタマイズされた高度なコンサルティングで構成されており、企業と政府系機関のCIOおよび上級IT幹部からハイテク、通信、プロフェッショナル・サービス、IT投資企業のビジネス・リーダーに及ぶ1万1,000社、6万人の顧客にとって、価値あるパートナーとしての役割を果たしている。
IBMがメインフレームで市場を席捲していた1970年代後半は、ユーザー企業各社はIBMへの依存を深め、かつIT投資におけるイニシアチブを完全に掌握されていた。
コストについてもテクノロジーについても、全てIBMの言うがままに従い、IBMに真っ向から意見が言えるユーザー企業のIT部門はどこにもなかった。
そのような状況に問題があると考え、IBM内部の人間で改善したいと考えたのが、ギデオン・ガートナー(Gideon Gartner)という人物。
ユーザー企業が独自にIT投資の意思決定ができるように、ベンダーとユーザー企業の間に入って中立・公平な立場からのアドバイザリーサービスが必要と考え、1979年、IBMをスピンアウトしGartnerを設立。
1995年、データクエスト(DataQuest)社を買収。
データクエストはベンダーリサーチの老舗企業で、ITベンダー側のテクノロジー、戦略、売上、フォーキャストなどの調査をしつつ、ベンダー各社にアドバイスをしていた。
ガートナーがデータクエストの買収を行ったことによって、ベンダー各社の膨大なFactベースの情報DBを獲得。
それらのデータに基いたコンサルティングをユーザー企業に対しても行えるようになった(日本のベンダーもデータクエストとの契約があったため、ブランド名をそのまま残している)
現在、東京オフィスではガートナーコンサルティング(コンサルティング部門)の成長が目覚ましい。
元アクセンチュアの戦略グループパートナーの中村氏がジョインしてから、部門として毎年30%の成長を維持している。
社名 | ガートナー ジャパン株式会社 英文社名 : Gartner Japan Ltd. |
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沿革 |
1994年 NASDAQ上場 1995年 日本法人設立 1995年 データクエスト社を買収 1998年 NYSE上場 code "IT" 2001年 社名を "Gartner" に変更 2005年 "Meta Group" を買収 |
資本金 | 非公開 |
設立 | 1979年 |
所在地 | 東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー5階(受付) |
日本では、ガートナーといえば「どのベンダーのサーバーがどれだけ売れているか」 「携帯の販売台数は?」といった類の調査会社という認識をもたれている。
その認識は一部では正しいが、全体像は正しく理解されていない(市場に認識が浸透していない)状況にある。
以下、同社の重要な特徴3点。
1. 中立性・公平性
2. 世界最大規模のスペシャリスト集団が正確かつ圧倒的な情報量で支援
3. 「ビジネスに貢献するITの実現」に対する支援
ガートナーは、SI、ハード、ソフトウェアの販売を一切行っていない。
全てのITベンダーと等距離を保ちながら、ITユーザーの視点(ここ重要)で調査・分析を行うことで本当に価値のある情報だけを提供している。
大手のITコンサルティングファームが特定製品の導入やSI、アウトソーシングによる利益誘導型のスタンスで収益拡大に傾倒するなか、同社はそれを一切行わない。
エンドユーザーに対して最適解の追求のみを行い、CIOにしがらみのない真実を伝えることができる。
次に全世界で1,200名を超えるアナリスト、コンサルタントが、コミュニケーション、ITサービス、ソフトウェア、ハードウェアそして半導体までの広範なICTを対象に多角的な調査・分析・予測を行い、年間7,000本以上のリサーチを執筆している。
大手のグローバルコンサルティングファーム各社においても、社内体制でそれだけの規模でリサーチアナリストやアドバイザリー専任コンサルタントを擁しているファームは、世界のどこにも存在しない。
最後に、様々な産業分野で活躍したプロフェッショナルが、お客様のビジネスとしての視点から貴社のIT環境に関する的確な課題把握と解決に従事している。
現在、年間23万件を越えるお客様からのIT投資に関する個別相談に対応している。
ガートナーコンサルティング(コンサルティング部門)については、以前はIT戦略立案、IT-ROI診断、RFP作成支援、PMO等の案件が多かったが、昨今ではITの枠に捕らわれない経営戦略、組織戦略アドバイザリーなどの案件も増えている。
またガートナーコンサルティング部門で活躍するコンサルタントに共通する志向性として、コンサルタントという仕事をライフワークとして続けたいという想いを持った方が多いのも特徴的。
コンサルタントとして顧客に価値を提供する喜びを知った方々を厳選して採用している。
前職においてもコンサルタントとして優れた実績を持ち、上位20%以内の高評価を得てきた方々が集っている。
コンサルタントとして独り立ちができるまでの力量をもち、かつ「真に中立的な立場で顧客にとってベストな支援を行うには?」と熟考して入社されている方々が多い。
ガートナーは4つの領域でITアドバイザリーサービスを提供している
●ガートナー・コンサルティング
┣ TCOベンチマークソリューション(ITコスト効率性診断)
┣ ベンダー選定
┣ RFP作成支援
┣ Outsourcing請負契約の評価と再構築立案
┣ ベンダーとのコスト削減交渉支援
┗ PMO
各分野のエキスパートが、長年の経験に基づく「ツール」、「方法論」、「ベストプラクティス」、「リサーチグループの情報収集、分析能力」を最大限に活用し、お客様にとってベストなソリューションをご提供いたします。
ガートナーは、ITに関する製品の販売、開発、実装を行わないため、利益誘導を排除した『真にお客様の立場に立ったコンサルティング』をご提供することが可能です。
PMO支援
ベンチマーク
戦略・アーキテクチャ策定支援 業務改革支援
外部調達支援
評価・レポーティング支援
BCP・リスク管理サービス
アウトソーシング活用・コスト削減支援
●ガートナー・エグゼクティブ・プログラム(EXP)
┗ IT Executive CIO Signature / Premier
※3,700名超のCIOが参加しているグローバルネットワーク & アドバイザリーサービス
エグゼクティブ プログラムは、世界中の3,500人を超えるCIO、IT担当責任者とガートナーアナリストによる世界最大規模のコミュニティです。
CIOの重責を軽減し、CIOがより効果的にチームを率い、社内の同僚と協力できるために、『リレーションシップ』、『EXPレポート』、『ネットワーキング(意見交換会)』、『CORE/JCOR(リサーチ・アクセス)』の4つのエレメントから成るメンバーシップ・プログラムをご提供いたします。
●ガートナー・リサーチ
┣ Core Research / Japan Core Research Advanced
┣ Dataquest / データクエスト ジャパン
┣ Industry Advisory Services
┗ Gartner for IT Leaders / Gartner for Business Leaders
※650名超のアナリストが作成したレポートDBの閲覧(700分野)
質、量ともに卓越したリサーチをベースに、ITに関する利用者側(ユーザー企業)、供給者側(テクノロジ・アンド・サービス プロバイダー)双方に対し、中立・公正な洞察とアドバイスをご提供いたします。
ジャパン・コア・リサーチ・アドバンス
ジャパン・コア・リサーチ・アドバンスは、日本の専門アナリストが、ビジネスとITに関わる高度な知見とアドバイスをご提供する年間契約サービスです。
Burton IT1 (バートン アイ・ティ・ワン)
Burton IT1は、IT実務者に向けた実践的かつ技術志向のリサーチ。
ガートナー データクエスト
世界中から収集した広範囲にわたるデータをもとに、IT市場動向について分析、予測、提言を行います。ガートナー データクエストは、ITベンダーのお客さまが競合他社の力を見極め、卓越した製品を市場に提供するための手助けをします。
ITデマンド・リサーチ
日本におけるIT需要 (デマンド) 動向を、ユーザー調査を通じて「企業ユーザー」と「個人ユーザー (ビジネス・パーソナルを含む)」の視点から定量的・定性的に調査・分析いたします。ITベンダーの事業戦略における意思決定を支援するプログラムです。
メディア・プロダクツ
メディア・プロダクツは、 IT業界で高い評価を得ているガートナーのブランドを活用し、クライアントが伝えたいメッセージに客観性と信頼性を与えることが出来る、他に類を見ないマーケティング支援プログラムです。
●イベント
┣ シンポジウム / IT Expo
┗ Technology Summit
ガートナーのイベントでは、ITに関わる皆さまに「最適なコミュニティ」と「情報」をご提供いたします。ITの利用者側(ユーザー企業)と供給者側(テクノロジ・アンド・サービス プロバイダー)がコミュニケーションを図る場をご提供することで、両者のビジネス拡大に貢献いたします。
※ガートナーのワールドワイドでのサービスの売上げ比率は70%がリサーチサービス、30%はコンサルティング + イベント
ITコンサルタントとは ITコンサルタントの仕事内容や、採用動向、求められる人材像など、ITコンサルタントへの転職ための業界知識を豊富にご紹介いたします。
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