医療コンサルタントへの転職

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医師の年収の現実 - 高年収を狙う方法

医師は他業種と比較した際に高年収のカテゴリーに入りますが、年齢や役職などによって年収が大きく異なります。
そのため、年収に不満を感じている医師の方も一定数いらっしゃいます。
本記事で医師年収の現実について、平均年収や手取り収入などの面から詳しく解説いたします。

弊社ムービンでは、医師の方向けのキャリア相談会を実施しています。
今後のキャリアについての不安や悩みを持つ方や漠然と転職を検討している方など、ぜひお気軽にご相談ください。

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医師の年収の現実

医師全体で見ると平均年収は高いですが、年代別で年収は大きく異なってきます。
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、医師の平均年収は約1436万円となっています。この数字には40~50代の高年収層も含まれており、20~30代前半だけを切り出すと水準は大きく下がります。
主な理由としては、初期・後期研修など育成フェーズの期間が長いことが挙げられます。実際、20代は年収500万円台~700万円台がボリュームゾーンとなっており、他業界と比較すると高いですが業務量と収入が見合ってないと感じている医師の方も多いです。

「統計上の平均値」だけを見ると恵まれているように見えますが、医師が肌感として抱いている「年収が割に合わない」というのも、納得できます。
今の収入の手取りはもちろん、将来の伸びしろまで含めて見直すことが、今後のキャリアを考える上では重要といえるでしょう。

医師の平均年収【年代・規模・地域別】

「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、医師の平均年収は約1436万円でした。
日本人の平均年収は約460万円なので、1000万円近い差があります。当然、年齢や開業医や大学病院医師などの属性によって年収レンジも大きく変わってきますが、やはり医師は高年収といえるでしょう。
以下に年度毎の医師の平均年収を出しましたので、ご覧ください。

調査年度 平均年収
令和5年 1,436万円
令和4年 1,428万円
令和3年 1,377万円
令和2年 1,439万円

出展:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」


直近で見ても医師全体の平均年収は、1400万円前後と高水準を保っています。
さらに医師の平均年収を、年代・規模・地域別でみていきましょう。

【年代別】医師の平均年収

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」の年齢階級別データをもとにすると、以下のような平均年収となります。

年代 平均年収
25~29歳 約540万円
30~34歳 約720万円
35~39歳 約1,150万円
40~44歳 約1,200万円
45~49歳 約1,550万円
50~54歳 約1,610万円
55~59歳 約1,860万円
60~64歳 約1,740万円
65~69歳 約1,760万円

上記を見ると30代中盤以降は年収1000万を超えてきますが、20代中盤から30代前半までは年収は控えめな傾向にあります。

【規模別】医師の平均年収

中央社会保険医療協議会の「第23回医療経済実態調査の報告(令和3年実施)」のデータをもとにすると、経営母体別の平均年収は以下のようになります。

経営母体 平均年収
医療法人(民間病院) 約1,500万円
公立・公的病院 約1,470万円
社会保険関係法人 約1,420万円
国立病院 約1,380万円
大学病院 約1,320万円

上記を見ても、民間病院と大学病院で200万の平均年収の差が出ています。

医師の手取り収入

まず、手取り額は額面給与から、所得税や住民税、健康保険料、厚生年金保険、雇用保険などが控除されます。
扶養家族の状況などによって異なりますが、基本的に妻や子供など扶養家族がいると手取りが多くなります。
あくまで目安ではありますが、勤務医で年収1400万円の場合、手取りが約900万円前後です。
また、開業医の場合、売上の中から税金や経費を差し引いた額が手取り収入となり、勤務医の計算方法とは異なるということだけ把握しておきましょう。

医師の平均年収を年代・男女別で徹底解説

医師が年収に不満を覚えるのはなぜか

医師全体の平均年収を見て分かった通り、高年収の職業だと再認識できたかと思います。しかしそれでも、医師が自身の年収に不満を持っている方も少なくありません。
その理由について以下で2点ご紹介いたします。

研修医期間の年収が低め

まず、医師としてのキャリアの初期段階である研修医期間の年収が低いことが挙げられます。
初期研修と後期研修合わせて5年間の研修医期間ですが、給与範囲として320万円~720万円と医師の平均年収と比較するとビハインドしています。
医師は一貫して高収入だと思っていたら、いざ現実を見たら想定以上に年収が出ずに、そのギャップが不満と繋がるケースが非常に多いです。
さらに言えば、医師になるまでに相応の学費と長期間の学生期間も費やしているので、なおさら不満がたまる要因になります。

業務量・重圧と比べて年収に見合っていない

業務量や重圧が年収に見合っていないと感じることもあるようです。
医師の仕事は診察や手術に加え、患者とのコミュニケーションや診療記録の作成、など多岐にわたります。これらの業務に加えて当直や緊急対応、休日出勤などが発生するため、長時間労働が常態化している職場も少なくありません。
さらに、医療ミスが起きないように常に最新の注意を払って業務にあたる必要があるので、精神的な負担もかかってきます。
これらの要因が重なり、年収が労力に見合ってないと感じてしまう方も多くいらっしゃいます。

年収アップを狙う方法

医師は他業種と比較して高年収ではありますが、元々のポテンシャルを活かして更なる年収アップが可能です。
以下で、高年収を狙う方法を詳しく解説いたします。

臨床医や研究医としてキャリアアップを目指す

現在の職場で大幅な給料アップを狙うなら、役職へのキャリアアップを目指すのが手段の1つです。
院長や部長、医長などの役職になると、手当による給与アップが可能で、院長や副院長クラスになると2000万円前後まで上げることができます。
その一方で、数年で職位を上げるというのも難しく、仮に医長になるのにも10年ほどかかることに加えて、相応の経験やスキルが必須となります。
時間はかかりますが、現在の職場で働き続けたいという方は、着実に経験とスキルを積み上げていくしかないでしょう。

単発アルバイトをする

単発アルバイトを行い、副収入を得る医師の方もいらっしゃいます。
医師のアルバイトというと当直や健康診断が挙げられますが、仮に月に3回ほど行えば20~30万程の収入が入り、年間で300万前後の収入増加が見込めます。
しかし、休日や勤務外の時間を費やすことになるので、相応の覚悟が必要となるでしょう。
勤務先によってはアルバイトを禁止している場合もあるため、事前に確認しておくのがベターです。

開業医になる

個人医院やクリニックを開業するのも年収を上げる1つの手段です。
厚生労働省の「医療経済実態調査」によると、開業医の平均年収は約2800万円となっており、かなりの高水準です。
開業するのにも経験やスキルが必須になるため、新規開業年齢の平均は40歳前後になっています。
また、開業医の廃業率は一般法人の廃業率と比較すると低水準とはいえ、年々廃業率は増加傾向にあることも事実です。経験やスキルに加えて、相応の覚悟を持って開業する必要があるでしょう。
ただ、先述した通り、開業医で年収5000万円以上稼いでいる方も少なくないので、魅力のある選択肢の1ついえるでしょう。

給与の高い業界に転職する

ポテンシャルを活かして転職することで、今以上の年収を目指せます。
特に20代の初期研修医の方は、転職によって年収を上げれる可能性が高いです。
意外と知られていない転職先になりますが、医師からコンサルティング業界への転職は、年収アップを実現できる転職先の1つです。
コンサルティング業界は、企業の経営課題に対して解決までに導く企業のことをいい、一般的に入社難易度が高い業界ではありますが、医師業務を通して得た医療知識や経験は高く評価される傾向にあり、医師の方を積極的に採用しています。
以下で、転職スタート時の年収イメージについて確認していきましょう。

職種/年代 20代 30代 40代~
医師 900-1,200万 1,100-1500万 1,300-2,200万
コンサル 600-1,100万 800-1,500万 1,500-4,000万
大手事業会社 500-700万 700-1,000万 900-1,600万

※ただし、これはあくまで一般的な目安であり、特定の企業や業界によっても異なる場合があります。また、昇進や評価の結果、給与に個別の変動があります。



例えば、初期研修医の方だと400-700万のレンジの方が多いですが、戦略・総合系コンサルティングファームへの転職の場合、600-800万のオファー額で年収アップを狙えます。
また、役職によっては、年収5000万~1億円ほどもらっている方もいるため、将来的にも大幅な年収アップが十分可能です。
医師からの転職についてこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

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よくある質問

ここからは医師の年収に関してよくある質問にお答えします。

ざっくりした目安としては、次のようなレンジを押さえておくとイメージしやすいでしょう。
20代勤務医(初期~後期研修含む):約500~700万円
30代勤務医:前半で700~900万円、後半で1,000~1,400万円程度
40代勤務医:1,200~1,600万円前後(管理職クラスはさらに上振れ) 厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」の年齢階級別データをもとにしています。
実際には、診療科・地域・当直回数・外勤の有無で数百万円単位の差がつきますし、地方の民間病院や救急主体の病院でも年収は大きく変わってきます。

医師が高年収の業種であることは変わりありませんが、今後、働き方改革による時間外労働の減少や医療費抑制政策、医師数の増加などにより、全体的に減少する可能性はあるでしょう。
特に時間外手当の割合が多い医師の方は、年収が目減りすることが考えられます。
今以上に年収を上げたいと考える医師の方にとっては、より年収の高い病院へ転院するか、もしくは高年収の業界・業種に転職する必要があるでしょう。

統計上「医師の最低年収」が直接示されているわけではありませんが、実務的には「初期臨床研修医の給与水準」がほぼ最低ラインと考えてよいでしょう。
医師としての最低限の年収は研修医時代の400~500万円から始まり、大学病院で働く30代前半の医師が、勤務先・働き方によっては比較的低い年収帯(800万円未満など)に位置することもあります。

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