ITコンサルタントになるために必要な資格とは? - ITコンサルタントになるために必要なこと -

結論から言いますと、ITコンサルタントになるために必要な資格はございません。
もちろんご自身のスキルを証明する一つのアピール材料になったり、選考が優位になる可能性もありますが、特段なければいけないということではありません。
ITコンサルタントになるためには、これまでのご経験と、コンサルに必要な論理的思考能力になります。

キャリアコンサルタントにも資格がありますが、
・資格はないが数万人の転職支援経験のあるエージェント
・資格はあるが転職支援経験が少ないエージェント
あなたはどちらに転職支援をお願いしますか?
少し極端過ぎますが、結局のところ「経験」というところに評価対象が行きますよね。
転職においても採用企業も同じなのです。 しかし、上記のようにご自身のスキルを裏付けてアピールする材料の1つであったり、実際に現職やコンサルで業務に役立つという点では、資格はないよりあった方が良いと思います。
特にほとんどの方がコンサル未経験からのご転職かと思いますので、「ITコンサルタントと現職の親和性」を示すことが出来るため、コンサルティングファームによっては優位に選考を進める場合もございます。(※あくまでも参考にしてください)
今回はそういった点でいくつかご紹介させていただきます。

PMP(Project Management Professional)

PMPは、プロジェクトマネジメントに関する国際資格。
プロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしての確認を目的としています。
PMPは、プロジェクトマネジメントに関する資格のデファクト・スタンダードとして広く認知されており、プロジェクトマネジメント・スキルの評価基準として、IT・建設をはじめとする多くの業界から注目されています。

ITコーディネーター

2001年、通商産業省による国家プロジェクトの一環として設けられました。
ITコーディネータは、ITを経営に役立たさせることを目的に、経営者の立場に立った助言・支援を行うことで、IT経営を実現する人材です。
現在、経済産業省の推進資格として、約6500名の資格保有者が全国各地で活動しています。

プロジェクトマネージャー試験

システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画)を作成し、必要となる要員や資源を確保し、計画した予算、納期、品質の達成について責任をもってプロジェクトを管理・運営ができること。
プロジェクトを確実に成功に導き、プロジェクトメンバーを成長させるマネージャを目指す方に最適です。
実はかなりの難関資格であり、合格率は約1割というハードルの高さ。
ある意味この資格を持っている=ITプロジェクトにおける知識を十分に有しており優秀な人材だと採用企業からも評価される可能性があるでしょう。

ITストラテジスト

ITストラテジストは企業に対して、ITを活用した経営戦略・経営改革や業務プロセス改善のためのシステム提案などを行います。
ITストラテジストは、IT系国家資格の中でも最難関の試験です。IPA(情報処理推進機構)が実施する情報処理技術者試験の中でも難易度が高いと言われる国家資格です。 ITの高度な専門知識が必要になります。 有資格者は高度なIT技術と知識に加え、IT領域においての企業戦略、経営課題の解決スキルを持っていると証明されますので、評価の高い資格となっています。
ITコンサルタントはもちろんですが、資格手当や転職する際にも有利になり市場価値も上がりますし、フリーランスとして独立を考えている方にとっては顧客獲得に有利になる資格でしょう。
この資格がないとIT戦略や業務システム構築提案などの仕事が出来ないということではありませんが、上記の通り非常に難易度が高いため信頼性においても高い資格となっています。

中小企業診断士

中小企業診断士はITコンサルタントとは少し毛色の違う資格になりますが、試験内容は「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」など、企業経営全般に関する幅広い知識が問われます。
ITコンサルタントは「IT」だけでなく「経営」という最上流からクライアントの経営課題を解決する仕事です。ITだけではなく経営領域においても知識があれば、業務上においても非常に役に立つかと思います。
また中小企業をクライアントとしているコンサルティングファームでは中小企業診断士のの資格者を有利に選考を進めるファームもありますので、評価も高くなる可能性があります。

いずれの資格も業務に役立つこともあり、ITコンサルタントへの転職においても評価される傾向にあります。
また、日々の忙しい仕事合間を縫って、資格を取得しようとする姿勢が評価されたりもいたします。
大事なポイントとしては、何故その資格を取ろうと思ったのかになりますので、資格を取得された方もこれから取得を考えられている方も、何故その資格を取ろうと思ったのかをお考えください。

繰り返しになりますが、これら資格があるからITコンサルタントになれる保証はありません。
やはり基本的な「ITコンサルタントとしての基礎能力」であるIT領域における知識と経験、論理的思考能力、コミュニケーション能力が何より採用の場では見られます。

そもそもITコンサルタントになるには

ITコンサルタントになるには「何が」必要なのか。選考プロセスなど全体的な流れからご紹介していきます。

コンサルタントとして求められる基礎能力・資質

プロフェッショナルマインド・思考能力・対人関係構築能力・体力&精神力など詳しくご説明いたします。



ITコンサルタントについて - 関連情報

ITコンサルタントに求められるもの

ITコンサルタントに求められるもの 経営的視点や、論理的思考、コミュニケーション能力など“コンサルタント”としてのベーススキルが一番必要になってきます。

SEとITコンサルの違い

SEとITコンサルの違い 3つの点においてITコンサルタントとSEの違いについてご紹介していきます。

ITコンサルタントの1日

ITコンサルタントの1日 普段ITコンサルタントはどんな仕事をしているのか、領域別でまとめてみました。

IT戦略コンサルタントへの転職

IT戦略コンサルタントへの転職 IT投資や情報化人材戦略、CIO支援など、ITを企業の経営戦略の一部として活用し、計画、立案、実行を支援します。

ERPコンサルタントへの転職

ERPコンサルタントへの転職 ERPパッケージ(SAPやOracleなど)というツールを活用して企業の業務改革(BPR)を実現させ、企業成長を支援します。

CRMコンサルタントへの転職

CRMコンサルタントへの転職 顧客ニーズを把握し、顧客ごとにパーソナライズされた商品・サービスを提供する仕組みを構築、支援します。

SCMコンサルタントへの転職

SCMコンサルタントへの転職 SCM(サプライチェーン)戦略立案、計画から導入や、コスト削減、BPOなどのテーマにおいて課題解決、収益改善を支援します。

PMOコンサルタントへの転職

PMOコンサルタントへの転職 ITプロジェクトを総合的に管理し、組織全体のプロジェクトマネジメントの品質や能率を向上させ、全体収益に直結する支援をします。

SAPコンサルタントへの転職

SAPコンサルタントへの転職 圧倒的なシェアを誇るSAP社のERPパッケージの機能を活かし、クライアントのシステムを合理化することで、経営の効率化を支援します。



ITコンサルタント 転職関連情報

ITコンサルタントとは

ITコンサルタントとは ITコンサルタントの仕事内容や、採用動向、求められる人材像など、ITコンサルタントへの転職ための業界知識を豊富にご紹介いたします。

ITコンサルタント求人

ITコンサルタント求人 厳選したITコンサルタントポジションを中心に、戦略・経営やベンチャーITエンジニアなど幅広い求人がそろっています。非公開求人も多数あり。

未経験からITコンサルタントへの転職

未経験からITコンサルタントへの転職 未経験からITコンサルタント転職を目指している方、転職活動をしている方へ、その転職方法と積極採用中の求人をご紹介いたします。

ITコンサルタントになるには

ITコンサルタントになるには ITコンサルタントになるには「何が」必要なのか。選考プロセスなど全体的な流れからご紹介していきます。

ITコンサル転職成功体験談

ITコンサル転職成功体験談 当社サービスを活用されて見事「ITコンサルタント転職」を成功させた方々からの体験談、転職秘話を一部ご紹介します。

SEからITコンサルタントへの転職

SEからITコンサルタントへの転職 SEからITコンサルタントへの転職について、注意すべき転職ポイントや、その対策方法、厳選のITコンサル求人情報もご紹介いたします。



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