ドリームインキュベータ(DI) 代表取締役社長 山川 隆義氏インタビュー

  1. ドリームインキュベータの強み・特徴
  2. ドリームインキュベータの理念
  3. ビジネスプロデュースについて
  4. 海外展開について
  5. 求める人材像

対談 弊社キャリアコンサルタント 久留須 親

ドリームインキュベータの強み・特徴

movin:

本日はお時間頂きありがとうございます。
それでは、まずはドリームインキュベータの特徴や強みについてお話頂ければと思います。

山川様:

我々は戦略コンサルティングももちろんやっていますが、一番追求しているのは「ビジネスプロデューサーとしての新しいビジネスの創造」です。
そのアウトカムの手法は色々あり、プロフェッショナルサービスとしてアウトカムしてもいいし、ドリームインキュベータの事業としてリバリューやアイペット、TGC(東京ガールズコレクション)などのエンターテインメントビジネスなどでアウトカムしてもいい。また、我々が投資しているブレイカーやオフィスクレッシェンドなどの新ビジネス、イノベーションを通じてアウトカムしてもいい。このように様々な形で「ビジネスをプロデュースする」というビジョンと、それを実現できるケイパビリティを持っているというのが、我々が目指している姿です。

<参考:ビジネスプロデュース 3つの事業形態>

1.プロフェッショナルサービス
戦略コンサル、産業プロデュース、海外展開支援、人材開発支援、M&A支援 等

2.事業経営・投資育成
連結事業子会社(リバリュー・アイペット)の経営、東京ガールズコレクションの商標権をベースとした各種新規事業創出、ベトナム法人を基点としたDIアジア産業ファンドの運営、ベンチャー支援

3.次世代事業創出
映像・音楽ほかエンタメビジネス、アジアにおけるSNSマーケティングビジネス展開 等

ですので、ドリームインキュベータの強みは、やはり資金を持っているということです。上場もしていますし、ビジネスのアセットを持っているということです。 これが他のプロフェショナルファームと大きく違います。アセットは沢山ありますね。ベトナムにファンドがあり、そこで投資しているものもあれば、シンガポールでも投資をやっていますし、中国ではまだ投資はやっていませんが、既に現地法人があってネットワークもある。投資先の出資割合は高いので、投資先もさらにアセットとなりますし、ドリームインキュベータの日本オフィスが自ら投資して自ら経営している会社もあります。このような多くのアセットと他の色々なものをさらに結び付けて新しいビジネスをプロデュースしていくという、投資銀行とコンサルティングが混ざった形ですね。 このようなアセットがあるから、新しいテクノロジーや新しい分野に関しても投資をしていける。宮内大野とか他の者もやっていますけれども、ドリームインキュベータのアセットやネットワークを使って新しい投資やビジネスをプロデュースできるというのが、非常に大きなドリームインキュベータの強みとしてあります。

あと海外は今はアジアが中心ですけれども、米国のVCのネットワークなどに入り込んで新たなビジネスを見ていたりもします。米国というと特にみんなシリコンバレーの方に目がいくのですけれども、このITの方ももちろん非常に重要で私達もウォッチしなければならないのですが、投資となると非常に混雑していますよね。 米国の同じようなベンチャーが日本で出てきても、そこに対しての投資は非常に混雑しています。ですので、もちろんそのようなビジネスにも投資を検討していくのですが、我々は勝手にシリコンバレーに対してシリコンビーチと呼んでいますけれども、ロサンゼルスの映像やメディアの世界はこれから大きく動くと思っていまして、今は主にこちらにビジネスを見つけにいっています。そのため、クレッシェンドやブレイカーなどのいわゆるコンテンツや、ハリウッド、ロスの方を注目してやっています。もう1つの理由は、このロサンゼルスのメディアの世界は非常にクローズドで、どうやって深いところまで入っていけるのかが分かりにくい分野ですので、どうにかしてこの世界に入り込んでいって、インターネットメディア、デジタルメディアの世界に力を入れてやっていこうとしているということです。この分野はこれから伸びるという認識でいますので。

movin:

これがドリームインキュベータの事業モデルの1つである「新事業創出」ですね。

山川様:

そうです。もちろん、このメディア・コンテンツ分野だけではなくて、他の分野も検討しているんですけれども、なるだけアーリーステージで投資して、事業を本当に大きくしていき、パーセンテージも20%以上は持つというのを目標としてやっています。

movin:

こちらの新事業創出は、特にここ1,2年でドリームインキュベータの事業モデルの1つとして出てきたと思いますが、これはどのような経緯からでしょうか?

山川様:

ここ数年はビジネスを作っていこうという中で、産業プロデュースという概念のもと、政策や技術を戦略コンサルティングによってドライブしてきました。しかし、"産業"のプロデュースですから、非常に大きなインフラやビジネスモデルの話になりますので、ここに我々が1億円や2億円を投資したところであまりインパクトが無くほとんど投資の意味がないんですよね。ですが、メディアやインターネットの世界は資本が小さくても色々やりようがありますので、こういう世界には自分たちも投資しても十分にインパクトが出せると。太陽電池を作ろうと思っても数億円投資したところで、数千億円投資している人たちと比べると本当にインパクトがありませんが、メディアやインターネットだとそうでもないですからね。また、このコンテンツやメディアも決して今すでにあるような領域でやろうとは思っていませんので、これもまた産業プロデュースという認識でやっています。 ドリームインキュベータが掲げるビジネスプロデュースの一種です。

ドリームインキュベータの強み・特徴

movin:

なるほどですね。
では、このビジネスプロデュースというのは、ドリームインキュベータ設立当初からの理念である「次のソニー・ホンダを100社創る」からやはり来ているのでしょうか?

山川様:

そうですね。ただ、ソニーやホンダのようになるかは分からないですけれども、新しいビジネスを作っていこうということです。ソニーやホンダというと、どうしても今のソニーやホンダのイメージが先行してしまい、とても距離感が出てしまいますので、1950年代、60年代の時のソニーやホンダのような、新しいビジネスを日本で創って世界に出ていけるようにしましょう、というのが根底ですね。

movin:

今の時代の中での新しいものをどんどん生み出していこう、と?

山川様:

そう思っています。

movin:

それはやはり、日本の産業をより強くしていきたい、ということでしょうか?

山川様:

そうですね、日本の産業をというのもあります。しかし、まぁ何といいますか、「面白いことをやろう!」とかアンチテーゼですね。既にあるものをより強くしていくよりは、新しいことを生み出すチャレンジャーであった方が面白くないか、というところですね。

movin:

なるほど。 ドリームインキュベータは、戦略コンサルティングだけではなくて、戦略コンサルティングにプラスアルファした事業モデルをお持ちなのが一番大きな特徴かと思いますが、この新しいことを生み出すチャレンジャーというのは、どのようなお考えのもとでできてきたのでしょうか?

山川様:

まず、正直なところ戦略コンサルティングだけをやって、グローバルなプレイヤーとまともに戦えることはないと思います。私もボストン コンサルティング グループ(BCG)にいましたが、いわゆるメジャーな戦略ファームと全く同じ土俵で、全く同じように戦うと、到底太刀打ちできないと思います。ですので、我々はメジャープレイヤーとは全然違う我々のビジネスモデルで戦わないといけないと考えています。
そうしますと、我々の強みは上場していることにより資金調達ができていて、お金があるということです。しかも、今はキャピタルゲインも出ていて含み益もありますので、色々なビジネス展開ができます。これは、彼らとは違うケイパビリティですから、これを活かして全く違う分野でビジネスを行い、日本や世界で新しいことを作っていくというのが、今ドリームインキュベータが目指しているところになります。
ですが、目指している方向は様々で、色々なことをやっています。戦略コンサルティングはもちろんですが、産業プロデュースからベンチャー企業への投資、ジョイントベンチャーの設立、M&Aなど、今の段階ではできるだけ色々なことをやって、それぞれが必要に応じて連携して、自律分散型の組織になった方が良いと考えています。今までの典型的な会社組織ですと、非常に大きなエンジンでみんなが同じ方向を向いて走って行くような、システムで例えるとメインフレーム型のようなイメージだったと思うんですが、ドリームインキュベータは違うイメージで、クライアントとも連携して、社内でもそれぞれのビジネスプロデューサーが連携して、というように、色々な人や組織が連携することを目指そうという話を社内にしています。

ですので、ドリームインキュベータは少しカルチャーが違うかなと思います。要は、もうなにがなんでも全部のネットワークを使い倒してやろうと思って、ドリームインキュベータの中だけじゃなくて外も、もっといえばOBも使い倒して、ビジネスモデルを考えるべきだという話をしています。ドリームインキュベータの社内も社外のつもりで、蛸壺に入らずに全部のネットワークを使うようになれ、ということを話すようにしていますね。
これは例えば、「明日あなたをクビにします。明日からクビなので自分の会社を作ってください。しかし、給料は今まで通り払うし、席もそのままで、これまでの全てを保証します。また、ドリームインキュベータを全部自由に使って良いです。資産も合わせて使って良いです。と言われたらどうしますか?」と聞くと、「DIの社内外の人にすぐに頭下げて聞いて回って、何か自分ができる新しいビジネスを探します。考えます。」と答えるんです。ですが、これとドリームインキュベータの中に社員としていることの何が違うんですか?、ということです。社員としていてもドリームインキュベータのネットワークから資産から全部使える訳ですから、であれば1人の会社になったつもりでドリームインキュベータの全てを使い倒してやろうという気概を持った方が良いのではないか。ということを常に話すようにしています。

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