・名前：Mr.M&Aさん（仮名）
・ご年齢：27歳
・学歴：私立大学
・職歴：会計パッケージベンダー → M&Aコンサルティングファーム

大学の商学部を卒業し、新卒で専門商社に入社をしました。当時の入社理由や、大学で英語サークルに所属をしていたこともあり、海外とのやりとりで英語を多く利用出来そうな商社を選択して入社をしました。商社では海外営業で主にアジア圏を担当していて、実際に英語の利用頻度も高かったのですが、海外営業とはいいながら、社内調整やお客様との折衝もそこまで難易度が高くないところもあった点が少し懸念に思っていました。
入社して2年が経過する頃により専門性を身につけたいと考えて、大学の頃に専攻をしていた会計の知識を活かしたいと考え、会計パッケージベンダーの第二新卒枠でコンサルタント候補として転職をしました。約3か月間の研修を経て、導入コンサルタントとして複数プロジェクトを経験していました。

未経験で飛び込んだ第二新卒枠での会計パッケージ導入コンサルタントですが、学生時代に取得していた簿記1級資格や、取得は出来ていませんでしたが公認会計士資格の知識も活かすことが出来、未知であったITについてもアレルギーなく取り組むことが出来ていましたので、大きな不満はなかったです。
ただ、やはりパッケージベンダーという性格上、自社製品の導入がメインになってくるので、お客様への提案幅がどうしても限定されてしまうところに少し不満がありました。また、とあるクライアントで、海外企業の買収に伴うシステム統合フェーズを見ることがあったのですが、その際に現場レベルでは勿論、非常に厳しい状況ではあったのですが、経営層や事業執行責任者層との折衝も発生をし、会社の統廃合というのはやはり極めて重要度の高いファクターであるということを肌で感じました。そこで、より経営に近いところでの課題解決を行っていきたいと考え、再度の転職を考え始めました。

一度目の転職は特に深く考えずに、いわゆる業界大手の人材紹介会社へと登録をしました。その時は第二新卒と名がつく求人が数多く紹介され、その中で自分で選んで受けていき、気が付いたら決まっていたという感じでした。
ですが今回は、ある程度自分のやりたい事も明確であり、また5年近くのビジネス経験の中でそれなりに自負や自信も芽生えていたので、経営コンサルティングやM&Aや事業再生といった領域への紹介実績が豊富そうなムービンさんに登録をさせてもらいました。

実は、ムービンさん以外にも、コンサル業界に強そうな紹介会社さん数社の話も聞かせてもらっていましたが、話を通して、コンサル業界はもとより、個別各社の内部事情にも精通をされているところが伺えましたので、ムービンさん一本での転職活動に絞る事にしました。
また、経営コンサル希望で、いわゆる世界的に有名な戦略ファームへの可能性も伺ったのですが、自分自身の学歴や経験から、極めて可能性が低そうである事をハッキリと伝えられたのですが、他の会社さんですとまずは応募してみましょうというスタンスが多かったので、恐らく言いづらいであろう事もきちんと伝えてくださるところに好印象を持ちました。また、戦略ファームが難しいということだけはなく、代案としてM&Aによりフォーカスを出来るという事で、FASのご提案をいただいたのが新鮮でした。

担当のKさんと相談のうえ、Big4のFASと、大手コンサルティングファーム2社の6社へと応募をしました。応募部門は、会計知識やIT経験と語学力を活かせそうな、PMI(Post Merger Integration)チームを中心にしました。結果として、全ての企業から面接依頼をいただき、うち2社で内定を獲得することが出来ました。

コンサル業界や各社の情報量の多さは圧倒的だったのですが、前項でも記載していますが、合格可能性や実現可能性の見極めがすごく的確だったのが印象的でした。恐らく、転職希望者にとって耳が痛いであろうことも、極力率直に伝えてくれますし、その裏付けというか理由も併せてきちんと伝えてくださるのが、自分自身にとってすごく勉強になりました。 現在転職後、まだ研修中なのですが(笑)、会社の風通しの良さや、中途同期の優秀さといった点は、これまでとは全く違いますね。とても刺激的な環境なので、競争に負けないように頑張っていきたいと思います。

 



 

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