2017年末頃からニュースで大手メガバンク3行における大々的な人員削減計画が報じられるなど、銀行在籍者にとってはやや耳の痛い話が増えている模様です。実際のところ、大手メガバンク3行をはじめ各行は日本銀行の長期にわたる金融緩和策から、銀行の中核的な利益である「利息」から得られる利益が右肩下がりとなっており、その結果として、3行共に業績数字を作るためにコスト削減に本格的に乗り出している状況があります。

今後メガバンク3行はそろって大規模な店舗の統廃合や人員・業務のスリム化を進めることが発表されており、各行の計画では、

　・みずほフィナンシャル・グループ:1万9000人
　・三菱UFJフィナンシャル・グループ:9500人
　・三井住友フィナンシャル・グループ:4000人

と、3社合計で3万2500人もの人員が削減されることとなっております。

転職市場ではこれらのニュースを元に、銀行での今後のキャリア構築についてご相談を受けるケースが非常に増えています。今後大手各行を中心に積極的にリストラが進められていく中で、銀行のキャリアを経てどのようなスキルを身に着け、どのようなキャリアパスを構築して行くべきか、皆様はお考えになっておりますでしょうか。

現在このような銀行業界の状況を横目に、事業再生やM&A等、アドバイザリー業界では積極的に銀行出身の若手人材の登用が進んでいます。銀行出身者は企業融資の経験から、企業の基礎的な財務分析力を有している他、法人営業の経験から企業経営者と柔軟にコミュニケ─ションを取ることが可能であり、それらの素養を元に、各社アドバイザリーでは再生やM&A等、専門領域のスぺシャリストを育成することに注力しているのです。

今回は銀行出身者をターゲットとした各社アドバイザリーの求人をご紹介させて頂きます。銀行から金融上流域への希少な転職機会ですので、ご関心の方はぜひムービンへお問合せください。