証券リテール営業の転職先候補の選択肢は数年前に比べると非常に多くなってきています。
ご志向としても、M&A仲介、Saas系企業をはじめとする法人営業職、企業の資本政策（M&A、事業承継等）、経営や財務領域に関われるコンサルティングファーム、また一から商品創出や会社創りに関わるべくベンチャー企業など、転職希望者の方々のニーズも大きく増えているように思います。

ここでは証券リテール営業出身者の転職先として、中でも積極的に求める業界や企業や、そもそも転職時において、評価されるポイントや転職市場でのニーズ、実際の転職事例、そして豊富な求人数の中から弊社キャリアコンサルタント厳選の求人情報を一部ご紹介致します。
ご転職をお考えの方、今後のキャリアをお考えの方は是非一度ご相談頂ければ幸いです。

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ご転職をお考えの方、今後のキャリアをお考えの方は是非一度ご相談頂ければ幸いです。

• 採用動向・転職市場評価
• 積極的に求める業界・企業とは！？
• 評価されるポイントとは？！
• 失敗しないための転職先の選び方
• 転職成功事例
• よくあるご質問
• 証券から転職するために必要なこと
• 証券リテール出身者向け 求人情報
• 証券リテール営業出身者のキャリア相談

直近の採用動向としては、やはりM&A仲介業界やコンサルティングファームからの引き合いが強く、同時にご相談いただく方も当該領域に高いご関心を持たれる傾向にあります。
一方で、ご年齢によってやや違いもあり、

・20代前半：
第二新卒採用を行う経営/ITコンサルティングファーム、財務アドバイザリーファーム（FAS）、M&A仲介など

・20代後半：
M&A仲介、その他金融機関営業職（銀行、保険、アセマネ、カード、リースなど）、事業会社営業職、事業会社企画職（ポテンシャル採用）

・30代以降：
M&A仲介、同業他社（その他証券会社）の営業職

といった傾向があり、年齢が高くなればなるほど営業職を中心としたキャリア形成になる印象です。もしコンサルティング業界のような企画職に転換したい方（営業職からの転換）、M&A仲介のような営業＋財務会計といったキャリアアップを見込みたい方は20代のうちにご転職活動を進められた方が宜しいかと思います。

現在は金融業界でもリテール、プライベートバンク、ホールセール、リース等営業系ポジションを中心に求人が見受けられますが、マーケット環境の変化に伴い、M&A仲介の業界や金融系事業会社でのニーズが強くなっています。また、コンサルティング業界では引き続き若手ポテンシャル人材を中心に証券リテール出身者もターゲットとなっています。

M&A仲介業界はプレーヤーの増加に伴い求人案件が顕著に増加しています。全国的に問題視されている企業オーナーの高齢化に伴う後継者問題や、事業拡大、組織再編に伴う中小企業のM&A案件の急激な増加に伴いM&A仲介業者も数が増えており、各社で採用ニーズが発生しています。これらM&A仲介の会社では売買機会(買手案件、売手案件)の発掘が一番のミッションとなるため、営業としての嗅覚があり、新規開拓業務経験や経営者との顧客折衝経験が豊富な証券リテール出身者が特に求められています。

コンサルティング業界では現在、M&Aに付随するコーポレートファイナンスや、トランザクションの部門が業績を牽引し始めており、採用ニーズも旺盛になっています。また、総合コンサルティングファームの銀行・証券業界に向けたコンサルティングを行うユニットにおいて、証券業界への知見を求められる傾向にありますので、現職の中に向いた課題認識などは重要なポイントなります。加えて、中小企業を中心にコンサルティングを展開するファームでも、経営の課題をヒアリングする際に必要な、経営者の懐に入る力や成長意欲を評価され、経営コンサルタントとして採用されています。コンサルティング業界は大手総合系を中心にポテンシャル人材の登用が積極的なため、業務経験に親和性が薄くとも可能性があるポジションが多数ありますので、適当なポジションを把握することが重要です。

大手証券会社では、法人に向けた資産運用以外のソリューション提案（事業承継を目的としたM&A、事業保険・オペレーティングリース提案、海外進出支援等）をする機会も多くなり、このような法人向け営業経験を強みとする方が評価されます。東証一部上場を中心とした大手人材会社の法人向け営業職、大手マーケティング・リサーチ会社のコンサルティング営業職、大手広告会社の企画営業職や、上場間もない若いSaas系企業の営業職、ネット系企業における広告戦略の部門等でも、証券リテール出身者に対する採用を積極的に実施しています。
全体的に、企業が攻めの経営を進めている環境にあるため、証券リテールの経験を元に活躍できる環境は多岐に渡っています。ご自身の学歴や社格、それ以外のスキル（資格、英語力等）含め、どのような業界・職種で機会があるかしっかりと把握することが重要になっていますので、エージェントを通じて転職のタイミング、ターゲット業界、業種等、十分に情報を仕入れ、転職の準備を進めて行くことが重要です。

あまり業界的に積極採用の印象のない銀行業界ですが、最近は一部の大手銀行を中心にリテール出身者をターゲットとしたポジションが見受けられています。現職の延長になるリテール、プライベートバンカーに加え、銀行業界でも事業承継課題の解決に伴いM&Aに力を入れる動きがあり、これらのポジションにて証券リテール出身者がターゲットとなっています。

上記の銀行業界以外の金融業界におけるキャリアチェンジの例も数多く見受けられます。 外資系保険会社のホールセラーや、アセットマネジメントでの販売会社向け営業、オペレーティングリースを扱う会社の法人向け営業等、現職にて協業する機会が多い領域においては、証券リテール営業など親和性が高い人材が採用されている傾向があります。

まず一つ目に、対外的な営業力で高められるクライアントとのコミュニケーション能力がとにもかくにも高く評価されます。特に証券リテールでは商材が株式や投資信託など無形材が中心であり、最近では事業承継やM&Aなどの法人向けアドバイスも積極的に行っていますので、対クライアントとのコミュニケーションにおいて、顧客の懐に入り込み、ニーズをヒアリングするスキルや、日々の営業活動の中でビジネスチャンスを嗅ぎ分ける嗅覚、情報収集能力や金融知識等、これらの点は業界問わず高く評価される傾向があります。特に、企業経営者を顧客としてリテール営業を展開してきた方は、コンサルティングファームやアドバイザリーにおいて尚評価される傾向があります。s

二つ目に、厳しい目標数字への執着心と成果を達成するためのバイタイリティが評価の対象になります。証券リテール営業では、株式相場の良し悪しに関わらず常に高い目標数字が課せられており、公募増資や外国債券等短期の募集商品、新商品の投資信託等、本社から降ってくる高い目標数字を期限内に確実にやり切ることが求められますので、そのようなストレス環境下でも責任をもって取り組み、やり切る執着心は評価対象となっています。また、結果を出すために自身のスキルを高める自己研鑽意欲、成長意欲も高く評価される傾向があります。

この二点をまず前提とした上で、簿記（2級尚可）や、証券外務員､証券アナリスト、中小企業診断士等次のキャリアにおいてベースとなるような資格を取得していると尚加点要素となります。これらの資格は上記の自己研鑽意欲、成長意欲を証明することが出来る上、証券リテール人材同士での横比較においても、差別化をすることが可能となるので有効です。

失敗しない転職先の選び方として、例えば下記のようなものが挙げられます。

業界として、企業として高い給与水準を誇る転職先はたくさんございます。中長期的に働いていくことを踏まえると、入社当初から年収アップが見込める企業や上限のないインセンティブがあるような会社は非常に魅力的ではないでしょうか。

あくまでその方個人の能力、将来の採用市場に依存することではありますが、中長期的に目指したいキャリアがある場合は、着実にステップアップできる経験を積むことがとても大切になります。本当に転職したい業界・企業に今すぐ入れないとしても、戦略的にキャリアを刻むことで実現することは多々ございます。

これまでリテール営業にてハードに働かれていた方の中には、もう少しワークライフバランスを安定させたいというケースも多いかと思います。体と心が壊れてしまっては本末転倒ですので、健やかに安定的に永く働いていける環境を選ぶことも素敵です。

上述のキャリアの広がり、その後の転職可能性という項目にも重複しますが、ご自身として高めたい専門性が明確にある方はこのような選び方がおすすめです。また、ご相談いただく方によっては、企業規模だけで検討されるケースもございますが、専門性を高めるということにおいては、入社後の担当業務やその転職先でのキャリア形成などをしっかりと情報インプットすることで選択肢が広がってくると思います。ぜひ幅広い企業様を対象として、専門性を高める選択に臨んでいただければ幸いです。s

弊社でご支援させて頂いた証券リテール出身者の実際の転職成功事例から、ご本人のご志向や転職のきっかけ、評価されたポイントなども合わせてご紹介いたします。是非今後のキャリアのご参考にしてみてください。

今回の4つの事例は一例ではございますが、やはり証券会社リテール出身者の第一の評価ポイントは、経営層に対する営業経験から培われた対人折衝能力が挙げられるかと思います。
さらに、それに加えて、財務の知識や英語などの語学力等々、何らかのプラスアルファがあるとより評価が上がると言えます。

また、ご転職先としては、M＆Aを中心としたM＆A仲介やITベンチャー企業、財務・FAS系コンサルティングファーム、また国内外の経営コンサルティングファームが人気ポジションであり、どの企業・ファームも採用意欲も旺盛です。
それ以外にも、親和性の高いその他金融機関の営業や大手広告会社の企画営業職へのキャリアチェンジなど、幅広い可能性があります。

いずれにしろ、証券リテール営業において結果を出している方の積極採用が続いているこのタイミングは、一度ご自身のキャリアについて熟慮されるよい機会ではないでしょうか。
もしよろしければ、弊社のキャリアコンサルタント(キャリアアドバイザー)より、直近の転職市場動向についてアップデートさせて頂きますので、お気軽に御問い合わせくださいませ。

証券リテール営業の方からよくご質問いただく事項をまとめました。

一年を通してこの時期が特に採用している、といったものはございません。
逆に申し上げるといつ採用が始まるか、ということも予想しづらいため、できる限りご転職を検討し出したタイミングで情報取集に動かれた方が良いと思います。
最近は第二新卒採用なども積極的に行っている企業も多くございますので、現職に入社して間もない方にもチャンスはたくさんあります。

どのようなクライアント向けに、どのような営業活動を行ってきたのか、具体的なアクション量や営業実績を記載することが求められます。また、営業実績を挙げるために工夫されたポイントなども添えるとアピール性も高まると思います。読み手が証券リテール営業という仕事を知らない前提で、分かりやすく記載することもポイントです。

応募先企業にもよりますが、応募から内定までおよそ2〜3か月ほどは想定いただくと宜しいかと思います。（複数企業の応募を勧めながら、最終的に比較検討の上意思決定することを想定すると最低でも上記くらいの期間はお含み置きいただくと宜しいかと思います）

もちろん、対応させていただきます。
年収交渉においては、現在年収だけでなく面接のご評価や入社意欲なども総合的に踏まえて判断されます。弊社ではより良い条件をご提示いただくために交渉タイミングや交渉のための材料を揃え、適切なサポートを進めています。

終了とはなりません。ご転職先に入社したあともキャリアに関するご相談などは変わらず承っております。ぜひ末永くお付き合いいただける関係を築かせていただき、お気軽にご相談いただけますと幸いです。

証券業界（リテール営業職）からの転職は、その転職先も多くご自身のこれからのキャリアとして「何をしたいのか」、「転職における優先順位」などある程度方向性を定める必要があります。そして、転職先の業界、これから望めるキャリア像など「情報」も必要です。
他業界からどのように即戦力性を見られるのか、そのためにどのようなアピールを進めていくべきなのかを考えることもとても大切です。

これら準備・対策や自己分析など普段働きながら1人で行うことは非常に難しく、さらに志望する業界によっては綿密な選考対策も必要となります。
だからこそ転職エージェントを利用してください。

ムービンでは、業界情報のご提供から、履歴書・職務経歴書の添削、ケース面接・選考対策（各社ごと）、面接日程調整から内定後の条件交渉や入社日交渉など、転職に必要なすべてを無料でサポートしております。
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