金融業界での第二新卒転職 初めての転職活動〜傾向と対策〜
今回の特集では、初めて転職活動を行う方を対象に、転職活動への不安を少しでも解消できるよう、「傾向と対策」を簡単にまとめさせていただきました。
ぜひご参考になれば幸いです。
特集 目次
転職活動をはじめるにあたり
書類の準備
企業への応募に関して
面接にあたって
転職活動をはじめるにあたり
転職活動をはじめるにあたって、一番大事なことは、
「なぜ転職したいのか?」という目的を徹底的につきつめること
につきます。
現職の仕事内容にGapを感じており、「××がしたい」という目的のために転職を行うのか、
現在行っている仕事(例:営業)には不満が無いが、商品に愛着が持てないとか、
あるいは会社の体制が年功序列であり、成果を出しても評価されないことが不満なのか、
達成したい目的によって、転職活動全般の方針が大きく違ってきます。
特に、「××がしたい」という、「やりたいこと」を達成するための転職は「どのような業界・どのような職種に転職したいか?」
ということと、必ずしもイコールではないことが多く、きちんとやりたいことをつきつめる必要があります。
例えば、「企業の経営支援を行いたいから、PEファンドに行きたい」という転職理由をしばしば耳にしますが、PEファンドは何十件もの案件を精査し、年に1件、2件やっと投資をして、投資ができた時に初めて投資先の支援を行います。
若手の仕事は、「案件の審査」に時間が費やされることも多く、ファンドによっては、あまりハンズオンで経営支援を行わないファンドもあるので、「企業の経営支援を行いたい」という目的のためであれば、コンサルティングファームなどに転職した方がよほど関われる機会が多いかと考えられます。
中には、憧れが先行して「目的なんかどうでもいいからとりあえずPEファンドに行きたい」という方もいらっしゃいますし、それを否定は致しませんが、最終的に説得力がある「志望動機」が語れないと、面接を通過する事は難しくなりますので、まず転職活動の目的はきちんと考える事が重要です。
自分一人で考えていては漠然とした「軸」しか出て来ない場合でも、誰かとディスカッションをすることで視野が広がったり、やりたいことが明確になる事は多々ありますので、煮詰まった際にはまず、信頼できるキャリアコンサルタントにご相談されることをお勧めいたします。
書類の準備
書類の作成においては、履歴書に関しては、特に問題はないかと思いますが、職務経歴書に関しては、
伝えるべきことがぱっと読んでもわかるよう上手く「まとめ」をつくるということと、
アピールしたいスキル・経験・実績を明示的に示しつつ(メッセージをつくる)、
対応する職務経験をしっかり記述する(Factを示す)ということが重要です。
また、応募先によっては、志望動機書の作成を求められる事もあり、多くの場合、職務経験と同様に非常に重視されます。
注意点は応募先によって千差万別ですので、キャリアコンサルタントからしっかりアドバイスをもらって作成する事をお勧めします。
企業への応募に関して
企業への応募に関しては、最初は「幅広く」「都合がつく限り多めに」応募することが、転職活動を成功させる鍵となります。
勿論、やみくもに応募をすればいいわけではないですが、主に下記の2点の理由から上記を推奨いたします。
(1) 「生の情報」を目で確かめてから判断するため
特に若手の方は、意外とネットの情報やなんとなくのイメージだけで「この会社はいい(悪い)」と判断してしまいがちです。
しかしながら、それらの情報はあくまでも一面でしかなく、友人や人づてからの話も、その方の視点のためバイアスがかかってしまっています。
仕事でも「生の情報」「現場」「事実」を自分の目で見て判断するように心がけていらっしゃる方は多いかとは思いますが、転職活動も同様です。仕事で行っていることを、転職活動で行わない理由はありません。
実際に、面接を通じて当初の志望度が変わる事はしばしばございます。
(2)「面接の経験(練習)」を積むため
特に転職活動が初めての方の場合、面接を受けることは新卒の就職活動以来であり、面接に慣れていないがため、本来の実力が発揮できないということがしばしばございます。
大学受験の時にも、模擬試験を受けて本番に備えていたかと思いますが、転職活動も同様であり、
志望度が高い企業の面接の前に、何度か面接を経験して「面接慣れ」することが重要です。
実際に何社受ければいいのか?という点に関しては、皆様のご事情次第ですが、かなりの方が5〜6社以上は同時に受けていらっしゃり、20社以上に応募される方も珍しくありません。
面接にあたって
いざ面接となった際には、事前準備を最大限する事が重要です。
面接までに想定問答を考え、答えを用意し、過去の傾向や今回の面接で特に重要視されているポイントを把握することが、合格への近道になります。
また、面接が終わったら、内容について振り返るとともに、年収に関する話や次のステップについての話、他社状況についての話などが出た場合には、キャリアコンサルタントにもしっかりと伝える必要がございます。
こういった点について情報共有がしっかりできていないと、後々のトラブルの火種になってしまいます。
また、トラブルの火種という意味では、面接の案内が来た際には、可能な限り早目になんらかの返信を行うことが重要です。
あまりにも時間がかかってしまうと、企業側も転職者の志望度や、社会人としての基本的な姿勢に疑いを持ってしまいますので、すぐに面接の候補日が出すことが難しい場合には、理由とともにその旨を伝えることが、不要なトラブルを回避するポイントです。
上記の通り、各ステップにおいて、簡単に重要ポイントをまとめました。
初めての転職では、これ以外にも多くの疑問・不安をお抱えかと思います。
弊社にご相談にお越しいただければ、皆様1人1人のご事情にあわせて、疑問にお答え致しますので、ぜひお気軽にご相談・ご登録ください。
前回の特集で、よりマーケットや第2新卒・若手層の金融業界転職について、まとめておりますので、こちらも合わせてご覧ください。
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