会計士から戦略コンサルタントへの転職・キャリア会計士の採用ニーズとキャリアパス
採用ニーズ- 会計士から戦略コンサルタントへ -
コンサルティングファーム全般についてはこちらをご覧ください
現在の戦略ファームの採用意欲につきましては、ここ数年間に渡り比較的積極採用モードが続いており、各ファームで第2新卒クラスから30歳代前半まで幅広い層の採用を行われております。
新規事業立ち上げや海外進出など攻めの案件が増加傾向であり、会計士の方がバリューを発揮できそうなM&A案件なども多く手掛けています。
戦略ファーム以外のコンサルティングファームでも戦略プロジェクトを扱っていますが、比較的専門知識のある方が評価される傾向にあります。戦略ファームの場合はある特定の専門知識そのものが求められることは少ないと言えるでしょう。
その理由は、業務プロセスの改善などとは違い、そのクライアント及び業界全体にこれまでなかった変化が発生した場合にこそ、戦略ファームへの依頼が増える傾向があり、所謂業界知識だけでは解決できない課題が多いからです。
そのため知識や経験よりも、「より高度な論理的思考力や問題解決力」が求められてきます。
もう少し具体的に採用ニーズ、求められる人材を見ていきましょう。
学歴
いわゆる旧帝大、早慶以上がメインの採用ターゲットとなります。
ただ、それ以外に特殊なスキルや御経験、もしくは高いコンサルタントとしての適性を見せることができれば同要件がやや緩まる場合もございます。
職歴
戦略ファームのクライアントは基本的には大手企業が中心でございますので大企業での業務経験をお持ちの方や、大企業をクライアントとした業務を進めてこられた方が好まれる傾向にあります。
また、職種としては経営企画などプロジェクト型の業務経験を有する方は加点評価となりますので、会計士の方もその点において評価される可能性があります。
年齢
未経験者の場合、一定の社会人経験があり柔軟性も残る20代中盤〜30代前半までの方が好まれる傾向にあります。また、いずれのファームも年齢を重ねるにつれて評価ポイントがポテンシャル採用から徐々に即戦力性を重視した採用にシフトしていく傾向があります。
語学力(英語力)
原則ビジネスレベルを求められます。選考プロセスの中で英語インタビューが実施されるファームも多く、TOELCの点数だけではなく実務的な英語力が問われます。
しかし、一部の戦略ファームでは英語力を尚可要件としているファームもございます。
コンサルティング適性
上記4つの評価ポイントがレジュメのチェックである程度判断がつくのに対して、こちらは通常面接やコンサル独特の「ケース面接」により評価されることになります。
ファームにより、評価されるポイントに多少の差はございますが、未経験者の場合、
「論理的思考能力」
「数値分析力」
「ビジネスセンス」
などを見ているファームが多い傾向にあります。
いずれにせよ、戦略ファームの場合は、ケース面接(市場規模算定、ビジネスディスカッションなど)の出来が勝敗を分けますので、弊社コンサルタントと徹底的にケースインタビュー対策を行った上で、御選考にお進み頂けますと幸いです。
会計士の転職 成功事例
大手監査法人 公認会計士30歳 |
→
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有名外資系戦略コンサルティングファーム |
大手監査法人 公認会計士28歳 |
→
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外資系戦略ファーム |
大手監査法人 公認会計士31歳 |
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日系戦略ブティックファーム |
事業会社財務部 公認会計士32歳 |
→
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外資系FAS 戦略ポジション |
大手監査法人 公認会計士26歳 |
→
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大手総合系ファーム 戦略コンサルティング部門 |
会計士の転職 キャリアパス例
大手監査法人 公認会計士28歳→外資系戦略ファーム
志向・経緯 |
新卒で大手監査法人に入社され、クライアントの監査業務、内部統制のアドバイザリー業務等をご経験されました。
その中でグループ内のコンサルティングファームと協業でプロジェクトを行うことも多く、経営コンサルに興味を持たれ、兼ねてから興味のあった戦略コンサルティングファームを一通り選考されました。
時間のない中ケーススタディの対策にも入念に取り組まれた結果、地頭、思考力、コミュニケーション能力を評価され第一志望のファームから内定となりました。
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評価ポイント |
・ケーススタディ等で見受けられた地頭、思考力、コミュニケーション能力
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大手監査法人 公認会計士31歳→日系戦略ブティックファーム
志向・経緯 |
新卒で大手監査法人に入社後、監査業務、IPO支援等のプロジェクトをご経験されたました。
監査法人で培ったファイナンススキルをより、ビジネスにダイレクトに活かしていきたいとのご意向の元、ファイナンシャルアドバイザリーに強みを持った日系戦略ファームに絞り転職活動をされました。
お時間のない中、数社選考を進め、面接でのフィット感の強かったファームへの入社を決定されました。
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評価ポイント |
・ファイナンススキル
・面接での論理的思考能力
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戦略コンサルタントになるために
現在、戦略ファームの採用意欲は比較的高い状況にございます。
今後、ファイナンスのみではなくビジネスよりの幅広い業務経験を積まれることを望まれる、会計士の方に取っては大きなチャンスかと存じます。
一方で転職市場における戦略ファームの人気は非常に高いものがあり、選考における競争の激しさも相応のものがございます。
この競争を勝ち抜くためには周到な準備を行う必要がありますので、転職を本格的に御検討される折には、事前にご相談頂ければ幸いです。
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その他ポジションの採用ニーズとキャリアパス例
M&Aポジション
Big4を中心としたFAS系ファームから、独立系のブティックファーム、また日系・外資投資銀行などで積極採用が続いています。
企業再生ポジション
20代の若手に関しては、監査経験のみでもポテンシャルを加味して選考・採用する企業も多く非常にチャンスとなっております。
経営コンサルタント
コンサル業界全体として業績好調が続いており、採用も活発化しています。だからこそ自身の志向を踏まえたファーム選びが重要になります。
PEファンド
非常にハードルが高く、会計監査+αの経験が必要になってきますが、稀に若手限定のポテンシャル採用を行うファンドもございます。
事業会社・ベンチャー
経理・財務ポジションへの転職が特に多いですが、経営企画やCFO候補ポジションで数字に強い会計士の方を歓迎する企業も出てきています。
フォレンジック部門
先駆者・ライバルが少なく、「第一人者」になりやすいチャンス溢れる分野。監査業務以外を経験したい方は選択肢の1つとしてお考えください。
監査法人・会計事務所
大手、中堅監査法人共に採用意欲が高い状態で、監査だけでなくアドバイザリー部門でも積極採用を展開しています。
その他金融機関
監査法人にて銀行・証券会社をはじめとした金融機関担当の部署にいらっしゃた方は主計部やリスクマネジメントの領域でニーズがあります。
戦略コンサルタント
戦略コンサルも積極採用していますが、採用基準が緩んでいる訳ではありません。徹底的にケースインタビュー対策が必要になってきます。