会計士から外資系企業への転職・キャリア会計士の採用ニーズとキャリアパス
採用ニーズ- 会計士から外資系企業へ -
外資系企業の日本法人は部門別・ポジション別採用が原則となっているため、自ら望む分野で専門性を高めていくキャリアを積むことができます。他方、ローテーションや内部異動の機会は非常に限定的であるため、入社時と大きく異なる仕事にチャレンジする機会は非常に稀です。グローバル本社へのレポーティング、やり取りのために一定以上の英語力が必要となることが多く、また最小限の人数で効率的にオペレーションが回されているため、幅広い業務に対応できる人材を求める傾向があります。
仕事内容・求められる人材
●経理
外資系企業の経理ポジションにおいても確固たる経理経験が求められますが、日本の上場企業と異なり必ずしも上場企業における経理経験が重要視はされません。日本法人単体の決算処理を本社の指示・ルールに則り、適切に行うことがメイン業務ではありますが、子会社の立場で本社との連結決算作業に関与することもあります。限られた人数で経理業務をこなしているため、経理業務の一部ではなく全体を把握していることが求められ、また当然ながら本社とのやり取りのために英語力も求められます。USGAAPないしはIFRSの会計基準に精通していることもプラスであり、日本の公認会計士資格のみならずUSCPA資格もしばしば高く評価されます。会計知識以外では、グローバルでSAPをはじめとした共通のERPパッケージを使用していることも多いため、ERPパッケージ(の会計モジュール)の使用経験もしばしば評価されます。
●内部監査
内部監査ポジションにおいては、会社の各種事業活動が法律・会社の規程/ルール等に則って運営されており、リスクマネジメント・プロセスや内部統制プロセスが機能しているか等をチェックします。専門性が求められる一方、専門人材がまだまだ少ない分野であり、内部監査の経験者や会計士、内部統制・リスクマネジメントに係るコンサルティング経験者等が求められます。外資系企業においても日本の上場企業と業務内容と求める人材は共通していますが、本社へのレポーティングや本社からの監査対応等の関係で、高い英語力が求められる傾向があります。
●経営企画
外資系企業においては、日本企業における経営企画ポジションは「FP&A(financial planning & analysis)もしくはFinance」と「BD(Business Development)」の2つに明確に区別されていることが多いです。FP&Aは管理会計のスペシャリストであり、部門別/製品別の予算策定、予実管理、数値面の分析に基づく改善点の洗い出し…等を行います。
数字の強さやエクセルでの分析に秀でていることが求められるポジションのため、FP&A経験者以外にも戦略コンサルティングファーム出身者や投資銀行出身者、会計士などがしばしば採用されます。
他方、BDポジションは特定事業(または新規事業)の事業戦略策定・推進、各種PJTの推進、外部とのアライアンス(但し、日本法人だけでM&Aの検討・実行を行うことは稀)などを幅広く担当し、事業責任者と二人三脚で事業の成長に邁進するポジションになります。各事業責任者直下の位置づけのこともあれば、マネジメント直下にBD専門の部署・チームが位置づけられることもあります。
多くの外資系企業のBDポジションでは戦略コンサルティングファーム出身者を重用しており、特に当該業界のPJT経験者は評価される傾向にあります。日本法人のマネジメントや本社へのレポーティングの機会も多いことから、大半のケースでビジネスレベルの英語力が必須要件となっております。
転職成功事例
実際の転職成功事例と内定・合格までに至った評価のポイントなどからキャリアパスをご紹介致します。
キャリアパス例
大手監査法人 30歳 |
→ |
外資系企業 コントローラー |
Big4系監査法人 34歳 |
→ |
外資系企業 財務ポジション |
Big4系監査法人 32歳 |
→ |
外資系企業 Accounting Manager |
監査法人→経営コンサル(会計士) 34歳 |
→ |
外資系企業 経営企画 |
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その他ポジションの採用ニーズとキャリアパス例
M&Aポジション
Big4を中心としたFAS系ファームから、独立系のブティックファーム、また日系・外資投資銀行などで積極採用が続いています。
企業再生ポジション
20代の若手に関しては、監査経験のみでもポテンシャルを加味して選考・採用する企業も多く非常にチャンスとなっております。
経営コンサルタント
コンサル業界全体として業績好調が続いており、採用も活発化しています。だからこそ自身の志向を踏まえたファーム選びが重要になります。
PEファンド
非常にハードルが高く、会計監査+αの経験が必要になってきますが、稀に若手限定のポテンシャル採用を行うファンドもございます。
事業会社・ベンチャー
経理・財務ポジションへの転職が特に多いですが、経営企画やCFO候補ポジションで数字に強い会計士の方を歓迎する企業も出てきています。
フォレンジック部門
先駆者・ライバルが少なく、「第一人者」になりやすいチャンス溢れる分野。監査業務以外を経験したい方は選択肢の1つとしてお考えください。
監査法人・会計事務所
大手、中堅監査法人共に採用意欲が高い状態で、監査だけでなくアドバイザリー部門でも積極採用を展開しています。
その他金融機関
監査法人にて銀行・証券会社をはじめとした金融機関担当の部署にいらっしゃた方は主計部やリスクマネジメントの領域でニーズがあります。
戦略コンサルタント
戦略コンサルも積極採用していますが、採用基準が緩んでいる訳ではありません。徹底的にケースインタビュー対策が必要になってきます。