会計士から総合系コンサルティングファームへの転職・キャリア会計士の採用ニーズとキャリアパス

採用ニーズ- 会計士から総合系コンサルタントへ -
コンサルティングファーム全般についてはこちらをご覧ください
会計士の方でコンサルティングファームへのご転職を志す方が年々増えてきたように感じます。
・監査という過去の経営結果を見る仕事ではなく、将来の全社的な経営戦略に携わりたい
・会計知識を活かし、M&Aに携わりたい
・CFOを目指す過程でコンサルティングファームに入り、キャリアアップしたい
・将来の独立のため、ファイナンス領域で専門分野を身に着けたい
1口にコンサルティングファームといっても、入ってくる方の思いや、ファーム側のニーズもまちまちです。
本日は「会計士×総合ファーム転職」について具体的に以下に記載いたします。
総合ファームの仕事内容
社員数が数百〜数千名規模を誇る総合系コンサルティングファームは、顧客の企業・事業戦略立案〜IT戦略立案・システム化構想策定といったいわゆる上流フェーズから、システムインテグレーション(のPMO)やその後のシステムアウトソーシング、さらにはビジネス(業務)そのもののアウトソーシングといったフェーズまで、会社総体としてあらゆるコンサルティングサービスを幅広く手掛けています。
中でも会計士の方を積極採用するのは、M&Aユニット、ファイナンス領域となります。
M&Aユニットの仕事内容は以下の通りです。
M&A Strategy
・M&A戦略の立案
・M&Aを活用した新規事業開発
Strategic-Centric M&A Deal Execution
・事業戦略・中期事業計画実現に向けたディール推進
Merger for Growth
・クロージング前後からの企業統合活動の推進
・シナジー創出活動の立案
Strategic Reorganization
・グループ組織構造変革(持株会社化、分社化、子会社統合等)による事業構造改革の推進
Technology-based M&A
・M&AにおけるIT関連イシューの解決
・M&AをトリガーとしたDXの実現
ファイナンス領域の仕事内容は以下の通りです。
会計領域に関するコンサルティングサービス
・ファイナンスストラテジー:
財務経理組織の将来像検討、トレジャリー、イベント&ターンアラウンド、ファイナンスタレントマネジメント
・ビジネスファイナンス:
連結経営管理、KPI体系再構築、原価計算制度設計、経営管理システム導入
・オペレーショナルファイナンス:
財務経理業務改革(BPR)、決算期統一・早期化、会計システム構想
・グローバルビジネスサービス:
機能配置最適化(Service Delivery Model)、SSC構築
総合ファームの採用動向
総合ファーム各社かなりの積極採用モードです。
第2新卒クラスから30歳代前半まで幅広い層で採用を行っています。新規事業立ち上げや海外進出など攻めの案件が増加傾向であり、会計士の方がバリューを発揮できそうなM&A案件なども多く手掛けています。
年齢層別でみますと、第2新卒クラスは、昨年は採用を控えていたファームも今年から積極採用に転じたり、昨年積極的に採用していたファームは今年も引き続き積極採用と活発に動いております。
総合ファーム後のキャリア
総合コンサルファームを経験後、多くの方々がコンサルタントの知識や経験を生かし、各方面で活躍されています。
最近ではベンチャー企業の経営者や、大企業の経営幹部など、実はこの会社のトップはファーム出身者ということも珍しくなくなってきました。
・PEファンド
・ベンチャー会社の幹部ポジション(場合によっては役員採用の可能性も)
・CFO
・独立、起業
・投資銀行
・他コンサルティングファーム
会計士の転職ならムービンにご相談下さい
転職サービスはすべて無料となっております。
ムービンではお一人お一人に合わせた転職支援、そしてご自身では気づかれないキャリアの可能性や、転職のアドバイス、最新の情報をご提供致します。
- 28年以上の転職支援実績と圧倒的なノウハウ
- 会計士の方の主要転職先を網羅
- 過去1,000名以上の会計士キャリア支援
会計士の転職ならムービンにご相談下さい
転職サービスはすべて無料となっております。
ムービンではお一人お一人に合わせた転職支援、そしてご自身では気づかれないキャリアの可能性や、転職のアドバイス、最新の情報をご提供致します。
- 28年以上の転職支援実績と圧倒的なノウハウ
- 会計士の方の主要転職先を網羅
- 過去1,000名以上の会計士キャリア支援
その他ポジションの採用ニーズとキャリアパス例

M&Aポジション
Big4を中心としたFAS系ファームから、独立系のブティックファーム、また日系・外資投資銀行などで積極採用が続いています。

企業再生ポジション
20代の若手に関しては、監査経験のみでもポテンシャルを加味して選考・採用する企業も多く非常にチャンスとなっております。

経営コンサルタント
コンサル業界全体として業績好調が続いており、採用も活発化しています。だからこそ自身の志向を踏まえたファーム選びが重要になります。

PEファンド
非常にハードルが高く、会計監査+αの経験が必要になってきますが、稀に若手限定のポテンシャル採用を行うファンドもございます。

事業会社・ベンチャー
経理・財務ポジションへの転職が特に多いですが、経営企画やCFO候補ポジションで数字に強い会計士の方を歓迎する企業も出てきています。

フォレンジック部門
先駆者・ライバルが少なく、「第一人者」になりやすいチャンス溢れる分野。監査業務以外を経験したい方は選択肢の1つとしてお考えください。

監査法人・会計事務所
大手、中堅監査法人共に採用意欲が高い状態で、監査だけでなくアドバイザリー部門でも積極採用を展開しています。

その他金融機関
監査法人にて銀行・証券会社をはじめとした金融機関担当の部署にいらっしゃた方は主計部やリスクマネジメントの領域でニーズがあります。

戦略コンサルタント
戦略コンサルも積極採用していますが、採用基準が緩んでいる訳ではありません。徹底的にケースインタビュー対策が必要になってきます。