直近でもMRの方から転職相談を受けることも多くなってきた中で、転職が初めてで転職活動を進めていく中で、履歴書や職務経歴書をどう書けばよいのか、という相談も非常に多いです。特に大手転職サイトなどでは履歴書や職務経歴書のひな型を後悔している会社もありますが、ごく一般的でMRから他社のMRへ転職する場合はある程度問題ありませんが、MRからコンサルティングファームや、それ以外の職種へ完全にジョブチェンジをしたい、となると物足りないような雛形がほとんどです。今回はMRからコンサル業界含め、他業界へ転職する際の書類の書き方などを解説します！

「MRの転職 - 主な転職先とキャリアについて」の記事で、MRの主な転職先や転職を成功させるポイント、転職のタイミングなどを詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

MRからのジョブチェンジで応募書類が重要なのは、MRという仕事は非常に業務が専門的で、かつ営業にもかかわらず価格交渉やクロージングなどのプロセスもなく、非常に特殊な営業であるために、他業界との業務親和性がほとんどないためなのです。他業界へ転職したいのに、他業界への業務親和性がない中で、どのようにこれまでの実績や業務経験をアピールしていくか、というところが非常に重要なポイントで、ここの書き方で書類選考の通過率も変わってくるのです。

まず履歴書については自身の学歴や経歴を事実に沿って書いていく方針で問題はありません。MR認定資格などは資格欄に書くと良いですが、特別他業界では評価されるものではないので、他にアピールできそうな資格があれば記載しておきましょう。TOEICのスコアや、簿記等の資格があると少しは評価されますが、圧倒的に有利になることはないので注意しましょう。
また履歴書でも同様なのですが経歴書を書く際には、しっかりとこれまでの経歴要約を記載し、その後で自身の成果を上げたエピソードなどをしっかりと問題解決のプロセスに則って記載することが重要です。特にコンサルティングファームへ応募する場合は業務の中でどんな課題解決を行ったのか、という部分が非常に重要になってきますので、かっつりエピソードを記載することが重要になります。また先方に提出する資料ですので文字フォントは統一し、数字も半角で統一、見やすい書類を心掛けましょう。

MRは日々営業数字に追われ、自身に与えられた計画を達成できたかどうかが評価の対象になりますが、コンサルティングファームでは営業実績が良い、というだけでは実は評価に値しません。特に、何度も通って何度も説明会を行い、誠意を見せることで売り上げを上げたというような気合でどうにかなるようなエピソードなどは評価されず、営業実績を挙げるためにどのように論理的に考え、課題に対して何を実行したのか、ということを記載することが重要です。コンサルティングファームでは論理的な思考力が必須で、この論理的な思考力というものをMR活動のどんな場面で発揮し、実際にどのように実行し成果を出したのか、という部分がしっかりとエピソードとして記載されていれば大手のコンサルティングファームでも書類通過の可能性が高まります。

上記をご覧になっていただき、自身の経験は実際にどういう風に経歴上でアピールすればよいのだろうか？と思った方も少なくないのではないかと思います。MRの方は優秀な営業実績を挙げられていても、それをどうアピールするかが非常に重要になってきます。
是非現在転職考えていたり、将来のMRのキャリアに不安を抱えている方は弊社の経験豊富なキャリアコンサルタントに一度ご相談くださいませ。一緒に職務経歴書の作成からサポートさせて頂きます。個別セミナー、相談会等実施しておりますので、一度お気軽にご相談くださいませ！