日本のAI市場を支える大手・注目企業75社を一覧で紹介します。企業の事業内容や特徴・魅力など簡単にまとめていますのでご参考になれば幸いです。
日本のAIビジネスは、AIインフラ企業、AIモデル・基盤開発企業、AIプロダクト・ソリューション企業、コンサル・SIer、事業会社など、
多層的なエコシステムとなっているため、レイヤー別にAI企業を紹介していきます。
弊社転職エージェント「ムービン」では、大手事業会社からユニコーン企業まで、AI市場で注目を浴びている企業をご紹介できますので、
AI転職をお考えの方は是非お気軽にご相談ください。


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【まとめ】AIインフラ企業9社
・ソニーグループ
・ルネサスエレクトロニクス
・キオクシア
・ソシオネクスト
・さくらインターネット
・GMOインターネットグループ
・NTTコミュニケーションズ
・KDDI
・日立製作所
AI企業というとLLMやチャットボットなど「目に見えるサービス」に注目が集まりがちですが、
その裏側では膨大な計算を支える半導体(GPUなど)と、AI向けに最適化されたクラウド/データセンター基盤が不可欠です。
世界ではNVIDIA、AMD、Google Cloud、Microsoft AzureがAIインフラの代表格ですが、
日本にもイメージセンサーやエッジAIチップを手がける半導体メーカー、GPU搭載クラウドやAIデータセンターを運営する
通信・クラウド事業者、ストレージやSoCで処理を下支えするベンダーが存在し、AIビジネスを足元から支えています。
本章では、その中から代表的な企業を紹介します。
カメラで有名なソニーグループですが、AI領域では、中核事業会社であるソニーセミコンダクタソリューションズが開発する
「インテリジェントビジョンセンサー」と呼ばれる、センサー内にAIエンジンを搭載したイメージセンサーが特徴的です。
画像をクラウドに送らずにセンサー側で推論まで完結できるため、プライバシー配慮・低遅延・低消費電力が求められる
エッジAI用途で強みを発揮します。
さらに、研究開発組織「Sony AI」を通じてゲーム・エンタメ・産業領域向けのAI基盤やモデル開発にも取り組んでおり、
インフラ層だけでなくモデルレイヤーでも存在感を高めています。
自動車や産業機器向けのマイコンで有名なルネサスは、組み込み向けに軽量AIモデルの高速推論を実現するAIアクセラレータ搭載MPU技術を開発しています。
リアルタイム性が重要なビジョンAIなどに向けて、高速かつ省電力なエッジAI処理を可能にするプラットフォームを提供しています。
フラッシュメモリ大手のキオクシアは、AIサーバー向けに大容量かつ高IOPSのSSDを展開しており、
DellのAIサーバーと組み合わせてAIワークロード向けのTCO削減と高性能化を狙ったソリューションを打ち出しています。
さらに、NVIDIAと協業し、AIサーバー向けに数千万〜1億IOPS級の超高速SSDの開発も進めており、
次世代のAI学習・推論基盤を支えるストレージとして注目されています。
ソシオネクストは、データセンター向けのSoCを多数手掛けており、AI推論を加速する専用SoCソリューションを提供しています。
マルチコアCPUやアクセラレータを組み合わせたカスタムSoCに強みがあり、ハイパースケールデータセンターのAI処理を高効率にする「黒子」的存在です。
さくらインターネットは、国内データセンターとクラウドサービスを展開する企業で、
AI向けにはNVIDIA GPUを搭載した国産GPUクラウド「高火力」を提供しています。
ディープラーニングの学習・推論用途に最適化されており、日本語データを扱う研究・企業の“国内拠点”として利用されるケースも増えています。
GMOはレンタルサーバーやドメインで有名ですが、クラウド/VPSでもAI対応を進めており、 たとえば「ConoHa VPS」ではAIエージェントと対話しながらサーバー運用ができる機能の提供を開始するなど、 インフラ運用自体にAIを組み込む動きが見られます。
NTTグループの通信・クラウド事業を担うNTTコミュニケーションズは、ネットワークとクラウドを組み合わせたエンタープライズ向けの基盤を提供しつつ、
セキュリティ運用を支援する生成AIベースの「AI Advisor」サービスなども展開しています。
AIワークロード向けのネットワーク・セキュリティ・クラウドを一体で提供できる点が強みです。
さらに、グループ全体では日本語LLM「tsuzumi」シリーズ の開発も進めており、インフラだけでなくモデルレイヤーのプレイヤーとしても存在感を増しています。
KDDIは、HPEと協業しながらAIデータセンター構想を打ち出すなど、AI時代の通信インフラ・クラウド基盤の強化を加速しています。
5G・光回線・データセンターを組み合わせ、エッジからクラウドまでのデータ経路を最適化することで、AIサービスの品質とコストの両立を目指しています。
日立製作所を中核とする日立グループは、デジタルソリューション群「Lumada」を中核に、産業分野向けのデータ利活用・
AIプラットフォームを提供しています。
インフラ設備や産業機器のデータを集約し、AIで分析して価値を引き出すことに力を入れており、
「AIビジネスの中核はLumada」と評されるほど大きな収益源に成長しています。
さらに、独自のAI技術ブランド「Hitachi AI Technology/H」を展開し、
業務の将来予測や要因分析などを行うAIモデル・ソリューションとしても位置づけており、AI基盤・モデルレイヤーでも重要なプレイヤーとなっています。


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【まとめ】AIモデル・基盤開発企業13社
・Preferred Network|日本最大のユニコーン企業
・PKSHA Technology|プライム上場AIベンチャー
・ABEJA|小売・流通DXに特化
・AI inside|高速・高精度な文字認識
・ELYZA|日本語LLMに強み
・Sakana AI|世界が注目する日系AI
・rinna|日本語特化の女子高生AI
・Stockmark|日本発のNLP特化型AI
・ギリア|産業向けAIパートナー
・TIER IV|世界初のオープンソース自動運転OS
・シナモン AI|紙業務を高精度で自動化
・エクサウィザーズ|日本最大級のAIプラットフォーム
・松尾研究所|国内AI研究開発の原点
AIインフラ層の上では、実際に推論・生成を行うAIモデルが動いています。テキストやコードを扱う大規模言語モデル(LLM)や、
企業データに合わせてカスタマイズできる生成AI基盤・MLOpsがAIビジネスの中心です。
グローバルではOpenAIのGPTやGoogleのGeminiが代表例ですが、日本でも日本語に強いLLMや業務特化モデル、独自モデルを
開発・運用できるAIプラットフォームを持つ企業が台頭しています。
ここでは、日本語LLM・基盤モデル、企業向けAIプラットフォーム・MLOps、
自動運転やドキュメント解析など特定領域に特化した基盤ソフトウェアを展開する代表的な企業を紹介します。
Preferred Network(プリファードネットワークス)は、日本最大のユニコーン企業として高度なAI研究を牽引し、
自社開発のスーパーコンピュータ「MNシリーズ」を用いた大規模計算で、世界水準のモデル開発に挑戦し続けている点が最大の強みです。
また、徹底したエンジニアファーストの文化を持ち、難易度の高い技術課題にも果敢に挑む研究開発志向が特徴的です。
事業領域は製造業向けの異常検知や自動化、製薬領域の創薬支援を中心に実績を拡大しつつ、
BtoC領域ではアニメーション制作支援やクリエイティブAIなどエンタメ分野の強化も進めており、産業から文化領域まで幅広くAIの社会実装を推進する、
日本を代表するテックカンパニーです。
PKSHA(パークシャ)は、東大松尾研発の“老舗AIベンチャー”であり、国内AIスタートアップで唯一プライム上場している点がまず大きな特徴です。
AI企業の多くがコンサル比率で売上を作る中、PKSHAは自社アルゴリズム群を基盤としたSaaS提供で安定的にマネタイズしていることが他社との差別化ポイントです。
特に顧客対応自動化・需要予測・不正検知などで培った技術は金融領域で強く、銀行・カード会社など実績も豊富。
一方で、流通・小売、製造向けにもAIソリューションを拡張し、業務プロセス改善やDX基盤としての活用幅を広げています。
研究開発力と事業化能力を両立した、日本を代表する商用AIプラットフォーム企業です。
ABEJAは、日本でまだディープラーニングが一般的でなかった時期からこの技術にフルベットし、
「起業家マインド」を持つ人材を重視してきた先行プレイヤーです。
特徴的なのは、多くのAI企業がSaaSを軸にスケールを狙うのに対し、ABEJAはあえてコンサルティングサービスを中心に収益化している点です。
小売業の需要予測・在庫最適化・店舗オペレーション改善などで磨いたノウハウを強みに、いまは製造業の品質検査・サプライチェーン最適化や、
SaaS企業のプロダクト高度化支援にも領域を広げています。
単なるツール提供ではなく、経営課題から入り、PoCに終わらせず実運用までやり切る“伴走型AI実装パートナー”として位置づけられるのが、
ABEJAならではの強みといえます。
AI insideは、AI-OCR×IDP(インテリジェント文書処理)に特化した日本発のAI企業です。
主力の「DX Suite」は、日本語の帳票・申込書・請求書・手書き書類などを高速かつ高精度でデジタル化できる点が最大の強みです。
単に文字を読むだけでなく、「どの項目がどの意味を持つのか」を理解し、ワークフローやRPAと連携して業務プロセス全体を自動化できるのが特徴です。
また、クラウド/オンプレ双方に対応した提供形態、大企業での豊富な導入実績により、金融・保険・自治体など厳格な運用が求められる領域でも採用が進んでいます。
紙とハンコ文化が色濃く残る日本企業の“紙業務DX”を一気に進められる基盤として位置づけられるプレイヤーです。
ELYZAは、日本語LLMの研究開発を中核に事業展開する、東大松尾研発のAIスタートアップです。
2024年にはKDDIの連結子会社となり、KDDIの大規模計算基盤と組み合わせて、日本語特化LLMの開発と社会実装を加速させています。
特にコンタクトセンター向けの応対支援や記録作成など、自然言語処理系プロジェクトの実績が豊富で、
日本語業務文脈に強いLLM企業というポジションを確立しています。
さらに2024年6月には、日本語ベンチマークでGPT-4を上回るスコアを達成した日本語LLMを発表しており、国産LLMのトップランナーとして、
高性能モデル×現場実装力の両面で存在感を強めている点が大きな強みです。
Sakana AIは、元Google Brain/DeepMindの研究者らが立ち上げた東京拠点の生成AIスタートアップで、創業1年ほどでユニコーン評価を得た注目企業です。
最大の特徴は、生物進化に着想を得た独自手法で、大小さまざまな既存モデルを交配させ、高性能な小型モデルを効率よく生み出せる点にあります。
巨大モデルをひたすらスケールさせるのではなく、「小型・高性能・オープン」を重視し、
日本を本丸としたソブリンAIの方向性を明確に掲げているのも強みです。
さらに、世界各国から集めたトップクラスの研究者チームとNVIDIA出資などのバックアップにより、
グローバル水準の研究力と、日本の産業課題に根差した社会実装を両立しようとしている点が特徴的です。
rinnaは、日本語とキャラクター性に特化した国産LLM企業で、もともとはLINE上で会話する「女子高生AI・りんな」として注目を集めました。
日本語のカジュアルな会話やネットスラング、感情表現の扱いに強みがあり、日本のアニメ・ゲーム・SNS文化と相性の良い“キャラAI”を得意としています。
現在はその対話ノウハウをベースに、日本語特化LLMやキャラクターAI基盤を開発し、企業向けのチャットボットやファンコミュニケーション、IPキャラクターの会話エンジンなどへ展開。
「女子高生AI」発のユニークな起源と、日本語会話に最適化されたLLM技術を掛け合わせた、キャラクター起点の生成AI企業という点が、rinnaならではの特徴です。
Stockmarkは、日本発のNLP(自然言語処理)特化型AI企業として、ニュース記事や調査レポート、社内文書など膨大な日本語テキストを横断的に解析・構造化し、
「調査・企画・新規事業」の知的生産性を高めることをミッションとしています。
大規模言語モデルや独自の日本語ベクトル検索技術を活用し、業界ニュースと社内ナレッジを一体で検索・要約・整理できるナレッジ基盤を提供できる点が最大の強みです。
特定業界に依存しない“文章理解のインフラ”として、多くの大企業で導入が進んでおり、日本語ビジネス文書に最適化した国産NLPエンジン×ナレッジマネジメントの組み合わせで差別化されています。
ギリアは、「産業向けAIパートナー」として差別化できる独自AI技術×実装力に強みを持つ企業です。
製造・海運・エンタメなど多様な業界で、現場起点で課題を定義し、モデル開発からシステム実装・運用まで一気通貫で支援します。
特にJRAと取り組む競馬の馬別パドック分割動画のように、映像をリアルタイムで解析して新しい観戦体験や業務効率化につなげる事例は、
現場の制約(数分以内の処理など)を踏まえつつAIをプロダクトレベルまで落とし込めるギリアならではの象徴的なプロジェクトです。
TIER IVは、世界初のオープンソース自動運転OS「Autoware」を開発し、その標準化と普及をリードする自動運転テック企業です。
クローズドな“自社スタック”で囲い込むのではなく、Autoware Foundationを通じて世界中の企業・研究者と協調しながら、商用車両やMaaS向けにレベル4自動運転の社会実装を進めている点が大きな特徴です。
さらに、自社ではAutowareを活用した商用プラットフォームや車載コンピュータ、運行管理システムまで含めて提供しており、
OS×エコシステム×実証プロジェクトを一体で動かせる“自動運転の基盤プレイヤー”として独自のポジションを築いています。
シナモンAIは、紙やPDF中心の“日本的な書類業務”を高精度に自動化できるドキュメントAI専業プレイヤーです。
AI-OCRやNLP、独自のIDP技術を組み合わせ、帳票・契約書・申込書・手書き報告書まで、複雑レイアウトの文書から必要情報を正確に抽出できるのが最大の強みです。
近年はドキュメントLLM「Super RAG」を展開し、農林中央金庫での社内規程検索や、NTT ExCパートナーのヘルプデスクで回答精度を従来比3倍にした事例、
富士通の「Fujitsu Kozuchi Generative AI」への組み込みなど、紙業務DX+社内ナレッジ活用の両方を一気に進めるソリューションとして導入が広がっています。
シナモンAIは、紙やPDF中心の日本的な書類業務を高精度に自動化できるドキュメントAI専業プレイヤーです。
AI-OCRやNLP、独自のIDP技術を組み合わせ、帳票・契約書・申込書・手書き報告書まで、複雑レイアウトの文書から必要情報を正確に抽出できる点が最大の強みです。
近年はドキュメントLLM「Super RAG」を展開し、農林中央金庫での社内規程検索や、NTT ExCパートナーのヘルプデスクで回答精度を従来比3倍にした事例、
富士通の「Fujitsu Kozuchi Generative AI」への組み込みなど、紙業務DX+社内ナレッジ活用の両方を一気に進めるソリューションとして導入が広がっています。
松尾研究所は、東京大学 松尾・岩澤研究室を母体とする組織で、しばしば「日本のAI研究開発の原点」「一丁目一番地」と言われる存在です。
松尾研は世界モデル・大規模言語モデル・ロボット・脳×AIなど最先端テーマの研究を進めつつ、講義やスタートアップ支援を通じて日本のディープラーニング人材と起業家を多数輩出してきました。
その知見を産業側に橋渡しする役割を担うのが松尾研究所で、自動運転OS「Autoware」を開発するTIER IVと共同で世界モデルを用いた自動運転高度化に取り組んだり、
パナソニック創業者・松下幸之助氏の「再現AI」、IoT×生成AIによるビル空調の最適制御、学習塾向けの“忘却曲線推定AI”など、ユニークな共同研究・社会実装プロジェクトを多数進めています。


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【まとめ】AIプロダクト・ソリューション開発企業25社
・HEROZ|ゲーム・エンタメ×AIに強み
・FRONTEO|ライフサイエンス領域に強み
・SENSY|感性解析×パーソナライズに強み
・Appier Group|広告やCRMをAIで自動最適化
・モルフォ|画像処理・画像認識アルゴリズムに強み
・ユーザーローカル|国内シェアトップクラスのAIチャットボット
・ニューラルポケット|カメラ映像の解析に特化
・ENECHANGE|電気・ガスの見える化&最適化
・ダブルスタンダード|AI基盤の整理に強み
・SREホールディングス|ソニー発のAI不動産テック企業
・JDSC|需給・在庫・人員配置をAIで最適化
・Cogent Labs|文書処理と予測分析に強み
・ACES|東大発・現場向けAIスタートアップ
・THIRD|0からAIを作れる技術力が強み
・LegalOn Technologies|契約書・法務クラウドに特化
・Lightblue|画像とテキスト両方を理解するマルチモーダルAI
・HACARUS|少ないデータから学習するコア技術に強み
・モビルス|カスタマーサポートのDXに強み
・RevComm|音声解析AI(自動録音・文字起こし)に強み
・ALGO ARTIS|製造業の物流・サプライチェーンに特化
・VARIETAS|採用DXを実現するAI面接官
・MQue|戦略コンサル出身者によるAIスタートアップ
・FastLabel|自動運転や製造業向け案件に強み
・Gen-AX|コールセンター業務の効率化に特化
・燈|業界ごとの慣習や専門用語にも対応
ここからは、ユーザーの目に触れる「アプリケーション層」のプレイヤーです。
LLMや画像認識などを活かし、マーケティング、コールセンター、不動産、法務、エネルギーなどの具体的な業務課題を解決するAIプロダクトやSaaSを提供する企業が該当します。
グローバルでは、営業・マーケ領域でAI活用を進めるSalesforceやServiceNowなどのSaaS企業が代表例です。
日本でも、業務特化型AI SaaS、業界特化ソリューション、汎用AIエンジンを組み込んだアプリケーション群が、企業のDXとAI活用を最前線で支えています。
本章では、その代表的な企業を紹介します。
日本将棋連盟公認アプリ「将棋ウォーズ」などで知られるHEROZは、プロ棋士に勝利した将棋AI開発で培った機械学習技術をコアに、
ゲーム以外にもフィンテック・建設などBtoB領域へAIを展開しています。
「局面を先読みする」アルゴリズムを、株価予測や需要予測などへ応用している点が特徴です。
FRONTEOは独自の自然言語処理エンジン「KIBIT」を持ち、法務・知財・医療などの専門領域向けAIソリューションを提供しています。
eディスカバリーや訴訟対応支援に使われる「KIBIT Automator」や、
医学論文探索AI「KIBIT Amanogawa」など、テキスト解析に特化した高付加価値サービスが強みです。
SENSYは、一人ひとりの嗜好性や来店タイミング、キャンペーンへの反応をAIで予測し、
完全パーソナライズされたマーケティングを実現する「SENSY Marketing Brain」などを展開しています。
小売・EC・飲食チェーンなどで、レコメンドや販促最適化に活用されています。
Appierは「AI × SaaS」で企業のマーケティング・顧客体験を高度化する会社で、広告配信を最適化する「広告クラウド」、
サイト内行動をもとにパーソナライズを行う「パーソナライゼーションクラウド」などを提供しています。
最近では、AIで広告クリエイティブを自動生成するAdCreative.aiも主力プロダクト群に統合し、
広告運用全体をAIで支えるプラットフォームとして進化しています。
モルフォは、スマートフォンやカメラ向けの画像処理・画像認識アルゴリズムで成長してきた企業で、
手ブレ補正やノイズ低減などの画像処理エンジンに強みをもっています。
モバイル・車載・監視カメラなどエッジデバイスで動くビジョンAIを得意とし、海外メーカーへのライセンス提供も行っています。
ユーザーローカルは、Webアクセス解析やSNS分析ツールに加え、FAQ型・チャット型のAIチャットボットを提供し、企業の問い合わせ対応効率化を支援しています。
サイト内検索やチャット対応のログを学習して、顧客サポート品質の向上とオペレーション負荷の削減を同時に実現できるのが特徴です。
Neural Pocketは、街中や商業施設のカメラ映像を解析し、来訪者の導線や混雑状況を可視化するスマートシティ向けAIカメラソリューションを提供しています。
安心・安全の見守りや、商業施設の売場最適化など、都市空間全体のDXを支える存在です。
ENECHANGEは「エネルギーデータの活用によるエネルギーの未来」を掲げ、電力やガスの需要データをAIで解析することで、
料金プラン最適化や需要予測などを実現するサービスを展開しています。
データ・AI・統計の専門家が集まり、エネルギー業界の脱炭素・効率化を支えるテックカンパニーです。
ダブルスタンダードは、独自のデータクレンジング技術とAIを組み合わせ、企業のデータ品質向上やKYC・与信審査などを支援するサービスを提供しています。
Web上の大量データや社内に散在する情報を整形・統合することで、その後のAI活用や分析の“土台作り”を担う存在です。
SREホールディングスは、ソニーグループ発の不動産テック企業で、不動産査定業務をAIで効率化する「SRE AI査定CLOUD」などを提供しています。
膨大なマーケットデータと独自のAI技術を組み合わせ、短時間で高精度な査定書を作成できることから、不動産仲介会社の差別化ツールとして導入が進んでいます。
JDSCは東大発のAIテックカンパニーで、「AI・データサイエンスで産業の未来を共創する」を掲げ、
物流・小売・製造・エネルギーなど産業横断でAIソリューションを提供しています。
個社単位の改善だけでなく、サプライチェーンや産業全体を視野に入れたプロジェクトに関わるのが特徴です。
Cogent Labsは、最先端のAI技術を用いた実用性の高いサービスを提供し、生産性向上や労働力不足などの社会課題解決を目指す企業です。
手書き文字の読み取りや、文書処理自動化、予測分析など、バックオフィス業務の効率化に直結するソリューションを多数展開しています。
ACESは東大発のAIスタートアップで、AIアルゴリズムを事業価値に落とし込む「DXパートナーサービス」と、
自社アルゴリズムを組み込んだAIソフトウェア製品を提供しています。
製造業・自動車・建設などで、画像解析や行動認識を用いた現場のDXプロジェクトを多数手がけています。
THIRDは、小売・飲食チェーンなどの店舗運営向けに、AIカメラや画像解析を活用した店舗DXソリューションを展開しています。
品出し・陳列・清掃など店舗オペレーションのチェックを自動化し、現場負荷の軽減とサービス品質の均一化を支援しているのが特徴です。
リーガルオンテクノロジーズは、契約書レビューや契約管理を支援する法務AIクラウドを提供しています。
AIが契約書のリスクや重要条文を自動で抽出し、管理台帳の作成や期限管理も支援することで、企業法務の生産性とガバナンス強化を両立させます。
Lightblueは、大規模言語モデルと画像解析を組み合わせたマルチモーダルAIソリューションを開発するスタートアップです。
画像解析・自然言語処理の両方に強みを持ち、製造・小売・インフラなどでの検査・監視・需要予測の高度化に取り組んでいます。
HACARUSは、少ないデータからでも高精度な学習を可能にするスパースモデリングをコア技術としたAI企業です。
大量データの収集が難しい製造現場や医療分野などで、異常検知や品質検査のAIモデルを提供しているのが特徴です。
モビルスは、チャットボットや問い合わせ管理ツールに加え、コンタクトセンターのオペレーションを支援するAI「MooA」を展開しています。
オペレーターの回答候補提示やナレッジ検索など、現場の“隣にいるAIアシスタント”としてCXと生産性の向上に貢献しています。
RevCommは、電話・Web会議・対面での会話を自動録音・文字起こしし、トーク内容を解析する音声解析AI「MiiTel(ミーテル)」を提供しています。
営業・カスタマーサクセス・コールセンターなどの会話データを可視化し、教育や改善につなげる「会話インテリジェンス」ツールとして国内外で導入が進んでいます。
ALGO ARTIS(アルゴ・アーティス)は、「社会インフラ×AI」に特化してDeNAからスピンアウトしたスタートアップで、
製造業・エネルギー・物流などの分野で計画最適化AIを提供しています。
なかでも強みは、工場や倉庫、発電設備などにおける物流・サプライチェーン(SCM)領域の最適化です。
膨大な制約条件(設備能力・在庫・リードタイム・コストなど)を考慮し、従来は熟練担当者の経験と勘に頼っていた生産計画・配送計画を高精度に自動立案できるのが特徴です。
組織としては、戦略コンサルや事業会社出身者と、アルゴリズムエンジニア・データサイエンティストが多く在籍しており、
「ビジネス要件の整理」と「高度な数理最適化・機械学習」を両立させながら、社会インフラの現場にAIソリューションを実装している点で独自性を発揮しています。
VARIETASは、対話型の「AI面接官」を提供し、キリン、KDDI、三菱ケミカルなど超大手企業のみを顧客とする採用DXスタートアップです。
候補者とのオンライン面接をAIが自動で実施し、受け答え内容や表現を多面的にスコアリングすることで、面接官のばらつきを抑えつつハイボリューム採用にも対応できるのが強みです。
CEOの木下氏は早稲田大学卒業後、リクルートで最年少社長賞を受賞し、その後エムスリーを経て起業というバックグラウンドを持ちます。
現在はシリーズA・正社員6名の少数精鋭体制で、大手企業の選考プロセスに深く入り込みながら、採用の公平性向上と面接工数削減の両立を実現しています。
MQue(エムキュー)は、グローバルテック企業や戦略コンサル出身メンバーが立ち上げたAIスタートアップで、
約30名のうち複数名がトップクラスのコンサルティングファーム出身という少数精鋭の体制です。
株式上場よりも、先端技術を駆使して難度の高い課題を解くことにフォーカスしているのが特徴で、
流体シミュレーションや対話・感性のAI分析に強みを持ちます。
たとえば、流体解析×最適化によるプロセス改善、会話ログから顧客の感情や好みを捉えるアルゴリズムなど、
物理シミュレーションと機械学習の両方を組み合わせたテーマを得意としています。
FastLabelは、画像・動画・音声・テキストなどのデータにラベル付けを行うアノテーションツール発のスタートアップで、
近年はその強みを活かしてAIプロジェクト全体を支援するコンサル領域へもサービスを拡張しています。
特に、自動運転や製造業向けの高精度データセット構築に強みがあり、トヨタやDENSOといった大手企業も顧客に持つなど、「高品質な教師データが必要なハイエンド案件」に対応している点が特徴です。
現在は2026年の上場を目指して組織・事業を拡大しており、ツール提供にとどまらず、データ戦略設計から運用まで含めた“アノテーション×AI導入”のパートナーとしてポジションを高めつつあります。
ブリングアウトは、生成AIを活用したボイステックSaaSを主力とするスタートアップで、オンライン・電話商談の内容を自動でテキスト化・構造化し、
LLMによる解析まで一気通貫で行える点が特徴です。
商談の要点や顧客の反応、ネクストアクションなどを自動抽出できるため、「属人的な営業ノウハウをデータ化して組織全体に展開したい企業」にフィットします。
経営陣は戦略コンサルや総合コンサル、事業会社(リクルートなど)出身者が大半を占めており、営業現場のリアルな課題感とAI技術の両方を理解したうえで、
プロダクト設計・導入支援を行っている点が強みといえます。
Gen-AXは、ソフトバンクが100%出資するAIテック企業で、コールセンター業務の効率化に特化したソリューションを展開しています。
LLMをはじめとする生成AI技術を活用し、通話内容の自動要約や応対品質の分析、オペレーターへのリアルタイム支援などを実現できるのが強みです。
親会社であるソフトバンクのネットワークを活用しながら、大手企業・大規模コンタクトセンターへの導入事例が多く、
少人数でもインパクトの大きいプロジェクトを手がけやすい点が特徴といえます。
Akari Inc.(燈)は、「日本を照らす燈となる」をミッションに掲げる東京大学発のAIスタートアップで、
建設・製造・物流など日本の基幹産業に特化した業界別AI SaaSを展開しています。
建設業向けには、業務支援AIチャット「光/Hikari」や管理業務DXサービス「Digital Billderシリーズ」を提供しており、
見積・発注・請求書処理から原価管理までを一気通貫で支援するのが特徴です。 建設・製造・物流ごとに専門用語や法令を学習した生成AIエージェントを用意し、
「現場で本当に使える垂直型AI」として、生産性向上や技術継承といった課題解決にフォーカスしています。


AI転職
転職相談・情報収集はこちら
ご利用は完全無料!是非お気軽にご相談ください
【まとめ】コンサル・SIer 17社
・アビームコンサルティング|業務改革とAI活用を一体支援
・シグマクシス|共創スタイルでAI×DXを推進
・Ridgelinez(リッジラインズ)|富士通テックを活かしたDX伴走
・フォーティエンスコンサルティング|データ分析起点でAI導入を設計
・フューチャー株式会社|基幹システム刷新とAI活用に強み
・NTTデータ|大規模システム連携のAI導入が得意
・野村総合研究所(NRI)|戦略~ITまで一気通貫でAIを実装
・富士通|社会インフラ領域でのAI活用に強み
・NECソリューションイノベータ(NECグループ)|公共・金融向けAIシステムに強み
・ベイカレント・コンサルティング|全社変革プロジェクトでAI活用を推進
・ブレインパッド(BrainPad)|データ分析からAIマーケ支援まで一貫対応
・AVILEN(アヴィレン)|AI人材育成と内製化支援に特化
・ALBERT(アルベルト)|需要予測AIでサプライチェーンを高度化
・データセクション|SNS・行動データ解析でAIマーケを支援
・Ridge-i(リッジアイ)|画像解析AIで現場オペレーションを改善
・Laboro.AI(ラボロ・エーアイ)|フルスクラッチAIで個社課題に最適化
・EDGE Technology(エッジテクノロジー)|AI人材支援×導入コンサルを両輪で提供
どれだけ優れたインフラ・モデル・プロダクトがあっても、現場で使われ成果につながらなければ意味がありません。
そこで重要になるのがAIコンサル・SIerです。
どの業務から着手するかの整理、PoCの設計、既存システムとの連携、導入後の定着・人材育成までをビジネスと技術の両面から設計・実行する役割を担います。
近年は総合系・IT系が生成AI専門組織やLLM前提のDXメニューを立ち上げる一方、独立系AIブティックも特定領域に尖った専門性で存在感を高めています。
ここからは日本の代表的なAIコンサル・SIerを紹介します。
アビームは、データ分析・戦略立案・AIシステム構築を組み合わせた「ABeam AI アナリティクスサービス」を展開し、
経営改革・業務改革まで一気通貫で支援しています。
「ビジネスコンサル×アナリティクスコンサル」を融合させ、AIの精度だけでなく意思決定への活かし方まで含めて伴走するスタイルが特徴です。
シグマクシスは、生成AI・AIエージェントなどを活用した業務変革テーマを多数扱うコンサルティングファームです。
AIエージェント構築支援などを通じて、単なるツール導入ではなく、ビジネスモデルや業務プロセスそのものの変革を志向するのが特徴です。
富士通グループ発のコンサルティング会社で、CIO / CDO の右腕としてDX・AI活用を「オーダーメイド型で伴走」するポジションを打ち出しています。
富士通の技術・インフラと連携しながら、戦略から実行までをワンストップで支援できるのが強みです。
フォーティエンスは、数多くのAI導入プロジェクト実績をベースに、「AI業務導入支援」サービスを提供しています。
現行業務の分析からAI導入の目的定義、要件定義、データ整備、業務ユーザーとの合意形成まで、現場とデータサイエンティストの“橋渡し役”を明確に掲げているのが特徴です。
フューチャーは、コンサルティングとシステムインテグレーションを一体で提供するスタイルが特徴で、AIを組み込んだ新規サービス開発の実績も多いプレイヤーです。
認知症診断・治療支援ソフト「MIREVO」をAI企業と共同開発するなど、医療・ヘルスケア分野でもAIプロダクトの社会実装に取り組んでいます。
NTTデータは、世界50カ国以上で展開する大規模SIerで、戦略策定からデータ基盤・AI実装までをカバーする「NTT DATAのコンサルティング」を提供しています。
「データ&インテリジェンス」領域では、AIやデータ活用のコンサルティングから基盤構築・実行支援・成果創出までワンストップで支援し、
生成AI導入やAIエージェント活用などのテーマも扱っています。
NRIは、AI活用のテーマで「コンサルティングから基盤構築、実行支援までワンストップで支援」を掲げており、
生成AIによる企業変革コンサルや金融AIプラットフォーム「YUIAI」などを展開しています。
「AIありき」ではなく、ビジネス課題に応じて適切なAI・RAG・エージェントを選び、パブリッククラウド上の生成AI環境をマネージドサービスとして提供する点も特徴です。
富士通は、システムインテグレーターとしての顔に加え、「Fujitsu Data Intelligence PaaS(DI PaaS)」というクラウド型データ・AIプラットフォームを提供しています。
組織内外の膨大なデータを意味理解可能なかたちで統合し、業界横断のデータ活用・AI活用を支援することで、企業のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)や社会課題解決に貢献しています。
NECは、顔認証・画像解析など世界トップクラスのAI技術を持ち、BluStellarや多様なAIソリューションの実証事例を公開しています。
NECソリューションイノベータは、それらの技術を活かしつつ、公共・金融・製造など幅広い業界向けにAIシステム構築・運用を担うSIerとして機能しています。
ベイカレントは、戦略〜実装までをカバーする総合コンサルティングファームで、AI領域にも大型の投資とプロジェクト実績を持つプレイヤーです。
AI導入の秘訣は「技術力+業務理解」とし、現場の業務プロセスに即したソリューション設計と実行支援を重視しています。
ブレインパッドは、専門人材によるデータ分析と、自社のSaaSプロダクトの両輪でデータ活用を支援する企業です。
データ基盤構築・機械学習モデル開発から、レコメンドエンジンやマーケティング自動化ツールの導入まで、
企業の「データドリブン経営」への移行をトータルで支援しています。
AVILENは、「データ利活用できる組織の構築」と「AI技術の企画・開発・導入」で事業成長を支援するAIソリューション企業です。
700社以上への支援実績があり、AI人材育成研修からAIプロダクト開発、コンサルティングまで幅広く提供しているのが特徴です。
ALBERTは、AIやビッグデータ活用のコンサルティングとプロダクト提供を行う企業で、多数のデータサイエンティストが在籍しています。
顧客データ解析や需要予測、レコメンドエンジンなど、マーケティング領域を中心にAIプロジェクトを推進する「総合AIパートナー」としての色合いが強い会社です。
データセクションは、データサイエンスとAIをコア技術に、企業のデータドリブン経営を支援する会社です。
データ分析・マーケティングソリューション・システムインテグレーションなどをグローバルに展開し、SNS分析や需要予測などのプロジェクト実績を多数持っています。
Ridge-iは、先端のディープラーニング技術を用いたAI・DXソリューションを提供する企業で、衛星データ解析や画像認識に特化したサービスを数多く手掛けています。
人工衛星データAI解析サービスや「RIDGE DUAL AI」などを展開し、社会インフラ監視や災害解析などで実績を持つのが特徴です。
Laboro.AIは、「カスタムAI」と呼ぶオーダーメイド型のAIソリューション開発に特化した企業です。
クライアントのビジネスにジャストフィットする機械学習モデルを一から設計・実装し、長期的なイノベーション共創パートナーとして伴走するスタイルを取っています。
エッジテクノロジーは、AIコンサルティングやAI人材育成サービスを手がける企業で、2025年1月に千葉銀行によるTOBで子会社化された、
元グロース市場上場のAIベンチャーです。
AI × 教育・営業領域に強みを持ち、自社でAI人材育成プログラムや営業支援向けのAIソリューションを展開しています。
代表は欧州系銀行出身で金融分野に深い知見を持ちながらも、実際のクライアントは小売・製造・通信など多岐にわたり、
業界横断でデータ活用・AI導入を支援している点が特徴です。


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【まとめ】事業会社11社
・DeNA|AIオールインで全社変革へ
・サイバーエージェント|広告クリエイティブをフルAI化
・ソフトバンク|生成AIインフラ+国産LLM
・楽天グループ|EC・金融・物流をまたぐ“Rakuten AI”構想
・LINEヤフー|全社員に生成AI活用へ
・リクルートホールディングス|求人×求職者マッチのAI最適化
・トヨタ自動車|モビリティ×AIで“事故ゼロ社会”へ
・ファーストリテイリング|AI需要予測でSC最適化
・オムロン|FA×AIで人を超える自働化へ
・三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)|OpenAIと組む生成AIバンキング
・三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)|独自AIアシスタント「SMBC-GAI」
・みずほフィナンシャルグループ|社内テキスト生成AIによる全社DX
ここまで、「AIを作る/導入する側」についてご紹介してきましたが、ここからは自社事業のど真ん中にAIを組み込み、競争力の源泉にしている事業会社についてご紹介していきます。
プロダクトや広告、社内業務、物流・店舗・製造ラインなどで生成AIや機械学習をフル活用しているのが特徴で、
DeNAの「AIオールイン」、サイバーエージェントの「AIクリエイティブ」、3メガバンクの全社的な生成AI活用などが代表例です。
ここからは、日本の代表的なAI活用先進企業を紹介します。
DeNAは「AIオールイン」戦略を掲げ、全社の生産性向上、既存事業の競争力強化、新規事業創出の3つを柱に、AIの全社展開を進めています。
ゲーム・スポーツ・ヘルスケア・オートモーティブなど多様な事業ドメインにAIを組み込み、
同時に「全従業員のAIネイティブ化」を進めることで、AIを前提とした事業運営にシフトしているのが特徴です。
サイバーエージェントは、広告運用においてAIを中核技術として位置づけ、広告効果の予測からデザイン・コピー・人物像の自動生成まで、「AIクリエイティブ」ラインを構築しています。
実際の広告配信データを用いてAIが最適なクリエイティブを生成・改善し続けることで、制作効率を飛躍的に高めつつ広告効果も最大化しており、生成AI時代の広告会社のモデルケースと言える存在です。
ソフトバンクは、国内最大級クラスの生成AI開発向け計算基盤を構築し、その上で子会社SB Intuitionsが日本語特化の国産大規模言語モデル(LLM)を開発する計画を進めています。
3,500億パラメータ級のLLM構築を目指すなど、通信キャリアにとどまらず、国産AIインフラとLLMの両輪で国内AIエコシステムの中核プレイヤーを狙う動きが特徴的です。
楽天は、EC・金融・通信・スポーツなど多様なサービス群にAIを横断適用する「Rakuten AI」を掲げ、レコメンドやカスタマーサポートだけでなく、中小企業向けのAI活用支援まで幅広く取り組んでいます。
物流領域では、PIOPチームが機械学習を用いた在庫・需要予測システムを開発し、倉庫在庫や輸送計画を最適化することで、物流コスト削減とサービスレベル向上の両立を実現しています。
LINEヤフーは、約1.1万人の全従業員を対象に「生成AI活用の義務化」を前提とした新しい働き方を開始し、今後3年間で業務生産性を2倍にすることを掲げています。 独自の社内ツールやChatGPT Enterpriseの全社員付与などを通じて、「調査はまずAIに聞く」「ゼロベースで資料を作らない」といったルールを導入。
さらに、LINEとしては日本語特化の大規模言語モデルの開発・公開も進めており、ユーザー向け・社内向けの両面で生成AIを活用しています。
リクルートは、人材領域で世界的に展開しており、求人検索エンジン「Indeed」や「Indeed PLUS」を通じて、AIによる求人と求職者の自動マッチングを高度化しています。Indeed PLUSでは、採用条件に合った求職者にAIが自動アプローチする機能を追加し、採用効率の大幅な向上を図っています。
人材紹介・求人広告・HRテックの全領域で、AIを「マッチング精度と業務効率を同時に高めるエンジン」として活用しているのが特徴です。
トヨタは、自動運転・高度運転支援・コネクテッドカーなどの領域でAIを活用し、NTTと共にモビリティ分野でのAI・通信の共同取り組みに合意しています。
交通事故ゼロ社会の実現を目指し、車両・インフラ・通信をつなぐデータプラットフォーム上でAIを活用することで、運転支援や交通最適化サービスの高度化を進めています。
ファーストリテイリングは、ユニクロなどのアパレル事業でAIを活用した需要予測システムを導入し、過去の販売データに加えて天候・経済指標・SNSトレンドなど多様なデータを組み合わせて商品ごとの需要を予測しています。
これにより在庫の過不足を大幅に削減し、店舗ごとの品揃えも最適化するなど、AIをサプライチェーン全体の“頭脳”として使うスタイルを確立しつつあります。
オムロンは、制御機器・FA機器メーカーとして、AIを活用した「人を超える自働化」と「人と機械の高度協調」をコンセプトにモノづくり現場の革新に取り組んでいます。
AIコントローラや画像処理技術を用いて熟練者の技能を形式知化し、予兆保全・外観検査・ロボット制御などを高度化することで、製造現場におけるAI実装の代表例となっています。
MUFGはOpenAIと覚書を締結し、ChatGPT Enterpriseを活用した業務改革や、生成AIを用いた金融業務の高度化・効率化に取り組むと発表しています。
これにより、行内での情報検索・文書作成・顧客対応支援などに生成AIを活用しつつ、新たな金融ビジネスモデルやソリューションの創出も模索しており、日本の金融業界における生成AI利活用の先行事例となっています。
SMBCグループは、業務効率化と従業員の生産性向上を目的に、独自の生成AIアシスタント「SMBC-GAI」を社内に展開しています。
社内の文書作成・要約・企画支援などにAIを活用することで、定型業務にかかる時間を削減し、より付加価値の高い業務にリソースを振り向けることを狙っています。
みずほFGは、社内向けテキスト生成AI「Wiz Chat」を導入し、社内SNSなどを通じて活用事例を共有しながら、全社的な生成AIの浸透を図っています。 アイデアソンの実施やフェーズ別の活用計画を策定するなど、「とにかく全社で使ってみる」段階から、業務効率化・新サービス創出まで見据えた段階的な展開を進めているのが特徴です。
ここでは、Forbes JAPAN編集部の「日本からAIで挑むスタートアップ50選」をもとに、国内AI企業を50社ご紹介していきます。
より詳細に知りたいという方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
日本のAI企業ランキング・リストまとめ|上場企業からベンチャーまでご紹介
| 社名 | 特徴 | 累計調達額 |
|---|---|---|
| サカナAI | 複数の既存AIを融合し高性能なAIを創り出す | 425.9億円 |
| テレイグジスタンス | 遠隔+自律ロボで小売を自動化 | 275億円 |
| リーガルオンテクノロジーズ | 契約書チェックなど法務の効率化に強み | 198.7億円 |
| ユビー | 症状から受診先をわかりやすく案内 | 155.2億円 |
| AIメディカルサービス | 内視鏡画像でがんの見逃しを減らす | 138億円 |
| レイヤーエックス | ホワイトカラー業務をAIで効率化 | 132.6億円 |
| アイリス | インフル検査をAIでより速く正確に | 108.4億円 |
| ルティリア | 「AIを簡単に」導入できるゼロコードAI製品 | 100億円 |
| ストックマーク | 企業情報収集をAIで要約・整理 | 88億円 |
| チューリング | 完全自動運転をAIで実現へ | 60.2億円 |
| フラックス | 専門知識なしでAI活用を進める基盤 | 56億円 |
| すむたす | Sumutasu(すむたす) マンション売却価格を早く提示 | 53.5億円 |
| レブコム | 通話を文字化し営業を改善 | 49.5億円 |
| オーティファイ | アプリのテスト作業を自動化 | 45億円 |
| アイキュー | 人の好みを推定し販促に活用 | 32億円 |
| ゴールズ | 飲食店の発注・人件費を最適化 | 27.6億円 |
| ビジュアルバンク | AI学習用の高品質データを提供 | 25.6億円 |
| モンテスキュー | 契約の作成〜管理を一気通貫 | 23.6億円 |
| ファストラベル | AI学習用の画像ラベル付け支援 | 21.5億円 |
| メドメイン | 病理画像の診断支援をAIで強化 | 20.5億円 |
| カラクリ | 問い合わせ対応をAIで自動化 | 18.1億円 |
| ロムス | 小型自動倉庫で物流を省人化 | 18.1億円 |
| ラズリ | バラバラな商品データを統合 | 15.6億円 |
| シンセティックゲシュタルト | 新薬・新素材探しをAIで加速 | 15億円 |
| アンプトーク | 商談を自動記録し営業を育てる | 14億円 |
| アルゴ・アーティス | 生産・配送計画を最適化しムダ削減 | 12.2億円 |
| スパイラルAI | 親しみやすい会話を重視したAI | 12.1億円 |
| テンサーエナジー | 再エネの発電と収益を予測・最適化 | 11.4億円 |
| マントラ | 漫画・Webtoon翻訳を大幅に短縮 | 10.1億円 |
| ジテラ | 設計書づくりを自動化し開発短縮 | 10億円 |
| スターレー | 会話できるAIアプリで雑談相手 | 8億円 |
| サウンドロー | 著作権フリーBGMをAIで作曲 | 7.3億円 |
| コトバテクノロジーズ | 音声の翻訳や生成を自然にする | 7億円 |
| アナウト | 手術で臓器を見やすくするAI | 6.4億円 |
| ゴドー | 行動の後押しをAIで個別に最適化 | 6.4億円 |
| シタデルAI | AIの安全性チェックと監視を支援 | 6.3億円 |
| シグネイト | AI人材ネットワークでDX支援 | 6億円 |
| ザイオンデータ | 人物データで採用や営業先探しを支援 | 4.5億円 |
| メルトリー | 自分のキャラをAIで作って話せる | 2.4億円 |
| カサナレ | 社内AIを部署単位で作れる | 2.3億円 |
| プリープ | 診察会話からカルテを自動作成 | 1.8億円 |
| クリエイターズ エックス | AI活用のアニメ制作で効率と品質UP | 1.1億円 |
| エーアイディアラボ | 画像生成などAIアプリを次々開発 | 0.5億円 |
| アイブリー | 電話対応をAIで自動化 | - |
| 燈 | 建設など現場の管理をAIで効率化 | - |
| エーアイハブ | アニメやVTuber向けAIを研究開発 | - |
| AIモデル | 広告向けの人物をAIで生成 | - |
| オレンジ | 漫画に特化した翻訳・ローカライズ支援 | - |
| ディープレナー | 日本語に強いAIで企業のDX支援 | - |
| ドットデータ | 特徴量づくりを自動化しAI導入を支援 | - |
ここでは、世界AI企業ランキングの代表格であるForbes「AI 50」をもとに、海外のAI企業を50社ご紹介していきます。
「海外のAI企業についてより詳細に知りたい」「海外の注目AIスタートアップを知りたい」という方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
海外のAI企業ランキング・リスト100選|上場企業からベンチャーまでご紹介
| 社名 | 特徴 | 累計調達額 |
|---|---|---|
| OpenAI | GPTなど基盤モデルを提供する生成AI大手 | 約28.8兆円 |
| Databricks | データとAIを統合するレイクハウス基盤 | 約8.6兆円 |
| Anthropic | 安全性重視のLLM「Claude」提供 | 約7.7兆円 |
| xAI | 汎用AIモデルを開発する生成AI企業 | 約5.5兆円 |
| Scale AI | データ整備とAIインフラのリーダー企業 | 約7,200億円 |
| Crusoe | グリーン電源でAI計算基盤を提供 | 約7,200億円 |
| Mistral AI | 欧州発・OSS中心の基盤モデル開発 | 約4,950億円 |
| SambaNova | AIチップ×システム一体のAIインフラ提供 | 約4,950億円 |
| Cohere | 企業向けLLMとAPI提供のモデル企業 | 約4,500億円 |
| Perplexity AI | 対話型で根拠も示すAI検索エンジン | 約4,050億円 |
| Lambda | GPUクラウド提供のAI計算インフラ | 約3,884億円 |
| Figure AI | 人型ロボットを開発するロボティクスAI | 約3,375億円 |
| Glean | 社内情報を横断検索する企業向け検索AI | 約2,700億円 |
| Runway | 動画・画像編集に強い生成AI | 約2,452億円 |
| Together AI | オープンモデル向けAIクラウド基盤 | 約2,403億円 |
| Harvey | 法律業務を自動化するリーガルAI | 約2,250億円 |
| Abridge | 診療会話を自動記録・要約する医療AI | 約2,061億円 |
| DeepL | 高精度の機械翻訳エンジンを提供 | 約1,890億円 |
| Hugging Face | OSSモデル共有とAI開発コミュニティ基盤 | 約1,778億円 |
| VAST Data | AI時代のデータ基盤となるストレージ | 約1,714億円 |
| Synthesia | AIアバター動画を自動生成 | 約1,485億円 |
| Notion | 業務ノートに生成AIを統合 | 約1,485億円 |
| Writer | 企業向け生成AIで文書作成を支援 | 約1,467億円 |
| Skild AI | ロボ向け汎用AIを開発 | 約1,440億円 |
| World Labs | 空間認識・3D理解に強いAI研究 | 約1,314億円 |
| Sierra | 顧客対応を自動化するAIエージェント | 約1,282億円 |
| ElevenLabs | 音声合成・ボイス生成に強いAI | 約1,264億円 |
| Sakana AI | 進化・群知能を応用した基盤モデル研究 | 約1,098億円 |
| Windsurf | AI搭載のコーディング支援IDE | 約1,094億円 |
| Speak | 生成AIで英会話学習を支援 | 約729億円 |
| Hebbia | 金融・法務の情報検索を高速化 | 約720億円 |
| Pika | テキストから動画生成するAI | 約608億円 |
| Mercor | 採用マッチングをAIで自動化 | 約608億円 |
| Snorkel AI | 学習データ作成を自動化 | 約608億円 |
| Suno | テキストから楽曲を生成 | 約562億円 |
| StackBlitz | ブラウザ開発環境とAI支援 | 約477億円 |
| Clay | 営業リスト作成を自動化 | 約468億円 |
| Captions | 動画編集と字幕生成を自動化 | 約450億円 |
| Decagon | カスタマーサポートAIエージェント | 約450億円 |
| OpenEvidence | 医師向け医療知見検索AI | 約450億円 |
| Vannevar Labs | 政府・防衛向け分析AI | 約414億円 |
| Fireworks AI | 生成AIアプリ開発基盤 | 約346億円 |
| Coactive AI | 画像・動画データを構造化 | 約198億円 |
| LangChain | LLMアプリ開発フレームワーク | 約158億円 |
| Midjourney | 高品質な画像生成に特化 | - |
| Thinking Machine Labs | AI研究・開発特化の研究組織 | - |
| Stability AI | 画像生成「Stable Diffusion」などの生成AIモデルを開発 | - |
| Pinecone | RAGで使われるベクトル検索(ベクトルDB)基盤を提供 | - |
| Groq | 生成AI推論を高速化するAIアクセラレータ/推論基盤を提供 | - |
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