DTFA LSHCセクター Strategy部門 シニアコンサルタント インタビュー
シニアコンサルタント A.O氏
新卒で再生医療製品の研究開発を行うバイオベンチャーに入社。経営企画・事業開発として、国内外のベンチャーキャピタルや事業会社からの資金調達、企業やアカデミアとのアライアンス活動に従事する。
2023年にDTFAへ入社。現職では主に製薬会社や医療機器メーカーをはじめとするライフサイエンス領域における、戦略・アドバイザリー業務に従事している。
Movin:
O様の転職理由を教えてください。また転職先としてDTFAを選んだ理由を教えてください。
O様:
1社目の創薬ベンチャーでは、大学発のシーズが非臨床ステージを経て臨床試験に入るまでのプロセスを間近で見て携わることができました。またベンチャー企業であったため、大手製薬会社の「事業開発」や「経営企画」の枠を超えた役割を担うことができ、臨床開発や製造チームとも密接に連携して事業推進に従事していました。一つの製品に深く携わる一方で、もっと広く製薬業界を見たいという思いが次第に強まり、転職を決意しました。
また、ベンチャー企業に在籍していた際にある企業を買収した経験があり、買収を通じたインオーガニックグロースを実際に経験しました。この経験を通じて、企業や事業の成長に関わる仕事がしたいと考え、コンサルティングファームやFAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)への転職活動を開始しました。
FASに関しては、DTFAにのみ応募しました。複数のコンサルティングファームも受けましたが、最終的には企業と企業を繋ぎ、事業の成長に寄与できるという点から、業界トップのDTFAに入社を決めました。個人的には海外生活が長かったため、海外と日本を繋ぐ役割や、前職で行っていたサイエンスと事業を繋ぐ役割を今後のキャリアとして実現したいと考えていました。FASはその点で非常にフィットしていると感じました。
Movin:
実際にDTFAに入社したことで感じたことやカルチャーについてはいかがですか?
O様:
入社してまず感じたのは、非常にフラットなカルチャーが根付いているということです。上下関係に縛られることなく、誰もが自由に意見を述べることができる環境が整っています。このフラットな組織文化は、プロジェクトの進行においても大いに役立っています。例えば、若手社員であっても自分の意見やアイデアを積極的に発信できるため、多角的な視点からの議論が行われ、より質の高い成果物を生み出すことにつながると考えています。
また、DTFA LSHCセクターにはチャレンジを奨励する文化があると思います。新しいプロジェクトや業務に対して積極的に挑戦する姿勢が評価され、失敗を恐れずに試行錯誤を繰り返すことが推奨されます。私自身も入社後プロジェクトの一部を任され、チャレンジする機会をいただきました。このような環境のおかげで、常に自己成長を意識しながら業務に取り組むことができています。
総じて、DTFA LSHCセクターはフラットな組織構造とチャレンジを奨励する文化が融合した、非常に働きやすい環境です。社員一人ひとりが自己成長を追求できる場であり、常に新しいことに挑戦し続けることで、自分自身の限界を超えることができると感じています。これからもこの環境で多くの経験を積み、さらなる成長を遂げたいと思います。
Movin:
印象に残っているプロジェクトなどありましたら教えてください。
O様:
入社して約1年が経ち、さまざまな案件に携わらせていただいています。どのプロジェクトも印象深いですが、特にFASらしい業務として印象に残っているのは、調剤薬局の買収案件で行ったBDD(ビジネス・デューデリジェンス)です。入社後初めての案件として参加したこのプロジェクトでは、BDDの緊張感とタイトなスケジュールの中での調査・分析・資料作成に追われ、ついていくのに必死でした。しかし、複数のDDチームが同時に進行し、それをオーケストレートするCFA(コーポレートファイナンシャルアドバイザリー)チームとの連携や全体的なチームワークが非常に印象深く残っています。
もう一件、直近で参加した案件では、買収検討の超初期段階から関わり、買収が成功した際にどのようにPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)を進めていくかを検討しました。当初は3か月程度のプロジェクトを想定していましたが、予定が早まり2.5週間という短期間で全ての検討を行うことになり、タイムライン的にも非常にハードなプロジェクトでした。クロスボーダー案件であったため、急遽弾丸で海外出張が入り、クライアントの海外支社の方々へのインタビューも行いました。この案件では、2社の強みを生かしながらシナジーを生み出す方法や、クライアントの組織体制を加味して検討・情報整理を行う点が非常に印象深かったです。
また戦略的なプロジェクトとして、クライアントが医療機器ベンチャーに投資を行うにあたり、その医療機器の市場参入戦略を検討するという案件も印象に残っています。参入を希望する地域の商慣習や規制についてリサーチし、情報を整理する部分で個人的にも多くの学びがありました。このプロジェクトでは、地域ごとの市場特性を理解し、適切な戦略を立案することの重要性を強く感じました。
Movin:
どのようなメンバーが活躍しているか、共通点ありましたら教えてください。
O様:
DTFA LSHCセクターで活躍しているメンバーには、いくつか共通する特性があります。
まず一つ目は、高い専門性と多様なスキルセットです。DTFAではファイナンス、会計、戦略、またLSHCでは創薬や、医療機器、デジタルヘルスなど多岐にわたる分野の知識を持つメンバーが在籍しています。
二つ目は、高いコミュニケーション能力です。チーム内外の多くのステークホルダーと密に連携することが重要になるため、効果的なコミュニケーションを通じて、情報の共有や意見交換をスムーズに行うことができるメンバーが活躍しています。特に、複雑なプロジェクトにおいては、各メンバーが自分の意見を明確に伝え、他者の意見を尊重しながら協力することが求められます。
三つ目は、チャレンジ精神と柔軟性です。日々新しい課題やプロジェクトに直面します。そのため、未知の領域に対しても積極的に挑戦し、柔軟に対応できるメンバーが求められます。最後に、リーダーシップとオーナーシップです。リーダーシップは必ずしも管理職に限られたスキルではありません。プロジェクトの進行中に、各メンバーが自発的にリーダーシップを発揮し、他のメンバーをサポートしオーナーシップを持つことで、チーム全体がより良い成果を上げることができます。
Movin:
最後にStrategy部門が求める人物像を教えてください。
O様:
現職で培った専門性を生かし、クライアントの課題解決に深く携わり、実際のビジネス成長に貢献したいという意欲を持つ方がマッチすると思います。また、新しいことに積極的にチャレンジし、困難な状況でも前向きに取り組む姿勢が重要になります。専門性を活かしつつ、クライアントの多様なニーズに応えるための柔軟な発想と行動力を持つ方と一緒に働きたいと思います!
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DTFA LSHCセクター Strategy部門

マネジャー インタビュー
ライフサイエンス・ヘルスケア・スポーツ領域のデューデリジェンスをはじめとしたM&Aアドバイザリー、経営計画策定支援、市場調査支援等を中心に手掛けるStrategy部門マネージャーのO氏に話を伺ってきました。

シニアコンサルタント インタビュー
バイオベンチャーからDTFAに転職し、主に製薬会社や医療機器メーカーをはじめとするライフサイエンス領域における、戦略・アドバイザリー業務を手掛けるStrategy部門シニアコンサルタントのO氏に話を伺ってきました。
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