M&A仲介に向いている人の特徴5選!実際の転職事例も紹介
M&Aの増加に伴い、近年注目が高まっているM&A業界。
今回はM&A仲介に着目し、向いている人の特徴を解説していきます。また、未経験からM&A仲介への転職を考えている人に向けて実際の転職事例なども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
M&A業界全般への転職方法についてはM&A転職をご覧ください。
M&A仲介に向いている人の特徴5選
M&A仲介は売り手と買い手の双方と契約したうえで中立的な立場から双方の要望を調整し、M&A成立に向けた助言を行います。
そのため交渉力や調整力が求められることになりますが、下記に当てはまる人であれば未経験であってもM&A仲介に向いているといえるでしょう。
結果にストイックな人
M&A仲介は企業成長に深く関わることになるため、双方の企業ニーズを満たすためのより良い結果を追求することが求められます。M&A成立までの過程で解決すべき問題が複数発生することも考えられますが、それらに粘り強く対応できる人はM&A仲介に向いているといえます。
また、そのような対応はクライアントからの信頼獲得にも直結します。
知的好奇心が強い人
M&A仲介では、業界知識はもちろん財務に関する知識が必要不可欠であり、常に情報のアップデートや専門性を高めることが求められます。
そのため、新たな知識を吸収することに対して意欲的に取り組める人は、未経験であってもM&A仲介に向いているといえるでしょう。
コミュニケーション能力が高い人
M&A仲介業務は、クライアントや関係者との信頼関係の構築や双方の企業ニーズを正確に理解することが前提となります。
そのため、経営者を含めた関係者と円滑にコミュニケーションを図れる人や、専門的かつ複雑な情報をわかりやすく伝える能力が高い人に向いているといえます。
複数案件の管理能力に長けている人
一般的に、M&A仲介業務では複数案件が同時に進行していきます。
進行状況が異なる中であっても、それぞれの案件でクライアントのニーズやスケジュール、交渉状況を把握し、優先順位を的確に判断できる人は、M&A仲介業務に向いているといえます。
成果に応じた評価に魅力を感じる人
M&A仲介は成功報酬型となっているため、成果が報酬に直結します。
そのため、自身の行動や成果に応じて評価されることにやりがいを感じる人はM&A仲介に向いているといえるでしょう。
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そもそもM&A仲介とは?
上記でも軽く触れていますが、M&Aの仲介は売り手と買い手の間に立って交渉の仲介を行い、M&Aの成立に向けて助言業務を行います。
したがって、売り手と買い手どちらか一方のニーズに沿って利益を最大化するのではなく、中立的な立場からM&Aの成立へと導きます。
M&A仲介企業が取り扱う企業規模は数千万円〜20億円程であることが多く、ヒアリングによるニーズの深堀りからクロージングまで、M&Aの一連の流れをサポートします。そのため、基本的な財務知識はもちろん、経営者との折衝力や案件ソーシングに向けた高い営業力が求められます。
M&Aに向けて企業がアドバイザーを活用する場合、M&A仲介のほかに「FAS系コンサル」という選択肢もあります。FAS系コンサルの場合にはM&A仲介とは異なり、売り手か買い手のどちらかと契約を結び、クライアントの利益最大化に向けてサポートを行います。
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M&A仲介の選考フローとポイント
ここでは、M&A仲介の選考フローとポイントについてまとめて紹介していきます。
選考フロー
書類選考(履歴書・職務経歴書)
上記で挙げた「求められる人材像」をベースに、先方人事側が「ぜひ会ってみたい」と思ってもらえる書類にしなくてはいけません。M&A仲介業界は非常に人気業界となり応募数も多くなっていますので、ライバルと差を付けるための書類準備が重要です。
(Movinポイント:書き方/表現には一定の工夫が必要です。これまで数千名の応募書類を見てきた業界トップクラスの弊社エージェントにぜひご相談ください。)
適性検査
いわゆるSPIやWEB-GABと呼ばれるWEBテスト(能力検査・性格検査の筆記テスト)になります。こちらは対策本を何回か解き、準備することが必要で、例えば性格検査においては結果をその後の面接や入社後の配置等でも使われる場合がありますので、嘘なく書類→面接の内容と一貫性を持った答えをするべきでしょう。
(Movinポイント:弊社ではそもそも適性検査の有無、種類やその対策についてもご案内させて頂きます)
面接
多くの企業で面接は2-3回となっています。1次面接から社長が面接官として登場してくる企業もありますが、概ね現場メンバー、部長、取締役、社長といった面接官が担当することが多いです。
面接では人物面や志望動機を見られる傾向が強く、これまでの経験とこれから何をやりたいのか一貫性を持って話すことが重要です。またM&A仲介はクライアント先、経営者との折衝が多くなる仕事ですので、特にM&A仲介だからというわけではありませんが、服装や髪型など清潔感のある、客先に出ても問題ないと思ってもらえる格好がベターでしょう。
よく面接で聞かれることとしては、
・志望動機(なぜM&A仲介なのか、なぜ●社なのか等)
・現職の深堀(具体的な実績、乗り越えた経験など)
・好きな書籍や趣味の話題
が多くなっていますので、この3点はしっかりと面接対策するべきかと思います。
(Movinポイント:志望動機の作成の仕方、現職でのご経験の整理のポイントをお伝えします。また企業ごとに質問事項にかなりの特徴があります。このような細かな対策もしっかりと行っていきます)
M&A仲介で求められるスキル・経験・人材像
M&A仲介における採用ニーズが最も高いのは「銀行・証券業界」出身者ですが、そのほか商社、医療、不動産、保険業界出身者の採用ニーズも高まっています。
具体的には、
・営業のご経験(新規開拓営業であれば尚良し)
・財務会計のスキル(簿記2級レベルがあれば尚良し)
・中堅中小企業の経営者との折衝経験
この3点がM&A仲介業界で求められる経験・スキルとして挙げられます。経営者の方々とも折衝・交渉経験のある方は金融機関出身者問わず、転職チャンスがあるといえます。
ただし、企業によって求める人材やその傾向は異なっており、業界知識やネットワークが無ければそのような情報を個人で掴むことは難しいといえます。
弊社ムービンでは、創業以降28年間培ってきた豊富な実績とノウハウを活かして、M&A業界への転職支援を行っています。業界に精通したキャリアコンサルタントがサポートいたしますので、M&A仲介への転職を考えていて、さらに詳しい情報を知りたいという方はお気軽にご相談ください。
「M&A仲介業界の選考フローとポイント」https://www.movin.co.jp/finance/ma_chukai/#2
M&A仲介への転職事例・体験談
弊社ムービンのM&A仲介経験者の転職支援事例を一部ご紹介いたします。
転職体験談も掲載しておりますのでぜひご参考にしてみてください。
内定支援事例
転職先 | 年齢(性別) | 学歴 | 前職 |
大手M&A仲介 | 35歳(男性) | 国立大卒 | 独立系M&A仲介 |
大手M&A仲介 | 27歳(男性) | 有名私立大卒 | 独立系M&A仲介 |
大手M&A仲介 | 24歳(男性) | 国立大卒 | 大手M&A仲介 |
独立系M&A仲介 | 32歳(男性) | 有名私立大卒 | 独立系M&A仲介 |
独立系M&A仲介 | 30歳(男性) | 有名私立大卒 | 大手M&A仲介 |
Big4系FAS | 30歳(男性) | 有名私立大卒 | 独立系M&A仲介 |
Big4系FAS | 25歳(男性) | 国立大卒 | 大手M&A仲介 |
独立系FAS | 33歳(女性) | 有名私立大卒 | 大手M&A仲介 |
独立系FAS | 29歳(男性) | 国立大卒 | 大手M&A仲介 |
総合系コンサルティングファーム(M&A部門) | 27歳(男性) | 有名私立大卒 | 大手M&A仲介 |
有名ITベンチャー(経営企画部門/M&A担当) | 32歳(女性) | 有名私立大卒 | 大手M&A仲介 |
メガバンク(事業承継部門) | 29歳(男性) | 国立大卒 | 独立系M&A仲介 |
大手メーカー(営業企画部門) | 40歳(男性) | 国立大学卒 | 大手M&A仲介 |
M&A仲介への転職体験談
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