ベイン・アンド・カンパニー コンサルタント 宮沢 悠介氏 インタビュー

ベイン・アンド・カンパニーでの働き方(ワークライフバランス)

movin:

なるほど、ありがとうございました。この仕事はケースが変わる毎に新しい知識を学ぶということを繰り返していくので、大変お忙しいとは思うのですが、以前の日系の企業と比べてワークライフバランスの観点から違いなどはありますでしょうか?

宮沢様:

思っていたより楽というのが正直な感想です。入社前は、夜中の2時に帰宅して、家に帰ってからも少し仕事をして、朝8時にはミーティングをしている、といったイメージを持っていたのですが、実際にそのような状況になるのは本当に稀ですし、仮にそのような時期があったとしても、その期間を過ぎたらすぐに休みが取れますので。忙しいか暇かという観点からは、忙しい部類に入るとは思うのですが、どうにもならないような状況にはならないと思いますね。また、ベインには"Case Team Survey"という仕組みがありまして、週1回ケースチームの単位で、現状の労働時間やリソースの配分などを確認したり、また、改善すべき点があれば、パートナークラスの人間も巻き込んで、みんなで改善方針などを議論するような場があります。 例えば、チームAとBがあって、Aのメンバーは毎日夜中の3時まで働いているのに、Bのメンバーは17時に帰っているというような、明らかにおかしい状況があったとしたら、その原因や改善策についてみんなで議論する、といようなイメージです。やはり、このような問題を顕在化できる場が、仕組みとして存在しているというのは大きいと思いますし、このような仕組みがあるので、どうにもならないくらい忙しいという状況にはならないのだと思います。

movin:

労働時間については具体的にどのようなイメージでしょうか?

宮沢様:

やはり負荷が高い時期は23〜24時くらいの帰宅が1週間くらい続くこともあるのですが、それ以外の時期は本当にまちまちですね。ただ、例えば同窓会の予定があるということであれば、事前にマネージャーと話をすれば、結構周りがフレキシブルに動いてくれるので、予定を確保することができます。ですので、個人的には、「そこそこ忙いけど、予定はマネージャブル」という状態だと思っています。正直、入社前は土日も働くことをイメージしていたのですが、実際に入社してから土日に働いたことは1回か2回くらいしかありませんので、思ったより楽かなと感じています。

宮沢様の今後のビジョン

movin:

なるほど、ありがとうございました。話は変わりますが、宮沢さんが今後チャレンジしてみたいことなどはありますでしょうか?

宮沢様:

まず、最近になって、海外に関わる案件に携わってみたいと思うようになりました。そもそも、私はベインの中ではレアなのかもしれないのですが、あまり海外オフィスで働きたいとか、海外に打って出たいという想いはあまり強い方ではありませんでした。先ほどもお話ししました通り、英語はビジネスで少し使ったことがあるくらいだったのですが、2つ目のクライアントのケースでは、クライアントのヘッドはフランス人だけど、カウンターパートは日本人というような形で、英語と日本語がミックスしている環境でした。当然、日本語しか話せないクライアントもいらっしゃるので、日本語でのリサーチや、日本語での交渉など、日本語でのバリューを出しつつ、英語に関しては、どうにかコミュニケーションを取りながら、徐々に英語のレベルを引き上げてきました。この結果、入社した時よりはだいぶ喋れるようになったと感じています。今は外国人だけの環境でもどうにかなるかな、というレベルまで到達したと思っています。 このような背景もあり、今は海外系の面白そうな案件にも興味が湧いてきたといった感じです。

movin:

入社前に英語で不安を感じるようなことはなかったのでしょうか?

宮沢様:

正直、少しは不安だったのですが、最初からオールイングリッシュのケースには入らないと言われていましたので。実際、最初のケースでは、海外のエキスパートに電話で知見をヒアリングする程度で、その他は全て日本語でした。そして、次のケースからは半分は英語、半分は日本語のケースになり、日本語でバリューを出しつつ、英語のケイパビリティも高めていったという感じですね。

movin:

英語のケイパビリティの観点からも、上手くアサインメントを考えられているのですね。他に実現したいことですとか、中長期的なキャリアについて、何かしら考えていることなどはございますか?

宮沢様:

はい、中長期的なキャリアについてですが、まだまだベインで学ぶこともたくさんありますので、現時点では今の環境でもっと色々な経験を積んでいこうと考えています。そして、その先はまだ分からないというのが正直なところです。そもそも私がコンサルタントを目指そうと思ったのは、なかなか新しい技術が世の中に出ていかないということに関して、少しモチベーションが下がっていた中、やはりビジネスという視点を持たなければならないと考えるようになったのが大きな理由の1つです。開発者の視点から、どんなに「この技術って面白いですよ、すごいですよ」と言っても、それが高額であれば誰も買いませんので。前職で社内起業のようなものにチャレンジした時期もあったのですが、やはりビジネス的な視点が欠けていたので、うまく行かなかったという経験があります。そのような経験を通じて色々と考えた結果、やはりビジネス的な視点から様々な問題に取り組めるようなスキルを身に付けないと、一生不満足に終わってしまうと感じまして、コンサルティングファームで経験を積むことにしました。

そして、コンサルタントとして仕事をするうえで、2つの軸で経験を積んでいきたいと考えていました。1つはインダストリーの経験でして、様々な業種を経験することによって、業種毎のビジネススキームやビジネス構想、ビジネスモデルなどを深く理解していきたいと考えています。もう1つは、切り口というかケイパビリティといった、例えば、デューデリジェンス、コストカット、オーガニゼーションデザインなどの経験です。これら2つの軸を色々と変化させながら短時間で学べるというのは、ある意味コンサルティングファームが最も効率的だと思っていましたので、やはり自分にはコンサルティングファームしかないと感じています。そして、実際にコンサルタントという仕事を体験していく中で、もう1つ軸が増えてしまいました。普段からマネージャーと密接に仕事することが多いのですが、マネージングのスタイルですとか、ビジネスの進め方ですとか、どうやって人を説得し、どのように動いてもらうかなど、仕事の進め方の面で勉強になることが多々あります。その点に関しては、正直ベインには雛形のようなものは存在せず、本当な色々な人がいると思います。 当初はインダストリーやケイパビリティの軸を勉強して、ある程度のレベルまで達したら起業しようと考えていたのですが、最近は意外とマネージメントという観点が非常に面白いと感じています。正直、面白いことがたくさんありすぎて、かなり良い意味で刺激を受けており、逆に混乱しているというか、今後どうしていくのか改めて考えさせられているような状況です。また、クライアントから刺激を頂けることも多々あります。ケースから離れる時に「お別れご飯」という、クライアントとコンサルタントという関係ではなく、何でもざっくばらんにお話しをさせて頂く機会を頂いたこともあります。このような環境にいると、本当に色々な刺激を貰えるので、「やはり事業会社に戻りたいなぁ…」とか「もう少し理論に特化していったら面白いなぁ」など色々と考えてしまい、やはりどうして良いか分からないですね(笑)。今は本当に色々なものに興味がありますし、勉強できるものですとか、勉強したいものが山ほどありますので、それらを上手く昇華していくうちに、自然と色々なものが見えてきて、次はどうするのかを考えられるようになると思います。 今は前向きな意味で混乱していて、一つ一つ勉強しながらキャリアの最後をどうしていくのかを考えていきたいと思っています。

movin:

なるほど。今でも色々な新しい切り口が出てきているということですね。おっしゃる通り、1つのことをずっと続けていくのも良いと思うのですが、それだけではそれが本当に良いかなんてわからないと思うんですよね。色々と新しいことが見えてきたからこそ、比較や検討できて、最終的に選んだものが本当に一番良いものなのかもしれませんね。

宮沢様:

そうですね。年末に父親と話をしていた時は「何をフラフラしているんだ」「入る前に言っていたプランはどうなっているんだ?」と言われましたけど(笑)。確かに、外から見たらそうなのかもしれませんが、個人的には、刺激がないことや、興味が増えていかないことのほうが問題だと思っています。今は、刺激が増えてゴチャゴチャになってはいますが、自分が考えていなかった新たな面白い要素がどんどん出てくるので、その状態を楽しんでいます(笑)。

movin:

嬉しい悲鳴ということですね?

宮沢様:

そうですね。混乱しているけれど、より面白そうな方向に進んでいる、といった状況ですね。

movin:

まだもうしばらくは混乱が続きそうですね?また新しい何かが出てくるかもしれませんし。

宮沢様:

はい、そうですね。常に好奇心が刺激される環境におりますので、また新しい何かがでてくると思っています。あまり適切な表現ではないかもしれませんが、ベインはとても効率良く勉強ができる学校のような場所という点に魅力を感じて入社したという経緯もございますので…。これだけプレッシャー受けて、これだけの規模のクライアントにお金を頂いて、しっかりとしたメンバーでグローバルなトレーニングを受けて、それを実際のケースで実践できる、というのは学校よりも遥かに勉強できる環境だと感じています。また、お金を払って勉強をするのではなく、プロフェッショナルという立場でお金を頂いて勉強しなくてはならないため、同じ時間としては絶対に効率が良いという側面もあると思っています。

正直、以前は、そのような環境に身を置いて、これまで見えなかったものを見たり、自意識が上がっていくことを体験して、1回でもプロモーションに成功できたら、コンサルタントとしてのキャリアはもう十分かなと思っていました。しかし、実際には次から次へと新しい軸が出てきて、どんどん好奇心が刺激されますので、徐々にラーニングカーブは落ちると思っていましたが、結局は案外落ちないという状況が続いていると思います。個人的には、このような点こそがコンサルティングという仕事の面白いところだと思っていますし、クライアントにインパクトを与えられるという点で満足感も得られますので、可能な限り、続けていきたいと思っています。

movin:

なるほど、でもその行動や意識を変えることは難しいですよね?

宮沢様:

そうですね。難しいかもしれませんが、モチベーションがあれば自然に変わっていくと思います。私は、これまでクライアントのオフィスで仕事をする常駐型のケースが多かったので、他のメンバーが担当しているモジュールについて、クライアントから質問を頂く場面も多々ありました。その時に「担当していないので分かりません」とは絶対言ってはいけないと思っています。ですので、他のモジュールを担当しているメンバーのプレゼンやインターナルの打ち合わせの際に、「ああ、こんなことやっているんだ…」程度のレベルで流してしまうのではなく、担当以外のモジュールについても、その背景や目的、メッセージの意味合いなどを理解すると共に、調べていく習慣を付けていかなければならないと思っています。

たとえ担当以外のことについてクライアントから聞かれた時でも、「この部分は弊社の誰々が担当させて頂いておりまして、元々このような目的で、こういう意味合いとなっています」ということを答えられると、個人的に非常に気分が良いですし、クライアントからの信頼を得ることができ、良好な関係を築くことに繋がります。このようなレベルを目指していれば、そこに至る過程で小さな喜びがたくさんありますし、その喜びをモチベーションにすると、どんなことでも浅い理解では駄目で、様々なことを正しく理解することに時間を使わなければならないと自然に考えるようになりますので。

movin:

徐々に調べるものが少なくなってくる、ということはあるのでしょうか?

宮沢様:

そうですね、分析手法や経営用語などの汎用的な事柄については、そうかもしれません。ただ、この仕事は面白いもので、クライアントが変わると、一から勉強しなければならないものが多いので、その点についてはあまり変わらないかもしれません。もちろん長年のインダストリー知見を持っているようなパートナークラスの人間は別として、そうでない私のようなメンバーは都度一から勉強しなければなりません。ただ、先ほどのような習慣が身についていれば、新たなケースに入ったとしても、スムーズにキャッチアップして、すぐにクライアントに価値が出せるようになると思います。最初は時間がかかりますが、慣れてくれば徐々にスピードも上がってくると思います。私も最初は苦労しましたが、今は大丈夫だと思っています。

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