ゼネラル・エレクトリック株式会社 インタビュー

本日はシックスシグマで有名なGEにて、インハウスコンサルタント(※1)としてご活躍中のブラックベルト(※2)松村様にお話を伺ってきました。所謂コンサルティングファームだけでなく企業内のインハウスコンサルタントとしての道も転職希望者の皆様に考えていただければと思います。またシックスシグマというと統計を思い浮かべる方も多いと思いますが、しっかりとした研修も用意されているようです。ワークライフバランスも必見です。ご一読ください。

松村氏のご経歴

movin:

本日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございます。早速ですが、まず松村様ご自身の自己紹介を簡単にしていただければと思います。

松村様:

私は96年に某IT系コンサルティングファームに入社しまして、システム系のコンサルティングを中心に、比較的大規模なシステム開発のプロジェクトに携わってきました。製造業、しかもハイテク産業といわれる分野のプロジェクトが多く、半導体のメーカー様等のプロジェクトに携わってきました。

movin:

なるほど。EPRの導入などもやられたのですか。

松村様:

そうですね。EPRですとか、パッケージソフトの導入とかもやりました。

movin:

プロジェクトは長かったのでは?

松村様:

長いものは1年以上となりますが、プロジェクトによって千差万別です。1996年から2005年の5月までずっと前職にいました。

movin:

結構長くいらっしゃいましたね。退社時にはマネージャークラスくらいまでキャリアを積んでいらっしゃったんですか?

松村様:

そうです。やってみたら案外楽しかったというか、システム開発も悪くないなって。それに実際ガリガリプログラム書いたり、テストしたりっていうのは初めのうちだけで、後は結局プロジェクトを管理し、回していくマネジメント側に立ったので、面白みがどんどん出てきて、それで、意外に長くいてしまいました(笑)

movin:

なるほど。そこで得たマネジメントスキルというのは、今の職場でも活かされていると思うのですが、逆に10年間いて感じた限界というか、GEに移ることを考えさせたギャップというのをお教え願いますでしょうか?

松村様:

一番の理由は、システムからビジネスへキャリアを転換させていきたいとたことです。それと、なんとなく悪い意味での慣れが出てきて。。。言い方は悪いかもしれませんがチャレンジが減り、自分という船が沈んでいる感じで、これはいかんなーと。フルスイングしていないのではないかと。

movin:

そうすると、今はフルスイングしている状態ですか。

松村様:

いえいえ、まだまだですね。やっぱり全然違う業界で、まずは学ばなければいけないという事が沢山あって、会わなければいけない人が沢山いて、やる事やる事が初めてで、トレーニングを受けさせてもらって。もちろん有名なシックスシグマも受けまして、GEの色に染められている最中ですね(笑)GEのやりかたをまさに目の当たりにさせてもらって、毎日楽しくやらせていただいています。

GEのトレーニング

movin:

たくさんトレーニングを受けていらっしゃるとの事ですが、結構その辺りは皆さん気になるところだと思いますので、具体的なカリキュラムとか、何がよくて、何が楽しいかなどについて具体的に聞かせていただけますか。

松村様:

何が面白いかですか…。うーん・・・。

movin:

例えば、松村様の場合、シックスシグマについてまったく知らなかったのですよね?

松村様:

そうですね。一度見てみたいとは思っていたのですが、統計を使って何をやるんだろうという状況でした。そういう意味で、すごく興味はありました。

movin:

それで実際にシックスシグマの研修を受けられたということですが、どれくらいの期間の研修なのでしょうか。

松村様:

3週間ですね。といってもずっと続けてではなくて、1週間毎に飛び飛びである感じです。それで3週間みっちり教えていただきました。

movin:

それは座学なのでしょうか?

松村様:

基本的には座学とグループ演習の組み合わせです。その研修の参加メンバーは、GEの中でも様々な業界から来ていました。ヘルスケア、プラスチック、最近買収したセンシングですとか。色んなインダストリーから来ているので、刺激的です。演習も良くできています。しかも必ずしもビジネスではないんですよ。例えば、ボールをポーンと飛ばして観察しましょうとか。ボールが思った地点に落ちる確率はこれだけで、ばらつきはこれくらいって。

movin:

おもしろいですね。標準偏差ですかね。

松村様:

そうですね。統計の考えを体感してもらうんですね。統計の考えをまったく知らなくても、みんなが分かるようにということなのですよ。

movin:

あぁーなるほど。まず統計の考え方を実感してもらうんですね。

松村様:

GEではシックスシグマだけでなくて、色んなフレームワークが用意されていて、場合に応じて、最適なフレームワークを使えるようにするように訓練されます。例えば新製品を開発するのでしたら、NPI(New Product Introduction)という新製品開発のフレームワークがあります。

movin:

なるほど。こちらも3週間ぐらいかけてみっちりやるんですか?

松村様:

いえ、これは3週間かけてというほどではないですが、内容はとてもしっかりしています。後は、今GEが世界的に推し進めているリーンというものがあります。リーンは、現場のムダを極力削ぎ落とすことを目的とした、現場重視の手法です。他社で何十年もかけて作り上げてきたものを、GE全社30万人の組織は2・3年でやろうとしています。それだけのスピード感というのは、他の会社にはあまり無いのではないかと思います。イニシアティブが走ってきて、導入するまでの期間というのは、すごく短いと思います。ある日突然天から振ってきて、突然走り出すみたいな(笑)。

movin:

なるほど。言葉はよく聞くのですが、なかなかイメージがつかみにくくて、シックスシグマは一言で言うとこういうもので、NPIとはこうで、リーンはこうでと、個別の説明をお願いできますか。

松村様:

はい。シックスシグマはそもそも、プロセスの改善系ですね。品質にバラツキが多いとか、何かに関してクレームが多いとか、欠陥が多いだとか、そういったときに改善の道具として使うのが、シックスシグマです。NPIというのは先ほども申し上げたとおり、新製品開発のためのもので、最初はお客様の声を聞いて、コンセプトをきめて、もっと詳細に落として、実践しましょうといった、新製品を考えてから実践するまでのフレームワークですね。抜け漏れがないようなチェックリストみたいな感じになっています。リーンというのは、無駄を省くためのもので、無駄な作業、同じことを繰り返しやっている作業ですとかを省いていき、サービスや商品をタイムリーにお客様に届けるというものです。システムの改善といったような大掛かりなものでなく、お金もあまりかけないで、現場のムダを省いていこうというものです。

movin:

小さいけど大事なことを積み上げていく感じですか。

松村様:

そうですね。現場では1回当たり1秒とか2秒とかしか差はないんですけど、それを1日何千件と処理するので、それ相応のボリュームになりますし、1秒2秒って小さなことですが。

movin:

それが積み重なれば大きくなりますね。

松村様:

そうです。後は、CAP(Change Acceleration Process)というのもありますね。シックスシグマはどちらかというとハード系の改善なのですが、何か変化をなしとげるときは、人の気持ちですとか行動ですとかが変わっていかなければならない。それはどちらかというとソフトですよね。私たちの仕事は変革をすることです。変革をリードする際に必要なことは何なのかをメインに扱っているフレームワークです。

movin:

なるほど。これはかなりおもしろいフレームワークすよね。

松村様:

そうですね。このようなテーマに関しては色々本などもでていますが、それらに書いてあるような内容とかもほぼ網羅しているようなプログラムです。

movin:

なるほど。

松村様:

ブラックベルトは改革を実行する際にはシックスシグマ・CAPというツールを使いこなすことが期待されているのです。GEの変革で成功した例と失敗した例を、コーポレートが調査した結果を見ると、失敗した例でもハードウェアの改革は、98%から99%ぐらいは優れたプロセスや戦略といったものが作られていました。しかし、失敗した改革はソフトウェアの面、変革を受け入れる組織・人のことを全然考えていなかった。そういうことからCAPってものを作ろうという話がでてきたのです。これはGEのリーダーシップ研修の中でも重要な概念です。
私がコンサルティングファームにいたときは、フレームワークのトレーニングはありましたけど、こういうCAPのようなものはなかったですね。いち早く、人の行動様式や気持ちが改革の決め手になるというところに気づいた点では、やはりGEはすごい会社だと思いましたね。

movin:

トレーニングのところで他に特筆すべき所はありますか。

松村様:

ブラックベルトは、様々なトレーニングを受講する機会を与えられます。その他にも、リーダーシップを学ぶもの等もあります。

movin:

質・量共にトレーニングは大変充実していますね。その他のトレーニングはどうですか?

松村様:

BBだったらすごいトレーニングの量で、なにをやったか分からないくらいですよ。最初の2・3ヶ月は毎日トレーニングを受けましたね。

movin:

それは働きながら受けるのですか。

松村様:

そうですね。主なものは先ほど述べましたが、その周辺のトレーニング、例えばファシリテーションとか、会議とか人が集まる場で以下に効果的に前に進めていけるかっていうのを教えてくれましたね。

movin:

その辺りはコンサルティングファームとも似ていますね。

松村様:

そうですね。後は、シックスシグマの派生として、シックスシグマ全体の中の一部分に焦点を当てたようなものが、2時間ですとか1日単位でたくさんありますね。さらに実は先々週まで、2月の半ばから3月の頭までオーストラリアに行っていました。私は先ほど言っていたリーンを日本内で展開していく役割を持っていまして、そのアクションワークアウトとよばれる、みんなで集まって数日間かけて、とあるプロセスを改善しようというトレーニングに参加してきました。GEっていうのは、私みたいな入って数ヶ月のものにも、そのように学べるチャンスを与えてくれる会社ですね。

movin:

なるほど。松村様はリーンを展開するという大きなミッションを持っているとのことですが、日本からは松村様だけが行かれたのですか。

松村様:

いや、日本からは私以外にもう1人行きまして、今後は2人でコラボレートして進めていきます。

movin:

なるほど。やりがいのある仕事と、その為の充実したトレーニングの場があるのですね。

松村様:

まさにその通りです。

一般のコンサルティングファームとの違い

movin:

コンサルティングファームのフレームワークとの違いとかはありますか。

松村様:

そうですね。私はシステム系のところにいたので、教わったのはどうしてもIT導入のフレームワークでしたね。開発途中で穴ができないようにするためのフレームワークとかで、ビジネスオリエンティッドじゃなかったですね。やっぱりシステムオリエンティッドになってしまっていました。GEでは、シックスシグマにしても、リーンにしても、全てがビジネスオリエンティッドで、その中にシステムもあるかもといった感じですね。

movin:

対象が随分広くなりますよね。ビジネスオリエンティッドですと。

松村様:

又コンサルティング会社は、いい意味でも悪い意味でも第3者だと思うんです。ブラックベルトの場合は、インハウスのコンサルティングとはいえ、会社の中でやっているわけですから、契約が切れたらある日突然いなくなっていいよというわけではないんです。そういう訳でどうしても結果責任と申しますか、そういうのが強くあります。コンサルティング会社だったら、システムを導入して暫くたったらさようならで、結果がどうなったとかはあまりわからないケースもないとは言い切れないと思います。

movin:

そういう第3者的コンサルティング会社とインハウスコンサルティングの違いという論点は面白いですよね。さらにお聞きしたいのが、インハウスコンサルティングであるがゆえに、面白いところと難しいところをお聞きしたいですね。現場でオペレーションしているところに入っていくじゃないですか。そのときの立ち振る舞いと申しますか、そのようなことについて生の声が聞ければ、大変参考になるのですが。

松村様:

うーん。そうですねぇ・・・。

movin:

カルチャーとして抵抗のようなものがないのですか?入ってくるのが当たり前といったような。

松村様:

どうなんでしょうか。ラッキーだったのかもしれませんが、私はそんなに抵抗されたということはなくて、協力的だったというか、嫌がっているところに入っていくのではなくて、自分たちだけでは限界があるから、クオリティ(※)も入ってくださいという風な感じでした。それで、特に迷惑がられたりというのはないですね。ですが、場合によってはそれなりに抵抗はあるんじゃないでしょうかね。上のほうは是非という感じでも、いざ現場に行くと、なんだよーという感じということもあるかもしれませんしね。
※GEでは、社内コンサルのことをクオリティと呼んでいます。

movin:

なるほど。あと気になるのは、インハウスコンサルティング部隊というのがきちんとある一方、日々のオペレーションをやっている人もいるわけですよね。キャリアパス的には、内部の人もブラックベルトに行く可能性もあるんでしょうかね。

松村様:

もちろんあります。

GEのプロジェクト

movin:

ちなみに今まではどういうプロジェクトというか、シックスシグマを使ってどういう改善活動を行ってこられたのですか?差し支えない範囲で教えていただけますでしょうか。

松村様:

実はまだ私はシックスシグマをつかった改善活動はやっていません。NPIをちょっとやったのですが、途中で会社の方針転換で止め!ということになってしまって。後は、リーンのプロジェクトを秋からやって、それを終わらせた後メルボルンに行ってしまいました。

movin:

ではそのリーンのプロジェクトを是非。どんなミッションだったのでしょうか。

松村様:

簡単に言うと、クレジットカードの申込書を処理する際に、早く済ませて、いち早くお客様にカードをお届けするという事でした。これは会社のシステムとも関連がありまして、元々あったシステムが古くなり、新しいものに乗り換えたのですが、今までは両方とも使っていました。ですがとうとう古いほうをシャットダウンして、古いほうで扱っていた商品の情報を載せ換える事になりました。そうすると突然何千件もの古いほうで扱っていたものがきてしまうので、そのときに備えて、もっと処理のキャパシティをあげなければいけないと。それで無駄にやっていたことをそぎ落として、最短でやるにはどうしたらいいかというプロジェクトでした。

ブラックベルトたるにふさわしい人材とは

movin:

ここで一度話を変えて、今後どんな人がブラックベルトに来て欲しいか、教えていただけますか?スキル的にも、マインド的にも、キャラ的にも。

松村様:

キャラはやっぱり明るいほうがいいですよね。別にブラックベルトだからということはないですけど(笑)

movin:

(笑)

松村様:

へこたれないというか、楽天的な人がいいです。ちょっとやそっとで悩んでいるよりは、明るい気持ちで笑い飛ばせる人がいいです。それと、大きいだけの視点、将来を見据えて戦略はこうあるべきだとかだけじゃなくて、鳥の目アリの目じゃないですけど、実際に現場に入ってできる人、両方できる人が欲しいです。

movin:

なるほど。

松村様:

それと、押したり引いたりできる人が欲しいです。
後よく言われるのはセルフスターターな方ですよね。指示待ちではなくて。ブラックベルトの例で言うと、プロジェクトを自分で探してこいといわれるんですよ。自分の足で稼いで、自分で種もってこいと。

movin:

本当に探しに行くんですか??

松村様:

探しに行きますよ。最初はお茶のみ程度に、「最近どう?」みたいな感じで、みんなやっていますよ。

movin:

それは面白いですね。

松村様:

ですね。社内営業して種を見つけて(笑)。私みたいに入社したばっかりで、人脈もなくて、会社が何をやっているかよく分からないうちは、上司にくっついていったり、助けてもらえたりはしますけど、いずれは自分でどうにかしなければいけませんね。
コンサルタント出身の方で、プロジェクトの結果が知りたい人はぜひ来て欲しいです。GEのブラックベルトでは、同じ会社なので、良くも悪くも結果が見えちゃいます(笑)。大失敗したらどうしようと思うと怖いです(笑)。

movin:

仕組みとして、インハウスコンサルティングはそういうコミットメントが担保されていますよね。けど逆にインハウスコンサルだと中にずっといるので、その後の関係みたいなのもあって、第3者的な立場で強く推し進めていくという点では、他ファームよりも遠慮がちになってしまいませんか。

松村様:

そうですね。おっしゃるとおりだと思います。そのあたりのバランス具合は、隣の芝生は青く見える・・ではないですが。いずれにせよ私は両方経験してよかったと思っています。現在コミットメントの仕方にジレンマを感じている人には、魅力的ではないかと思います。

movin:

今事業会社にいる人が移ってくる場合はどうでしょうか。

松村様:

業界はどの業界の人でもいいと思うんですけど、スキル的には仕事の基礎が身についている人がいいと思います。基礎中の基礎、例えば課題管理がちゃんとできる、ただ課題を羅列しただけじゃなくて、誰がいつまでにっていう事までちゃんと設定できるとか。その辺は当たり前でしょと思うかもしれませんが、皆さん結構…。

movin:

ファーム出身じゃない方は当たり前だと思わないかもしれませんね。

松村様:

そうですね。私も前職で事業会社によくいきましたけれども、みなさんその辺りはなぁなぁで済ませてしまっているというか、課題挙げた瞬間に喜んでしまっているというか。

movin:

事業会社の方でしたら、ある程度しっかりしたキャリアをお持ちの方がいいでしょうね。

松村様:

そうですね。

movin:

なるほど。確かにコンサルとも、やることが似ているという印象を受けますね。

ブラックベルトのその後

movin:

ブラックベルトになった後のキャリアパスはどのような例があるのでしょうか?

松村様:

主に3つありまして、1つはマスターブラックベルトに上がって、ブラックベルトを育てていくコースですね。もう1つは現場に戻っていく。ブラックベルトを持っていると、Moneyだけじゃなくて、他のGEのビジネスでもかなり評価が高いですし。何かやりたいというときには、通る場合が多いかもしれません。マーケティングでも、事業計画でも、なんにしてもやりやすいと思います。3つ目は海外も含めてほかの事業でブラックベルトをやるという人も中にはいます。キャリアも本当に自分しだいで、ブラックベルトを持っていると、GE内では強いというか、資格ではないですけど重宝します。優遇されている部分はかなりあると言えるかもしれません。

終わりに

movin:

GEブラックベルトのフレームワークを身に着けてみてどう変わりましたか?どんなにいいメリットがあるの?みたいなのを最後に教えていただけますか?

松村様:

そうですねーフレームワークって決してとっぴなことを言っているわけではないじゃないですか。当たり前のことを当たり前にやるっていう感じで。それがなければいけないっていうのは、意外とみんな当たり前のことができていない、やるべき段階を踏んでいないっていうことかもしれませんね(笑)なんにせよ、何を押さえておかなければいけないか、どういうことを考えていかなければならないかということが、自然と体に入っていくって感じです。

movin:

仕事のできる人の癖みたいなのがつきそうですよね。

松村様:

そうかもしれませんね。当たり前のことなのですが、すごく大事なことで。それが意外にできていないから、やりましょう!みたいな。

movin:

それを実行する機会が社内にたくさんあるんですね。

松村様:

そうですね。課題だらけです(笑)

movin:

(笑)。そんなに変革・改善しても課題は残るんですか?

松村様:

前提となる環境が変化しますから。変化し続けるから課題があり続ける。だからBBが横串をさして、クロスファンクショナルに動かなければいけないのですよ。組織は放っておくと壁ができて縦割りっぽくなるじゃないですか。

movin:

そうですね。

松村様:

それを横串で刺しているのが、我々ブラックベルトです。

movin:

組織としてのブラックベルトっていうのは、確かにそういう存在ですよね。その中でもMoneyは特に変化が大きいというところですからね。

松村様:

そうですね。学ぶことも多いですが、つらいというより楽しくやっています。

movin:

あ、その辺どうですか。仕事の辛さというか。

松村様:

ワークライフバランスですか?もしかしたら元コンサルタントの人にはアピールになるかもしれませんけど、前よりずっとありますよ。なんか今思うとなんであんなに働いていたのかさっぱり分からないです(笑)

movin:

結構早く帰れるのですか?

松村様:

8時くらいには帰ってます。9時くらいには皆、帰ってますね。深夜の1時2時迄というのはないです。プロジェクトのピーク時はちょっと遅くて深夜12時1 時っていうのはありましたけど。ここは誤解されているところなんですよね。GEでは恒常的に深夜遅くまで働くっていうことはないですよ。

movin:

私も誤解していました。

松村様:

しかもフレックスがあるので、コアタイム、11時〜3時にいればいいんですよ。やっぱり仕事って波があるじゃないですか。ピークのときはがんばらなければいけないですけども、それが去ったら少し休んだりして。

movin:

長く働けばいいってもんじゃないですよね。

松村様:

そうですね。ここが一番魅力的かもしれませんね(笑)

movin:

楽しい仕事をしながら、9時くらいには帰れるということですね。いいですね。

松村様:

そうです。あんなに遅くまで働いて、毎日睡眠不足というのは、何年も働き続けるのは普通に考えるとやっぱり無理です。土日も働くっていうのは、ほぼないです。結果を出すっていうプレッシャーはありますけど、時間の面では融通が利きますね。

movin:

なるほど。素晴らしい環境ですね。

松村様:

そうです。是非ご興味持った方がいれば応募してください!

movin:

では、本日はお忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました!

※1インハウスコンサルタント:企業の業績向上に対してプロフェッショナルなサービスを提供するコンサルタントにも大きく分けて2種類ある。あくまで第三者として企業に携わる所謂コンサルティングファームに属する外部コンサルタントと、そうではなくある特定企業に属しながらも社内コンサルタントとして活躍するインハウスコンサルタント。

  外部コンサルタント インハウスコンサルタント
プロジェクト受注 パートナー経由、もしくはマネージャークラスが提案。コンペもしくは過去の繋がりから受注。 社内営業活動。もしくはトップダウンにて社内横断的にプロジェクトが発生。
責任 原則事前に合意したプロジェクトのアウトプットを満たすこと。 現場で実際に業績が改善すること。
成功条件 トップのコミットが得られるか、実行フェーズまでサポートできるか。 インハウスコンサル部隊の社内での位置づけがどれほど高いか。
採用ニーズ マーケット依存、もしくは人ベース。 定期的(一定期間後、卒業する為、定期的に枠が空く)。
その後・・ 事業会社の経営企画、事業開発、ファンド、起業、他ファーム。 自社内ビジネスの最前線。

※2ブラックベルト:GE内におけるインハウスコンサルティングの職種のひとつ。グリーンベルト、ブラックベルト、マスターブラックベルトの順に階層が上がる。ブラックベルトはプロジェクトをリードできる力を持った人間で、グリーンベルトの教育等も手がける。ブラックベルト(もしくはマスターブラックベルト)経験後は、原則的にビジネスの現場で腕を振るう。

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