インタビュー マネージングディレクター 古賀 敬浩氏
古賀 敬浩
マネージングディレクター
<経歴>
日系企業にて業務改善・システム導入支援を経験し、2012年にDTFAに入社。IT/オペレーショナルデューデリジェンス、PMI業務など、IT・オペレーションに関連するM&Aアドバイザリー業務等を担当している。
また、M&Aに限らず大型プロジェクトのPMOなど短期間でのプロジェクトの立ち上げに豊富な経験を有する。
さらに企業等の様々な課題に応じたAnalytics業務も提供。
Movin:
本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、DTFA M&A Digital部門について教えてください。また現在の業界動向と組織の強みも教えてください。
古賀氏:
デジタルトランスフォーメーションが脚光を浴び、ITへの関心が高まった流れを受け、2021年6月にStrategy部門から独立する形でDigital部門が組織化されました。Digital部門は、テクノロジー(IT)やオペレーション、またデータサイエンスを専門としたメンバーで構成されています。
現在、社会では新型コロナウイルス感染症の蔓延、気候変動、人口動態の変化など世界のあり方を大きく変える事象が存在し、リアル店舗・対面からデジタル・コンタクトレス、所有から共有・循環・再生、自社利益追求からSDGs・ESG経営、企業単独から外部企業とのエコシステム参加などのパラダイムシフトが起こっており、環境変化のスピードが速く、複雑化し、社会の不確実性が高まっています。企業はそんな自身を取り巻く経済環境の変化に対して、選択と集中による事業ポートフォリオの再編、ビジネスの再構築、新たなビジネス機会の探索などを迅速かつ柔軟に対応することが求められ、テクノロジー・データの活用、そのためのオペレーションの見直しなどにより、これまでの当たり前からの脱却が必要となっています。
社会の不確実性の中で対応を迫られる企業に対して、我々も問題解決に向けて迅速かつ柔軟にご支援していくことが必要と考えており、M&Aに留まらずに、テクノロジーを活用した新規ビジネスの立ち上げや高度なアナリティクスに基づく意思決定の支援など包括的な支援をしています。
DTFAは社会にとってインパクトのある業務に携われる機会が多いことが一番の魅力だと思います。また、Digital部門は事業会社(経営企画・経理・情報システムなど)、コンサルティング会社、SIerなど、様々な経験と知見を有しているメンバーが在籍しており、どんな状況下においても柔軟かつ迅速に対応できることが強みだと思います。
Movin:
ありがとうございます。組織について、またテクノロジーがM&Aにおいて何故重要なのかわかりました。
次に働き方について教えてください。
古賀氏:
コロナの影響で在宅勤務しているメンバーが一定数いますが、入社してからの期間が短いメンバーに対しては、一緒のタイミングに出社してわからない点をつぶす機会やオンラインMTG、チャットなどで定期的にコミュニケーションをとることで、リモート環境でもストレスなく働くことができるようにサポートしています。
また、新しく入社したメンバーには、既存の在籍メンバーと2人1組となって入社後の疑問点・不明点を相談できるようなバディ制度を設けております。
今後も働き方は今と同じく様々な選択ができるようになると思いますので、それに見合ったサポートを行っていきます。
Movin:
ありがとうございます。中途入社の方もすぐに立ち上がれる環境が用意されているんですね。
入社された方はどのようなキャリアパスを歩むのでしょうか。
古賀氏:
Digital部門は、M&A・クライシス・イノベーションと多くの局面で企業等が直面する重要な課題に対して、OperationとTechnologyの観点からリスクを最小化し、成功に導けるように支援することが求められます。そのため、Business、Technology(IT)、M&Aのスキルを磨いていくことが必要になります。スキルを磨くためには多種多様な研修制度が設けられていますので、それを活用していくことになります。
なお、中途入社の場合は、入社直後に中途入社向けの基礎的な研修と、ブートキャンプという研修が用意されています。ソフトスキルとハードスキルの双方を学べる研修なので、未経験者でも一連の業務を一定程度キャッチアップすることができます。
また、各人にはコーチが付き、自分のキャリアプランについて定期的にアドバイスを受けながら、主要なマイルストンを置いて、キャリアを構築していきます。
キャリアパスは以下の通りです。
ジュニア アナリスト(JA)
プロフェッショナルとしてより高いレベルのサービスを提供するため、集中研修と現場での経験を通じて基礎体力を身に付ける。
アナリスト(A)
FAの基本的な会計・財務等に関する知識・スキルをベースとして、一定程度独力で業務を完遂することでチームに貢献する。また、特定の専門領域、業界の知識・スキルを習得し、自己の提供できるサービスの幅を広げる。
シニア アナリスト(SA)
自己の専門領域・業界を見定めつつ、当該知識・経験を活用しながら、後輩スタッフを指示・指導することで、クライアントサービスの局面でチームをリードする。
ヴァイス プレジデント(VP)
自らの軸となる業界知識を含む専門領域を確立する。他領域のメンバーとの連携・協力や、P/Dのサポートを受けながら、クライアント・案件獲得、プロジェクト遂行をリードする。
シニア ヴァイス プレジデント(SVP)
クライアント・案件獲得の中心的な役割を担うと共に、大規模もしくは難易度の高いプロジェクトにおいても周りのメンバーと協働して高品質なサービスを提供することで、個々の案件に留まらず中長期的にクライアントと関係を維持・構築する。
パートナー/マネージングディレクター(P/MD)
業務に関する最終的な責任を負うと共に、自組織の管理・運営、人材育成の一翼も担う。
Movin:
ありがとうございます。最後にDigital部門が求める人物像を教えてください。
古賀氏:
幅広い知識が求められる領域ではありますので、Business、Technology、M&Aなど得意と言える領域を持っている方、また我々のビジネスに強く関心を持っていただき、積極的に仕事に向き合ってくれる方を求めております。また、私たちの業務の特性上から、以下の2点を最も重視しております。
1つ目は、クライアントからの依頼事項に対して求められた水準を満たすことができるように、定められた期間で質の高いサービスを提供することを常に意識し、担当する業務に対して責任感を持って最後までやりきれること。2つ目は、ポジションに関わらず、主体的に案件に関与し、自ら発信できることです。
上記に当てはまるような方に是非仲間になっていただきたいです。
Movin:
本日はありがとうございました。
インタビュー シニアアナリスト 松尾 祐哉氏
松尾 祐哉
シニアアナリスト
<経歴>
2016年新卒で総合人材サービスを営む持ち株会社に入社し、社内システムの導入・企画等を経験。
2019年にDTFAに入社以降は、カーブアウトにおけるITDD・スタンドアロン分析、大規模PMI、及び新規事業立上げ支援等に従事。
Movin:
本日はよろしくお願いいたします。早速ですがDigital部門に転職した理由を教えてください。
松尾氏:
理由は2点あります。1点目はITバッググラウンドを活かしてさらにキャリアアップ出来る点。2点目はインパクトの大きな仕事ができる点です。
まず1点目の転職理由についてお話しします。
前職では、社内のITシステム・インフラを導入・企画する仕事をしておりましたが、培ってきたITスキルを活かしてキャリアアップをしたいと考えました。転職活動時は、これまでの経験がインフラ系の実務中心だったこともあり、事業会社システム部門やセキュリティコンサルを受けつつ、チャレンジングな目標として業務ITコンサルを受けておりました。
数社からコンサルとしての内定を受けたタイミングでムービン様からご紹介を受け、DTFAのDigital部門の存在を知りました。前職において大型のM&A/PMIによる会社の転換期を経験していたこともありますが、M&A自体に関する知見はゼロに等しい状況でした。一方で、その難しさ・重要さは現場で身に染みて感じておりましたし、M&Aの仕事は短期間で事業全体の検討をやり切るというところや、インダストリーに縛りがないために様々な業界のことを知ることが出来るというところに成長機会があると考え、他にないチャンスと捉えてDigital部門への転職を決めました。
2点目のインパクトの大きな仕事ができる点に関しては、デロイト トーマツのクライアントは官公庁や大企業が中心であり、アドバイザリーファームとしてご支援する案件の社会的影響の大きさや求められる品質水準に価値を感じました。
Movin:
弊社をご利用頂きありがとうございます。松尾様が実際に働いてみて感じたことはありますか?
松尾氏:
M&A×Digital領域におけるニーズの高さと未経験からの入社でもしっかりとフォローしてもらえることの2つです。
まず実務を通して強く感じるのは、M&A×Digitalに強みを持つ人材の需要の高さです。企業の売買や統合をトリガーに今後の計画を見直す際、IT領域は必須事項となります。一方で、社内にM&Aプロセスを理解したうえで、ITの戦略を描ける人材が潤沢にいる企業様はほとんどいないのが実情です。そういった中で当社及びDigital部門は、今後進むべき道を示し、M&Aが成功と呼べるように課題解決を支援することが強く求められていると感じます。
次に入社後のサポートについてです。M&Aのことにあまり詳しくない且つコンサル未経験という中での入社であったため、有給消化の間に自学を進めておりました。入社直後は新しい言葉に慣れず、コンサルワーク自体も思うように進まなかったのですが、先輩のコンサルタントが資料の書き方について指導してくださったり、M&Aに関する用語について解説してくれたりということを、わざわざ自分のために個別に時間をとって実施してくださったおかげで、徐々に慣れていくことが出来ました。
Movin:
ありがとうございます。実際に入社してみて感じるDTFAのカルチャーについて教えてください。
松尾氏:
チームプレーを重視しており、協力し合う風土があります。
1つの案件について3〜6名ぐらいのチームで担当することが多いです。実務面では、案件理解度やタスク進捗状況の確認をチームでこまめに行い、一つの案件でそれぞれが与えられたミッションを最後まで本人がやり遂げられるようにチームでフォローし合う風土です。忙しくなりがちなコンサルワークですが、自分の担当業務が片付いた際には、率先して他のメンバーの担当範囲をフォローしたりすることでチームとしての生産性を高めています。
Movin:
最後に一緒に働くとしたらどんな人がいいですか?
松尾氏:
アドバイザリー業務経験有無は関係ないと思っています。M&Aという領域に興味を持ち、今後ITを強みとしていきたいと考えている方と一緒に働きたいと思っています。また、クライアントやチームに対する貢献意欲が高い人とともに業務を通じて切磋琢磨していきたいと考えています。