外資系コンサルティングファーム、医療機器メーカー、製薬会社（MR）、CROなど、医療に関わる外資系企業では、臨床経験や医療知識を持つ看護師が求められる場面が増えています。
さらに、給与水準の高さや実力主義の評価制度、そしてスキルアップの機会が多い外資系企業は、看護師としての経験を活かしながら新しいキャリアを築くのに最適な環境です。
本記事では看護師に人気の外資系の転職先や厳選求人、転職するメリット・魅力をご紹介いたします。

看護師から外資系企業への転職において、医療系のサービスを提供している企業からの採用ニーズが高いです。
ここでは看護師の方に人気の転職先をご紹介いたします。

意外な転職先と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、外資系コンサルティングファームに転職される方も多くいらっしゃいます。
コンサルティングファームは企業の経営課題に対して解決まで導く企業のことを指しますが、特に医療分野のプロジェクトを手掛けるコンサルティングファームで看護師の採用ニーズが非常に高いです。病院の経営改善やヘルスケアシステムの導入支援など、実務経験を基にしたアドバイスや問題解決力が求められるため、看護師は重宝されます。
看護師の方にも人気のコンサルティングファームですが、その理由の1つが高年収が狙える点にあります。
転職してから数年で年収1000万円を達成している方も多く、役職によっては年収2000万円~1億円の方もいるほど高年収の職業の1つです。

弊社ムービンは国内初のコンサル業界特化の転職エージェントとして29年以上にわたって実績とノウハウを積み重ね、コンサルティング業界の転職支援実績No.1を誇っています。
随時看護師向けのキャリア相談会を実施しているので、お気軽にご相談ください。

医療機器メーカーでは、看護師としての臨床現場での経験を活かせます。
例えば、医療機器の営業や技術サポート、製品のトレーニングなどでは、実際に医療機器を使う側の立場を理解している看護師の存在は強みとなります。特に新製品の導入や使用方法の指導など、医療従事者とのコミュニケーションが不可欠な業務で、看護師のスキルが活かされます。
また、医療機器メーカーの世界シェア上位は外資系ということもあり、日本のメーカーよりも高収入を目指しやすいのも魅力です。

製薬会社では、MR（医薬情報担当者）としてのキャリアが考えられます。
看護師の薬剤知識や患者との対応経験は、医師や薬剤師に対する製品説明や情報提供に役立ちます。特に、医療現場での薬剤使用や治療法に対する理解があるため、医師や医療従事者とより深いレベルでの会話が可能です。
製薬業界では、正確な情報伝達が重要視されるため、看護師としての知識が信頼性を高め、成果を上げることにつながるでしょう。

CROは、臨床試験の支援を行う企業です。
看護師としての臨床経験があると、治験の管理や被験者対応などで経験を活かすことができます。治験の現場では、被験者の状態を正確に把握し、安全に治験を進めるための判断力が必要です。
さらに、医療従事者としての倫理観や患者とのコミュニケーション力も強みとなり、スムーズな治験進行に貢献できます。

外資系企業へ転職するメリットに高年収が狙える点の他にもその人の本来の実力を評価されることやビジネススキルを高められる点があります。
それぞれのメリットについて解説いたします。

外資系企業の特徴として、給与水準の高さが挙げられます。
日系企業と比較して、外資系では成果主義を採用している企業が多く、業績や実績に応じた報酬が期待できます。特に、医療分野や製薬業界などの専門性が高い職種では、その専門知識や経験が高く評価され、給与に反映されやすい傾向があります。
さらに、ボーナスや福利厚生も充実している企業が多く、年収が大幅に増加する可能性もあります。看護師として培ったスキルを活かし、より良い条件で働ける機会を得られるのが外資系企業の大きなメリットです。

外資系企業では、年齢や勤続年数に関係なく、実力や成果に基づいた評価制度が採用されています。
看護師としての経験や専門知識を活かして、業務に対する成果を上げることができれば、昇進や昇給が早くなることも珍しくありません。
また、外資系企業では個人の成長や自己研鑽が奨励されており、自らの努力や学びがダイレクトに評価に繋がります。
そのため、成果を出したい、キャリアを早く積みたいという向上心のある方には、魅力的といえるでしょう。

外資系企業では、医療知識に加え、ビジネススキルや語学力など、幅広いスキルを磨く機会が豊富です。
企業にもよりますが、国際的なプロジェクトや多国籍チームでの仕事を行うこともあるので、新たな視点や経験を得ることができ、キャリアの幅が広がります。
さらに、専門分野に限らず、マーケティングやプロジェクトマネジメント、リーダーシップなど、ビジネス全般に役立つスキルを身につけることができるのも、外資系企業ならではのメリットです。ビジネススキルを身に付ければ、将来的なキャリアアップも期待できます。

外資系企業では、英語力を求められる場合があります。
特に海外のクライアントや社内に外国人がいるような職場だと、ビジネスレベルの英語力が必要です。メールや会議、プレゼンテーションなどでのやり取りはもちろん、英語での資料作成を行うこともあるでしょう。
多くはありませんが、英語力を持つ看護師の方は非常に重宝されるため、英語を話せる看護師の方は重宝されます。
とはいえ、英語が話せることを重視しない外資系企業もあるので、前もって要件を確認しておくことが大切です。

看護師として培ったコミュニケーション能力は、外資系企業でも非常に役立ちます。
医療現場で患者や医師と密接にコミュニケーションを取る経験を活かして、医療機器メーカーや製薬会社では、営業や技術サポートの役割で重要なスキルです。
外資系企業では、チームメンバーやクライアントと効果的に意思疎通を図ることが業務の鍵となります。特に、医療従事者や取引先との信頼関係を築きながら、課題解決や提案を行う場面で、コミュニケーションスキルが評価されます。

外資系企業は成果主義が強いため、時にはプレッシャーがかかることがあります。
結果が出始めるまで時間がかかるケースもあるので、焦らずコツコツと積み上げていくことが大切です。
また、厳しい納期や目標に対しても、冷静に対処し、効率的に仕事を進める能力は外資系企業で高く評価されます。プレッシャーを乗り越え、結果を出せる力が、外資系での成功に繋がります。