アクセンチュア株式会社 インタビュー

本日はアクセンチュア株式会社、戦略グループ マネジャー 浅井 圭輔様にお話を伺ってきました。現役コンサルタントの生の声を是非お聞き下さい。

浅井様のご経歴と転職の経緯

movin:

このような機会を設けて頂き、誠にありがとうございます。
早速ですが、浅井様のご経歴からお伺いさせていただいてもよろしいでしょうか。

浅井様:

大手広告代理店に新卒で入社し、ストラテジックプランニング局という広告対象商品のターゲットやポジショニング、コンセプト等を消費者リサーチ等を駆使して策定するマーケティング部門に配属になりました。
代理店はここ10年くらい、広告制作のみならず商品開発にまで入り込んでやっておりまして、お茶の開発や、サッカーくじの開発などにも携わりました。
実際に茶葉工場に行って茶葉の味見をしたことなどを含めて、色々やりましたね。

3年半くらい在籍し、最後の半年で営業にでて、クライアントの広告費を直接預かる仕事をしました。マーケティング部門の時もクライアントと接する機会はあったのですが、営業では撮影や立会、編集、メディアバイイングを含めてすべて経験し、より一層クライアントと接する機会が多くなりました。
今となってみると、営業の経験を出来て良かったと思いますね。

movin:

4年間広告代理店でマーケティング・営業の仕事をされ、そしてアクセンチュアにジョインされたのですね。
転職のきっかけを教えて頂けますか。

浅井様:

浅井様正直なところ、広告代理店で働いていたときは楽しかったです。合コンもやったし、今より全然モテたし。(一同笑)
仕事はもちろん大変でしたが、給料も良く、上司や先輩、同期は最高に面白い人ばかりで非常に楽しかったです。

ただ、「なにか違うな?」「自分はこれでいいのか?」という危機感が芽生えました。
そこで一気に視点が高くなりましたね。広告は企業価値を高める一つのツールにすぎないと気付きました。TVで自分が携わった広告が流れているのに、そもそも商品がお店に置いてないことがありました。そこで気づいたのです、広告は万能ではないと。売れるときは広告以外の理由が評価され、売れないと広告のせいにされる、という広告の宿命にも悲しみを覚えました。

企業の価値を真に高めるには、広告にお金を使うよりも、営業政策や、新規チャネルの開発、あるいは組織自体の改革など広告以外の施策が必要なこともあるんじゃないか?広告代理店にいて、色々気づいたのですが、大きな会社で口を出せる風土ではなく、クライアントも広告代理店に広告領域以外の意見を求めていない。広告代理店をもっと領域を広げた課題解決型企業へと色々と変えたいと思ったのですが、ひとりで出来ることって限られているんだな、と気付きました。
そして、どうせやるなら出来るだけ真に課題解決をミッションとする企業で、しかも経営に近いところでやりたいと考えました。
そこで、経営コンサルタント、それも戦略コンサルタントになったらそういうことができるのでは、と思いアクセンチュアの門を叩きました。

アクセンチュアでのプロジェクトについて

movin:

まず、入社当時の御社戦略グループのご状況を教えて頂けますか?

浅井様:

私が入社したのは、2005年の4月、今から3年半前ですね。
その時は、新卒が12人と、僕ともう一人女性の方が中途で入社しました。

入社後の最初の研修で、パートナーから「ここは競争社会だ」ということを強調されまして、私は社会人経験があったので耐性がありましたが、この前まで大学生だった人にもこんなことを言うとは、すごい会社だと思いましたね(一同笑)

movin:

入社後のプロジェクト経験を教えて頂けますか?

浅井様:

最初のプロジェクトでもあった、専門小売分野の売り上げ改善プロジェクトが印象的ですね。
消費者リサーチが中心だったので前職での経験が非常にフィットしました。このプロジェクトは1年ほど続いたのですが、プロジェクト内での実績がマネジャーに認められまして。この最初のプロジェクトで成功したことが非常に良かったですね。
この活躍を契機に、アクセンチュア社内で「広告代理店出身でマーケティングに詳しい人間がいる」と言われるようになり、それ以来ブランド系のプロジェクトや、広告費最適化やメディア開発など、マーケティング系プロジェクトを数多く経験することとなりました。
広告代理店出身の人間がアクセンチュアには私しかいなかったこともあり、この類の案件はほとんど私に相談が来てますね。
あとはモバイル系の新事業など、BtoC系のマーケティング・新規事業系、いわゆるGrowth-Strategy(成長戦略)をメインで担当しております。

movin:

マーケティング等、前職で得た経験を生かせるプロジェクト中心といったところでしょうか?

浅井様:

そうですね。前職で得たマーケティング知見を生かせていますが、マーケティング知見だけでは全然ダメ。それ以上にコミュニケーション能力、特にクライアントのキーマンの懐に入り込む力というのが現職に活きています。
何を話せば相手を動かせるか。これは中途入社の方が長けているところですね。前職では、コミュニケーションを通じてクライアントの懐に入り込んでいくことが求められました。
しかし、コンサルタントは最初、データを分析しファクトベースで考え、示唆を出すことが求められます。一見両者はまったく異なるように見えますが、上にいけばいくほど両方必要になりますね。

アクセンチュアというファームについて

movin:

入社前と、実際に社員の方たちとお会いした後で、アクセンチュアの印象は変化しましたか?

浅井様:

入社前は、堅くてまじめで、人間味がない、というイメージをもっていました。しかし実際に入ってみると、全然そんなことはありませんでしたね。みんな面白い人でした。もちろん堅くて真面目な方もいますが。ただ、面白い人にも真面目な人にも共通しているのは、プロ野球と同じ「いつ2軍に落とされるか分からない」といったプロフェッショナルとしての緊張感を持ちながら仕事をしているといったところでしょうか。ここが前職とは全く異なるところです。
また、クライアントと非常に近い距離で話すんだな、と思いましたね。これも前職と大きく違います。クライアントに対して本当に熱く接します。そこは非常に良い環境だと思いますね。

movin:

その他のグループと一緒にお仕事されることはあるんでしょうか?

浅井様:

あります。システムのアーキテクチャなどのITの知見はITコンサルタントの社員の方が詳しいので、サポートしてもらうことが多々あります。
そこは他の戦略系ファームに比べた時のアクセンチュアの大きな強みですね。会社としてよい連携ができていると思います。また、クライアントの悩みを幅広く聞き、ビッグジョブにしていくことは戦略グループに求められる能力です。このアンテナを張っているのは戦略グループ固有ですね。

また、私たち戦略グループは基本的に忙しいですが、その中でメリハリをつけてワークライフバランスを保っています。入社前から非常にハードな組織だと知っていて、ハードワークも覚悟していました。実情は、長時間労働というよりも、報酬に見合う働きをしているかを日々問われるという意味でのハードさでした。「クライアントからいくら貰っているのか?それに見合った働きができたか?」と。当時は非常に大変でした。
しかし、1年程たって、きっかけをつかんでから、セルフマネージメントができるようになりました。趣味のサーフィンや極真空手は今でも続けています。やはり自分のワークライフバランスを掴むのは大事だと思います。

浅井様のコンサルティングスタイル

movin:

プロジェクトにおいて意識されていることはありますか?

浅井様:

浅井様基本的に、クライアントは変わりたくない。「変革」を恐れてしまうものです。これまでの成功体験があり、同じやり方を守りたいと思う。それはある意味当たり前です。しかし、世の中や競合環境が変化している以上、変わらなければならない。
そうしたジレンマをクライアントは抱えているため、我々はクライアント以上に「変わりたい、変えたい」と強く思うことを心がけています。精神論になるかも知れませんが、その気持ちはやはりクライアントに伝わると思いますからね。はじめはクライアントに煙たがれて当然、でも最後に好かれて感謝してもらえれば良いのです。
また、我々はプランニングの後に、その戦略を現場へ落とし込むところまでやっていますので、この気持ちは非常に重要だと考えています。
ですから、私はできるだけクライアント先に常駐することを心がけます。場所が無くても、狭い場所でも常駐します。一緒に変えていこうという意識ですから。もちろん弊社で常駐しない人もいますけどね。仕事のスタンス、スタイルはマネジャーによって、全然違いますね。
ファームとしてのコアバリューはあるのですが、プロジェクトにおいては、マネジャーが具体的な方針を決められます。クライアントとの距離が一番近いのはマネジャーで、すべてやるわけですから。

movin:

浅井様はいつごろマネジャーになられましたか?

浅井様:

入社後3年くらいですね。
マネジャーとして働く上では当然実力とやる気がなければなりませんが、その一方で、自分が意見する際に障害はありません。自由で、その分責任も伴います。

movin:

なるほど。その分やりがいも大きいといったところでしょうか。

浅井様:

まさにそうですね。
自分がマネージしたプロジェクトがうまくいったときは最高です。
たとえば、クライアントの利益創出を実感できたときですね。利益を上げて、クライアントに感謝されると、うれしいですよね。
あと、新聞記事に自分のプロジェクトが載ったときももちろん喜びを感じます。もちろんアクセンチュアという名前は出ませんが。あとは、アクセンチュアというより私という人間をお客さんが買ってくれるとき、バリューを出せたと実感しますね。

movin:

浅井様が考える、コンサルタントに要求される資質を教えてください。

浅井様:

構造化思考や論理展開力はあたりまえの世界で、それ以上に「次に何が必要なのか?」の構想力や発想力、もう少し具体的に言うと「大きな目線から、新しい論点・視点が出せるか?」が大切ですね。これを鍛えることは非常に難しいと思います。人生の積み重ねで築き上げられるものだと思うので。中途で入社される方は、その部分を一つの強みとして来られるといいかと思います。

また、他人事ではなく自分事にどれだけできるか、ですね。客観的視点、ファクトベースで考えることが求められるので難しいですが、クライアントのことを本当に考えて話せているか。
クライアントの方々は、もちろん自分の会社のために皆さん考えていらっしゃいますが、本気で考えて行動に移している方は実は非常に少ないんです。
そこで、私達が本気でクライアントのためを考え、行動することで、それをクライアントの1人、2人にでも共感頂き、変えていく。まさに、そういうことができるのがコンサルタントだと思います。

movin:

なるほど。浅井様は今後どういった方向を目指されるのでしょうか。

浅井様:

世の中のためになりたいですね。経営陣に加わる、会社のために何かやる。何でもよいのですが、なんらかの足跡を世の中に残したいです。人を、会社を、最後は世の中全体を変えていきたいです。ちょっと大きな話ですが。

movin:

そこに向けて日々邁進しているといったところでしょうか。
実際、お仕事は相当ご多忙かと思うのですが、モチベーション維持の秘訣は何かありますか?

浅井様:

異なる業界の人、それも成長志向の強い人と話をすることですね。そうすることで、いろいろな刺激をもらえます。自分の仕事を誇りに思えるときもありますし、もっと頑張らないと置いて行かれると思うときもあります。そうした刺激を受けることがポイントですね。

転職希望者に向けて

movin:

御社を志望する転職希望者に向けたメッセージが何かあれば。

浅井様:

浅井様戦略コンサルタントになろうとする動機には色々なものがあると思いますが、ひとつ言えることは「社会がどうなろうと、たとえ会社が潰れようと、どこでも通用するスキルが付く」ということです。
なぜなら、課題発見力、論理構築力、発想力などの戦略思考はもちろん、やはり一番身に付くのが「変革力」です。何かを変える、前に進める役割はどの会社、どの部署、どの領域にも普遍的に必ず求められるスキルですから。
もちろん、専門知識はその領域に応じて付ける必要がありますが、「変革力」は日々のコンサルティングプロジェクトの数と種類と深さの経験量で決定されますので、まさに戦略コンサルタントの現場で体得できるもなのです。

movin:

面接前の準備は重要でしたか?

浅井様:

非常に重要ですね。当社に応募してくる方はもともと地頭が良い方は多いかと思うのですが、準備不足で受からない方が多いのではないでしょうか。地頭だけで勝負できるほど甘い世界ではないですから。
私はコンサルへの転職を決意してから、相当勉強しました。MBAクリティカルシンキングや、大前研一さんの「考える力」など、色々本も読みましたね。この勉強が楽しかったので、もともとこの仕事が向いていたのかもしれません。ケースなどでも、本を読んでいるうちに考え方などが鍛えられていたので。とにかく準備することは必要ですね。ちなみに、私は大学でマーケティングをやっていましたが、ほとんどと言っていいほど勉強はしていませんでした(一同笑)
余談ですが、大学で勉強していなかったことも、先ほど述べたような「このままではまずい」という危機意識につながっているんだと思います。今、アクセンチュアに新卒で入ってくる人たちは大学で勉強し倒してくるんですよ。すごく申し訳ないです。だから、その分を取り返そうと今頑張っているということでしょうかね。(一同笑)

movin:

どんな人にきていただきたいですか?

浅井様:

一言で言えば、「スポンジのような人」ですね。好奇心が旺盛で、できる限り多くのことを吸収しよう、自分から積極的に成長していこうという姿勢を持っている成長志向のある人です。ベクトルは何でも構いません。
打たれ強いことは必要ですが、働いていれば打たれ強くなるので入社の際にはそこまで重視しないと思います。「素直さ」が打たれ強さのベースとも言えるのでそれが必要でしょう。
また、人が好きであること。相手に興味を持って、「なぜこの人はそう思うか?この人の真の悩みはなんだろうか?」を想像し、聞けることが非常に大事だと思います。
それから、強烈な課題や壁・限界を感じてきた人ですね。その障壁は厳しいものであればあるほど良いです。壁に当たって次に向かっていこうという前向きな姿勢が大事ですね。

movin:

なるほど。御社で生きていく上ではそういったマインドも非常に重要になってくるのですね。

浅井様:

そうですね。厳しい環境ですが、やりたいことは本当に自由に何でも言えますし、できます。また、それをサポートしてくれる優秀な仲間が数多くいます。
そうした志向をお持ちの方には最高の環境だと思います。チャレンジしたい方にはどんどん来て欲しいです。

movin:

はい。本日はお忙しいところお時間を頂戴し、ありがとうございました。

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