面接で大切なことは、面接官からのいろいろな質問を想定しその回答や説明を具体的に準備しておくことです。いわば、受験と同じです。また、想定していない質問も面接官からされる場合があります。その場に合わせたアドリブ力も重要になってきます。
まずは、転職理由ですが、
マイナスなワードはNGです。例えば、「仕事がつまらないから」「人間関係が良くないから」「待遇が悪いから」などよくある現実問題ですが、これらは自分次第で改善できると判断され、説得力もなく、採用企業からは自分自身で仕事を探せない、コミュニケーション能力がない、目の前に問題があると逃げてしまう可能性があるなど、マイナスにとられてしまうので注意しましょう。
この場合は自分都合ではなく会社都合に置き換えて説明するといいでしょう。「今の会社では実現できなかった仕事が出来る」「チームでは成績を上げているが会社として業績が落ちているため給与アップが望めない」など、個人的な不満ではなく、会社都合にしてしまうと納得のいく説明になると思います。
面接を受ける企業の情報収集も大切です。ホームページなどから会社概要や、事業内容、部門について公開しているものすべてに目を通し、しっかりと理解することが必要です。もし面接で、「弊社のこの商品だけど、あなただったらどう売る?」という質問に商品への理解や、販売チャネル、同社の商品への位置づけなどがわからなければ答えることはできません。その場しのぎで答えても面接官には気付かれてしまいます。
面接は候補者がマッチする人材かどうかを見極めている時間です。「採用するための面接」と言っていいでしょう。簡単な質問、たとえば「あなたの短所はなんですか?」に、「ひとつのことに熱中すると視野が狭くなってしまいます」と答えたら、面接官はどう思うでしょうか。人間だから悪いところだってあるよね。と思うだろうか。
前述したとおり、これは採用するための面接です。面接官は仕事だったらどうなるのかを思っているでしょう。簡単な質問にも仕事と関連して、面接官に即戦力だとアピールする必要があります。この場合には、自分自身の仕事に熱中するが、周りが見れなくなってしまう時があります。しかし、これについては自分でも認識しているところなので、常に周りの進捗や自分が関連している業務など俯瞰的にみるよう注意しています。と答えれば面接官の印象も違うでしょう。
面接準備をしっかりと進めることは重要だが、やりすぎにも注意です。
想定していなかった質問が来たら、頭が真っ白になってしまう人もいますし、すらすら暗唱するように答えても、かえって印象が悪くなってしまいます。回答する材料は用意しつつも、その場の雰囲気や面接官からの質問内容から臨機応変に対応していくことが大切です。
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