第二新卒コンサル転職の失敗例

第二新卒でのコンサルタント転職における失敗例を採用の段階別にご紹介いたします。

活動全体における失敗例

転職活動全体における姿勢や心構えで失敗に繋がるケースは数多くあります。
以下に失敗例をご紹介いたします。

転職エージェントの相性が悪かった

人材紹介会社といっても、すべての会社が同じクライアントを持ち、同じコンサルティングファームに紹介できるとも限りません。幅広く自身の可能性を見たい人にとっては、ここは重要でしょう。また、コンサル業界に精通しているか、というのも大事なポイントです。紹介は出来るが、コンサル業界についても、受けるコンサルティングファームについても良く知らないエージェントは実は多く存在します。エージェントがコンサル転職の肝を押さえているのかいないのか、ここで合否が決まってしまうといっても過言ではありません。

対策：エージェントを見極める 人材紹介会社のWEBページなどで、その会社のエージェントがどういった転職を得意としているのか。エージェントの方との面談の際には、コンサル業界のことや、各ファームについての特徴を聞いてみて下さい。しっかりと答えてくれれば問題はないでしょう。逆に何も答えずはぐらかしたり、この本を読んでくださいなど、エージェント自身の言葉で教えてくれない紹介会社は要注意です。

他力本願で転職活動を進めていた

転職エージェントや知り合いに話を聞いたり、面接対策をしてコンサルタントへの転職準備を皆様しているかと思いますが、注意したいのが頼りにし過ぎてしまうことです。弊社でも転職のご支援をさせて頂いた時に、弊社からの情報だけでなくご自身でもファームのHPや関連するインタビュー記事を読み漁り、知り合い、友達に話を聞いたり、ご自身で書籍を用意して勉強したりする方が転職成功する傾向が圧倒的に多いです。

対策：自発的に勉強をする 自分で探究心を持って動いていくことはコンサルタントに必要不可欠な能力ですので、転職準備、選考対策のうちから自分自身で行動していくことを心掛けていきましょう。

転職を早く終わらせようと焦っていた／転職に時間をかけ過ぎていた

現職と並行しながら転職活動を行うのはやはり大変です。ですが、転職活動を早く終わらせようと焦ってしまうと、書類の添削や面接対策のトレーニングを省いてしまい、準備不足となり不採用になってしまいます。逆に、必要以上に時間をかけ過ぎると、転職活動の疲労が蓄積してしまい、集中力とモチベーションの維持が難しくなり、やはり不採用になってしまいます。

対策：転職活動の期間を決めて計画的に進める。 仕事をしながらの転職活動はやはり大変です。なので、「○月までには終わらせる」と予め期間を決めておいて、そこから逆算して転職活動の計画を立てて集中的に転職活動を行いましょう。だらだらと書類準備や面接対策を行うと、実が入らなくなり、転職活動が上手くいかなくなります。

※「現職を辞めてから転職活動をする」ことはオススメしません。
「会社を辞めることで転職活動に集中できる」ことが有利に感じるかもしれませんが、「辞めてから次の転職先が決まるまでの期間(空白期間)やその間の生活費全般」に不安がどうしても残ります。加えて､活動がうまく進まず､転職先が決まらない不安や焦りが募ると｢希望していた業界･企業ではないが､すぐに働ける企業｣を選んでしまう恐れがあります｡

書類選考での失敗例

履歴書や職務経歴書、志望動機書も「何となく」で書いては書類選考の時点で落とされてしまいます。
以下に書類選考における失敗例をご紹介いたします。

経験やアピールポイントが不十分

これまでの経験が単に事実の羅列になっていたり、アピールポイントがありふれたものになっていて、一般的な範囲にとどまってしまうことが多々あります。そうなると、書類選考において自身の主張や想い・こだわり等が十分に伝えられずに不採用になることがあります。

対策：自身の「軸やこだわり」を持ち、それを明確に伝える これまでの経験を通して何を学んで何を身につけてきたか、そしてその経験から何を目指してどういう能力を活かしていくか、そういった転職における自身の「軸やこだわり」を明確に伝えるようにして、採用側に成長の伸びしろを感じられるようにしましょう。

文章が回りくどかった

自分のことをアピールしようと書類に書く情報を多くしてしまうと、結果的に文章が冗長となり、主張が何なのかが分からなくなってしまいます。コンサルタントには論理的思考力と概念化能力が求められます。情報が整理されておらず、主張が伝わらない文章ではコンサルタントとしての能力が備わっていないと見られてしまいます。

対策：簡潔にかつ論理的に書くようにする 自分の持つアピールポイントを全て書くのではなく、企業が求めるポイントを整理して簡潔に、そして主張を明確にして説得力を持たせて論理的に伝えるように心がけましょう。

面接での失敗例

選考において最重要となる採用面接。そこでは身なりをはじめ第一印象で合否が分かれることも珍しくありません。
以下に採用面接における失敗例をご紹介いたします。

言いたいことを言い過ぎた

コンサルタント転職に失敗してしまう一番のケースかもしれません。「面接は自分をアピールする場」と勘違いされる方は多いです。面接官に自分の魅力を伝えたい気持ちが先行して、つい話が長くなり情報を多く発信してしまう傾向があります。そうなると、面接官とのコミュニケーションが十分にとれず良い印象も持たれずに不採用となってしまうことが多々あります。

対策：面接官に「一緒に働きたい」と思わせる コンサルティングファームの面接では人事部門も面接官として出てきますが、多くは現場のコンサルタントが登場します。そのような方たちにアピールするべきポイントは「一緒に働きたい」と思ってもらうことの1点です。
一方的に話をするのではなく、面接官の質問に受け応えしていく中で、コンサルタントに必要とされる論理的思考能力とコミュニケーション能力を伝えられるようにしましょう。

転職後の失敗例

せっかくコンサルタントに転職できても、その後長続きしなければ転職は成功とは言えません。
以下に採用面接における失敗例をご紹介いたします。

コンサル転職前と転職後のギャップが大きい

せっかくコンサルティングファームに入社しても地道な仕事が多かったり、やりたいプロジェクトに参加できなかったり、前職でのスキルや経験があまり活かせず業務についていけないという転職後のギャップが転職を後悔している人の声としてあげられます。特に第二新卒など社会人経験が少ない未経験からコンサルに転職すると最初の数年は情報収集・分析や資料作成など地道な仕事が多い傾向にあります。

対策：コンサルタントの仕事や働き方を知る 転職する前にコンサルタントの仕事や働き方をしっかりと理解する必要があります。コンサルタントの仕事はコンサルティングファームの領域や種類によっても異なります。自分がどの業界でどんな仕事をコンサルタントとしてしたいのか、明確にしておきましょう。

コンサルティングファームのカルチャーについていけない

多くの日系企業は仕事のマニュアルや上司の指示があり仕事や役割が定められており、その環境に慣れている方にはコンサルの働き方は少し特殊に感じてしまうかもしれません。コンサルタントはクライアントから依頼された課題を解決するために必要な情報・作業を自分で判断していかなければならず、自分で考えて働くことが求められる場面が多くなります。コンサルは忙しい業界なので、受け身の姿勢では誰も教えてくれません。結果的に能力不足となり成果が出せず挫折してしまうケースが出てきます。

対策：素直で自走できるようにする コンサルティングファームに転職する場合は、自分の目で耳で役に立つ情報をつかみ取りに行く姿勢を意識しましょう。丁寧な研修とマニュアルがある日系企業とは違うこと前提に行動する必要があります。自ら積極的に動き先輩社員や上司、時には自分よりも若い上司や仕事のできる部下に話を聞いて様々なことを学ぶ素直さを持つことが大切です。

失敗例：精神的・肉体的な負荷に耐えられない

現在は働き方改革がなされて以前と比べると残業もだいぶ少なくなりましたが、プロジェクトが山場をむかえていたり、クライアントの都合により帰宅が遅くなることもあります。特に未経験からコンサルタントに転職した場合、慣れるまでは成果を出すためにどうしても長時間働く局面があるかもしれません。優秀な社員の中で勝ち残っていけるか、クライアントにとって自分は価値を出せているのかなど精神的に追い込まれる場面もあるかもしれません。正解のない中で大金を出しているクライアントの課題を解決しなければいけないというプレッシャーもあります。

対策：自分がコンサルタントに向いているか客観的に評価 年収が高いから、コンサルタントは優秀なイメージがありかっこいいからという理由で転職することはおすすめしません。なぜコンサルタントになりたいのか、自分のスキルやマインドはコンサルタントに向いているのか、一度自分を棚卸してみるといいかもしれません。
プレッシャーを楽しめる人や自分を負荷のかかる環境において成長させたい人、精神的・肉体的にタフな人はコンサルタントに向いているといえます。
弊社では、業界出身のキャリアコンサルタントが、コンサルティング業界独自の視点から客観的な評価を致します。自分では気付いていなかったコンサルタントとしての資質を見出せるかもしれません。是非一度弊社までご相談頂ければ幸いです。

キャリア相談会随時受付中

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