病院コンサルタントは、病院や医療機関を対象にコンサルティングを行います。
病院に特化しているということで、いわゆる「経営コンサルタント」と働き方や、必要なスキルなど違いはあるのでしょうか。


病院コンサルタントの具体的な働き方とその特徴や、実際に病院コンサルタントの方へヒアリングし、具体的な一週間の働き方も掲載してありますので是非ご覧ください。

医療・ヘルスケアコンサルタントの働き方の特徴

◇基本的な働き方は通常のコンサルタントと同じ
パートナーが案件を獲得し、マネジャーが案件の進捗や予算を管理、コンサルタントやアナリストが実際の資料作成・分析を担当します。資料作成においては、クライアントへのインタビューや社内外のデータを集計し分析するといった流れで仕事を進めます。そういう意味では、仕事の大きな流れとしては民間企業を対象としたコンサルティングも病院向けのコンサルティングも大きくは変わりありません。

◇病院特有の専門知識や慣習への理解が求められる
しかしながら、例えばインタビューの場合、医師や看護師・薬剤師といった医療専門職の方々を対象とするケースも少なくありません。その場合、彼ら彼女らとコミュニケーションするには医療業界に関する専門用語は当然ながら必須となりますし、必ずしも営利的な側面だけでなく公的な側面も求められる病院業界特有の慣習や考え方も理解しておく必要があります。病院業界に所属される方々のバックグラウンドや背景をしっかり理解したうえで仕事を進めていく必要があります。

◇複数のプロジェクトを掛け持ちで行うケースが多い
病院向けコンサルティングの場合、1人のコンサルタントが複数の案件を掛け持ちするケースが多いです。医療法人は、民間企業でいう中小・中堅ぐらいの売上規模のところが多く、大手の民間企業ほどコンサルタントにフィーを掛けられないというのも1つの理由でしょう。掛け持ちで案件を回していくため、よりマルチタスクの処理能力が求められることになります。同時に複数のプロジェクトを経験することができるため、早期に病院コンサルタントとしての能力を高めていくことができます。

◇地方出張が多い
特に基幹病院など大手を対象とする場合、クライアントは全国に散らばるケースが多いです。そのため、必然的に全国出張の機会も増え、移動に割く時間も多くなるため多忙になりやすいです。一方で、全国の医療機関・病院の課題解決に関われる可能性があります。

病院コンサルタント 1週間の働き方