税理士法人からのキャリアとしては、どの領域における経験を有しているかによって大きく変わってきます。

法人向けに一般税務業務を経験されている方は事業法人の経理職にて人材ニーズが高く、税務コンサルティング業務を経験している方は、事業再生やM&A・組織再編、事業承継等のコンサルティングサービスを提供している財務アドバイザリーに人材ニーズが高まっております。
財務アドバイザリーの領域は公認会計士の人材が多い一方で、税理士等税務バックグラウンドの人材が少ない傾向にありますので、常に一定の需要が設けられているようです。国際税務を経験している方は、大手事業会社の移転価格部門等、国際税務を扱う専門部署でニーズがある他、Big4系のアドバイザリー等、同サービスを提供するアドバイザリーにて、常に人材ニーズがあります。

求められる要件と致しましては、年齢とともに、資格×経験が高く求められる形となります。
　20代であれば税理士試験の2科目程度以上の合格×関連分野での業務経験、
　30代であれば税理士資格×同分野での実務経験
がある程度求められるのは言うまでもありません。

今回は、こうした背景を踏まえ、税理士資格有資格者、税理士試験科目合格者の最新転職成功事例につき、ご紹介させて頂きますのでご参考ください。

〜Case1：税理士⇒M&Aアドバイザリーファームへのご転職〜
〜Case2：税理士試験科目合格者⇒財務系アドバイザリーファームへのご転職〜
〜Case3：税理士事務所スタッフ(税理士関連資格なし)⇒日系大手会計コンサルティングファームへのご転職

今回3件の事例をご紹介させていただきましたが、税務系のバックグラウンドについては幅広く門戸が開かれております。
当然転職市場では年齢が上昇するに連れ、相応の資格や経験値が求められますが、上記事例はいずれもご経験と資格のバランスに加え、面接時に高い学習意欲が評価され、選考を突破したケースとなっております。

財務アドバイザイザリー領域においても、再生、M&A、その他財務アドバイザリー、税務専門職等、幅広くポジションがある上、各領域の採用動向は絶えず変化しておりますので、ご自身の希望の転職領域について常に最新の動向をupdateしつつ、機会を逃さないように準備しておくことが転職の成功の一つと言えるかと思います。