M&Aの年収
M&Aと言っても、多くの企業・プレイヤーが存在し、各領域においてその給与体系も変わってきます。
ここでは、
・投資銀行
・FAS
・M&A仲介
に分けて、どのくらいの年収なのかご紹介していきます。
現在各メディアが報じている企業年収ランキングにおいて、平均年収や生涯獲得賃金の上位はコンサルティングファームやファンド、M&Aに関連した企業が占めております。
その中でもM&Aキャピタルパートナーズ、日本M&Aセンター、ストライク、GCAといったM&A関連企業が例年最上位を占めております。
投資銀行の平均年収
投資銀行の中でも国内、外資で少し違ってきます。
国内の場合には大手証券会社がこの例に入ってきますが、証券会社の一部門になるため、ここだけを切り出して高い給与テーブルにすることは難しく、他部門より色付けした金額になってきます。
とは言え、国内大手証券会社は日本の企業の中でもトップクラスの年収になっていますので、そこからさらに給与が出るということは、ほぼ国内トップの年収になってくるかと思います。
企業によって、給与テーブルは変わってきますが、概ね以下の通りです。
国内投資銀行
ポジション | 年収 |
若手アナリスト(1〜3年目): | 500万円〜800万円 |
アソシエイト(3〜5年目) | 800万円〜1200万円 |
VP(バイスプレジデント) | 1200万円〜2000万円 |
ディレクター/MD(マネージングディレクター) | 2000万円〜3000万円以上 |
国内投資銀行では、ボーナスが基本給の20%から100%以上に達することが一般的です。特に優れた業績を上げた場合には、ボーナスがさらに増加することもあります。
これらの報酬は、企業の業績や市場環境に左右されるため、年によって変動することがあります。
外資投資銀行
ポジション | 年収 |
若手アナリスト(1〜3年目): | 800万円〜1200万円 |
アソシエイト(3〜5年目) | 1200万円〜1800万円 |
VP(バイスプレジデント) | 1800万円〜3000万円 |
ディレクター/MD(マネージングディレクター) | 3000万円〜5000万円以上 |
外資投資銀行ではTOPTierの企業では、全業界でもトップクラスの給与となっておりますが、外資すべてがというわけではなく、やはり超が付くほどの有名企業は上記通りですが、
中堅規模になると日系と同じくらいの給与テーブルになったり、実績に応じてその変動は出てくる傾向です。また日系以上に解雇リスクもあります。
FASの平均年収
監査法人会計事務所のBig4系列が有名なFASですが、コンサルティングファームと同じ給与レンジになるところが多いです。
ボーナスについては業績および個人パフォーマンスで変動してきますので、以下では基本給のみでご紹介しています。
ポジション | 年収(基本給) |
アナリスト(1〜3年目): | 500万円〜700万円 |
アナリスト(1〜5年目): | 700万円〜900万円 |
シニアアナリスト(3〜7年目) | 900万円〜1200万円 |
VP(バイスプレジデント) | 1200万円〜1500万円 |
ディレクター/MD(マネージングディレクター) | 1500万円〜2000万円 |
もう一つ参考例として、Big4FASの平均年収をご紹介します。
口コミサイトopenworks参照のため正確な数字ではありませんが、あくまでも参考でご覧ください。
PwCアドバイザリー全体の平均年収:1027万円
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)全体の平均年収:1061万円
KPMG FAS全体の平均年収:1243万円
EY全体の平均年収:884万円
M&A仲介企業の平均年収
M&A仲介企業は非常に年収が高いことでも知られており、上場企業における平均給与ランキングにおいてもTOP10に多くの仲介企業が入っていることが分かります。
成約時のインセンティブ制度により、一般のサラリーマンでは手に入らない年収を稼ぎ出すM&A仲介ですが、どの企業も高収入という訳ではなく、近年では役割分担をプロセスごとに分け、ワークライフバランスを重視したM&A仲介も出てきていますので、
年収面で全体平均を出すより、個社ごとに見ていくと良いかもしれませんので、こちら上場企業にフォーカスしてご紹介していきます。
M&Aキャピタルパートナーズ
2013年に上場を果たしたM&A仲介・アドバイザリーのリーディングカンパニーで、事業承継案件を中心に売りニーズを発掘し、買い手への売却を仲介。中小企業のM&Aという成長市場で、順調に業容拡大を続けています。
日本M&Aセンター
2007年12月に東証一部上場を果たし、日本全国のあらゆる業種をカバーする完全独立系のM&A仲介会社として、これまで4,000件を超えるM&Aを成功に導いています。
ストライク
M&A仲介会社では珍しく、企業評価や譲渡スキーム立案等の実務に精通した公認会計士を多数抱えており、社長の荒井邦彦氏も会計士出身です。2016年6月に東証マザーズに上場。
GCA
ユニゾン・キャピタルの創立メンバーの1人である佐山展生が創設したM&Aアドバイザリー。従来のM&Aアドバイザリー業務に加えて、グループ会社のGCA-FASや税理士法人にて積極的に周辺ビジネスを拡大しており、グループ一丸でシームレスにクライアントのM&Aを支援できる点が強み。
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#生涯給料!「東京都トップ500社」最新ランキング より
https://toyokeizai.net/articles/-/391784
M&A業界を志望する求職者からいただく、「年収」についてのご質問
- Q.M&A業界の平均年収は?
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A.売買規模や成約報酬、担当コンサルタントへの還元率によって異なりますが、M&A仲介大手3社の平均年収を見ますと平均1,400万円を超えており、各業界と比較しても高水準の年収を獲得することが可能と言えます。
- Q.M&A大手仲介会社 (M&Aキャピタルパートナーズ、 ストライク、 日本M&Aセンター) の年収は?
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A.東洋経済オンラインが発表している「賃金・生涯給料ランキング」において、他業界・他業種の名だたる上場企業を抑え、毎年トップ10にはいる高年収を実現しております。また、上場されていないM&A関連企業においても平均800万円と比較的高年収であり、ほとんどの企業では基本給+インセンティブの体系を採用しております。成績次第ではこれら平均年収を大きく超えた報酬を受け取ることも可能でしょう。
※市況や企業方針によって獲得可能年収が前後する場合がございます。
- Q.成功報酬(インセンティブ)制度による高年収獲得に魅力を感じ、M&Aに関わる職種への転職を希望しています。どのような人物像を求めていますか?
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A.大手M&Aアドバイザリー、M&A仲介各社とも経験者を積極採用している一方、M&A未経験の方も通年で積極採用しております。
多くのM&A企業における採用要件の傾向としては
- 法人営業における、実績に裏打ちされた高い営業力
- オーナー企業の社長や経営陣を説得させるコミュニケーション力
- 目標達成に対する強い執着心
- 誰からも好かれる人間性
- 貸借対照表(B/S) や 損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F)から経営状況を読み解く財務・会計スキル(日商簿記2級以上の知識)
など、「高いコミュニケーションスキル」「対法人への営業力・営業成績」「財務・会計のベーススキル」になります。
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