世界の大企業やパワーエリートがこぞって頼りにする最強のブレーン集団、マッキンゼー&カンパニー。なぜ、マッキンゼーは経済ビジネス分野にとどまらず、政治・軍事の分野にまで絶大な影響力を持ち続けているのか?長年にわたり業界の王者に君臨する巨大コンサルティング・ファームの実態に迫る渾身のノンフィクション。
読売新聞での書評も合わせて
会社には栄枯盛衰がつきものだ。時代の変化とともに新しく生まれる会社もあれば、変化について行けず消え去るものもある。
そんな会社に経営のアドバイスをするコンサルティング会社であれば、なおさら厳しい自然淘汰(とうた)の洗礼を受けているはずだ。ところが、業界最大手のひとつマッキンゼー・アンド・カンパニーは、なんと一世紀近くもしぶとく生き残ってきた。その謎を解き明かすのが本書の目的である。
著者は、経済環境の変化を縦糸に、同社の歴史を飾る登場人物を横糸としてコンサル業界の姿を鮮やかに紡ぎ出していく。たとえば、二〇世紀初頭にアメリカで起きた巨大企業の誕生、企業への規制強化、さらに企業財務を直撃した「大恐慌」は、まさにマッキンゼー創設者が考えていた経営者向けコンサルティングというビジネスに合致していた。そして企業が専門性を高めるなか、同社の「どんな問題にも答えを出すゼネラリスト型モデル」が効力を失いかけると、ときのマネージング・ディレクターは、「変革」を促すコンサルティングを企業に売り込むことで永久に続く仕事を確保したのだ。
しかし、本書を読み進めるにつれて読者は、「マッキンゼーは本当に企業経営の役に立っているのだろうか」という疑問を持つはずだ。なぜなら、本書にはエンロンの破綻に代表されるようなマッキンゼーによる明らかなコンサルティングの失敗例も紹介されているからだ。加えて著者は、マッキンゼーにはこれまで「伝説になるようなコンサルティングの仕事はまったくない」とさえ言い切っている。それならなぜ優良企業はこの会社に巨額のコンサル料を支払い続けているのだろうか。その答えは、最終節「結局、彼らは何をしたのか?」で明らかにされる。
企業経営の黒子に徹し、決して表には出てこないコンサルティング会社の何たるかを知る上できわめて価値の高い本だ。多くの方に一読を薦めたい。日暮雅通訳。
2013年 9月20日
読売新聞、ダイヤモンド社
マッキンゼー・アンド・カンパニーに関するニュースをお伝えします。どう動いているのかをWatchすることで、今後の動きを展望することができるはずです。 マッキンゼー・アンド・カンパニー関連ニュース
アクセンチュア(戦略グループ)Accenture
アーサー・D・リトルArthur D. Little
A.T. カーニーA.T. Kearney
ベイン・アンド・カンパニーBain & Company
PwCコンサルティング・ストラテジー(旧ブーズ)PwC Strategy&
ボストン コンサルティング グループThe Boston Consulting Group
コーポレイト ディレクションCorporate Directions, Inc.
ドリームインキュベータDream Incubator Inc.
マッキンゼー・アンド・カンパニーMcKinsey & Company
モニターデロイト(デロイト戦略グループ)Monitor Deloitte
ローランド・ベルガーRoland Berger
P&EディレクションズP&E Directions
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