MBAホルダー 転職・求人特集!コンサル、外資系企業への転職特集!
MBA(経営学修士)ホルダーは以前からコンサルティングファームや外資系企業、投資銀行やファンドなどファイナンス系の企業の選考で有利に働いていましたが、最近では日系企業やベンチャー企業においてもMBAホルダーの採用傾向が目立ちます。
MBAホルダーの方に向けて、MBAを活かして転職するときのポイントやMBAを歓迎している求人をご紹介します。
また、ムービンではマッキンゼー、P&G、モルガン・スタンレー、KKRなど各業界におけるトップ企業の求人を多数取り扱っています。転職を考えているMBAホルダーの方々に向けてキャリア相談会も実施中ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
MBAホルダーは転職できるのか?
MBAホルダーの方々が転職することはもちろん可能です。
そもそもMBAとはMaster of Business Administration(経営学修士)の略であり、MBAホルダーはMBAを取得した人のことを指しています。MBAは資格ではなく学位であるため、MBAホルダーであることは特定の分野に関する専門知識を習得していることの証明ともいえます。
ただし、MBAを取得していることが採用の決定打になるというわけではありません。
どの企業や業界にも言えることですが、中途採用において鍵となるのはこれまでの経験や実績であり、MBAホルダーであることはそこに付加価値が加わるようなイメージです。
ここではMBAホルダーの方が選考においてどのような点に注意すべきなのか、転職を成功させるために抑えるべきポイントについて解説いたします。
転職市場でMBAが評価される理由・ポイント
MBAホルダーが転職時に評価されやすい点としては、下記の2点が挙げられます。
・論理的思考力
・英語力・コミュニケーション能力
下記では、それぞれの能力が具体的にどのような点で評価される傾向にあるのかについて記載していきます。
論理的思考力
MBAホルダーの方々は、ビジネスにおいて必要不可欠である論理的思考力に長けているという点で、評価されやすい傾向にあります。
ソーシャル経済メディア大手の「NewsPicks」に所属しながらビジネススクールに通い、MBAを取得した株式会社LA Solutions代表取締役CEOの入駒慎吾氏は、MBAを取得することはビジネスのルールを知ることと同じだと述べている他、以下のようにコメントしています。
ビジネススクールでは、しっかりとしたビジネス知識をベースにした議論を何度も、何度も交わすことにより、総合的な思考力を鍛えることが可能になります。たとえば自分自身のビジネスアイディアに対してそのビジネスをやるべきかどうか、そのメリット、デメリットなどを様々な立場の人たちから意見してもらうのは、ビジネスをやっていく上で得るものが絶対的に多いでしょう。
※NewsPicksより一部抜粋
さらにビジネススクールでは、基本的な経営学やマネジメントにプラスして時代に沿った流動的なカリキュラムが用意されているため、MBAホルダーの方々はビジネスの基礎に加えて今後起こりうる問題を予測し解決する実践的な力が養われているかと思います。
そして転職市場においては、前述しているような論理的思考力が非常に重視されています。特にトップ外資系戦略コンサルティングファームの選考ではその傾向が顕著に表れており、選考ステップとしてケース面接のような論理的思考力のチェックが含まれていることも考えられます。
これらの点を踏まえると、MBAを取得するまでの過程で高い論理的思考力を養い、即戦力として活躍できるMBAホルダーの方々に対する企業側の期待値は高いといえるでしょう。
英語力・コミュニケーション能力
現在は国内でMBAを取得できる大学も増加していますが、やはり選考を有利に進めることができるのは、海外でいえばスタンフォードやハーバードなどの米国TOP10といわれる大学やヨーロッパの有名大学、日本であれば一橋などのMBA取得における最難関といわれる大学でMBAを取得したケースだといえます。
また、MBA取得において最高峰といわれる大学には世界中から優秀な人材が集まっており、異文化や多様性の中でビジネスについて議論することになります。
つまり、前述しているような大学でMBAを取得している場合、グローバルな視点でビジネスにおいて第一線で活躍できる英語力・コミュニケーション能力があると評価されます。
マッキンゼー・アンド・カンパニー、P&G、モルガン・スタンレーなどの外資系企業への転職にはビジネスレベルの英語力が必須であることに加えて、近年では日経企業においても海外事業に注力している企業が増加しています。
一例として、リクルートは売上の半分が海外事業と言われているほど急速に事業のグローバル化が進んでおり、海外事業においても即戦力となるビジネスレベルの英語力を兼ね備えている人材を求めています。外資系企業はもちろん日系企業でも国際的な事業展開が拡大している今、MBAホルダーの方々が持つ英語力やコミュニケーション能力は転職を有利に進めるためのツールとして大きな意味を持つといえます。
参考:外資系企業の方がMBAは評価されやすい?
特に、コンサルティングファームや投資銀行などの外資系企業では経営陣がMBAホルダーであることも多く、日系企業と比較するとMBAホルダーへの評価が高い傾向にあります。
海外MBAと国内MBAならどっちが有利?
これまでの内容を踏まえると、世界的にみれば日本はまだまだMBAに対する認知度が低いともいわれていますが、コンサルティングファームや外資系企業での転職を考えている人にとっては、MBAホルダーであることが書類選考で有利に働く可能性があるといえます。
一方で、「MBA」と一括りにしてはいるものの、MBAは海外のビジネススクールで取得できる「海外MBA」と国内のビジネススクールで取得できる「国内MBA」の2つに分けることができます。それぞれが転職においてどの程度有利に働くかというのはMBAを取得したビジネススクールの認知度によって異なっており、たとえば日系企業への転職を考えている人の場合には、国内での認知度が高い国内MBAの方が有利に働きやすいといえるでしょう。
他方、海外での転職を考えている人の場合には、志望している企業の周辺地域で特に知名度の高いビジネススクールにおいて海外MBAを取得した方が有利に働く可能性を高められるといえます。
また、国際的に知名度のある海外MBAを取得した場合には、海外や国内を問わず転職において有利に働くことが考えられます。
MBAホルダーの採用動向
コンサルティングファーム
コンサルティングファームへの転職においてMBAホルダーであることがプラスになる可能性はありますが、MBAホルダーであることが必須条件というわけではありません。
前述しているようにアメリカやヨーロッパでMBA取得に関してTOP10入りしている大学や、一橋など国内でもMBA取得に関して認知度の高い大学であれば転職で有利に働く可能性がありますが、それ以外の場合にはまだまだ国内での認知度は低いといえるでしょう。
また、業界未経験で戦略コンサルティングファームへの転職を考えている場合、書類選考の時点である程度の学歴が求められる傾向にあります。ただし年齢にもよりますが、MBA取得に関して最も有名ともいわれているハーバードビジネススクールをはじめとした世界的に認知度の高いMBAを取得していると、再就職にも有利に働きやすいといえます。
一方で、あくまでもMBAホルダーが有利になるのは書類選考でのお話です。
最も重要なのは問題解決能力とそれを裏付ける実績・経験になってきます。
外資系企業でのMBA採用動向
外資系企業においてもMBA取得者は優遇される傾向にあります。
すでにMBAホルダーの方々が最前線で活躍されている企業であれば、書類選考時点でのMBA取得者に対しての見方も変わってくるといえるでしょう。
ただし、採用する企業側が重要視するポイントが実務経験であることに変わりはありません。そのため、MBA取得後は志望している企業や専門分野を強化し、自分自身がどの業種・業界のプロフェッショナルであるのか、その業種・業界においてMBAホルダーとしてのスキルをどのように生かせるのかを明確にすることが重要だといえます。
MBAホルダーが転職を成功させるには?
MBAがあるだけで転職が有利になるわけではない
年齢や応募先企業によって異なりますが、これまで述べているようにMBAがあるからといって必ずしも転職活動がスムーズに進んでいくというわけではありません。
企業側の評価基準としては、過去にどのような実務経験があるか、面接においてどのような印象を受けたか、という2点の比重が大きいといえるでしょう。
下記では、事業会社と金融機関、コンサルティングファームに着目し、MBAホルダーが転職を成功させるためにどのようなスキルがポイントになるのかを解説していきます。
事業会社・金融機関は即戦力が求められる
まず、事業会社や金融機関においてMBAホルダーが転職を成功させるためのポイントは、実務経験だといえます。
事業会社や金融機関の中途採用において最重要視されているのは自社にとって即戦力になるかどうかであり、MBAホルダーであることはあくまでも実務経験にプラスされている付加価値として評価されます。
そのため、MBAを取得することをゴールに据えるのではなく、MBAを取得したことでどのような強みが生まれたのか、志望している業界や職種においてどのように活かすことができるのかをより具体的にイメージし、言語化することが大切だといえます。
コンサルティングファームはポテンシャル採用
コンサルティングファームでは、事業会社や金融機関の中途採用とは異なり、未経験者のポテンシャル採用も実施しています(ポジションやファームによってはある程度これまでの経験やバックグラウンドに関する基準が設けられている場合もあります)。
コンサルティングファームのポテンシャル採用で求められるスキルは、下記の2点です。
・論理的思考力
・コミュニケーション能力
繰り返しにはなってしまいますが、MBAを取得している方であれば上記の2つのスキルについてはビジネススクールでも実践的に学んでおり、習慣づいていることと思います。
そのため、MBAホルダーの方々がポテンシャル採用において意識すべきは、自身の論理的思考力とコミュニケーション能力についてどれだけ解像度を上げて面接の中でアピールができるか、という点に尽きます。
コンサルティングファームの面接で聞かれることが多い質問としては下記のようなものが挙げられますので、事前に整理しておくことをおすすめします。
「なぜMBAを取ったのか?」
「なぜ転職するのか?」
「なぜコンサルなのか?」
「なぜ応募先の企業なのか?」
上記の質問を含めて、コンサルティングファームの面接ではこれまでのキャリアや転職までの過程などについても深堀される可能性が高いといえるでしょう。
MBAホルダーの転職先は?
MBAホルダーの方々の転職先として多いのは、コンサル、IT、メーカー、総合商社などが挙げられます。
特にコンサル業界は、DXをはじめとして自社だけでは対応できない課題の改善や取り組みが急務となっていることからニーズが高まり、大きな成長を見せています。また、それに比例する形でコンサルティング業界へのMBAホルダーの転職率も高まっているといえるでしょう。
今後企業が成長するうえで避けられない課題の解決に向けて、MBAホルダーの方々に対する企業側の期待値も高まっていることが予想されます。
転職支援事例・体験談
弊社ムービンでは多くのMBAホルダーの転職をご支援させていただいております。
これまでにご支援させていただいた方の前職やバックグラウンド、転職先などを下記に掲載しておりますので、ご参考になれば幸いです。
直近の転職支援事例(一部)
名前 | 前職 | 学歴 | → | 転職先 |
NDさん 男性 28歳 | 外資消費財メーカー | 有名私立大学 | → | 外資系コンサル |
MKさん 女性 29歳 | メガバンク | 国立大卒 | → | 外資系コンサル |
RIさん 女性 27歳 | 広告代理店 | 国立大卒 | → | 外資系コンサル |
OTさん 男性 29歳 | 総合商社 | 国立大卒 | → | 外資系コンサル |
RTさん 男性 30歳 | 総合商社 | 国立大卒 | → | 外資系コンサル |
THさん 男性 29歳 | 大手IT企業 | 有名私立大 | → | 外資系コンサル |
UTさん 男性 28歳 | 大手IT企業 | 有名私立大卒 | → | 外資系事業会社 |
TMさん 男性 28歳 | 総合商社 | 国立大卒 | → | 外資系事業会社 |
AIさん 女性 29歳 | 官公庁 | 国立大卒 | → | 外資系事業会社 |
KHさん 男性 33歳 | 外資系コンサル | 国立大卒 | → | 外資系ファンド |
SIさん 男性 33歳 | 日系投資銀行 | 国立大卒 | → | 外資系ファンド |
CKさん 男性 31歳 | 外資系コンサル | 有名私立大卒 | → | 外資系ファンド |
YTさん 男性 29歳 | 外資系コンサル | 国立大卒 | → | 外資系投資銀行 |
TOさん 男性 28歳 | 会計士 | 有名私立大卒 | → | 外資系投資銀行 |
KKさん 男性 29歳 | メガバンク | 国立大卒 | → | 外資系投資銀行 |
MBAホルダーの転職体験談
弊社ムービンでは、未経験から人気のコンサルティングファームへキャリアチェンジしたMBAホルダーの方々のご支援実績がございます。
下記では転職体験談を一部ご紹介しておりますので、現在同じような状況にあるというMBAホルダーの方々はぜひ一度ご覧ください。
MBA転職におけるよくあるご質問
下記では、転職活動を行っているMBAホルダーの方々からいただくことの多い質問と回答をまとめています。
MBAホルダー向けキャリア相談会
弊社ムービンではMBAホルダーの方向けにキャリア相談会を実施中です。MBAを活かしてキャリアチェンジをお考えの方、MBAを取得したもののキャリアに悩んでいる方は是非お気軽にご相談ください。
MBAホルダー歓迎求人
MBAホルダーを歓迎しているコンサルティングファームや金融機関、事業会社の求人をご紹介します。興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
(このほかにも多数求人はございます。)








MBAホルダー向けキャリア相談会
弊社ムービンではMBAホルダーの方向けにキャリア相談会を実施中です。MBAを活かしてキャリアチェンジをお考えの方、MBAを取得したもののキャリアに悩んでいる方は是非お気軽にご相談ください。
【特集】MBA×コンサル
上述した通り、中途採用においては即戦力性が求められます。
そのため、希望するキャリアがこれまでの経験・実務とかけ離れている場合、MBAを取得しすぐに転職することは難しくなっています。
ですがMBAホルダーの中にはMBAの知識を活かし、キャリアチェンジしたいという方もいると思います
では一体どうすればいいのでしょうか?
年齢や職種にもよりますが、MBAをすぐに活かそうとせず、ワンステップ踏むことを考えることも大切です。
ここからは、MBA取得者に人気の転職先であり、キャリアの選択肢を拡大するという意味でワンステップとしても効果的なコンサルティングファームへの転職についてフォーカスしてご紹介します。
そもそもコンサルタントとは?
コンサルタントとは、クライアント企業の経営課題明らかにし、企業の戦略立案や業務プロセス改善、システム導入など、その課題を解決するための方法を考える、あるいは改善の手伝い、アドバイスをする仕事です。
そもそもコンサルタントは「相談する、助言を求める」という意味の英語の「コンサルト(consult)」が由来となっており、何かしらの商品を売るのではなく、課題解決のコンサルティングそのものがサービスであり、その対価を受け取る職業です。
簡単に言えばコンサルタントの仕事は「クライアント企業をいかに儲けさせるか」に尽きます。
コンサルタントは、それぞれが専門性を持って問題解決に従事しており、例えばプロジェクトの種類でいうと経営戦略、IT、人事、金融・財務、など細かく分かれており、業務内容も異なります。クライアントも様々で、製造業・流通・公共・医療・金融・通信など幅広い業界の企業がクライアントになります。
MBAホルダーがコンサルを選ぶ理由
・年収アップ!最上位職は億越えも!
・将来企業したい!どこでも通用するビジネス力
・キャリア選択肢拡大!好きな会社に転職できる!
・ポテンシャル採用が中心のためコンサル未経験から業界トップ企業に挑戦できる!
MBAホルダーの方がコンサルティングファームを転職先として選ぶ理由は様々ありますが、このような理由が多く見られます。
上述した通り、コンサルティングファームではテーマ×業界で無数の組み合わせがあり、プロジェクトを通じて様々なビジネスを経験することができます。
MBAで学んだことを実践することもでき、どこでも通用するビジネススキルが身につくため、将来独立して起業したい方や、投資銀行・PEファンドといった即戦力性が求められる企業へ転職することも可能です。(※年齢や経験にもよりますが)
実際に弊社ムービンの転職支援でMBA取得後、コンサルに転職した方の転職理由を一部ご紹介します。
RSさん 31歳 女性 官公庁
卒業後のキャリアは、社会貢献性が維持しやすく、課題解決に注力でき、成長を常に求められる環境を希望しており、色々思案した上でコンサルタントを目指すことにしました。
YYさん 28歳 男性 ベンチャー企業
スタートアップベンチャーにてマーケティングを担当していましたが、業務を通じて不確定で変化の早い現代において、最善な判断を行っていくためには自分自身の更なる成長が必要だと痛感し、意を決して会社を辞め国内のビジネススクールに進学しました。
ビジネススクールを卒業後は仕事を通じて多くの経験が得られるコンサルタントの職につきたいと考えていました。
コンサルタントに求められる人材像やスキル
スキル面においては以下のコンサル適性が求められます。
コンサル未経験者の中途採用においては基本的に「ポテンシャル採用」を行っています。
そのポテンシャルとは
論理的思考能力(ロジカルシンキング)
コミュニケーション能力
の2つの能力で、書類選考や面接において候補者に「コンサル適性」があるのか見極めています。
コンサルタントの仕事は企業の経営課題を明らかにし問題解決することで最終的に「クライアントの収益をあげること」ですが、実際に経営の経験を積んだ方は少数であるため、ポテンシャルが重要視されています。
一部のファームやポジションによっては相応の経験・バックグラウンドが必要になってきます。
金融機関向けのコンサルタントであれば、金融関連の職種であること、人事コンサルであれば同じく人事経験と、親和性が求められる傾向にあります(絶対ではありませんが)。
求める人材像においては、業界を代表するコンサルティングファームのコンサルタントの方々にお話を伺ってきたので一部抜粋してご紹介します。
マッキンゼー・アンド・カンパニー
シニアパートナー 桑原 祐 氏
マッキンゼーは明確にポテンシャル採用です。
では何をみてポテンシャルを判断するのかというと、大きく分けて2つあります。
「人間力」と「問題解決力」です。
「人間力」というのは、「Client Interest First」と「People Development」をベースに考えています。
つまり、クライアントのことを第一に考えるのが大事で、さらに人を育てることも大事なわけですから、本質的に人に興味がないとこのミッションを達成することは絶対にできません。
そのため、人に対する「共感力」「エンパシー」が本当にあるか、人としての魅力があるかというのを見ています。
あとは「協働する」ことができるかどうかです。協働するということはチームで動けるということです。また、協働する中では「リーダーシップ」も必要になります。つまり「協働するリーダーシップ」というのは非常に難しいものなので、このような動き方を今までの人生の中でしてきたかどうかを見ています。
これは、部活動でもいいですし、サークル活動でもいいですし、仕事の中の経験でもいいですし、何でもいいんです。どこかで「協働するリーダーシップ」をやってきたかどうか、です。
そしてもう一つの「問題解決力」ですが、ただナイスガイなだけではコンサルティングは難しいので、明確にロジカルシンキングが強いことが大事です。ですが、これは単純に「頭が良い」ということではありません。物事を考え抜くことに努力をする力があるか、徹底的に考え抜こうとするか、です。考えるきっかけとなる好奇心や探求心があるかも大事です。
何かについて考えていて、「あ、大体分かったからもういいや」という方はマッキンゼーには向かないです。「こうかな」という答えが出たら、「ん?まてよ、でも…」とさらにもう一段深く入って考えてみる。そしてさらに、まだもう一段入っていく。というような考える力のことです。
マッキンゼー・アンド・カンパニーへの転職・中途採用情報
ベイン・アンド・カンパニー
マネージング・パートナー 奥野 慎太郎 氏
DXのような非連続な発展の可能性や、パンデミックやマクロ経済の逆風といった様々な要因にからくる不確実性の高い時代で、ビジネスイシューも単独で考えられるものはなく、統合的に考えることができるコンサルタントが不可欠です。
ベイン・アンド・カンパニーへの転職・中途採用情報
ローランド・ベルガー パートナー
中野 大亮 氏
クライアントから弊社のコンサルタントが高い評価を得る要因として「提案する力」や「仕掛ける力」があると思います。
クライアントが「この人たちよく分かっているな」とか、「新しい切り口を持ってきてくれたな」とか、「我々の思いを汲んでくれているな」などと思って頂けるような、いわゆる"Audience Analysis(オーディエンスアナリシス)"を大事にしています。
つまり、ある1つのテーマでもその裏側に潜む"Hidden Agenda"のようなものが当然あって、例えば「クライアントのこのキーパーソンは次の昇進を目指して大きな手柄を欲しがっている」など、極端な話をするとそう言った「裏側」まで読みに行くような"Audience Analysis"にまで緻密に気を配っています。
ローランド・ベルガーへの転職・中途採用情報
必要な資格はあるのか?
特別なスキルや資格は必要ありません。このことからもMBAホルダーの方はMBAがあるからといって転職できるわけではないことがわかります。
英語については、一部のコンサルティングファームでは英語を使ったケース面接、外国人との英語面接を実施します。ただし、ほとんどのコンサルティングファームは日本語だけで対応可能です。
以下の記事でコンサルタントに必要な資格について詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
コンサルタントに必要な資格
選考ステップ
書類→適性検査(実施しない場合もあり)→面接複数回
ケース面接と呼ばれるコンサルティングファーム特有の面接が実施されることもあります。
ケース面接ではコンサルティングファームで実際に取り組むような課題について解決策を面接官とディスカッションしていく形式の面接です。
現役のコンサルタントが面接官をやることが多く、ケース面接を通じて候補者の論理的思考力や課題に取り組む姿勢をチェックし、コンサルの現場で一緒に働いていけるかを判断しています。
ですので「特定の回答を出すこと」を求められているわけではなく「考え方」を見られており、論理的に説得力のある自分なりの結論を示すことが求められるのです。
ビジネススクールにおいて議論を重ねてきたMBAホルダーの方は、ケース面接で論理的思考力とコミュニケーション能力をアピールすることができるかと思います。
面接のポイント
コンサルの面接では
「なぜ転職するのか?」
「なぜコンサルなのか?」
「なぜ応募先の企業なのか?」
そしてMBAホルダーの方は
「なぜMBAを取ったのか?」
について質問を深堀されますのでキャリアに一貫性をもって話すことが必要です。
これまでの職務経験から論理的思考力・コミュニケーション能力といったコンサル適性をアピールすることができれば、選考を通過する可能性が高まるでしょう。
転職成功者に聞いた「どんな対策をした?」
情報収集
Kさん 29歳(アクセンチュアへ転職)
書籍を2冊ほど読み、インターネットや新聞、雑誌などから各社の特徴や注力分野をリサーチしたり、ムービンのHP掲載の各ファームのインタビューも一通り目を通しました。
T.K.Mさん(ボストン コンサルティング グループへ転職)
基本的に読書:論理的思考、データ分析、マーケティング、経営理論、リーダーシップなどに関する本。特にムービンさんがお勧めして下さった本は2回以上読んだものも多い。
Aさん(デロイト トーマツ コンサルティングへ転職)
ムービンのエージェントさんとの面談を通じてコンサル業界の理解を深め、さらにコンサル業界関連の書籍で振り返りながら細かい部分を見ていきました。
書類対策
Nさん 26歳(アビームコンサルティングへ転職)
コンサルファームが一般的に求めている能力を理解した上で、どんな能力が自分の中で活かせそうか分析した上で職務経歴書を作成しました。私は面接力が平均以下たっだので、とにかく自分の強みをアウトプットできるように書類でしっかりと自分自身を棚卸ししました。
Nさん 29歳(日立コンサルティングへ転職)
ムービンさんと履歴書、職務経歴書を添削ベースでやりとりして仕上げていきました。勘所を教えて頂いたので仕事もしながらですが約1週間ほどで完成しました。またファームよっては志望動機が必要だったので、全部ムービンさん頼りになっていましたが、すり合わせをしながた作っていきました。
Sさん 28歳(ローランド・ベルガーへ転職)
ムービンさんに頂いたアドバイスやリファレンスを踏まえながら、転職を決断するに至った経験を軸にしながら準備。当たり前ではありますが、相手の求めていること、そしてこちらが最も伝えたいことをしっかり織り込みながら整理
面接対策
Yさん (マッキンゼーへ転職)
ケースの解法の本を数冊読み、通勤時間などを使って自分でお題を決めて、ひたすら数をやっていました。さらにムービンさんにも都度見てもらい指摘ポイントを頂きながら、また自分でやってみるを繰り返していました。
TAさん(A.T. カーニーへ転職)
応募ファームの説明会に参加したり、インタビューが掲載されているWebサイトやファームHPをチェックしてイメージを膨らませていました。あとは実際の面接を受けた後にムービンにフィードバックしてアドバイスをもらい軌道修正しながら進めていきました。
K.Rさん(ベイン・アンド・カンパニーへ転職)
書類:筆記:面接の質問:ケース=1:0.5:0.5:8 ぐらいの割合でケースに大きく時間を割いていました。ムービンさんから例題を頂いたり、質より量だと思って、自分で考えたケースや過去出た問題をひたすらノートに解いていきました。
コンサルタントの年収・給与
以下ではマッキンゼー、ベイン、BCGをはじめとする複数の外資戦略コンサルティングファームから収集した情報をまとめ役職別に年収水準を取りまとめました。
そのため下記の表には該当しない例外的な給与や役職の事例も存在し、一概にこの給与というわけではありません。
個別のコンサルティングファームの実情と比較すると役職名や数値が異なる場合もありますのであくまでも参考数値として見て下さい。
役職 | 年齢 | コンサル経験 | 固定給与 | 業績賞与 |
アナリスト | 22潤オ28歳 | 0潤オ3年 | 500潤オ800万円 | 固定給の20% |
コンサルタント | 25潤オ35歳 | 0潤オ6年 | 900潤オ1300万円 | 固定給の20% |
マネージャー | 28潤オ40歳 | 2潤オ10年 | 1400潤オ2000万円 | 固定給の30% |
プリンシパル | 32潤オ45歳 | 5潤オ15年 | 1700潤オ2500万円 | 固定給の30% |
パートナー | 35歳以上 | 7年以上 | 2500万円以上 | 業績次第 |
MBAホルダー向けキャリア相談会
弊社ムービンではMBAホルダーの方向けにキャリア相談会を実施中です。MBAを活かしてキャリアチェンジをお考えの方、MBAを取得したもののキャリアに悩んでいる方は是非お気軽にご相談ください。
MBA 関連情報
キャリアアップのためにMBA(経営学修士)取得を目指す人は少なくありません。
毎年、米国を中心とした海外でMBAを取る日本人が約700人いるといいます。
企業の海外へのMBA派遣も一部の大手企業を除き、以前よりは少なくなりましたが、それでも自費でという考えをもった方も多くなってきています。
さてそのMBAですが現在では国内MBAも主流となってきていますが、海外と国内ではMBAにおける評価が違うのか、さらにはMBAホルダーは転職に有利なのか、その他MBAランキングなどの情報も含めてご紹介していきます。

採用動向
MBA採用動向
コンサルティング会社や外資系投資銀行への転職ではMBAホルダーは有利になりますが、MBA必須という雰囲気は薄れてきています。

ランキング
就職希望ランキング
MBA取得者が働きたい企業ランキングです。(money.cnn.comで紹介しているコンテンツになります)是非ご自身のご参考にしてみて下さい!

ランキング
MBAランキング
海外のサイトから参照したMBAランキングです、現在活躍中の日本のビジネスパーソンも合わせてご紹介致します。

転職情報
MBA取得は転職に有利?
MBAが好まれる傾向のある企業において、選考時に実務経験の付加価値能力として評価されます。

転職情報
日本国内のMBAは意味がない?
日本国内MBAに限らず、MBAについてはそのもので有利になるわけではなく、MBAで学んだことをどう体現するかが重要になります。