コンサルティングファーム出身の女性キャリアコンサルタントがお答えします。
年々コンサルティングファームに就職・転職される女性が増え、弊社にご相談される方も多くなっています。働き方改革や、各社のワークライフバランス改善により「コンサルタントというキャリア」を考える女性も増えてきているように感じます。
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コンサルティングファームにおける女性コンサルタントの比率は、各社様々ですが平均して20%程度が一般的だと思います。一部上場企業を含む有名企業での割合が約25%なのでコンサルティングファームは少し低いですが、同水準程度と言えます。
もちろん社員だけでなくパートナー、マネージャークラスの管理職の比率も年々上がってきており、Working Mother誌の「ワーキングマザーにとって理想的な会社上位100」にコンサルティングファームも多くランクインしています。
現役コンサルタント、またコンサル出身者で現在ビジネスプロフェッショナルとして活躍している方も多く、以下のような方々がいらっしゃいます。
南場智子 氏(元マッキンゼー パートナー)
DeNAを設立し、現在は同社取締役、内閣IT戦略本部員などを務める。
村上順子 氏(元BCG、ベイン・アンド・カンパニー)
LVMHに転職後、現在はモエ・エ・シャンドンにて社長室付の戦略・事業支援担当として勤務。
津坂美樹 氏(BCGシニア・パートナー&マネージング・ディレクター)
マーケティングのグローバル・リーダーも務める。2005年に、Consulting Magazine誌の「世界のトップコンサルタント25人」の1人に選出された。
出口恭子 氏(元ベイン・アンド・カンパニー)
コンサルタント後はJohnson & Johnson(日本支社マーケティング副本部長)などを経て、現在は日本ストライカー株式会社の代表取締役社長を務めている。
コンサルティングファームでは、男性だから、女性だからといった昇進基準や待遇はありません。クライアントにどれだけ高い付加価値を出すことが出来て、貢献できたのかがポイントになっています。「コンサルタントの働き方」という面では全員が同じですので、働いた結果を正当に評価されやすい環境と言えるでしょう。
とはいえ男性より多くの様々なライフイベントが待ち受けている女性にとっては、その変化により働き方や、生活環境も変えなくてはならず、柔軟に対応がきく企業が良いことにこしたことはありません。
近年各社では働き方改革、ダイバーシティ、ワークライフバランスの改善が活発であり、女性であれ、男性であれ就業しやすい環境になっています。
ボストン コンサルティング グループ(BCG)
ワークライフバランスに関する問題に対して表面的なアプローチだけでなく、Apprenticeship in Action (AiA)というイニシアチブを立ち上げ、社員の定着率や満足度の向上、管理職への昇進を推進するための主要なテーマにおいてよりよい働き方を追求しています。
ワーキングマザーへの支援や、さまざまなキャリアパスやポジション、海外オフィスへの転勤、時短勤務など、能力や個人の希望に合わせ柔軟な選択が可能となっています。
「女性が働きやすい職場ランキング」や、Working Mother誌においては「ワーキングマザーにとって理想的な会社上位100」において選出されており、女性コンサルタントの活躍のため、非常に力を入れています。
アクセンチュア
Japan Women's Initiativesを立ち上げ女性社員が最大限の能力を発揮して活躍できるよう、経営・人事・現場が一体となり様々な活動に取り組んでいます。
短日短時間制度や在宅勤務制度などの選択が可能で、女性の管理職推進に向けても積極的であり、社員が仕事と私生活のバランス(Work Life Balance)を取りながら、多様な働き方ができるよう仕組みを整えています。
女性社員の割合は28.5%、グローバルで38%となっており、日系ウーマンの「女性が活躍する会社Best100」、Working Mother誌においても「Best Compnay 100」に選出されています。
ベインアンドカンパニー
グローバルでサポート制度やトレーニング、メンターシップ等を提供しており、2016年まで9年連続で「働く母親が働きたい会社100」に選出されています。
ベインでは「グローバル女性リーダーシップ協議会」という組織があり、キャリアや採用の活発化、管理職推進などに向けた活動を実施しています。
パートタイム・ジョブシェアリング、育児休暇の取得・延長、エクスターンシップ、他オフィスへのトランスファー等の様々な制度が整備されており、一人ひとりのニーズに応じた働き方を選択でき、実際に、ベインにおける女性パートナーの80%以上が上記のサポート制度を利用しています。
PwCコンサルティング
ダイバーシティチームを作り、各国で様々なプログラムが実施されています。ライフステージ、ワークスタイルにあわせた働き方をサポートする産前産後休暇、育児休業、子の看護休暇から、時間短縮勤務、在宅勤務、ベビーシッター利用補助などの制度があり、育児や介護などによる働き方に制約がある期間にもプロフェッショナルとして働けるように柔軟な働き方の実現を支援しています。
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング
ダイバーシティ&インクルーシブネスの取り組みの中で女性活躍推進を一つの柱として位置付けており、男女共同参画をさらに進め、多様性の高い活力ある組織を目指しています。東京労働局長より女性の活躍を推進している企業としての認定を受け、「えるぼし」認定(最高位★3)も取得しています。また、仕事と家庭の両立から次世代の育成を積極的に支援して評価として「くるみんマーク」の認定も受けています。
EY社内においては、女性がより働きやすい環境で生き生きと活躍できる場を提供していくことを目的としてWindS(Women's Interactive Network for Dreams and Success)というネットワーク(EYJapanにて構成:約2000名)の取り組みを行っております。
A.T. カーニー
A.T. カーニーは、長年にわたる女性のネットワーキングと会社全体での取り組みにより、グローバルで「the Working Mother 100 Best Companies」に選ばれています。社内の女性ネットワークは、A.T. カーニーで働く女性が成功し、充実したキャリアを追求するためにあらゆる分野で支援を行っています。
毎年3月8日に開催される国際女性デーを積極的に奨励しています。世界中のオフィスでその日を記念したイベントを開催しています。イベントでは、ネットワーキングやお祝い、またA.T.カーニーの女性の多様性について振り返ることができます。またクライアント、同僚、そして家族のニーズに応える上で、会社の文化に強い影響を与えています。
アクセンチュア 女性コンサルタント
結婚、出産も経験
育児のための制度作り
私には6歳になる息子がいます。アクセンチュアに入社して、2年目に出産した長男です。
それまでは、もう無我夢中で仕事に取り組んでいました。戦略コンサルタントとして、日本の経済界をリードしていくような企業の変革に関わり、新聞の一面を飾るような仕事をいくつも経験。チームの中ではまだまだ駆け出しでしたが、それでも自分なりに成長を実感して、そろそろ次のステップに移ろうかという時期に、子供を授かりました。
でも、「辞める」という選択肢は私の中にはありませんでした。どういう形で仕事を続けていくのがベストなのか、自分なりに考えて模索したのです。
グローバルのアクセンチュアでは、育児休暇や介護 休暇がきちんと整備されていて、ワークスタイルに関して一般の日本企業よりもはるかに進んだ考え方を持っています。しかし、日本のオフィスではまだコンサ ルタントとして育児休暇を取得した例はほとんどなく、実際の運用例がなかった。
そこで私は、まわりに働きかけて、仕事がしやすい環境を自分でつくっていこうと考えました。
出産する前には、社内外の様々な方に相談しました。
他のコンサルティング会社で、子育てしながら活躍されている女性の先輩方にもヒアリング。いろんな情報を集めて『こんな制度にしてほしい』と経営会議に提案しました。アクセンチュアには"Think Straight,Talk Straight"という文化があります。
こうあるべきだと思ったことは、遠慮せず主張することが尊ばれる。そして、理にかなっていることは、必ず受け入れてもらえます。
そして、育児休暇を取りや すい環境を作りました。 いまでは定着して、男性で育児休暇を取る方も増えてきたようです。
とはいえ、職場に復帰する初日は辛かったです。子供と離れるのが忍びなくて……会社から 何度も保育園に電話して、 保母さんから『お母さん、大丈夫ですから仕事をしてください』と諭される始末。そんな我が子もいまではすっかり大きくなりました。
子供ができてから働き方も変わりました。出産するまでは、仕事が面白くてずっとONの状態でした。でも、いま思えば無理していたことも多かった。
復帰してからは、週に3日は定時で退社、2日は思いきり仕事や会食と、ONとOFFを切り替えるスタイルに。家族や保育園とコラボレーションしながら実現しています。
ONの時は仕事に集中する。OFFはとことん遊んで切り替える。どんな場でも、どんな経験でも、自分を拡げていくことに繋げていける。アクセンチュアで働いて、特にそう思うようになりました。これからもONとOFFがうまく循環していくような、そんな人生を送っていきたいです。
アビームコンサルティング 女性コンサルタント
子育てと仕事の両立への不安
逆に自信にもつながった
私は、2009年に長男を出産しましたが、妊娠中に体調が優れない時は通勤時間の緩和制度を活用しました。産後8ヵ月の育児休業を経て、復職後も短時間勤務制度を活用し、復職当初は通常より2時間早い16時に、現在は17時に退社し、仕事と育児を両立しています。
出産前は、日中に終了しなかった仕事を残業でカバーするような働き方をしていましたが、今は勤務時間が限られているため、タスクを細かく区切って目標設定するなど、より効率化を意識して働いています。また、以前は人に仕事を頼むことが苦手で、一人でさばいてしまう傾向があったのですが、今は同僚や部下と目的やゴールを共有した上で、分担して効率よく進めていくようにしています。
アビームは出産・育児に関する支援制度が整っているのはもちろんのこと、上司や同僚の理解があったからこそ、出産というライフイベントを経た後も、仕事を続けることができていると思っています。もちろん、クライアントの理解を得ることも不可欠です。育児休業明けに、クライアントが以前と同じ役割を用意して迎えてくれた時は、嬉しさとともに、もっとクライアントの期待に応えたいという思いを強く感じました。
その後、2014年にマネージャーに昇格。実は復職当初、自分の中では、子育てをしながらマネージャーとしての責務を果たせるか不安があり、マネージャーになるという心づもりができていなかったのですが、復職して2年ほど経った頃、カウンセラーに「そろそろマネージャーを目指したらどう?」と言われたことで、急にキャリアアップを他人事ではなく自分自身の目標として意識するようになりました。
上司やカウンセラーに、マネージャーを目指す機会を与えてもらい、きちんと結果を出したことにより昇格できたことは、自信にもつながりました。現在は、短時間勤務制度を活用しているマネージャーとして、小まめに進捗を確認し、コミュニケーションを密に取ることを意識しています。
ムービンでは実際に大手コンサルティングファームで働いていた女性キャリアコンサルタントがコンサルタント職へのキャリアチェンジについてご不安やご不明点にお答えするキャリア相談会を随時開催しております。
コンサルタントにご興味はあるものの、
「実際はどんな仕事であるのか?」
「どんな能力が求められるのか?」
「その後のキャリアは?」
「女性としてどんな働き方をしていたのか?」
などざっくばらんな意見交換・ご相談をさせて頂きながら、最適なキャリアチェンジ機会のご紹介、キャリアチェンジ成功のためのアドバイス等できればと思っております。
今すぐのご転職をお考えでない方も、まずは一度お気軽な気持ちでご相談いただけますと幸いです。
日程 | いつでも!(担当キャリアコンサルとご相談ください) |
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場所 | 弊社オフィス(遠方の場合や、ご都合がつかない場合にはお電話/Skypeでも可能です) |
費用 | 無料(一切かかりません) |
対象 |
20〜30代の女性でコンサルタント業界にご興味をお持ちの方、 コンサルタントの仕事内容や、これからの動向などにご興味をお持ちの方など、 今後のキャリアについてのご相談もお受けしております。 ご相談面談では、ざっくばらんな意見交換・ご相談をさせて頂きながら、最適なキャリアチェンジ機会のご紹介、キャリアチェンジ成功のためのアドバイス等できればと思っております。 |
戦略コンサルティングファームをはじめ、各社ともに積極採用中のファームが目立っています。その中でも厳選した求人情報をご紹介いたしますので、ご興味ある求人がございましたら、ぜひ一度弊社までご相談頂ければ幸いです。
会社名 |
有名外資系戦略トップファーム。 同社コンサルタントは最高品質や結果にとことんこだわる「プロフェッショナリズム」を有し、ファームとしては「多様性からの連帯」を掲げ、様々なバックグラウンドを持つ人材の個性を尊び、強みを伸ばす文化を有しているのが特徴。 同社を経て、経営者、大学教授等に転じた著名人も多く人材輩出ファームとしても有名。 |
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ポジション | 戦略コンサルタント |
役割概要 | 国内外の大手企業への戦略コンサルティング |
応募資格 |
・有名大卒以上 ・論理的思考能力、コミュニケーション能力 ・コンサルティングにご興味のある方 |
会社名 |
世界最大規模の経営コンサルティングファーム。 ワークライフバランスの改善や、女性にも働きやすい職場環境づくりにも積極的であることも大規模ファームである同社の特筆すべき点。 |
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ポジション | 経営コンサルタント |
役割概要 | 各種、経営戦略コンサルティング |
応募資格 |
・有名大卒以上 ・ビジネスレベルの英語能力 ・3年以上の事業会社での職務経験 ・戦略コンサルティングにご興味のある方 |
会社名 |
日本におけるマネジメントコンサルティングのリーディングファーム。 あらゆるサービスラインで、かつクロスボーダー案件にも対応おり、外資系ファームと比較すると元々穏やかな社風で、人材を育成するという風土があるとよくいわれます。 |
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ポジション | 経営コンサルタント |
役割概要 | 官公庁・国際機関・産業界へのコンサルティング |
応募資格 | ・事業会社・金融機関・監査法人出身で約3年以上の勤務経験があり、企画部門やプロジェクトベースでの経験がある方 ・もしくは、コンサルティングファーム出身で約2年以上の実務経験をお持ちの方(内容は全般) ・ビジネスレベルの英語能力 |
会社名 | 自他共に認めるトップコンサルティングファーム |
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ポジション | 戦略コンサルタント |
役割概要 | 大手企業への戦略コンサルティング |
応募資格 |
・有名大卒以上 ・事業会社での企画部門、もしくはコンサル経験者 ・ビジネスレベルの英語能力 |
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