コンサル厳選求人情報

for　the　Best　&　the　Brightest　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Consultant Info 40
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by　movin'　co.　ltd.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://www.movin.co.jp/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
またまたいつの間にか一つの節目に辿り着くことが出来ました。
お陰様で、「Consultant転職 Info」は今号で40号達成です！

さて、年明け最初の三連休、皆さんはどのように過ごされましたか?
休日は仕事を離れて英気を養う為の大事な時間ですが、転職を望まれてい
る方にとっては今後の転職プランやキャリアプラン等をじっくり考えられ
る貴重な時間でもあります。

仕事やプライベートに追われていると、つい休みを今まで通りに過ごして
しまいがちになりますので、転職の為の有意義な休日の過ごし方というもの
を一度じっくりお考えになってみるのもいいでしょう。
今ご相談頂いているあるキャンディデートの方は、まる1日を今後のキャリア
戦略立案に費やしてみたそうです。

******* お知らせ --- 弊社movin'のスタッフ募集情報です--- *******

皆様の温かいご指導ご支援を頂きながら成長し、創業第二ステージを迎え
ている弊社では、顧客そして既存メンバーと共に額に汗しながら成長した
いという強い意欲を持った方々を募集しております。

詳しい募集要項はこちらをご覧下さい。
http://movin.co.jp/howtouse/saiyou.htm

プロフェッショナルスタッフのみならず、アドミスタッフポジションや
学生向けのスペシャルインターンもございます。
興味のある方是非ご相談ください。

目次

1〕コンサル厳選求人情報

−大手戦略系ファームでインフォメーションスペシャリストを急募！
−大手ベンダー系ファームで業務コンサルタントを募集！
−大手シンクタンクでアウトソーシング事業推進要員を募集！


2〕ポストコンサルインタビュー

−デイツーイーツー株式会社 取締役 及び USA支社代表
本荘 修二さん

戦略コンサルタントから実業の世界に踏み込まれた本荘さんに、コンサル
でのご経験や実業に移られた経緯等々、様々なお話を伺ってきました。

1〕コンサル厳選求人情報

−今回は、コンサルファーム・シンクタンクからの急募求人を3件
ご紹介します。


【1.大手戦略系ファームでインフォメーションスペシャリスト候補を急募！】

大手戦略系ファームでハイポテンシャルな若手人材を募集しています。
国内外プロジェクトの課題解決の為の情報収集・調査分析業務やナレッジ
マネジメントなど、特定分野のエキスパートとしての役割を担うことに
なります。

マーケティングやリサーチ、企業審査等で1〜3年程度の実務経験をお持ち
でTOEICスコア800以上をお持ちの方、ぜひご相談下さい。


【2.大手ベンダー系ファームで業務コンサルタントを募集！】

ハードからソフトまで幅広く手掛ける、ベンダー系のグローバルファームで
業務コンサルタントを募集しています。
製造・流通・金融・通信業を対象とした業務プロセスのアセスメントから、
システム提案・受注活動、設計・開発までを一貫して手掛けることになります。

SIの受注活動の経験を持つ方や上記分野に関する豊富な業務経験をお持ちの方、
または、最新のIT動向とITソリューションの技術的知識に精通された方には
さらに自分の活躍の場を広げるいいチャンスでしょう。
業務で活用できるレベルの英語力必須です。

【3.大手シンクタンクでアウトソーシング事業推進要員を募集！】

経営コンサルからリサーチ・システムコンサルまで幅広い守備範囲を持つ
老舗シンクタンクで、アウトソーシング事業の推進スタッフを募集しています。
情報システムの全体構想企画、運用企画・設計に関するコンサルティング
や営業を担当することになります。

ハードウェア・ネットワーク等の全体構想や運用センターのインフラ計画に
関する企画立案のご経験をお持ちの方で、アウトソーシングの高度な活用法
を専門的に模索したい方にとってまたとないチャンスです。

2〕ポストコンサルインタビュー

今回は、元ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタントで
現在はブロードバンドコンテンツ配信システムの構築・導入ビジネスを展開
するD2E2（デイツーイーツー）株式会社の取締役としてご活躍中の本荘さん
に、コンサルファームへの入社経緯や経験、その後のキャリア展開に賭ける
熱い想い等を伺ってきました。


【本荘修二さんプロファイル】

現在　デイツーイーツー株式会社（D2E2, Inc.）取締役。D2E2 USA代表。

東京大学工学部を卒業後、ボストン・コンサルティング・グループに新卒入社。
退社後ペンシルバニア大に留学しMBAを取得、帰国後に本荘事務所を設立。
CSK・セガグループにて会長付、米系ベンチャーキャピタルのアドバイザーを
歴任。
また、起業家精神とイノベーションの研究成果を国内外で発表されています。

主な著作：「成長を創造する経営〜シスコシステムズ 爆発的成長力の秘密〜」
（共著：1999年 ダイヤモンド社）
「IT情報の虚と実」（2002年 アスペクト社）

日経ネットにコラムを連載：
http://it.nikkei.co.jp/it/njh/prof.cfm?i=honjyo

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【サポーターからプレーヤーへの転身】

movin’：
本日はお忙しいところお時間頂きましてありがとうございます。
さて早速ですが、D2E2に来られるまでの経緯を伺わせてください。

本荘氏：
CSK・セガグループの大川会長の下で働いた後、3年ほどベンチャー企業の
コンサルティングや米国の投資会社の日本側アドバイザー、また欧米のソフト
ウェア関連会社を主として、彼らの日本へのエントリー・展開のサポートを
してきました。

そういった仕事をする中、周りのグレイヘアーの方々が、「本荘君、今日本の
ベンチャーはメタメタだろう。ベンチャーの応援団をやるのも良いが、君の年
齢だったらベンチャーをする側に回ったらどうだ？」というアドバイスをくれ
たのです。
実の所、私もそう感じていたので、それでは応援団から応援される側に回ろう
ということでＤ２Ｅ２に来ました。

movin’：
御社のどういった点に魅力を感じられたのですか？

本荘氏：
色々選択肢があった中、なぜD2E2かというと、“人間”と“直感”ですね。
結局ベンチャーを自分で作るのでなければ、社長とうまが合わず喧嘩してしま
うような会社では話になりません。その点この会社は、社長はもちろんのこと、
それ以外にもナイスピープルが集まっています。また、感覚的な話になってし
まいますが、何かをこの会社に感じたのです。ですから決めるときは早かった
ですよ、さくっと決めましたね。(笑)

movin’：
D2E2のビジネスにどういった魅力を感じられたのでしょうか？

本荘氏：
私が以前からコンテンツビジネスに関し感じていたのは、NHKがひょっこり
ひょうたん島を含めた様々なコンテンツを消してしまったことに象徴される
ように、日本人はコンテンツを軽視する傾向があるのと、ソフトウェアにお
金を払う気持ちが小さいという根深い問題があるのではないかという事です。
ただ、情報化というものをマクロで捉えてみれば、たとえCPUが強くなったと
しても、情報伝送速度が速くなったとしても、そういったハードな部分はあ
まり関係なく、“そこで何を表現するか？”ということが大切になってきま
す。まあ、要するにコンテンツですね。

EMC※のCEOも最近よく「これからはコンテンツの時代だ」と言っていますが、
ハードディスクベンダーやストレージーベンダーという、これまでハードを
扱ってきた会社がこういう事を言っている位ですから、やはりコンテンツが
重要な時代なのですね。

ブロードバンドというのは、単にコンテンツを配信する媒体の一つでしかあ
りませんが、通信の仕組みが変わり、世の中がネットワーク化されていく過
渡期にある中で、D2E2のビジネスはその辺がちょうどツボにはまっていると
思った訳です。
※EMC：ハードディスク等コンピュータ記憶装置のメーカー


【サポーターとプレーヤーの違いとは？】

movin’：
本荘さんは御社でどんな役割を担い、どんなお仕事を手掛けていらっしゃる
のでしょうか？

本荘氏：
一人八役ですね。言い方を変えると高等小間使いとでも言いましょうか(笑)。
私はプログラムを書けないので、それ以外のところで価値を発揮するのが私
の役目だと思っています。これだけ色々なことをやらなければいけないと
「知力・体力・経験」が非常に物を言いますね。

movin’：
今おっしゃった“経験”とはコンサルタントとしての経験ですか？

本荘氏：
コンサルタントとしての経験ではなく実業経験です。
例えばコンサルタントに若干近いのではないかとも言われているベンチャー
キャピタル業界、特にアメリカでは「コンサル会社に１０年以上いた人間は
採用のときには非常に注意をしろ」と言われている。なぜなら現場感がない
から。
というのは、やはりそのＰＬに責任をもち、しかもキャッシュフローをみて
経営しなければ話にならないのですが、コンサルを１０年もやるとそこが
狂ってきてしまうようです。
これは日本でも相当証明されてきていると思うのですが、コンサルタント
会社出身の人間がベンチャー企業にかなり流れ込んでいますが、入った
会社の順番に経営が傾いたり、破綻したりしているケースも結構あるじゃな
いですか(笑)。

movin’：
なかなかその“make it happen”　っていうのですかね、それをするところ
で皆さんつまずいているのでしょうか？

本荘氏：
う〜ん、おそらく色々な意味でのバランス感覚やお金に対する嗅覚、あるい
は人とのリレーションやトラストビルディングの感覚が問題なのだと思いま
す。
私もこれまでの実業経験で、ほとんど売れない商品を売り歩いたことがあり
ますけれど、それにはコンサルティングのスキルが活きたかというと、ほと
んど・全く・全然関係ないですね(笑)。コンサルの経験が活きたのは
“忍耐力”だけでしたね。

movin’：
コンサルティングでよく言われる、いわゆる仮説を構築して…。

本荘氏：
商売というのは全くそんなものではないです！ 現実は全く別世界ですよ。
だって、売れないものを売るのですよ。
まあ、そういう意味ではコンサルのセールスをやったら、僕も売れないもの
を売る技術が身に付いたかもしんないですけれどね(笑)。

movin’：
よくコンサル業界を目指される方で“将来経営者になりたいから”という
ことでコンサルタントを目指される方がいらっしゃいますが、それに関し
てはいかがお考えでしょうか？

本荘氏：
ビッグプラスですね。説明はしにくいのですが、そもそもコンサルタント
ってコンサルしか務まらないコンサルタントと、実業に戻れるコンサルタ
ントの２種類がいるのです。

movin’：
それはさきほどのバランス感覚を“持つ・持たない”という話ですか？

本荘氏：
それもありますし、人柄もあります。どうしても向き不向きはありますよね。
アメリカでも一時期リエンジニアリングが流行ったときに、ストラテジー
コンサルティングとオペレイショナルコンサルティングという２つのカル
チャーが出来て大変もめましたが、このようにコンサルの中でもタイプが
分かれてくる位なので、いわんや実業VSコンサルになればもっと距離があり
ます。

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・・・インタビューはまだまだ続きます。