【気になる】会計士の転職ランキング

会計士の方については引き続き採用ニーズの高い状況が続いておりますが、まだキャリアの方向性が定まっていない方にとっては、ご自身の将来を検討する上でも、他の方がどのようなキャリアを歩まれているのか、という点は気になるかと思います。今回は、そんな会計士の方の転職先ランキングを発表したいと思います。
※直近における集計結果となりますので、今後順位等に変動が生じる可能性がございます。その点ご了承いただければ幸いです。
第5位 ファンド業界(PE・VCなど)
多くの会計士の皆様から憧れのキャリアとしても呼び声の高い業界です。しかしながら、採用枠が限定的であり、難易度は非常に高いです。会計士資格があれば良い、というものではなく、学歴や経営・ファイナンススキルなどが非常に高いレベルで求められます。ファンドによっては監査経験のみの方でも内定を獲得されるケースも勿論ございますが、多くの場合、戦略コンサルティングファームや財務アドバイザリーファーム、投資銀行などにおける業務経験を数年経て、進まれる方が多い印象です。
ファンドについては、稀に見る例外を除きいずれも採用枠が1人ないしは2人と限られていますので、オープンになっているタイミングを逃さずチャレンジすることが重要になります。
会計士からファンドへの転職・キャリア
【転職事例】
◆大手監査法人 公認会計士 30歳 → 外資系PEファンド シニアアソシエイト
◆大手監査法人 法定監査、IPO支援 28歳 → 日系投資ファンド プライベートエクイティ業務 アソシエイト
第4位 金融機関、その他事業会社(経営管理、経営企画、財務・経理、内部監査など)
金融機関、特に証券会社の投資銀行部門では、会計士資格に加えて英語力なども問われることからその分ハードルは高くなるかもしれませんが、20代半ばくらいを対象にしたポテンシャル採用も積極的に行っておりますので、会計士の方には人気が高い職種の一つです。
事業会社においては、よりワークライフバランスを求める方、一社の成長をしっかりと追いかけていきたい、手触り感のある仕事がしたいと言う方が選ぶことが多い印象です。
また、これまでに監査経験のみ、といった方であれば財務・経理や内部監査ポジションなどはフィット感を得られやすいと言われていますので、まずはこういった職種からチャレンジしてみたいと言う方も増えてきております。
経営企画などについては、監査経験のみならず、経営コンサルティング業務経験者のニーズが高くなっておりますので、監査以外のご経験も必要になってきます。(稀に20代半ばくらいまでのポテンシャル採用を行う企業もございます)
会計士から金融機関への転職・キャリア
【転職事例】
◆大手監査法人 会計士 30歳 → 外資系企業 コントローラー
◆大手監査法人 会計士 27歳 → 事業会社 経理ポジション
◆大手監査法人 公認会計士 29歳 → 外資系証券会社(投資銀行部門)
第3位 経営コンサルティングファーム(戦略、業務コンサルティングなど)
これからは経営に深くコミットメントしていきたい、といった方には戦略コンサルティングファームを含め、コンサル業界が非常に人気です。
他業種に比べて、会計士してのスキル・経験を活かしていくというよりも、経営全般の新たな知識・経験を得ていくというキャリアになりますが、財務・会計領域からさらに幅を広げて成長していきたいという方にはとてもフィットする業界であるとお見受けしております。
面接選考はビジネスケースやフェルミ推定などが中心になってきますので、ロジカルシンキングスキルを今一度磨き直し、準備を進めていく必要があります。
会計士からコンサルティングファームへの転職・キャリア
【転職事例】
◆大手監査法人 公認会計士30歳 → 有名外資系戦略コンサルティングファーム
◆中小監査法人 28歳 → 総合系コンサルティングファーム
◆大手監査法人 公認会計士26歳 → 大手総合系ファーム 戦略コンサルティング部門
第2位 M&A仲介
最近急増しているのがこのM&A仲介業界であり、こちらは主に中堅・中小企業のM&Aをサポートしていく仕事になります。具体的な業務内容として、売り手および買い手企業の開拓営業、マッチング、各種デューデリジェンス、バリュエーション、契約書案作成、条件調整、クロージング等、といったM&Aにおける一連の流れを担当することになります。これまでに培われた財務会計スキルを大いに活かすことのできる環境が整っています。
また、日本を支えているといっても過言では無い中堅・中小企業を自らが救いたい、という強い想いをお持ちの会計士の方は多く、一企業の運命を変えるほどのこの仕事は非常に大きなやりがいに満ち溢れています。
その他、成果報酬型のインセンティブ制度を導入する企業も多く、トップコンサルタントになると年収数千万〜1億円ほどの収入を得ている方も実際にいらっしゃいます。やりがいとそれに見合う報酬のバランスが良い業界であることからも、一生涯のキャリアとして検討されるケースが非常に増えています。
【転職事例】
◆大手監査法人 会計・監査業 28歳 → 大手M&A仲介企業
◆大手監査法人 会計監査 26歳 → 業界最大手M&A仲介
第1位 FAS系・財務アドバイザリーファーム(事業再生、バリュエーション、財務デューデリジェンスなど)
既に選択肢の一つとして、検討の上ご相談に来られる方も多いですが、財務アドバイザリーファームは依然として人気が高く、ファーム側からの採用ニーズも非常に高いです。
財務会計スキルを十分に活かせるだけでなく、再生業務やファイナンシャルアドバイザリー業務など、これまでのキャリアの延長として捉えるだけでなく、その先のキャリアプラン(例えば、ファンド業界やベンチャー企業のCFOなど)にも繋げていきたいということから、多くの方が挑戦、そして内定を獲得されています。
会計士から企業再生コンサルへの転職・キャリア
会計士からM&Aポジションへの転職・キャリア
【転職事例】
◆大手監査法人 30歳 → 大手財務系コンサルティングファーム再生部門 アソシエイト
◆中小監査法人 26歳 → 財務アドバイザリーファーム
◆大手監査法人 公認会計士 29歳 → Big4 FAS系コンサルティングファーム(バリュエーション部門)
いかがでしたか?
上記はあくまで一例にはなりますが、ご自身のこれからのキャリア、ご転職の参考にして頂ければ幸いです。
弊社では会計士資格をお持ちの方の転職支援実績が豊富にあり、業界・業種問わず幅広くご相談を承っております。
自分にはどのような可能性があるのか、こんな業界はチャレンジできないのか、といったご相談でも結構ですので、ぜひ弊社までお声がけいただければ幸いです。
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