まずはじめに、ワークライフバランスを求めたご転職という中で、どのような働き方をしたいのか、具体的にイメージ出来ていらっしゃいますでしょうか？
9時に出社し、必ず定時で帰社できる会社をイメージしているのか、毎月の残業時間が20時間程度が良いのか、もしくは超繁忙期が無ければ、毎日21時くらいまで働けるのか、具体的なイメージをお持ちいただくと、会社選びがしやすくなります。 また、次に考えなくてはいけないのは年収、ポジション、スキルアップについてです。非常にワークライフバランスの良い会社は、やはり給与面では監査法人より低くなることもあります。スキルアップ、将来的な年収も求めるとなると、もちろん定時で帰社できる会社の中だと選択肢が少なくなります。

ワークライフバランスが非常に良く、残業時間が少ないのは大手上場企業、IPO準備企業、外資系企業などとなります。
上記企業においては、公認会計士は高度な会計知識を用いた決算業務、開示業務、監査法人対応業務などを行います。これらの企業、ポジションにおいては、ご自身の業務に集中でき、スケジュールも自分で調整出来るため、クライアントワークをしている監査法人と比べると働きやすい環境となります。
また、大手の事業会社では福利厚生が充実し、安心して働ける環境が整っています。育休、産休などからも復帰しやすい環境といえます。
決算業務の時期など忙しくなる時期はあるものの、他の一般職で働く人に比べて、特別激務というわけではありません。
一方で、給与については監査法人より下がることがほとんどです。加えて、ただ、業界的に高年収の金融機関、製薬会社などは、会社によってはワークライフバランスも良く、給与も監査法人と同等程度という会社もあります。

次に、残業時間が月40時間以内程度の企業についてご紹介いたします。
こちらは監査法人のアドバイザリーポジションや、会計士を中心とした独立系のコンサルティングファーム/FASとなります。
これらのポジションについては、監査法人と違い、クライアントの課題解決を行うためご自身のスキルアップにもつながり、将来的なキャリアの選択肢も広がります。
具体的には、監査法人においては金融規制、フォレンジック、リスク関連のコンサルティング業務など、会計知識や監査経験を活かしたアドバイザリー業務があります。
会計士を中心とした独立系のFAS/コンサルについては、会計士の知見を活かして中小中堅企業向けに広いコンサルティングサービス（経営コンサル、税務コンサル、M&A、事業承継支援など）を提供する企業があります。中には残業時間月10時間程度というファームもあり、ワークライフバランスとスキルの両立を図ることが出来ます。
給与についても、監査法人とほぼ同じ程度の給与を期待することが出来るでしょう。

最後に、激しい繁忙期が無ければ問題なく、21時ごろまで毎日働けるという方については、M&Aアドバイザリーファーム、コンサルティングファームもご検討頂けると思います。
M&Aアドバイザーは激務のイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、ファームによっては財務デューデリジェンス中心のポジションなどは月40時間程度の残業時間という部署もあります。
また、コンサルティングファームにおいてはBig4はもちろんのこと、大手からスピンアウトしたファームでも会計士を募集していることがあります。またリモートワークを推進しているファームもあるため、個人の裁量に沿って働くことが可能です。
給与、キャリアプランについても将来的な伸びしろ、その後の選択肢なども増えてきますので、労働時間を均していきたいという方にはお勧めの選択肢となります。

以上のように、ワークライフバランスと一言で言っても、色々な考え方、選択肢があります。これからのキャリアも考えたうえで、ご自身にとって何が最適か一緒に考えることもできます。詳細なお話を聞きたい方は是非ご登録ください。

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