会計士の転職に英語は必要?
会計士の方の転職で「英語」スキルにおける優位性は十分にあります。
英語力を活かせる転職を希望されている方にとっては有利になる可能性があり、その転職先ポジションの選択肢の多さは英語が出来る出来ないで違ってきます。
まず現状の採用動向から見ていきましょう。
転職市場では売り手市場の様相が強く、会計士の方については監査法人はもちろん、Big4を中心とした財務アドバイザリーのM&A部門や再生部門にて、人材ニーズがひっ迫している状況にあります。
さらに会計士の方でビジネスレベルの英語力をお持ちの方(英語でミーティングが可能なレベル or
TOEICで800点台後半以上保有者)については、金融機関における投資銀行部門や、Big4や独立系Financial Advisory
Service(FAS)のクロスボーダーM&A部門やPMI部門、場合によっては投資ファンドにて採用の門戸が開かれている状況にあります。
また、マネジメントコンサルティング(経営コンサル)領域においても、マッキンゼーやボストン・コンサルティング・グループなどグローバルトップファームや、アクセンチュアやデロイトトーマツコンサルティングなど、総合系コンサルティングファーム等でも優先的に登用されている傾向があります。
事業会社に至っては数は少ないものの外資系企業のFP&Aのポジションにて、英語力を有する会計士の登用が見受けられております。
どのくらいの英語力が求められるのか
求められる英語力については投資銀行や、FASのマネージャー職以上については、頻繁に海外拠点とのテレフォンカンファレンスなど開催されるために、流暢な英語力が必要となりますが、ジュニアな人材については読み書きにて対応できる英語力があれば、スピーキング力は現時点では有していなくとも大丈夫なようです。
特に、スピーキングまでは自信なくとも、読み書きまでなら、という方については、TOEIC等、ある程度の英語力を証明する資格を有していれば再生アドバイザリーにおける海外現地のデュー・デリジェンスや、海外においても欧米ではなくアジアのM&A案件から従事していく機会などは複数見受けられておりますので、それらの機会から経験値を積んで、その後本格的なクロスボーダーM&Aに関与していくなどのキャリアパスも可能となっております。
これからの会計士キャリア
数年前に比べて、英語を求める求人は非常に増えてきたという感覚です。会計士に関係なく、これまで英語や他語学力スキルが無縁だったポジションも企業側としては必須項目ではないにしろ、歓迎項目として羅列する求人が増えてきています。
今後会計士の方においては監査業務だけでなく、ビジネスサイドや国内だけでなく海外も含めたキャリアパスをお考えの方はもちろんですが、ご自身の市場価値を高めるためにも、英語スキルを磨いていた方が良いでしょう。
これまでご支援させて頂いた方の中には、学歴・年齢・経験と申し分のなく、面接における評価も高かったですが、英語スキルという部分で不採用となったケースも実際にあります。
会計士の方は日々お忙しいかと思いますが、ちょっとした空き時間で是非英語スキル向上を目指してみていかがでしょうか。
年齢別でみる「会計士×英語」キャリア
ここ数年で、会計士の採用間口は広がりを見せています。
M&A、事業再生、経営コンサルティング、ファンド、事業会社のファイナンスポジション(CFO含む)など様々な業界・職種にてニーズが高まっております。
詳しく年齢別で見ていきましょう。
20代会計士
20代の若手では、ポテンシャル採用でコンサルティングファームやM&A、ファンドなど幅広い領域でのキャリア形成が可能になっております。
これから成長していく若手の伸びしろに企業も期待して採用を行っております。
20代会計士の方は、次に経験する専門性によって経営企画/事業企画やM&A、CFOなどの今後のキャリアの方向性が決まってくるため、慎重に見極める必要があると共に「何をやりたいのか」という明確な目標があると戦略的にキャリアを構築しやすいでしょう。
30代会計士
30代では、前半では20代同様に各企業でのニーズが高く、複数のキャリア形成が可能になっておりますが、年齢が上がってくるにしたがって、即戦力性を求められる様になってくるため今までの経験をどれだけ活かせるかが重要になって参ります。
求人ですと、30代後半〜40代では事業会社でのポジションの求人が多くなり、会計や内部統制、場合によってはCFOなどのハイクラスの求人が出てくることも珍しくありません。
ただ、上記のような事業会社やCFOポジションについては年齢と共に会計監査のみのご経験だけではなく、+αで事業会社経験やコンサル経験などビジネス側での経験を求める企業がほとんどとなっています。
一方、会計や財務関連のコンサルティングを提供している国内独立系ファームや会計特化ファームでは、30代後半以降でも会計士の方を積極採用しておりますが、こうした企業を見つけることが出来るかがカギとなるため、転職エージェントとの連携が必須と言えるでしょう。
転職のご相談を頂く会計士の方からお話を伺うと、将来のキャリアを考える上で会計監査だけの経験に危機感を持っている方が多い印象です。
キャリアプランとしても監査業務という「守り」から、経営に直結する「攻め」の領域にキャリアをずらしていきたい方にとっては、各社積極採用が続いている今が絶好のチャンスとなっております。
以下にて、各転職先の会計士のニーズや最新の求人についてご紹介させて頂きますが、お気軽にご相談頂ければ幸いです。
転職相談のご面談では、より深い情報から転職成功のためのご支援を提供させて頂いております。
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