公認会計士が未経験分野に転職するには?年収・求人について徹底解説!

「公認会計士だけど、未経験分野への転職は可能なのか?」
そう悩む方は少なくありません。近年、監査や税務の枠を超えて、コンサル・FAS・事業会社・スタートアップなど、会計士の活躍の場は大きく広がっています。
しかし一方で、「本当に通用するのか」「年収はどうなるのか」といった不安を抱くのも当然です。
本記事では、未経験からでも公認会計士が転職を成功させるための職種選び、注意点、リアルなキャリアパスをデータと実例を交えて丁寧に解説します。
「自分にもチャンスがある」と感じられるきっかけにしていただければ幸いです。
弊社転職エージェント「ムービン」では、会計士の同業他社への転職はもちろん、ファンド・投資銀行・コンサル・大手事業会社など異業界・異業種への転職支援実績も多数ございますので会計士で転職をお考えの方、今後のキャリアについて悩んでいる方は是非お気軽にご相談ください。
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公認会計士が「未経験分野」への転職を考える理由とは?
監査や税務のルーティン業務に将来性を感じないから
監査や税務は専門性が高い一方で、業務の性質上ルーティンが多く、将来のキャリア幅を狭めるのではないかと不安を抱く会計士は少なくありません。
特に大手監査法人では、年次が上がるにつれて業務管理が中心になり、実務での成長実感が得にくいケースもあります。また、AI監査などの自動化の流れにより、将来的な役割の変化を懸念して転職を検討する人も増えています。
キャリアの幅を広げたい・新たなスキルを得たいと考えるから
会計士は専門職であるからこそ、早い段階で「今後どのスキルを伸ばすべきか」「どんなキャリアを築きたいか」を真剣に考える傾向があります。
その結果、未経験領域へ踏み込むことで、経営・戦略・ファイナンスなど新たなスキルを手に入れたいと考える人が多くいます。
特にFASや事業会社の経営企画などでは、会計知識を土台にしつつ、より広い視野で企業価値向上に関わることが可能で、成長意欲の高い会計士にとって魅力的な選択肢となります。
同世代の転職成功者に刺激を受けるケースも多い
近年は、周囲の同期や友人がFAS、コンサル、事業会社CFO室などに転職する事例が増えており、「自分も次のステップへ進むべきか」と考える会計士が増加しています。
同世代が活躍している姿を見ることで、自身のキャリアに対する課題意識が高まり、新しい領域へ挑戦する後押しとなるのです。
また、SNSや転職サイトで成功事例が可視化されやすくなったことも、未経験分野への転職を後押しする一因となっています。
公認会計士大歓迎!転職先業界マップ
会計士にとって、転職先はキャリアパスを大きく左右します。多様な選択肢の中から、特に人気がある転職先をピックアップし、それぞれの魅力を紹介していきます。
【会計士からのキャリア】採用ニーズとキャリアパス例
戦略系コンサルティングファーム
企業の経営層(CxO)が抱える問題を解決することが主な役割であり、中長期の戦略立案、マーケティング戦略、新規事業立案、M&Aや人事などその領域は会社機能を包括し、様々なテーマにおいてコンサルティングを提供しています。
高いビジネスセンスや論理的思考能力が要求され、会計士の監査経験を活かしつつ、さらに幅広いビジネスの知見を身につけることができます。さらに戦略コンサルを経験後、ファンドや経営企画など様々なプロフェッショナル業務へのキャリア選択肢も増えてきます。
会計士から戦略コンサルタントへの転職・キャリア
FAS系ファーム
M&Aアドバイザリーや事業再生領域において、これまでの会計知識・スキルを財務デューデリジェンスやバリュエーションなどで活かしやすい転職先です。
特にバリュエーションでは会計士もしくは経験者のみの採用を行うFASも多く、事業再生において会計士の方は引く手あまたの状況です。監査法人からの転職先として最も有力候補であり、PEファンドや投資銀行、事業会社や他のコンサルなどへのキャリアパスも開けます。
投資銀行
外資系投資銀行においては高い英語力が求められ、ハードルは高めです。
一方で採用枠は狭くなっていますが若手を中心にポテンシャル採用を行っている企業もあり、弊社でも若手会計士の日系投資銀行への転職支援事例が増えております。 外資日系ともに求人オープンのタイミングを狙うことが重要になるでしょう。
会計士から投資銀行への転職・キャリア
ファンド
非常にハードルが高いですが、稀に若手限定のポテンシャル採用を行うファンドもございます。
近年でも会計士の方でオファーを獲得された事例が出ておりますが、やはり会計監査のみの経験では非常に厳しいのが現状です。 またポジションオープンからクローズまでが非常にタイムリーで短いため、タイミングを逃さずチャレンジすることが重要になります。
会計士からファンドへの転職・キャリア
M&Aポジション
BIG4を中心としたFAS系ファームから、独立系のブティックファーム、また日系・外資投資銀行など。規模の大きいM&Aになるにつれ業務が縦割りになるため、一気通貫でディールに関わりたい方は小規模ファームも視野に入れておくべきでしょう。
中小企業の事業承継や組織再編など会計監査業務からより経営に関わりたい方にはフィールドを広げるチャンスでしょう。
M&Aにおける会計士のニーズと転職・キャリア
上場企業・ベンチャーの経営企画
経営戦略の立案や実行、財務分析能力、M&Aに関する経験・知識が評価され、特に近年では大企業のM&A投資や、VC、ジョイントベンチャー設立も多くなっているため、財務に強い会計士が求められています。企画ポジションでは事業改革や業務改善の企画・推進、海外子会社の管理対応など、裁量の大きい業務を担いますが、さらに英語力があると選択肢も広がってくる傾向です。
会計士からベンチャー企業への転職・キャリア
IPO準備企業(CFOポジション)
上場前のベンチャー企業ではIPO準備のため、経理・財務、内部統制・コンプライアンス等をしっかり固めることを期待されたCFOポジションの採用が盛んです。上場前のベンチャーにジョインすることは裁量を持って働く貴重な機会であり、一旦ご年収は下がることは一部あるものの、ストックオプションの付与により上場後に大きなキャピタルゲインを得ることも可能です。
また総じて組織の平均年齢が若く、経営に直接関与しIPO準備に携わることで、財務・会計の専門知識を活かしつつ、組織を動かす面白さやキャリア上での強みも身につけることが出来るでしょう。このような環境下で総合格闘技的な業務スキルを身につけた方は、今後他のベンチャー企業でも引く手あまたとなり、プロ経営者としてのバリューを得ることが可能となります。
公認会計士からCFOへの転職
まずは話だけ聞いてみたい方も歓迎!お気軽にご利用ください。
【求人情報】ご応募はこちらから
会計士に人気の未経験歓迎求人を一部抜粋してご紹介します。他にも多数求人取り扱っていますのでご志向・適性から最適な求人を知りたい方はお気軽にご相談ください。
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【会計士の市場価値】未経験分野で何が評価されるのか
会計・財務の専門性は他業界でも高く評価される
公認会計士の最大の強みは、会計・財務に関する圧倒的な専門知識と実務経験にあります。
財務諸表の理解や監査経験は、事業会社やコンサルティングファーム、投資関連職など、数字を扱うすべての業界で評価されやすく、未経験領域でも「即戦力候補」として見られるケースが多いのです。
特にM&Aや資金調達に関わるポジションでは、財務リスクの把握や事業価値の評価に会計士の知見が活かされます。
論理的思考力とビジネス基礎力が即戦力として通用する
会計士試験の突破や実務において培われる論理的思考力・資料作成スキル・ビジネスコミュニケーション能力は、どの業界でも普遍的に求められるスキルです。
また、監査を通じて複数企業の事業構造や業務フローを理解していることも、ビジネス全体を俯瞰する力として評価されます。こうした「会計以外でも通用する素養」が、未経験分野への転職成功を後押しします。
業界によっては会計士資格が“未経験者”扱いされないこともある
未経験転職と言っても、すべてがゼロスタートになるわけではありません。例えばFAS業界や会計系コンサル、経営企画やCFO候補などでは、監査経験や簿記知識を“十分な前提知識”として評価する企業も多く、採用時点で未経験とは見なされないケースがあります。
つまり、「形式上は異業界でも実質的には即戦力扱い」となるポジションも少なくないのです。これは他士業にはない、会計士特有の優位性といえるでしょう。
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【年齢別】会計士の未経験転職のポイント
20代はポテンシャル採用の幅が広く、柔軟なチャレンジが可能
20代の公認会計士は、業界・職種を問わず「ポテンシャル枠」での採用が活発です。特に監査法人で数年経験を積んだタイミングであれば、コンサル、FAS、事業会社、スタートアップなど、さまざまな選択肢が開かれています。
未経験であっても「吸収力がある」「将来の幹部候補として育てたい」と評価されやすく、希望業界への転職を実現しやすい年代です。一方で、方向性に迷ってブレやすい時期でもあるため、自分の志向や価値観を明確にしておくことが大切です。
30代は専門性+応用力を示し、実行力・リーダー性をアピール
30代では、単なるポテンシャルだけでなく「即戦力性」や「管理職候補」としての資質が問われるようになります。
未経験職種への転職であっても、監査や会計の経験をどう業務に応用できるか、組織やプロジェクトをどう動かせるかといった視点が評価対象になります。
また、業務理解の速さや周囲との調整力も重要視されるため、30代からの転職では「実務でどう貢献できるか」を具体的に伝える準備が必要です。年収水準やポジションのギャップも出やすいため、中長期の視野を持って転職戦略を立てましょう。
40代以上はマネジメント経験や専門性の深さで勝負
40代以上の転職では、年齢や職歴の長さがネックになることもありますが、逆に「業務・人材のマネジメントができる人材」や「会計・監査の専門家として深い知見を持つ人材」として強みを発揮できる場面もあります。
たとえば、IPO準備中のスタートアップの管理部門責任者や、FASでのシニアポジション、事業会社での経理部長候補などが該当します。
未経験分野であっても、「自身の専門性をどう活かして事業を支援できるか」を明確にし、即戦力+指導力を兼ね備えた人材として評価されることが重要です。
未経験分野へ転職する時の注意点3選
「やりたいこと」だけで選ぶとミスマッチになりやすい
「面白そう」「憧れる」といった感情だけで転職先を選んでしまうと、実際の業務とのギャップに苦しむことがあります。
たとえば戦略コンサルに憧れて入社したものの、求められるレベルのスピードや抽象思考についていけず、早期離職につながるケースもあります。
転職を検討する際は、自分の強みが活きるかどうか、日々の業務内容に納得できるかどうかを冷静に見極めることが大切です。
年収・役職が一時的に下がる可能性がある
未経験分野への転職では、これまでの経験がそのまま評価されない場合も多く、年収や役職が一時的に下がることがあります。
特にマネージャークラスの会計士がプレイヤーとして新しい業界に入る場合、肩書きや裁量が減る可能性は十分に考えられます。
ただし、それを「投資期間」と捉えて、数年後にステップアップする視点を持てば、長期的にはプラスになるケースもあります。
未経験ゆえの成果プレッシャーを想定する必要がある
転職先では「未経験でも優秀なはず」と高い期待を受けることが多く、結果的に早期の成果を求められるプレッシャーにさらされることがあります。
特にコンサルや投資関連などスピード重視の業界では、短期間で成果を出せるかどうかが昇進・昇給に直結します。成果主義の環境に適応できるか、自分の学習スタイルと合うかどうかも、転職前に検討しておくべき重要なポイントです。
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転職成功ポイント3選!未経験分野へ転職を成功させるには?
自己分析で強み・志向を明確にする
転職活動の第一歩は、自分自身の強みと価値観を深く理解することです。会計士としての専門性をどう活かすか、またどんな業務・環境でモチベーションが上がるかを言語化することで、志望理由や将来ビジョンに一貫性が生まれます。
特に未経験職種では、企業が「なぜこの業界に挑戦したいのか」を重視するため、志向の明確化は書類選考・面接突破の鍵となります。
未経験業界の業務理解と準備を怠らない
業界特有の用語や業務フローを理解していないまま転職活動に臨むと、企業との会話にズレが生じ、選考で不利になります。事前に書籍やインタビュー記事、OB訪問などを通じて、実際の業務内容や業界構造を把握しておくことが重要です。
また、財務モデリングやExcelスキルなど、求められる実務スキルの習得を始めておくと、面接でも高評価を得やすくなります。
エージェントを活用して非公開求人や対策情報を得る
未経験職種への転職では、情報収集の質と量が成否を左右します。特に、一般公開されていない求人情報や、選考企業の傾向・求める人物像に関する知見は、会計士の転職支援に強いエージェントを通じて入手できます。
面接対策や職務経歴書のブラッシュアップも含め、転職活動全体を戦略的に進めるうえで、プロのサポートを受けることは大きな武器になります。
弊社ムービンでは、今まで多くの公認会計士の方の転職を支援して参りました。弊社なら会計士は転職市場において非常に価値の高い資格ですので、その市場価値を最大限高められるようなサポートが可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
よくある質問5選!会計士の未経験分野への転職
会計士の転職に強い転職エージェントが疑問にお答えします!
まとめ|未経験でも公認会計士は多様なキャリアに挑戦できる
会計士の専門性は他分野でも活かせる
公認会計士は、会計・監査という特定領域に強みを持ちながらも、ビジネス全体を俯瞰できる能力や論理的思考力を備えた職種です。
これらのスキルは業界を問わず高く評価されており、未経験分野でも十分に通用します。実際に多くの会計士がコンサル・FAS・事業会社などで活躍しており、専門性の“再定義”によって新たなキャリアを切り拓いています。
キャリアの選択肢は自ら広げられる時代に
かつてのように「監査法人に残るのが安定」という時代は終わりつつあります。今は会計士自身が、自分の価値をどこで発揮するかを自由に選べる時代です。
未経験職種への転職は確かにチャレンジですが、戦略的に動けばリターンも大きく、将来のキャリア形成において非常に有意義な一手となります。
まずは情報収集と対話から始めてみよう
転職するかどうかを決める前に、まずは客観的な情報を集めたり、信頼できるプロとキャリアについて対話してみることが重要です。
自分の強みや志向が見えることで、未経験領域への不安も自然と和らぎます。公認会計士という資格は、挑戦する土台としてすでに“最強クラス”の武器です。その可能性を信じて、一歩を踏み出してみてください。
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