公認会計士からCFOへの転職

公認会計士の方で、CFOを目指されている方は少なくないかと思います。
転職市場では売り手市場が続いており、会計士資格をお持ちでM&A・IPO支援・資金調達等のご経験をお持ちの方を募集している企業は少なくありません。
CFOを求める企業が多い背景としては、上場を目指しているベンチャー企業においてM&Aや資金調達により事業の安定・拡大を図っているためです。
CFOというと経理部長を連想される方もいらっしゃるかと思いますが、期待役割は異なってきます。経理部長はB/S、P/L、キャッシュフロー等を把握し、経営者に財務面での報告をすることが役割です。一方、CFOは自社のB/S、P/L、キャッシュフロー等を把握した上で、自社の経営方針・他社の動向を踏まえつつ、事業資金の活用方針を判断することが求められます。
企業が求めるCFO要件を具体化すると、会計×税務×財務のスキルセットが求められています。上記のスキルセットをすべてお持ちの方は多くありませんが、監査業務×M&A、監査業務×IPO支援等のご経験でベンチャー企業のCFOとして入社されている方もいらっしゃいます。
キャリア事例から見るCFOへの転職
CFOとなるまでのキャリアは多岐に渡りますが、下記に事例を記載いたします。
いずれの方も、新卒で監査法人に入社し監査法人業務を身に付けた後、今後平坦なキャリアを形成することに違和感を感じ、ご自身のキャリアを形成した方々です。
■パターン1
1社目:大手監査法人
2社目:証券会社(投資銀行部門)
3社目:ベンチャー企業 CFO
■パターン2
1社目:中小監査法人
2社目:ベンチャー企業 財務部長(兼 経営企画部)
3社目:ベンチャー企業 CFO
■パターン3
1社目:大手監査法人
2社目:大手FAS
3社目:ファンド投資先 財務部長
4社目:ベンチャー企業 CFO
CFOを目指す上では、単体決算・連結決算(会計)、税務申告関連業務(税務)、M&A・借入・自己株取得・配当(財務)のスキル等、アピールできる材料は多岐に渡ります。
一方で、会計士の方の多くが経験している監査業務のみのご経験のみの場合、CFOとしての要件には不足気味なので、今後ご転職をお考えの方はご自身のキャリアを意識して形成することが重要です。
必要なのはタイミングと向上心
CFOになられた方がいずれも共通している点としては、"スキルが身につかないこと"をリスクと捉え、常にキャリア上のステップアップを図ってきたと言えるでしょう。ソフトスキル面としては、CFOは経営管理の観点が必要になるので、保守的な考えのみでなくリスク/リターンのバランスを勘案できる方が好まれる傾向にあります。
もう一つ、CFOへの転職はタイミングが重要です。こうしたポジションは常に流動的で、長期間オープンとなっていることはあまりありません。ご自身の興味のある業界で尚且つこれまでの経験がマッチしている求人と巡り合うには、常に情報のキャッチアップが必要でしょう。弊社でも常時CFOの求人を頂いておりますが、すぐにポジションクローズしたということも珍しくはありません。転職成功のために転職エージェントとの連携が不可欠と言えます。
弊社では会計士資格をお持ちの方の転職支援実績が豊富にあります。これまでベンチャーCFOをはじめ事業会社、コンサルティングファームなど業界・業種問わず幅広いご支援をさせて頂いております。
自分にはどのような可能性があるのか、こんな業界はチャレンジできないか、といったことなど何でも結構ですので、ぜひ弊社までお声がけ、ご相談いただければ幸いです。
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